カテゴリー「名古屋フィル」の記事

2023年11月17日 (金)

定期前更新に間に合っ

た、かな。一応、前日の夜です。出演予定も年内は更新済み。

 

398964247_1120092046101681_2052561564701 市民名曲の惑星は、無事終了。前、常任指揮者のブラビンズと定期演奏会で演奏した時ぶりの演奏。下野さんとの惑星は某放送響で昔演奏させてもらって以来(たまに若い子からも先生映像で見ましたと言われビックリ)

 シンセサイザーでの女性合唱は初めてでしたが、かなり精緻な印象で、今はこんな風にできてしまうのかとこれまたビックリ。逆に正確過ぎる?という点が難点か。。客席も盛り上がっていたように感じました。個人的には以前のリベンジ(本番で大事な箇所で1音抜けた)は出来ました、14年ぶりの供養・・・

 

400978245_845777787552040_66913894231144 その後、一週間お休みを頂いて、北陸の地へ。某オーケストラの音楽鑑賞教室へ出演していました

1_20231117021001 (かの地には以前、別のオーケストラと来ていたので、ホールからどれくらい歩けばコンビニに行けるかなどが把握できていて良かった())プログラムはスターウォーズやジュラシックパークの抜粋などを含む60分詰め詰めプロを朝昼2回となかなかでしたが、響きのいいホールで楽しく終え(楽器紹介曲は、パート毎そのオケの特色が出るので興味津々)

2_20231117021001 空き時間には少し観光にも行けて、多少のリフレッシュ(惑星の辺りからひいていた風邪は治りきってませんでしたが)

 

名古屋に戻ってからは2日連続豊橋通いでした。初日は、毎年恒例となっているシライミュージックでのスティックコントロールレッスン。今年は何故か個人レッスン枠がバババっと埋まってしまい、グループ2時間×2,個人1時間×4という怒涛の一日を過ごしました。しかし個人レッスンも個々の反応が良く、声は枯れながらも充実した1日。翌日も昼から向かい、今度はオケのセクション練習と全体練習にお付き合い・・行く前と帰ってきてからも個人レッスンで、気付けば週末が終わり、今週が始まっています。。月曜から大学、火曜から定期のリハ・・

3_20231117021101 昨日はリハ後に、学生吹奏楽の演奏を聴きに。2階席以下は正面にお客さんが多かったようですが、上がガラガラで寂しかった・・折角の公演、若い人に宣伝することは難しいものなのか・・僕も人のこと言ってるまに宣伝しなければいけないチラシが、出来上がってきてますが、、

定期の曲目に初めて演奏する曲はなく(参加しない笙の細川作品は初めて聴きます。)一番最近演奏したのはBerg、流石にまだ頭と身体に残っている感じ。ローエングリン前奏曲はいつぶりだか記憶にないですが、、そこまで遠くないかと。しかし「死と変容」は2012年なのでそこそこ昔!いつかティンパニを演奏したいと思っていたので、今年の定期の曲目の中では個人的に一番楽しみにしていました。

4_20231117021101 R. シュトラウスが25歳で書き上げたこの曲には、心臓の鼓動としてのリズムや、ティンパニがオケで使用されてきたころからずっと演奏しているトニック(主音)とドミナント(属音)を、しかもハ長調で演奏するところに、ティンパニ奏者としてはグッときます。対してワーグナーやベルクは、また違った使用をしていて、管弦楽法という観点からも非常に面白いプログラム(だけど、判りやすいか、と言われればそうではないのかもしれない)なんで、玄人好みかもしれません。いい曲なんだけどなあ・・こちらも客席があまり寂しくなりませんように願って。。

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2023年10月14日 (土)

落ちついて・・な

いんですね、これが。

実は長年お借りしていた楽器庫をお返しすることになり、念願の()全ての楽器と一緒に住むことになりました。

その為には名古屋市からは離れないと住めないかなあと思っていたのですが)奇跡的に全部楽器が納まる家と出会うことができ、自身の引っ越しだけではなく、楽器たちの事も考えていた数ヶ月でした(現在、進行形、まだ全ての片付け、移動は終わりきっていないのですが)教え子たちに手伝ってもらい、丸2日かけて、移動と、とりあえずの整理を。

D_20231014022201 こちら、まだ移動しただけの状態・・いつか、すっきりした写真が撮れたらまた載せようかなと思います、未だカオスなので。。

 

前回の更新後、バッハのロ短調ミサ(なんと名フィルでは初演だったそうです、個人的には2回目)、子ども名曲コンサートと、充実した本番が続いてました。

F6ogmqsbaaalcbs バッハではシン首席(先日、ついにシン・ウルトラマン視聴、シン・ゴジラ並みに面白かったです。but仮面ライダーは微妙で、途中でフェードアウト)のトランペット奏者、井葉野氏の超絶ハイトーンの安定感に惚れました。今後も楽しみ。セクションでのアンサンブルもBravi

子ども名曲~では、久々のシェヘラザードの小太鼓やマ・メール・ロアの鍵盤(どちらも定番のオーケストラスタディ)が待ってた為、準備していたのですが、それに加えて、小出稚子さんの新曲が、まさかの「フロント・パーカッション(指揮者の隣)」で楽譜が出来上がってきており、目が点(確かに曲を作る以前から、楽器の相談は受けており、僕も調子にのってカエルギロを購入し、「ギロなら、手作りのやら、カエルのやら、こんな(スティック)のもありますよー」とか動画を送ったりしていたのですが)まさか、ここまでとは思っておらず。。

F6ord4kbiaan70c バッハの空き時間にもカエルと過ごすように・・

381567611_1090945985682954_8197089631897  過去2回に予定が重なってしまっていた僕は子ども名曲デビュー公演となり、周りにも宣伝したのですが、他のオケ公演なども多く、満席のお客さん、とまではならず・・それでも

F6rq75aacaazicm 381584806_1090946012349618_5268563246777 体験コーナーを急遽設置してもらったり、そこそこ賑わった中で終えることが出来て、感謝です。

381507058_1090945949016291_5155691535091 その昔、菅原先生が、東京文化会館で武満「カシオペア」を演奏された際、「客席からタンバリンを振りながら登場した」逸話を伺ってましたが、僕は興味深そうに上の階からも覗き込む子ども達相手に、ギロを「ギーーッロギ――ロ!(船を漕ぐようなイメージで、と作曲者からリクエストが笑)としながら登場する人生でした(^^;)再演の際には全暗譜だな。

 アンコールにもまさかのオケスタ定番のワルツが待っていて、予定より疲れた(^^;)

Ddd その後は夢いっぱいの特等席コンサート、こちらは未就学児も入場可、ということで、約3ヶ月の我が子は早速デビューしました(この不安げな表情!最初の前奏曲以外はスヤスヤしていたとのこと)次は何年後に子ども巡回→子ども名曲コンサートかな・・・

 

 いなべ公演はお休みを頂いており、連合愛知主催の演奏会(結果、closedに近い形だったようで、お知らせできず失礼しました)では久々のSW組曲を演奏してからの、10月定期(本当は本番前に更新したかったのですが、間に合わず、初日終了・・)です。

 

このプログラムもコロナ以前から候補に挙がっていたもので、乗り番が打楽器側に決定済、メインの「海」

Dds 僕はグロッケンと銅鑼のつもり(HPにもそう掲載して)リハーサルに向かったら、グロッケンの他に鍵盤打楽器が2台並んでいるではありませんか・・1台はチェレスタ、もう1台は「ジュ・ドゥ・タンブレ」と呼ばれる、いわゆる「鍵盤グロッケン」もしや、と思いステマネに確認したところ、今回の指揮者は通常のグロッケンではなく、ジュ~を希望とのこと・・・え、先に言ってよ、企画担当・・ということで、グロッケンと銅鑼を演奏するつもりでリハに向かったら担当楽器が減ったという(まだ、エキストラの方にお願いしていなかっただけ幸いか)しかもリハの途中でジュ~からチェレスタに変わったとのこと。はあ。

 指揮&オーボエは19年に登場以来のホリガ―氏。GPで彼の吹き振りを聴いてましたが、84歳とは思えぬ演奏に(とあるオーボエ奏者は30年前に聴いてた彼のCDそのものだと言ってました)超越した人、という感じでした。俗世の感覚とは違う、藤井君のようなものでしょうか、、出番は減ってしまいましたが、一生懸命銅鑼(と前の曲ではクロテイル&鉄板)を演奏してきました。音の単価が高い日だったな。明日も頑張った後は、2週間、市内音楽鑑賞教室が続きます(月末には名古屋豊橋で講習会も行います、何卒。)

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2023年9月13日 (水)

元気に過ごしていますが

 毎日があっという間に過ぎてしまい、なかなか色々が整理整頓でききれないまま、気づけば9月も半ば。高校に続き大学も始まってしまいました・・

 

357719370_1034462871331266_8790254279673 7月の定期は、無事終了(かなり、昔に感じる)カニサレス氏のテクニックを伴った抒情的な演奏に、舞台上で感動していました。「滅多に(2曲も)アンコールをやらない」と奥さんが述べてたそうですが、名古屋のお客さんの拍手が情熱的だったせいでしょうか。 

 あと7月はOKAYAチャリティのみ業務(中原さんの成長著しい)、合間にアマチュアの方と合同で協奏曲のみを演奏するという珍しい本番(こちらも若いソリスト2人)で持ち込み楽器で演奏。 

 その後は、子育て&久々に吹奏楽の夏、コンクールの夏って感じでした(まだ秋まで続きます)

 有観客に戻り、賑わっている会場で良いんですが、いわゆるコロナ前までは浸透していた「マナー」も飛んでしまっている感もあり。。演奏中に入場してくる人や、開演前には「無断の録音、録画はやめてね」のアナウンスは勿論していても、大体のお客さんは自分の知り合いの演奏が終わったら出てしまうので、最初のアナウンスを聞いているのは、最初にいた関係者のみ・・かといって毎回は言えないですしね・・表彰式には参加していませんでしたが、ネットで結果発表ではなく、会場でその場での結果発表は大いに盛り上がったようです。 

 

F2mubfsbmaean9k その後も同僚のリサイタルに向かったり(その後の「名フィルの日」には出られず、チラシでのみ参加) 先日は、5年ぶりに神戸に向かってました。 

F3uyl85bkaa6o0t 神戸の松方音楽賞を決める審査員に呼んで頂いて2回目、今回も若者のソロを1日聴き(参加者が以前より少なめ、だったのが残念)予選が前回より早く終わったので、中谷、吉原両先生方と例年なら親睦を深めに出かけるところだったのですが、SNSをチェックしていたら、ビート・ジャックの公演日ではありませんか。以前から気になっていながら、なかなか拝聴する機会が無かったので、これは!と思い、ご両人にご挨拶してから伊丹へ。。 

 F3uyl9naiaawemg 伊丹空港(現大阪国際空港)で飛行機を見ていたのは6,7歳までだから、かなり久々にこの地に(その頃は豊中側から来ていたので、地理的には逆でしたが)立派なホールでした。 

F3uyl8kauaaxfdr 会場に着いたら、宝塚歌劇場に就職したドラマーに遭遇、一緒に着席して舞台を見てビックリ。譜面台がない・・。全曲オリジナルの曲で新曲も多いようですが、え、2時間全部・・?演奏会が始まり、「バンリマン・ラムガ」からスタート(タイトルは逆から読めば)凝ったパフォーマンスだろうなという予想はしていましたが、全曲通して、一筋縄ではいかない凝りようが予想以上で、流石の関西人の集まり!でした。サービス精神満載で、「来て下さった人達を絶対満足させる、そして自分達も誰よりも楽しむ」を地でいっている人達。ただ、同じように活動している身からしては勇気と感動をもらうと共に、「一体、どれだけの人生の時間をこの活動に各々が費やしているんだろう・・・」という驚異を感じ、終演後ロビーに出たら、まだ音が聞こえる・・なんとお見送りでまだ演奏していて(誰よりも元気)、そのつもりは全くなかったのですが、気付けばメンバーの安永早絵子さん(なにわOW3年間ご一緒しました)とハグして泣いていました(笑) 

 僕(ら)は職業演奏家ですから、「プロ」としての矜持が必要だと思うし、そのクオリティを向上、保つ為の準備を怠ってはいけないですが、そこの感覚とは別で、純粋な喜び、楽しみの為に、追求していく感覚を、常に持ち続けていたいと、改めて感じられた、稀有な体験でした、感謝。冬に開催予定の「くぼった~」も頑張らないと。 

Thumbnail_img_1686 翌日に本選。今回は審査員と本選出場者全員で写真も撮れました。若者(ハザマの人もいる?)達の今後の活躍に期待して!

Thumbnail_img_2741 本来は「お宮参り」なるものが生まれて1ヶ月過ぎたら行く予定だったのですが、本人とその周辺にコロナが出てしまい(幸い大事には至りませんでした)予定は秋に延期・・その期間は僕も帰省を控えて引っ越しの準備をして、お盆明けの業務も始まり・・と慌ただしく過ごしていました。373510962_1073729697404583_5166252413475 8月末には1年ぶりのコバケンスペシャルで、名古屋出身の西村ゲストコンマスにも久々再会。今年は都内のオケにもゲストで出演だそうで、益々精力的に(兵士~が懐かしい)本番は盛り上がって終了。個人的には朝に引っ越しを終えてきた(8年弱住んだマンションとお別れ、少ーし南下した場所へ)ので、滋養強壮剤でドーピングして臨みました・・

本当はこの演奏会前にティンパニの皮を張り替える予定だったのですが、先輩からの緊急連絡を受け、松本に赴いていたこともあり、1週間ずらしました(コロナの状況によっては、代奏の可能性ありだったんですが、結論として出動要請なし(しばはらセーフ!良かったね)。

372002097_2070225823321533_8409307334431 折角なので、いらっしゃった打楽器セクションの方と近況報告をして、上田→名古屋→松本→名古屋を1日で720km持って駆けつけた燕尾を着ての撮影。

 

 9月最初の演奏会も、毎年恒例となっている「ふれあいファンファン」今年も前半にチャイ5全楽章、後半はヴェルディのレクイエムやナブッコからの合唱付き抜粋など、盛り沢山の内容(の上にスペシャルゲストにピアノの清塚氏も来るという)を終えてから、長野まで2人を迎えに行って、ようやくわが子と一緒に住める生活へ。

 そんな中でやってきた9月定期は「名誉」音楽監督となって初めての小泉さんの指揮でラフマニノフとプロコフィエフ。ラフマニノフは数年前の市民名曲でも彼と演奏した協奏曲の2番、プロコフィエフは以前は交響曲の7番を演奏しましたが、今回は5番(僕は曲として初体験でした)

376763232_1080236840087202_6074194671716 肩書きが変われど、勿論いつものスタイルで(リハから)、いい意味で「相変わらず」で、こちらの演奏会もお客さんが沢山。程良い緊張感の中で終えることができました。8月から続いた全乗りもこれにてひとまず終了、1つ休んで次は久々のBachから出番です。

F4od1w_bmaac56k 1人で住んでいるうちに、映画も観に行ったり(SLAM DUNK、やはり青春の1つだったなあと)、演奏会も幾つも行きました。が、今後はそういうインプットではなく、

Thumbnail_img_5890 この子からのインプットが増えそうだな・・毎日、お風呂に入れることが、こんなに満ち足りた気分にしてくれるとは。新たな人生のページを開いてくれました。継続と変化、しっかりしていけますように。まずはこの生活ペースに慣れるところから、ですね。

 バッハより、ポイズンを流す方が寝てくれる子ですが・・

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2023年5月12日 (金)

5月前半戦

 5月は定期の前に振り返ることができました(ちなみに6月定期は降り番なのです、どこで更新しようかな)

 ちょうど月曜日から始まった5月、飯田のオケ友音楽祭のリハーサルもあったのですが、その日は午前中に、先に「にこにこコンサート」の合わせ。2月にサロンコンサートを行った際、ミヨーを「飯田の『にこにこ』にも行けそうな曲だねー」と事務局サイドから言って頂いたので、それならばと

18278794_1308553122526737_30562739258363 サックスの堀江さんにもお声がけして(過去2回、にこにこには一緒に出てもらっています、画像は7年前!そんな堀江さんは飯田の音楽祭、コロナオンラインを除いて皆勤賞だそう・・)ピアノの江川さんと今年はトリオで出演させて頂くことに。お2人ともオケ側のリハにも乗っていたので、そのまま午後まで。

 Thumbnail_img_4454 翌火曜日には、午後まで大学でレッスンをした後、my carにて飯田まで移動。早速初日に焼肉で気合いを入れて(飯田は市民1人辺りの肉の消費量が多いことで有名な町、なんとこんな自販機まで)水曜からの吹奏楽クリニックに備えました。

 何年かぶりの事前クリニック参加、いつも最初に会う時は「僕はー飯田じゃなくてー上田に高校生の頃は住んでいてー」から始めますが、大体は薄い反応、、何故なら上田と飯田は同じ長野県ですが、片道2時間弱かかる(なんなら名古屋の方が少し近いのではないか)ので、何か縁がないと行かないのですよね・・まあ話はほどほどに、午前は中学生、午後は高校生のパートと合奏を見て、

Thumbnail_img_4439 終えたら、こちらの作業を!

そう、前回書いたように、先月末に破いてしまった皮の張り替え作業。空き時間にできるよう、道具一式をトラックに積んできてもらいました。

Thumbnail_img_4438 破けた皮を枠から剥がし(今回はロープで固定している太鼓だったので、まず枠を取り外すのに一苦労・・勉強になりました)、以前ティンパニに張っていた皮(ティンパニは皮の端しか使用しないので、大きい径のティンパニ程、全く使っていない場所の面積が広くなり、それを径の小さな太鼓、タンバリンや小太鼓などに再利用することが多いです)を少し大きめに見積もりカットし(巻き代の予想、これが重要、大きすぎてもダメだけど、小さすぎるともっとダメ)、水に浸し、皮が伸びたところで、クリップで固定しながら、木の枠に巻き付けていきます。巻けたら、今度は外枠に嵌めて、太鼓に戻し・・何事も経験値がものを言いますが、この作業はまさにそう。今回は、初めてのロープで固定している太鼓だったので、上手く張れているか、かなりドキドキだったのですが(破けていない側の皮の張りや、当日の湿度なども影響するので)運も味方してくれたようで、今回は成功!!次に音を出すときが楽しみです。

翌日は吹奏楽の本番。管楽器は、講師も入っていわゆる倍管で演奏することが基本ですが、打楽器はそれぞれ楽器が違い、大体の担当の楽器は1つずつなので、本番は見てることも多いのですが、今回は参加。演奏会後の講評でも川瀬氏が「本番の若いエネルギーは凄かった」というだけのことあり、練習の成果が出せていたと思います。高校生のマードック~は少し目頭が熱くなりました(歳とるとねー)なかなかコロナ前と同じ懇親会というわけにはいきませんが、終わって飲食無しの労う会も。

342556120_6050678575019386_4584793957402 5日は「にこにこコンサート」の本番、前回までは会館隣の人形劇場という、小さめのステージで行っていたのが、今回は普通にオケがやる方の会場で!既に応募が締め切られ、抽選に漏れた方もいらっしゃるという中での本番でした。ミヨーから吉松隆まで、45分という時間でしたが、楽しんでもらえたかな?アンコールは前回と同じ皆大好きアンパンマンの歌をゴージャスに(ピアノが入ると助かる・・)

Thumbnail_img_4457 この日は午前中で本番が終わった為、一度上田へ帰郷。の前に気になっていたラーメン屋さんによったところ、まさかの1時間待ちでした(が、待った価値のある素朴で美味しいお店でした、お近くに来られる際は是非)帰って、姪っ子たちの誕生日会へ・・

344949165_220675584015670_48697169347369 翌朝、渋滞などもなく飯田に戻り、オケ本体の公演へ。メインは展覧会の絵ですが、なんといってもソリストの中学生トランペット奏者、児玉君のアルチュニアン作曲トランペット協奏曲です!世の中には「天才少年ドラマー」とか「天才ヴァイオリン少女」はこれまでも数多いましたが、トランペットは、あまり聞いたことがなく・・訳あって(うちのメンバーの甥っ子くんでもある)噂は以前から聞いてましたが、目の前で聞いてビックリ。年齢などと関係なく、音楽性が豊か。将来が非常に楽しみです。

アンコールとしての「トランペット吹きの子守歌(MCの中で、休日、と言い間違えたところが唯一、中学生らしかった())」を含めた2曲に満席の客席から惜しみない拍手が。展覧会の絵も、久々、燃えながら大太鼓演奏してきました。飯田と名フィルの関係は特別なので、全体も熱演だったかと。

 

帰って翌日は中部打楽器フェスティバル。こちらも数年ぶりの課題曲講習会を担当。当日は大雨(ほぼ1日中)だったのですが、お客さんは程良くいらしてくださり、クリニックはじめ、演奏会まで盛況でした。ただ・・僕個人としてはポカをやらかし反省(最後の大合奏の時間を勘違いしていて、不在のままに演奏が終わるという・・他の人と重なっているパートだったので、演奏に穴はあいてませんが、関係者の皆さんに大変ご心配をかけました・・打ち上げでも幹事どころか学生にまで弄られる始末。。ちゃんとスケジュールは確認しないとね)

Thumbnail_img_4525 その数年ぶりの打ち上げでは、以前は恒例となっていた各大学による出し物にも気合いが入っており、3大学の個性が感じられました。コロナが日常の平和を再確認させてくれましたね・・無事に生きているから言えることですが。。画像には2人しかいない(笑)来年も盛況にできますよう。

 

というわけで、今週は定期週間。今年度の定期で取り上げる曲としては最大の話題曲「ノモス・ガンマ」を含む、演奏会のタイトルは「継承されざる個性」

346320790_1297834301116459_3971799016988 散々SNS盛り上がってますので、説明は割愛しますが、打楽器奏者としては馴染み深い作曲家、クセナキスが書いたオケ曲。舞台の使い方が特殊なのを利用して、そのままの配置でラヴェルの「ボレロ」までやってしまうということも今回の演奏会の特徴なのですが、

敢えて言うと、前半のプログラムもとんでもない。バルトークの2曲ですが、1曲目の「ルーマニア舞曲」も、吹奏楽やアンサンブルでも馴染みがある「ルーマニア民族舞曲」とは別物の作品で、ハープも2台、打楽器も8人の大編成の曲。

「ヴァイオリン協奏曲第2(初体験で感無量、しかし色々難しい)」も、なかなか普通の演奏会で取り上げない難曲です。後半も大変ですが、個人的には前半の方が大変で、、さっきまで録音聴きながら反省大会でした。

こんな特殊な演奏会(照明を入れる関係もあり、裏方まで含めてまるで音楽祭のような雰囲気)今年度で引退を表明している指揮者ミッキーの置き土産(全国各地で繰り広げているらしい)ですが、今後も語り継がれる2日になるかも?与えられた役回りを全力で。

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2023年4月29日 (土)

2023年度、始動

気付けば4月が終わってしまいます。定期でも市民名曲前にも更新できず、失礼しました・・

Thumbnail_img_4325 指導に向かっている大学の入学式に予定が無かったので、新入生に会いに。昨年は熊本から、今年は山形から・・段々とボーダーレス化しているということでしょうか(いい傾向かと)ようこそ名音大へ!

 翌日から4月の定期のリハ。昨年夏に東海市で演奏したマーラー5番とハイドン。ティンパニパートは、2016年にブラビンズと演奏して以来なので、6年ぶり・・23楽章に関しては、かなり勉強しなおし。。一生勉強、できるのも有難いことです。

 340472858_1193556164654058_4224161976012 新監督の就任ということもあり、温かいお客様の拍手を受け、終演。楽員からも拍手喝采だった弦のトランペットは2日ともBravo!!でした。Hr安土さんといい、底知れぬ安定感、我がオケの宝です。

終演後のお見送りを再開しているオケもありますが、名フィルはまだ様子見だそうで。今年は8月にマーラーの1(こちらはカワケンならぬコバケン)もあるので、そちらも頑張らないと。来年も・・?

 翌週は毎年恒例のウィーンのプレイヤーとの合同オケがあったのですが、ブルックナーの4番のみとなってしまい、ミヒャエルとは逢えず・・3ヶ月前に偶然、神戸のホテルで会ったのですが(^^;)その週末はCBC国際音楽祭のオープニング、若手のソリスト2人との協演(完売!)。前半のソリストの人気が高いのは知っていましたが(その影響か)後半で、席がポツポツ空いていて、うーん・・と思いつつ、始まった金川さんの演奏が、本当に素晴らしく、前半で帰られた方々は惜しいことしたなと。

 翌週も2つの本番がありましたが、週末はジョエルに任せて、前半のみ。今月2日ぶり2回目となる()パガニーニ狂詩曲と、結構久々に演奏するイタリア奇想曲と。両方聴きに来られた方がいたなら、同じオケでも「指揮者とソリストが違えば、こう違うのか」と目の当たりにできるチャンスでした(^^;)週末は上田に帰省。姪っ子たちが懐いてくれるのはいつまでか・・

342991994_938087597336178_18649800548117 そして最終週には、市民名曲シリーズ。2月にサロンコンサートをやった時に宣伝もしたのですが、結構楽しみにしていたプログラムでした。本来は2年前の5月にボレロなどをやる際にいらっしゃるはずだったフランス人の指揮者、カサドシュさんとの初共演。予定されていた「道化師の朝の歌」が変更になってしまったのは至極残念でしたが、一番楽しみにしていたミヨーの「屋根の上の牛」が演奏できて、満足でした(いつか「世界の創造」も・・)珍しいと思っていたら、来月にはまたACOが取り上げるという(こちらも聴き比べのチャンスです!)

 長らく演奏していなかった「ラ・ヴァルス」も、丁度レッスンでワルツを取り上げていた高校生も聴きに来れたので、参考になったかなー。とにかく御年86(今年87)のカサドシュ氏がお元気で、口三味線も凄いし、僕に指揮棒でテンポ通りリズムを示してくるし(お話してみたら、昔ドラマーだったとのこと。どおりで)古き良き、窮屈でない音楽を体感できて、充実した本番でした。ラヴェルのPf協は、今季もう1回、弾き振り(バーンスタインの十八番でしたね)もあるので、楽しみ。

Thumbnail_img_4387 奥の楽器は、本番デビュー、手前の楽器はアンコールで、とどめを刺してしまったのでした・・来月使うので張り替えしないと。。

 そんな4月も明日で終了。なかなかまだ告知しにくい本番もあるのですが、今年度も前半(のはHPのスケジュールに挙げてます)と後半(2月にKubotta)にファイト一発(最近CM見ない)な演奏会が控えているので、、頑張ります。

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2023年3月12日 (日)

久々にゆったりと

したスケジュールで動いている、年度末。勿論、オケマンとしての活動は続いていますが(その本番数もそこまで立て込んでいないこともあり)、自分の振り返りや、今後の目標(大きく言えば夢)に向けて時間がとれていて、それは有り難い限り。基礎力も見直すいい機会・・

 名フィルでは2週連続でなかなか演奏しない曲達をとりあげました。

 ほぼ毎年共演している「グリーン・エコー」の演奏会では、ジェンキンスの「グローリア」日本初演(しかし秋に演奏した作品と似通った箇所多数)と「ユビラーテ・デオ」もオケ版は日本初演とのこと。

Thumbnail_img_4106 Thumbnail_img_4107 多数の打楽器が両曲共に使われましたが、人数はtimp+3percで出来たという。。

Fqssteaiaejbhp ジェンキンスは以前からティンパニの使い方が酷(どっちの読みをするかはあなた次第)ですが、今回も例に漏れず。もう彼の曲、何曲演奏しただろう・・・ユビラーテ・デオでは二胡や楊琴が出てくる中国っぽい曲、マリンバやジャンベが出てくるアフリカっぽい曲など、「世界は一つ」という映画のバックに使用されても良さそうな曲。感動的な場面も多く、毎年1回、この曲を演奏するだけの演奏会とかあっても良いのでは?と個人的には思うほど。

 

 Thumbnail_img_4138 合間に(以前から楽しみにしていた)愛知室内オーケストラの演奏会を聴きに。どこかで見たことのある手が背表紙(^^;)

日本初演の打楽器協奏曲が2つ。1つ目は植松さんのソロ、2つ目は安江さんとタンバリン・デュオ。予想を裏切る面白さ、憎い(笑)

Thumbnail_img_4126 打楽器関係者、客席に多数でしたが、果たして、あの凄さ(演奏だけじゃなくて、なんていうかなあ、それ以外も色々)どこまで感じ取れた人がいるでしょう。先輩達の生き様はお手本になります・・「しくじり先生」ばかりではなく、ちゃんとやらないとなあと、感じた日、定期のリハにも気合いが。

 

 3月の定期(昨年はタコ8、一昨年はブラームスでしたか)は、これまた全曲名フィル初演(^^;)というなかなか凄い曲目でした。しかし、これこそ定期の醍醐味、ともいえるかと。

 「ブルー・カテドラル」は世界で既に700回を超える再演をされているヒグドンの曲(打楽器協奏曲が賞を受賞しているのは知りませんでした)ユビラーテ~に通じる、とても判り易い構成、気楽に聴ける部類の曲。指揮の大井さんいわく、作曲の経緯から、今回3.11に演奏会が行われることを意図して選曲されたそうです。

 酒井さんのPf協奏曲(委嘱・世界初演)は3度目の正直でようやくの演奏。本来は、この時だったんですね。とても昔に感じてしまう・・奇しくも、昨年、青山音楽賞を酒井さんにも協力して頂いて受賞しましたが、今年は酒井さんの個展が受賞!縁が続いていて嬉しいです。「今回の曲がこれまでの委嘱曲の中で一番難易度が高いと思ったが、オケの皆さんが献身的に演奏してくださって感謝」と言って頂けて良かった!あ、また写真は撮り忘れました。

 今回、急遽代役のソリストとなり、初来日のゴリーニ氏、1ヶ月半であの難曲を仕上げて、かつシューマンのこれまた普段全然取り上げられない曲と2曲の共演・・噂通り驚きの逸材でした。2日目のアンコールでブラームスを取り上げたので、次の共演曲は・・乞うご期待。

 そしてメインはアーノルドの「交響曲5番」アーノルド。マルコム・アーノルド。名前だけは吹奏楽関係(ピータールー序曲、第6の不思議な宿~などは一昔前によくBJで名前を見ました)で聞きますが、個人的には1曲も演奏したこと無し。演奏時間は比較的短かったですが、管打の使い方が吹奏楽っぽく、そこに弦楽の良いとこ取りをしたような箇所が多く(笑)最後は不穏な空気で終わる・・・という、来場者はかなり少なかったですが(金曜は特に・・)いらして下さった方の満足度が高そうな拍手を頂けて、充実の日々でした(実はリハ中から軽くぎっくり腰だったのですが、本番には回復してました、セーフ)

Thumbnail_img_4151 今月で退団される楽員もお2人、その中で、鬼頭さん(と、楽員・事務局の専門委員の皆、友澤さんカメラマンありがとう)との記念写真。なんと初めての名フィルが十郎さんのテーリヘン協奏曲の時だったとは!この時の演奏のCDを持っていて、後半のドン・ファンが名演だと思う旨を伝えたところ、「音源探して!」との命が!了解です、これからもお元気で!

 

 今週は、モーツァルトのシンフォニー。しらかわホールで手締めティンパニにて。こういう振り幅があるので、オーケストラからなかなか離れがたいですね・・

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2023年2月12日 (日)

長期休暇になる筈が

なかなかそうならない現実…

1月定期は、(満席とは程遠かったようですが)いらして頂いた方々には、概ねご満足頂けたようで。曲が好きな方は両日通ってくださったという人まで、感謝。

Thumbnail_image0 僕はようやく本條さんと共演でき、話もできて、個人的にはとても充実した本番でした。また何かでご一緒できますように!

 

毎年の文化庁新人演奏会、今年も5人のソリスト。R. シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」アリアは出番がラストの1音のみという贅沢なものでしたが、リヒャルトらしさが濃縮されている音楽で、後ろから堪能しました。

Thumbnail_image2 ラヴェルのPf協奏曲、噂の新エディションの楽譜は確認したものの、指揮者と確認して(耳慣れた)ウッドブロックのままやることにしました、校訂のAdrien(友人、今は指揮者)には申し訳ないですが(--;)

 

1月定期の2週間後には、もう2月定期がありました。何故なら、本来はその公演後(その演目を携えて)ヨーロッパツアーが待っていたので・・色々な不運が重なり、延期となりましたが。

チャイコフスキーの交響曲5番の前プロは、ツアーの延期が決まってからの決定でした。シューマンの交響曲1番「春」、やはり本番2日目が立春だったからですかねぇ、監督?

 どちらの曲も久しぶりだったので、自分の中に戻ってくるのに、かなり時間を費やしましたが、総譜を読んでいるうちに、「交響楽団」で演奏する「交響曲」の醍醐味を思い出させてくれました(ニールセンを勉強してなかった訳ではないですが、やはりロマン派の交響曲とは、ちと違う)特にシューマン。ベートーヴェンとブラームスの間にいて、ティンパニの使い方をこうするのかと(時に、トランペットとずれていたりすると、これは誤植じゃないかなとも思う箇所もありつつ)勉強は本番まで尽きなかったです。

 

322017426_3187743904850533_2090792205040 個人的には「音楽監督」としての小泉さんとのラストの2日間(東京公演の回は降り番の為)、しっかり燃焼できたかとは思います。この時に6番で一緒だった先輩(先週の文化庁公演も聴きに来てくれてた、今や素晴らしい先生)に、嬉しい言葉をかけてもらったので、個人的には満足です。お客様にも届いていたと信じて・・・

 

というわけで、本来はこの後20日辺りまで、すっぽり予定が空く予定だったのですが、

ヨーロッパ旅行では市からの補助金を多数頂く予定だったこともあり、それをサロンコンサート3本立てで市民の皆さんに還元する企画ができました。

 

実はコロナ禍でサロンコンサートが出来なかった最中に、僕のサロンコンサートが計画されていた事もあり、初回に僕の企画をさせて頂くことになりました。しかし以前のように誰でも入れる状態にできずに、200名を越える応募の中から厳選された40名の方(無料招待だと・・当日の欠席が多くなるのは世の常)に聴いて頂くことに。

 

Fohyirfaqailpkj 「打楽器でMilhaudを聴いてミヨー」というこのナンセンスなタイトルには、当日説明しましたが、来年度のプログラムに色々起因したものになってまして。。4月の市民名曲シリーズにミヨーの曲を取り上げるほか、他の曲も色々関連付けてお話させてもらいました。R. クイスマ氏の編曲による「ブラジルの郷愁」は、日本初演だった?かも。一部には好評頂いたので、またの機会があるやもしれません。

 

Thumbnail_image1_20230212193601 終えて、翌日には大雪の中!正月に帰れなかった上田に戻ってました。金曜はどうなることかと思った雪も、昨日から晴天で溶け出し、今日には除けられた雪以外は完全に溶ける春の陽気でしたね・・松本経由で帰宅。

 今週は、浜松に向かう(closed公演)ほか、週末には上田の先輩に声をかけて頂いた演奏会学生達のアンサンブル(レッスンのみで出ません)と、結局遜色ない1週間を過ごして、40代に突入する予定。通常運転が一番幸せでしょ?ってことを噛みしめるための、神の思し召しか(^^;)

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2023年1月 1日 (日)

2022年は師走の最終週まで・・

なかなか大変でした(そして結局年内に書き終われず・・)

319860678_1136007717050621_1863793357737 Distanceの翌日からもオケは動いていて、東海市で「スターウォーズ」や「そりすべり」を午前午後演奏した後、

320450401_679313913824579_54989247488272 夜はclosedの催しで(元生徒と3年ぶりに)演奏したり・・

 

Thumbnail_img_3513 名フィル主催の第九(は大太鼓)を終えた翌日には、こちらの本番があり、「MC付きで大体90分ほどのプログラム」を組んだつもりが、いざ演奏してみると、しっかり120分で・・・なかなか大変でした。。冬の1楽章は人前初披露、「鎌倉殿の13人」でもよく流れていましたね(と思ったら、一応オリジナルだったとは・・)、この日も足に鈴をつけながら「そりすべり」も。

なんとか演奏を終え、楽器を戻してレッスン・・していると、とある電話が。。エキストラ奏者で2日後からお願いしていた人がコロナ陽性とのこと・・日が迫っているため、なかなか予定が空いていらっしゃる方もおらず、なんとか数時間のちにお一人発見、ただ、既にお願いしていた方にもパートを代わって頂くことになり、楽器庫→練習場に向かい、楽譜を2人分スキャンして、、家でご飯にありつけたのは23時、というような日を過ごしつつ

Thumbnail_img_2526その本番では、久々にドラムセットということで、いろんな準備もこそこそしていましたが、自分の楽器(去年増えた14インチのPaisteも♪)を出そうと思ったら、部品(フロアトムのレッグ3本中なぜか2本だけ)が紛失していて・・太鼓自体は先週も使っていたのに何故だー

321435699_1275809692985565_7722215762407 ということで、個人的には2年ぶりとなったクリスマス・スペシャルコンサート。Pfソリストのお陰でチケット発売後、早い時期に完売していたので、関係者は「ソリストだけは出演停止になりませんように・・」とサンタさんにお願いしていたとのことです、叶って良かった(^^)ご苦労をおかけしたエキストラ奏者のお2人にも大感謝・・・
321436929_890686995420009_79621712507415 本番は大盛り上がりでした(こちらはFgソリスト3人。譜面台の装飾の文字の白抜きまで事務局は頑張っていました)
321436092_711759660511140_42137093420428 自分の出来は、、どうだったかな。

振り返ってる暇もなく、翌日はニューイヤーコンサートのリハ、その次の日(イヴ)から2日間、市民の第九(はティンパニ)で、演奏業務は終了!12月だけで13回本番。ちょっと異常でした・・その後もレッスン→楽器庫の一連の整理整頓をしていたら、年は明けていました(^^;)帰省しない年で良かった・・

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2022年6月21日 (火)

同期

287480925_5063236983724980_8740778791412 6月定期、無事に終演。

 リハの初日、ソリスト抜きのオケリハを終えたマエストロと、ソリスト4人で打ち合わせ(の前に、しっかり献血&大学の新校舎&高校にレッスンに向かえる時間アリ)

285635783_5049722938409718_2713230201067 5月に4人で演奏してきたことも伝えると、「君達のやりたいようにやってくれたらいい、こちらは任せておけ」と、御年78歳のマエストロ。「Have you play before ?」と聞くと「Yes, yes. I played 42 years ago..with デュッセルドルフ」だそうで!今回のソリスト、まだ誰も生まれていない()あと、マエストロはポーランド人なのでJoelの曽々祖父さんがポーランドからアメリカに渡ったことを聞いて、Biedryzckiのポーランド読み(ビードリシュク的な)を言いながら、終始ご機嫌そうでした。

286785354_5055541617827850_1375059223858 翌日からのリハも、ビックリする耳の良さで、パート譜のミスまで発見してしまう具合。オケと2日合わせて(2日目はマレットの事など色々思案していたら、個人的にかなりやらかしてしまい反省)初日の金曜日。本当はこの週は火曜日くらいから雨の予報でしたが、金曜日までは耐え続けてくれて、優ちゃんの晴れ女具合に感謝・・・

Fu4pmczacaafvvy やり慣れたホールといえど、油断は禁物。スタッフの皆さんにも助けてもらいながら(持ち替えがハードな上、場所も狭いので、数cmのズレが命取り)GPを終えて、開場直前まで合わせをしていたピアニスト2人と、本番。

 

287772878_5063235050391840_4499848462481 緊張もしていましたが、オケの皆さまも非常に好意的で(なんとトランペットの首席代行は圭さんというサプライズもあり())充実した本番を迎えることが出来ました。5月の佐久公演も含め、色々な人に感謝です。

286030395_5224891307602569_6597448901696 初日は客席でブルックナー6番も聴いて(隣は聴きに来てくださったOBの和泉さん。ブルックナー暗譜のヴィトさんに驚愕)健全な打ち上げをしてから帰宅。翌日は本番のあとにタップダンスをしっかり2時間練習してから(本番より疲労感)帰宅・・・教え子たち始め(副科の学生達が、凄い感激して感想を述べてきてくれて、予想以上にビックリ)遠方からの知り合いや、打楽器関係の皆様、大学関係者の方まで。。またもや忘れ得ぬ演奏会になりました。

 

Fq4bdcbakae9vhs 数日してから、名フィルでの前回=39年前にソリストとして演奏されていた、十郎氏から、突然のお電話が。「バルトークが好評だったと『ついったー(い、にアクセントでした)』に書かれてたらしいけど、どうだったの?」と。お話していると、なんと、十郎さんが演奏された時の年齢が僕ともジョエルとも同い年(39歳)僕が生まれた年に演奏されていたわけだから、次のソリスト達は、今年生まれた打楽器奏者に違いない??

 

翌週は、異なったBの作曲家たち。今回は両曲(Bizet, Berlioz)ともに乗り番で、リハーサルをしていたら、休憩中にチェックしたLINEに物凄い数の通知が。大学の同級生のグループがあるのですが、同期の訃報。

つい先月、久しぶりに逢って、話もしたのですが・・・しばし呆然。その場で伝えられた死因はどうやら違っていたらしく、ただ、本人も予期せぬ、かなり特異な身体の異変だったと。このご時世、関係者のSNSであっという間に広がって、皆が思いの丈を述べているのを暫く見ていました。。

思い返せば大学の同期の中でも1,2を争うほど就職が速く(しかもオケは大学の中にある藝大フィル)当時、僕は大学院に進み、彼は学部卒業でそのままオケに入ったくらい?学内で会う度に、「お、首席!」とからかいつつ、こちらは単位の一環で藝大フィルに乗ることも多かったので、演奏も度々一緒に。とにかく顔も広く、SKOやら様々なオケに呼ばれて、業界内で「ファゴットの依田」を知らない人はいなかったんじゃないか説が出る程。あんなに、顔と楽器が一致してる奴はみたことがない(ほんとにファゴットみたいな顔してる写真あったんだけどな、どこいったかな)

289151069_5080418095340202_8059071677362 そんな中でしたが、粛々とリハを終え、久々の2曲を市民名曲シリーズで演奏してきました。みっちり練習したリハの甲斐あって?指揮者の意図を反映してた本番になった、かな。幻想交響曲、前回はジョエルと逆のパートで東京公演もありましたが、今回は、聴いていた人から「ティンパニの音を確かめる瞬間が、完全にシンクロしていて鳥肌がたった」とのお褒めの言葉を頂きました()2週に渡ってバディ感が際立ってました。

こちらも多くの人が聴きにきてくれましたが、少人数で乾杯をしに向かい、僕は個人的に献杯。

Fvdi86wauaeuldf 恐らく、彼と最後に乾杯したのはこの時かな。今は海外に住んでいる同期も多い、ブレブレの写真() 残念ながら送別会には行けそうにないけど、どうか安らかに。悔いのない人生を過ごす努力を怠らず過ごします。

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2022年4月20日 (水)

アルプス登頂2日間

4月の定期演奏会は第500回を数える、祈念すべき回数のものでした。400回はマーラーの3番、アツモン氏と行ったのがつい昨日のことのよう・・・

今回の演目はR.シュトラウスの「アルプス交響曲」。小泉音楽監督就任記念の時に演奏した「家庭交響曲」と2曲しかシュトラウスの書いたシンフォニーはなく、どちらも大編成の曲ですが、アルペンの方が、バンダの数も含め大掛かりです。打楽器もサンダーマシーンやカウベル(アルプス山脈の上にいる牛を表します)など、賑やか。前半には第1回の定期演奏会の演目でもあったモーツァルトの最後の交響曲「ジュピター」を。

アルプス交響曲は個人的には4回目。この時に初めて(恐らくGlockenとサンダーマシーン)、実は名フィルのオーディションの前週にエキストラで来て2回目(カウベルを客席で演奏した思い出&ウィンドマシーン)、3回目はTOMASウィーンの人達と合同で(2番ティンパニとグロッケン、今回はジョエルが担当してくれました)、そして今回は1番ティンパニ。幾つになっても初体験は痺れるな。。実際、痺れてたのはアルペンより大編成のジュピターでしたが・・そして2日連続出来る喜びと疲労感よ・・

278724279_4905408836174463_9005518244903 個人的には写真が撮れるような余裕はありませんでしたが、近年絶好調な金管をはじめ、荒井コンマス率いる弦楽器と、小泉監督と7年目に突入したオケが

ある意味、集大成としてのサウンドになっていたのではと。

2日目は完売となり、2日間に渡って色々な人に聴いてもらえて感謝。久しぶりに乾杯もして、

Thumbnail_img_2274 都内からたまたま来ていたオケ後輩とも年相応な?会話を出来て刺激をもらいました。

 

Thumbnail_img_1890 そういえば、その定期前日に弾丸都内出張もしてきたのでした。

来月(は長野の佐久ですが)と秋(は正にココ)に演奏するソナタを友人達が演奏するのを聴き()に・・・ある情報を確かめに向かったのですが、なんとそこにはイフケンの姿も。抜け目ないのう・・

Thumbnail_img_1906 そんな彼とは定期の翌日に共演。Thumbnail_img_1905 普段はオケで演奏していたステージに打楽器とピアノだけなのは不思議な感じもしましたが、小学生たちが楽しんでくれてたことを願って・・・

Thumbnail_img_1903 終演後のふぬけた2人。。Thumbnail_img_1904 は来月も佐久で演奏します。

Thumbnail_img_1881 少し公共機関では行きにくい場所ではありますが・・・来て頂ければきっと楽しんで頂ける企画を用意して待っています。

 今晩のニュースでは、池袋の交通事故から3年と。ご遺族が、「桜の散る時期が来れば、思い出す」と。

Thumbnail_img_1848 時期が来れば、人と会えば、思い出すことは、ある。誰の心にも癒しきれない傷は、ある。

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