カテゴリー「音楽」の記事

2022年12月31日 (土)

その後の徒然→定期→Distanceへ

Thumbnail_img_3346 オケでは、久しぶりの尾高マエストロと展覧会の絵(&皇帝を優ちゃんと)を演奏したり、客演のACOではスダーン氏と手締めティンパニでのメンデルスゾーンVn協に臨んだりと、充実した本番を迎えたほか、大須小学校&南山小学校での出向室内楽演奏を名フィルのメンバーと行ってました。11月のリサイタルの辺りでも危うかった「波」が、本格的に高くなってきて、しかし、毎日リハか本番(かレッスン)の日々・・・合間を縫って(何処が合間だったかは秘密ですが)4度目のワクチンを打って、

317365691_858376442273244_59817819149430 その後の市民名曲シリーズ(前プロのタコvn協1番は念願のティンパニでした。痺れた)やスヌーピーコンサート(城田優さん、歌上手いのね)を乗り切ったら、12月の定期。

 ずいぶん前の定期で、シベリウスの初稿版をヴァイオリン協奏曲と共に演奏することがあった、交響曲第5番。現行版は初めてで(前回のは4楽章だったらしい)3楽章形式とのこと。勉強し始めるのが遅かったのもあり、久々に聞こえてくる音と記譜とのギャップに暫く戸惑った楽譜でした。今となっては面白さが判ります(というより、以前より好きになった。単純)

318406877_865368931573995_29766998411653 ソリストには前回のサイバーバード協奏曲で鮮烈な印象を残した上野君が登場、今回は世界初演の小協奏曲を、しっかり自分の語法で演奏していて驚愕(しかも初日はこんなエピソードまで)

319306830_865369071573981_26229722113109 武満作品で、中山のシンバルがオケ中で聴けたのは、大変レアだったかも。

 ということで、この週は12月の山場の一つでもあった「Distance Percussion Duo!!」の2度目の名古屋公演でした。結成公演も12月だったので、2年ぶり

 初回と楽器編成を変えて(前回はtimp.2組、marb.2台!+vib.というマッチョな編成でした)今回はマリンバ1台とヴィブラフォン1台をメインに、太鼓は2セットのものもありましたが・・

 Thumbnail_img_3426 前半のハイライトはセリーのデュオと、魔法弟子かと。セリー(正確にはセリーJr.ですが)は、芸大では代々演奏されることが多かったようで、10年以上の先輩もご存知で、僕も同級生がやっていたので、楽譜だけは持っていたのですが、演奏は初。この曲は2楽章にピアノが出てくるので、なかなか自主公演で取り上げるにはハードルがありましたが、宗次さんに相談したところ、快く出して頂けたので、

20221211munetsuguhall1_20221231150501 対称的に設置した太鼓の1楽章

20221211munetsuguhall2_20221231150501 (ピアニストとしても活動している)中山によるピアノ演奏との2楽章

20221211munetsuguhall3 パーティーハットを被った、楽し気な3楽章(こっちは色んな笛吹くのに必死)

Thumbnail_img_3425 をお送りしました。

前回「道化師の朝の歌」に初挑戦しました。今回は同じようなオケものとして「魔法使いの弟子」

20221211munetsuguhall4 プログラムでも触れましたが、この演奏が業界ではちょっとした話題となり、楽譜が一般販売されていることが判り・・・見るからに大変(原曲と何故テンポが異なるか、やってみると分かる)なパートは中山先生にお願いして(^^;)少しだけ、編曲譜を更に少し編曲して演奏したのは、前回の道化師~と一緒。

 

後半はUTAのⅫとマリスピⅡなど。UTAは、前2(名古屋と京都も!)を聴いてくださった、あをいさんが、「マリンバとヴィブラフォンの編成で、書いてみたい」と、言ってくださり(今回の演奏会開催も、そのきっかけがありました)、何度か音出しもオンラインで聴いて頂きながら・・の、今回の初演でした。ヴィブラフォンは、モーターを回すことで、響きに変化をつけられる為、その特徴を曲にどう反映させるか、あをいさんと中山のディスカッションがありましたが、聴きに来られた知り合いから

Thumbnail_img_3421 「ヴィブラフォンのモーターのon/offの響きの違いやロールの音が、マリンバのロールとの音との混ざり方に多彩な影響が感じられて、とても美しく響いていた」と、感想をもらって、奏者としても一安心(次は暗譜で臨みたい・・・)

Thumbnail_img_3399 マリスピは・・・個人的な反省が多々。まず、もっと早くに手を付けなければならなかった、ということ。早くにプログラムは決めて、楽譜も手元にありました、しかも弟子がやっているのも聴いていた(というかレッスンしていた)ので、「ふんふんこんな感じね」と、高を括っていたのが、大間違い。リサイタルを終えて、いざ取り組んでみると、、マジで大変。ご存知の方は判るかと思いますが、あれはまるでテンポの速いPsapphaです。。原曲では3人で受け持つ打楽器を、足を使いながら、可能な限り音を出す(リアルに2.5人分くらいは常に音を出している感覚)んですが、問題は、元々がデュオの為に書かれておらず、4人での演奏の質と集中力(←ここ大事)に感覚が慣れているので、音に甘いところがあると、凄い違和感があり・・本番は必死さが前面に出過ぎてしまったかと反省。普段、出番のなかった大きなログドラムを使えたのは良かったですが(まだ片付け終わらずに倉庫に転がっています)

20221211munetsuguhallenc1  リサイタルは2時間で収めていたのに、今回の演奏会はアンコールを入れると終演は2時間15分を越えていて・・転換も多かったし、板出してきて、くるくる回ってるから・・裏方の皆さんにもご苦労かけました。

Thumbnail_img_3420 終演後にオーナーの宗次さんにも労って頂き、記念撮影。大量の楽器を撤収したあと(2台の車でピストン輸送)打ち上げは駐車できるガストで()

これで、まだ年内は終わらず・・あと2本、頑張って書き終えられるのか?!

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2022年8月10日 (水)

時々刻々

気付けば、前回はリサイタルの案内記事で、定期的な更新は2ヶ月弱空いてしまっていましたが・・

なかなか、振り返る時間もないままに、毎日が慌ただしく過ぎている日々でした(今も変わらずですが)

7月の定期も終わり(個人的には小泉監督とブラームス交響曲を全曲演奏し終えて、一つの区切り感はあり)翌週にはマラ5(初の大太鼓パート、ホールでリハーサルから出来て、醍醐味を感じました)その後も、豊田で2回演奏(合間に、こちらの打ち合わせなどもしました)や、久しぶり(9年ぶり?)に兵庫のオケにお邪魔したりして、合間にはコンクール前の指導&審査員でもバタバタと・・そう、K響(森さん、伊藤くん)やK響(中山)に音を聴いてもらいつつ、久々に会って話せたのは一瞬でもリフレッシュできました。

Fzyybtlaiaeuaw1 明日は市民名曲の本番、打楽器大活躍のベルキス。実はオケで演奏するの2度目です。サックスアンサンブルと演奏したことも(この時はチェレスタパートまで演奏してたな・・)、懐かしい。

Fzyybtiaiaiyi16 プッチーニも演奏するので、こちらのゴングも。昨年も囲まれた生活を一時期していたような・・

 

そしてそして、リサイタルの予定も、ダーッと駆け足で近づいてきます(ゆっくり来てほしい・・)が、練習と事務作業と、あっという間に終わる1日の中にどう時間を作るかがカギで、実は秋には昨年も出たタップダンスの本番(こちらはなんと名古屋市民芸術祭にエントリーしてあり)もあり、スタジオが少し休講してる間も、忘れてしまわないように、自主練習も・・としていたらCangelosiから楽譜と音が届いたりして、そちらの打ち合わせもしたり、、頭と身体を切り替えてたら1日1日があっという間です。

 吹奏楽に限らず、若い人たちに触れる機会もちらほら。中学生の指導、中学生から知ってる高校生に指導、受験生、高校生の頃から知ってる後輩や教え子と一緒に演奏・・・と、若い人たちの伸びしろに期待しつつ、さて自分はどうかと。

 今週が過ぎれば、スケジュールが空くので、グッと自分の事だけに集中できる日が。そこの使い方で明暗が分かれる予感。

 

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2022年6月 7日 (火)

B月間

5月も終わって、早6月。

1 中旬の数日は宮崎にいたのですが、そこでお会いしたこの方。僕は今回、直接共演はしていませんが、ピアニストのバヴゼ氏と。宮崎音楽祭で、バルトークのピアノ協奏曲2番を演奏されていました(僕は以前、ドビュッシーの作品でご一緒させて頂いた思い出が)

世間話から、「来月、バルトークの2台ピアノと打楽器の為の協奏曲を、ヴィト氏と演奏します」と伝えたら「ヴィト?彼とは何度も共演してるし、2日でプロコフィエフの協奏曲を全部やるプロジェクトもやったことあるよ、超よろしく伝えて!」という写真が、こちらです()

他にも「打楽器奏者なら、この作曲家知ってる?」と、次から次に話が出てくる人でした・・・

 

旅から帰還した週は、芸文で2回本番。依頼演奏会に続いてほぼ満員だったCBC国際音楽祭(愛知ゆかりの男性ピアニスト2名の人気凄し)と、ラフマニノフ、シューマン、グリーグとピアノ協奏曲をハシゴ。翌週はしらかわホールで12回本番の日を含めて3回本番。その合間には、大阪のホールに打合せに向かい、海の向こうの作曲家にも連絡をして・・・着々と予定をこなす日々。

3_20220607181101 5月最後の舞台は、この方(と奥さん)の指揮で。彼はフェリックス・デルヴォー氏。元々、リヨン国立オペラ→コンセルトヘボウ管弦楽団で首席ホルンを吹いていて、クリーヴランドの職を辞退してからの、今はウィーン在住(奥さんはウィーンフィルの首席ファゴット奏者のゾフィーさん)

基本はゾフィー氏の吹き振りだったのですが、演奏会最後の曲は、フェリックス氏が作曲(作曲までこなすんだな、これが)した初演曲のファゴット協奏曲その名も「ナゴヤ・コンチェルト」これは、作曲者のフェリックス氏の指揮でした。

奥さんは、ベルリンフィルからウィーンフィルに移籍、ファゴット協奏曲を初演曲含め1プログラムで3曲を余裕で吹くし(しかもファゴットを始めたのも遅い模様)、旦那は世界一流のオケの職を辞して、作曲も含めた音楽活動を独自に展開(この日も自作といえど、変拍子まくる協奏曲を暗譜で指揮)と、天才夫婦でした。。

2_20220607181901 練習会場に向かう風景に上田を思い出して癒されてました。

 

 そして、遂に6月。あっというまに今週の定期。集客が伸び悩んでいるとのことで、ソリストの不人気説を挽回するために、日夜Twitterで曲のオススメポイントを更新してるのですが(どんどんイイネの数も減ってきて凹)その為に、楽譜を今一度見直したり、文献を読めば読むほど、やはり「この曲は凄い」と思い知らされる日々。バルトークは凄いです。といいつつ、未だにそこまで多くの彼の作品に接したことがなく(マイナーであろう、ハンガリーの風景は、2度もやっている割に(^^;)あとはオケコン2回、中国~の組曲3回、舞踊組曲、Pf協奏曲32回、Va協奏曲3回、くらいの筈)Vn協奏曲は1度もないし、なにより弦チェレ~を演奏した事がないのは、寂し過ぎる・・今世の夢の1つ。

 

 今月はBartok, (Brucknerは降り番)Bizet, Berlioz, 月末にはBeethovenも待っていて、偉大な作曲家のイニシャル月間となりそうです。

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2022年5月13日 (金)

充実のGW

 4月定期の翌週にも芸文でオケの本番と、その翌週には市民名曲シリーズでした。市民名曲シリーズではバルトークとコダーイというハンガリー特集。高校3年生の上田高校吹奏楽団定期演奏会で演奏して以来の「くじゃくの主題による変奏曲」!!あの時はtimpani、今回はtri.s.cymのみでしたが(当然、吹奏楽アレンジとは大分楽譜が違っているどころか、Tuba奏者の林氏は、高3のコンクール自由曲だったにも関わらず、オリジナルにはTuba無しという悲しさ)青春の日々を思い出しながら演奏。その他、バルトークの曲は全曲やったことがあり、ソナタにも通じるリズムの巧妙さを感じながら演奏してました。久々の「中国の~役人」楽しかった。

 

そして、4/29辺りから世の中はGWでしたか?その日に5/5のリハーサルを終え、翌日に札幌に向かいました。やはり少し肌寒い中、今回の演奏会の本番会場兼リハーサルも行えた

Thumbnail_img_1962 Kitaraホールへ!!恐らく足を踏み入れるのは2008年?あたりが直近だったような。ブログの左の方の写真にもありますが、PMF2004に参加した1ヶ月の間で、何度このホールで演奏させてもらったことでしょう。本当に素晴らしいホール、そして初めましての札幌交響楽団さんに賛助出演してきました。

今回の演目はアメリカ特集で、バーンスタイン「シンフォニック・ダンス(west side story)」も含まれており、実は日本の中で一番南にあるプロオケ、九州交響楽団さんにも、この演目でエキストラに呼んでもらったことがあり、

「北から南までウェストサイドのエキストラに向かう男」の異名を頂くことになりました()そういう意味でいうと、一番西のオケはどこなんだろう・・・他にもガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」や「スターウォーズ」など。流行りのソリストが来たこともあり?早々と完売していたそうです。

Thumbnail_img_1975_20220513011201 合間には大学の先輩・後輩と色々お話したり、Thumbnail_img_1979 実はちゃんと話すのが初めての方や、

Thumbnail_img_2335 初めましてと思っていたらそうじゃなかった人(そして本当に初めましての人)など、充実の3日間を過ごさせて頂きました。

Thumbnail_img_2048 札幌は「夜パフェ」を全国的に流行らせたい、とのこと。

Thumbnail_img_1980 名古屋と同じ作りの大通とテレビ塔。

Thumbnail_img_2052 帰りの空港に至るまで、かなり北海道を満喫して、帰名。

Thumbnail_img_2044 Kitaraホール、やはり素晴らしかった。また来れる日まで。

 1日空いて、次は長野の飯田(こちらは信州の南側、いわゆる南信)へ。久々の飯田の音楽祭。こちらもソーシャルディスタンスはあれど、チケットが完売し、地元の方々がこの音楽祭の為に尽力されているのを今年も感じました。Thumbnail_img_2061 昨年演奏予定だったプログラムをちゃんと出来て良かった(初体験のBritten「青少年の為の管弦学入門」)こちらは日帰り。

Thumbnail_img_2065 そして、また1日空いて(空いてなかったら、そのまま北上してましたが)今度は佐久(こちらは東側の東信、軽井沢の隣)へ。朝、相棒のジョエルと待ち合わせして、ハイエースに目一杯楽器を積んで、いざ。そこまで上田に向かうのと変わらない時間で到着。楽器を組み立てている内に都内から来たピアニスト2人も到着。

Thumbnail_img_2068 ホールでリハーサル。後、チケットを購入して下さった数十名の方向けの公開リハと、場所を移してのトークイベントへ。

 このトークイベントのお話を頂いた当初は「そんな催しに、どれくらいの方が興味を持ってくださるのか&質問なんて来なかったらどうしよう」と思っていましたが、全くの杞憂で(館長が演劇畑の方ということもあり、司会も上手にして頂き)予想外に盛り上がりました。特に若い子たちからの質問が多く、胸が熱くなりました(れっきとしたおじさんやな)翌日の終演後は解散しなければいけないため、一応、決起集会を遅くならない程度にやってから、就寝。

Thumbnail_img_2094 今回のコンサートが、コスモホールでのコロナ以後最初の演奏会ということもあり、ホールの方やマネジメントの方も、集客をとても心配されていて、僕自身も協力できることが少なく、ハラハラしていましたが(残念ながら満席とは遠かったものの)舞台に出てみると、沢山のお客さんの姿を拝見でき、嬉しく思いました(気持ちが昂り、本心から「今日は本当に沢山の方々にお越しいただき・・」とMCで何回も話していたら、最後の方は少し失笑も混じってたような()

Thumbnail_img_2070 前半の比較的聴きやすいプログラムから、後半の真剣勝負のソナタまで、聞き入ってくださり、こちらも充実した本番ができて、皆々様に感謝です。来月の定期演奏会に向けて、弾みがつきました。

 

Thumbnail_img_2096 ちょっと良さげなカメラを持って、弟が来てくれたおかげで、写真もいろいろ撮ってくれました。

Thumbnail_img_2093 終演後に、「譜めくりすと」として頑張ってくれた小諸高校音楽科の学生さん2人と(受験に向けて、頑張って!)

 家に帰るまで(本当は楽器を片付けるまで、です)が、演奏会。GW最終日だったので、少し心配でしたが、渋滞にはまることなく、名古屋に帰ってきました。

 昨年のGWが静かだった分、今年はとても賑やかでした。全て無事に終わって、ホッとしています。でも、完全に大手を振って「演奏会を宣伝する(向かう)」「人に会う(親睦会をやる)」ということを憚られる世の中は、まだ暫く続きそうで。。

今も抗原検査を経て、とあるところにいますが・・マスクは、表情が読みにくく(新入生の顔も判らないし)、息もしづらく(タップの時とか死にそう)、もう沢山ですが・・・

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2022年2月19日 (土)

モノオペラ→オペラ→延期、中止・・・

272156199_4665058450209504_5029493831030 1月定期の翌週は昨年以来のサントリーホール公演へ。ラフマニノフ、急遽のソリストでしたが、素晴らしかったです(なんとそのまま今週は京響で同じ曲を演奏していると!)定例の東京公演が出来ていることの有り難さを噛みしめつつ、翌日からモノオペラ「ガラシャ」のリハがあったので、そのまま都内滞在。

Thumbnail_img_0626 僕と主演の田中さん以外は初めての方との演奏でしたが、前回の初演とは違って、試行錯誤の時間が少なかったこともあり、音楽リハは順調に。今回初めての能との合わせも演奏チームともうまく連繋がとれたかと。

Thumbnail_img_1596 本番会場は国立能楽堂(千駄ヶ谷駅、初めて降りたかもしれない)で、舞台の袖に特設ステージを設けての演奏でした。

Thumbnail_img_1586 検査もしつつ、なんとか公演を終えることができ、大きなバックアップをして頂いたAAR Japanの皆様はじめ、沢山のお客様にも感謝。本当は次の日から山口県でしたが、そちらはキャンセル・・・

Thumbnail_img_1657モノオペラの次の本番は日本語でのオペラ「禅-Zen-」の高崎公演。既に金沢公演を終えてきたのですが、僕は高崎公演のみ参加だったので、かなりドキドキで向かいました。

Thumbnail_img_1661 初めて訪れた高崎の駅前の芸術劇場。詳しくは・・・控えますが、都市開発は大事だと改めて(そういう意味で金山の新市民会館の構想は、とても大事だと思っています)Thumbnail_img_1662一人黙食で鶏飯も頂いてきました。凄いボリュームだった・・・

Thumbnail_img_1673 帰名後は文化庁新人演奏会に、教え子達(僕が名古屋音大教えだした1期生)と共に演奏。一人はオケ中で、一人はソリストとして。立派に活躍・・・若者には未来があっていいね!本来は先週末にも岡崎でクローズドの本番があったのですが、そちらは(対象が小学生だったこともあり)延期・・

 

Thumbnail_img_1687 そして、今週は「本来」定期演奏会の週でした。。今まで自主公演は中止にならずに過ごしてこれましたが、今回はリハの初日に練習場に向かったところで中止の連絡がきてしまい。仕方ないですが、残念無念。持って向かったmyコントラバスの弓も使いたかったし、本来演奏予定だったラフマニノフの交響曲3番、久し振りに演奏したかった・・・楽しみにしてくださっていた皆さま、申し訳ありません。

 Hp しかし、日曜日の本番は、この調子だと開催、します!できることを精一杯やり続けるしかない。です。

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2022年1月22日 (土)

KOBE国際コンクール→1月定期

最近、SNSを開きはするのですが、そちらへの書き込みが億劫な時期で(何か見てしまったんでしょうね)暫くはまた、こちらのblogがメインになるかもしれません。

Img1523 1月2週目には、今回初めて依頼を受けたコンクールの審査員として、神戸に向かっていました。阪神淡路大震災の後に始まった歴史あるコンクール、大御所の先輩方に囲まれながら、1日目は午後から(宿泊していた新神戸の夜は早く、審査後には普通の夕飯にはありつけない事態に、、ルームサービスor白〇屋というお洒落な街とは程遠い・・)、2日目は文字通り朝から晩までの審査でしたが、

中高生のレベルの高さにビックリしました。その年齢で、そういう曲を演奏する時代かと・・・こちとら打楽器のソロ曲なんて大学に入るまで一切情報が無かった環境で育ったもので、早期教育の可能性を沢山感じました。ただ、審査員の中の話題では「その(難易度の高い)曲を演奏する前に、経た方がよい道を通ってない(であろう演奏)よね」という意見も多くみられました。Youtubeでカッコいい曲は一杯見られますから、そこに目移りしてしまう気持ちはとても判りますが、、中身が伴っていない演奏もしばしば。ピアノの世界で、バッハやモーツァルトを弾かずに、スクリャービンやカプースチンは弾かないのでは?と。。

このコンクールは事前に「どこの誰が演奏するかを通知せずに」審査に臨みます(出演番号のみ表示)ので、顔見知りでない人は、経歴はおろか、年齢も性別も?わからないので、色眼鏡で見にくい採点結果が出たかと思います。他の楽器では、音大生を差し置いて、一般大学の人たちが入賞している事例も多数。点数に関しては、ショパンコンクールみたいに公表してもいいと個人的には思いますが・・そうすると事務作業がめちゃくちゃ煩雑になりますかね・・全部門あるので、大変か。こちらは点数だけでなく、講評も書く欄があった為、なかなかハードな2日(実は前日も別の映像審査していたので計3日間・・)でした。

1月のオケ稼働日が、このコロナ禍始まって以来過去最高となっており、有休で降りているものも幾つかありますが、何かしらのリハと本番がほぼ毎日(月末には、やはり無くなってしまったものも有り)。先週は市民名曲(同級生が急遽ソリスト)&豊田市(オペラ紅白歌合戦、楽しめるいい企画でした)今週は定期からの東京公演。年末から騒がれていたオミクロン株は、想定通りの波を辿っていて、、そんな中での都内移動はリスクもありつつ、気は引き締めて滞在してきたいと思います。曲目はラフマニノフのパガニーニ・ラプソディとチャイコフスキーの交響曲1番(と降り番のモーツァルトの交響曲)どの曲もかなり久々の演奏な筈。個人的には久々のシンバルで20インチの重さを楽しみながらも、疲れますね(笑)東京公演も若干席があるようです。今日、初日終え(その前に大学の実技試験もありました、全員聴けなかった・・)明日2日目。

 昨日はとある説明会で、あまりにも頭にくる発言があり、よなよな書類作成・・志が低い人間は個人(やその友達付近)で存在してくれる分にはご自由に、なのですが、無垢な人達に伝播する発言は今後の環境に影響するので・・若い人が変に染まらないように、中堅は必至です。

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2021年12月 1日 (水)

1ヶ月のご無沙汰

しておりました・・・定期が出番で無かったのと、余裕が無かったのが重なりまして(早めにHPの年内出演スケジュールだけ進めておいて良かった?)

 オペラを演奏していたのなんて、かなり記憶の彼方・・ですが、学生用と合わせて2度本番が出来て幸せでした。あらすじは大した事ないのですが、音楽は泣かせますね()

 兵庫や広島の小学校に訪れたり

Thumbnail_img_1217 (その広島駅で、菅原先生からの電話を受け、夜には名古屋で先生の演奏を拝聴したり)

豊橋で不定期セミナーをさせてもらったり(噂のGaddimentsはこちらでゲット)、飯田に向かったり(満席ではないにしろ、沢山のお客様♪)中津川でショパンコンクール帰りのソリストと演奏したり(こちらは完売満席のお客様!)

Thumbnail_img_1247 くぼったの合わせをしたり(この詳細は後にまとめて、のつもり)と月半ばまで慌ただしく過ごし、

Thumbnail_img_126711月の定期はティンパニ一人の出番。9月は僕が出たので今月はジョエルにお任せして、こちらはまた地下に潜り(定期やってるコンサートホールの裏側の大ホールで)バレエを少々・・・と思っていたら、少々の予定が「がっつり(レギュラーが急病で代打ティンパニ)」に変更になり、「眠りの森の美女3時間半フルコース」を堪能させて頂きました。コンサート形式の抜粋しか体験したことなかったので、

Thumbnail_15120665366222まさか結婚式の余興が第3幕ずっとだとは知らず・・少しカットした曲があれど3時間半(休憩は計45分ありましたが)初体験でこちらも思い出に残りました。

 その後は職場の本番が、幾つかキャンセルにもなってしまいましたが、ゲストで出る演奏会は行われて一安心。フォーレとラターのレクイエム、オルガンと打楽器のみの伴奏という一風変わった編成でしたが、意図していたことは判る本番だったかと(打楽器はほぼ1人分しか働いてませんが、オルガンはリアルに4人分程の働きをされており、大変そうでした)合唱の人数とホールの響き具合が丁度良い具合。

 

 今週はオケの本番が2つ続いた後、ついに3年ぶりの打楽器アンサンブルの本番。なかなか今回ばかりは運が味方についてくれていないかも(むしろこれまでが奇跡?)、、という不運な集客具合のところはありますが、演奏にはそんなの関係ねぇ!全力で(そして集客も最後まで諦めず!)その日を迎えられますよう。

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2021年10月28日 (木)

バンドジャーナル

 上田で高校生をやっていた頃、今のようなネットワーク社会ではなく(多少インターネットはありましたが。i-modeとかね・・)色んな情報は紙媒体が主体。吹奏楽少年だった僕は、部室(正確には班活動だったので班室)にあった月刊誌「バンドジャーナル」の過去10数年分の連載などを空き時間や授業時間に?読みふけっていたわけです。巻末には各楽器のプロが書いた「ワンポイントレッスン」を参考に、手を動かしてみたり、藤本先生(確か高2の年)平尾さん(高3)の記事に笑わせてもらったり、、月日が流れ、自分も名フィルに無事入団、2011年度にその連載を依頼される幸運に恵まれ(カテゴリーのBJ後記は、その記事に合わせた内容です)、その時もとても感慨深かったのですが。

Thumbnail_img_1109 なんと・・・表紙を飾らせてもらうという僥倖に!継続は力なり。このワンマンリーダーを見捨てずにいてくれるメンバーに感謝・・・嬉しくて、何冊買ったことか()あ、まだ書店に売っている筈ですので、まだの方、是非。

 

Thumbnail_img_1103 10月の定期も無事終了。Thumbnail_img_1126 その後も幾つか本番が続きながら(アンドロイドの指示で演奏したり)ただ頭の片隅にはずっと「タップダンス」の文字が・・・名古屋に来てから習い始めたタップ、今年で11年になりますが、今までは定期の日程などと被るのを理由に出演を断念?してきた、

Thumbnail_img_1155 発表会(とは言えない規模の裏方が入る舞台)ですが、出演する覚悟を決め(というのも、簡単に参加が表明できないほどの練習量とそれに伴う諸々の行事がある故)、初舞台でした。

Thumbnail_img_1158 本来は2日連続である舞台のうち、オペラのリハが重なるため、無理なお願いを聞き入れて頂き初日のみ・・それまでのリハ日も「絶対ここは出て!」と言われた日は奇跡的に空いていたり休める仕事だったので・・・それでも他の人よりも向かえる日が少なく、最後の一週間は出番の少ないなりに、自宅でのコソ練期間も経て。

Thumbnail_img_1163 やはりなんでも、見るとやるとは大違いで、いい経験になりました(メイクしたのなんて何時ぶりか!!)。以前から知っていたバンドメンバー(舞台の後半は生バンドに合わせてタップを踊る人達も)にも素性がバレて、恥ずかしや。次はまた11年後かな・・翌日からは予定通りのオペラのリハーサル。

 2年前のカルメンは諸般の事情(リサイ○ル)から降りていたので、個人的には薔薇の騎士以来、4年ぶりの名フィルでのオペラ。かの有名な「ラ・ボエーム」これもお初なんです。蝶々さん、トゥーランドットに続いて、プッチーニようやく3作目。。今回、東京フィル(日本で一番オケピに入っているオケ)の元団員さんがエキストラにいらっしゃって話を伺いましたが、「オペラのレパートリーが増えたのは財産だったわー」と仰っていました。それは羨ましい・・

Thumbnail_img_1175 今日から劇場入り。Thumbnail_img_1173 隣のチラシは前日に聴きに行った学生の吹奏楽。Thumbnail_img_1132 その前の週にも学生のリサイタルを聴きに行きましたが、お客さんがあまりに少なく・・・僕もいつもいつも集客には必死ですが、演奏会はやはりお客さんあってのもの・・コロナ禍なのは承知で言ってますが。。12月、他人事ではないので、頑張らないと。

 

 

 嬉しいこともあれば、そうでないことも。海の向こうから届いた思わぬ訃報に、ご家族のお気持ちを察すると、いたたまれなくなります・・・今日のGPを演奏しながら、少し頭を過ってしまった。

 明日まずはオペラ初日、無事に終わりますように。

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2021年10月 8日 (金)

一生勉強

Thumbnail_img_2183 先月の定期が終わってからは金沢にいました。わが社の休めるところと重なって、リハを含めるとほぼ2週間という、結構な日程のツアー(中には名古屋公演もあったので、一度帰宅してからの中国地方にも行きました)プログラムは2.5公演分ほどを練習して、日によって変える形で。残念なことに最終の松江公演は無くなってしまいましたが、それでも6公演。初めて演奏するメンデルスゾーンの序曲とシューマンが刺激的でした。ソリストに来ていた百音さんのヴィルトゥオジーなメンコンも楽しましてもらったし、客演でも恐らく3回は演奏している楽団の十八番のジュピターもご機嫌なコントラバス(エキストラにまさかの幣さんがいらしていてそれも嬉しく)の後ろで。

Thumbnail_img_0990その時期に放送されていたテレビでも、ジュピターが話題になってました(^^;菅原先生もお元気そうで・・

 本当はその後、一筆書きで中国地方の文化庁公演もあった予定が、こちらは全てキャンセルor延期。それとほぼ同時期に「第五波」は収束していく皮肉・・残念ではありますが。

 10月に入って、依頼公演の映画音楽特集は、楽しみにしていた本番でした。学生時代からお世話になっている神奈川フィルの平尾さんに客演頂いて、名フィルと神奈フィルの合同演奏以来5年ぶりに共演。

 忘れもしない、大学2年生の頃、藤本先生のティンパニを聴きに向かった先で平尾さんのシンバル聴いて感動。終わって一緒に飲みに連れてってもらった先で、平尾さんに酔った勢いで

「健志よぉ(業界でタケシと呼ぶのは異国の方か平尾さんしかいません)俺の後に神奈フィル入れよぉー」と言われたりすると、訳も分からずこちらはドキドキしてたような初心な若僧でしたが

 

 よくよく考えれば平尾さん、未だ現役=その言葉を鵜呑みにしてたら、未だにオケ入れてない。っていう・・・先日その話したら爆笑されました。

 もう還暦過ぎていらっしゃるのに、相も変わらず輝かしい音色で(シンバルが鳴ってるんだが、シンバルじゃない音みたいなのも一緒になってる感じ)むしろ進化してるくらい。スターウォーズのメロディも相まって本番中も感極まってました。お話聞くと、やはり色んな努力をアイディアと共に実践されていて。その時々に応じた対応力が必要なんだなと。

 

Thumbnail_img_1041 また、そのうちに!今度は若い人にも聴いてもらえる時にでも・・

そして、今週はもう定期。5年前の50周年ツアーで取り上げていたバルトークの「オーケストラの為の協奏曲」が曲目変更でメインとなり、前回とジョエルとパートをバトンタッチすることに。初ティンパニパートで、また一つ夢が叶ってありがたや。

 ここから1年、バルトークとは沢山接する予定なので、色々書籍も読んでいますが(読書の秋!)大変な時代・状況の中、楽曲に対する多方面からのアプローチが凄い、と感動します。先日のテレビ放送でN響で取り上げていたパーヴォ氏も言ってましたが、この協奏曲も、それぞれの楽器の良さを際立たせるだけでなく、楽曲としての構成、彼が作り上げてきた技法を詰め込んでありながら、最後は大団円へという名曲だと改めて。

 前半は、Bartokと同じBでもBernsteinB、本当は6月定期にいらっしゃる予定だった大植氏の先生の作品。

今回演奏するのは、こちらではなく「ド」がちゃんと付いてる序曲ですが(笑)

Thumbnail_img_1094 もう一曲の「セレナード」が難曲!!独奏ヴァイオリンの伴奏が管が無くて、弦と打楽器だけなのですが、ちょっと久々に予習に苦労した曲でした。皆難しい・・この苦労が報われる演奏になることを期待して(^^;)

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2021年8月25日 (水)

降って沸いた休み

というか、ある意味予想できましたが・・本来はオケの業務(毎年恒例の豊田市での音楽鑑賞教室)でしたが、2年連続で中止の運びに。ここまで状況が悪化してくると、いつどちらに転んでも驚きませんが、残念さは変わらず。

なので、昨日から休日。結構続いていた(というか実は8月3日以降、一日も休みは無かった)稼働が数日早く休みになり、身体としてはありがたい・・2日連続で寝坊出来て、予定の無い嬉しさを感じる一方、これが続いていた1年前が辛かったのも思い出す。

Esstarwarsbalanceoftheforceeltitulodelep 全てのことにバランスが重要だってことは、色んなことから教わります。

236159787_2908951239366690_4558550639361こちらの音楽祭も無事終演。数日おきのPCR検査で、リハ前に「全員陰性でした!」「(拍手)」を繰り返して迎えた本番。

238597854_2908951399366674_4910249239289今回の打楽器メンバー。普段なかなかお話できない方からの体験談は、今回も勉強になりました。 

236129002_2908951596033321_3698292202881東海地方出身、今は九州在住の拓ちゃんは今回、バンダで参加。あまり自由時間に自由にできない状態でしたが、少しだけ宮崎っぽいものを食べにいったりしました。 

Img_0889  逆サイドから見ると、こんな感じだったようです。今回の楽器は九州在住のAmateurの方の楽器、以前、名古屋でのトゥーランドット上映の時も使用されていたとのことで、ビックリするほど素晴らしい状態の楽器!

238855952_2908951516033329_2051039978939 まさか、いらしてるとは思っていない方も客席で聴いて頂いてまして・・最近は大阪→そしてこの京都(の時は直接ご挨拶できず・・)→宮崎という、都内や名古屋以外でお会いするという不思議な感覚、次はどこですかね。。

 

飛行機の減便(&気象情報)に多少ヒヤヒヤしたものの、翌日からの業務には問題なく到着。久しぶりの演目に初めての指揮者で、名古屋公演のち東京公演付き・・・というチャレンジングな企画になりましたが、終わってみれば予想を上回る大盛況だったようです。曲・ソリスト・指揮者・・・こんな時期だからこそ「それでも会場に足を運びたい!」と来てくださる方に思ってもらえる要因はとても大事だなと。舞台から見えた大勢のお客様に感謝!

こんな時期だからこそ、都内に折角向かうのだから、他にも用事を・・と、メンバーに連絡をして予定をこなしてきました(多少のトラブルは出てきましたが)また、追々お知らせします。

Img_0902既にこちらにも載せて頂いておりますが!Img_0903  

 

 吹奏楽コンクールなども、ライブ審査が無くなり、録音審査に変わっているそうです(それぞれの録音条件が違うなか、何を基準に審査するかも難しいと思いますが、、)以前の教え子ともメールでやりとりしていて「『小さな目標』と『大きな目標』を作りながら、頑張って生きていこう」と言ってましたが、目標そのものがスッと無くなってしまうことが起こり得る時勢で、オリンピックや甲子園は開催できたから、良かった人もいるでしょうけど、その逆も。。何が不要不急なのか、どのタイミングならば、行えるのか。どのタイミングでも賛否両論出るでしょうし。

 強行するのか、撤退するのか。バランスが、難しい。それでも生きていかないと。

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