カテゴリー「趣味」の記事

2012年4月14日 (土)

たまには音楽以外の話

 最近は旅が多かったせいもあり、読書が進みました。
 

 「八日目の蝉」前から気にはなっていたところ、アカデミー賞の話題もあり、映画(観るの)が先かな~と思ってましたが、読破。あっという間に読んでしまい、かつ、未だPCの前にあるため、何度も読み返しては、泣きそうになります。前の日記にも書きましたが、僕は幼少期、家庭の都合で、転勤族でした。小学校は3つ行きましたが(克明→東田辺→安田)最後の2年(と1学期)が、小豆島。それまで大阪の学校だったので、いろんなギャップに驚きました。

 まず、クラスの人数。それまでは1学年3クラス(40人学級)の学校へ行ってましたが、島では1学年が40人!僕が転校して41人、もしも僕が転校しなかったら、1クラスになってたらしいですが、僕がたまたま行ったので20人学級が2クラス。ちょうど、男女が10人ずつ。先日、友人にあった時に、19人の名前まで覚えてました。うーん、惜しかった・・

 そして、方言。それまで、場所は違えど大阪弁で家族とも、外でも会話してきたのが、島では言い回しが違う。標準語で「どうかした?」に対して「何(なに)もないよ」と言うのは、大阪弁→「何(なん)もないよ」、島→「なんちゃないよ(略して、なんちゃ、だけの時も)」という風に。「マジで?」は「ホンマ?」「ホンマけ?」、「やってるよ」は「やってるで」「やっりょるで」と・・

 帰国子女の人が大体そうなように、僕も、1年も経たないうちに、エセ「島っ子」と化して話してました(笑)子どもは順応が早い&それまでにも転校に慣れてた為、順応癖はあったかもしれませんが。

 まあ、それでも、「エセ」の身としては、毎日がカルチャーショックでした。小豆島は素麺が有名ですが(八日目の蝉でも主人公は素麺屋で働く)まあ、麺類が美味しく、「生醬油うどん」なんてのも、初めて小豆島で食べたし、給食の「肉うどん」が美味しかったのが、衝撃で、友人にその話をしても「そうやったかなあ?」の一言。慣れは恐ろしい(笑)学校で近所の畑にサツマイモを作っていて、夏にプールから大きな缶に水を入れて、水着で皆で運んでいったり、裏山に登ったり・・勿論海にも泳ぎ&釣りに行きました。残念?だったのは、修学旅行が奈良・京都・「大阪」だったことくらい(^^;)約800日、全ては覚えてなくても、かなりの記憶が、未だ焼きついています。貴重な体験でした。両親に感謝。

 八日目の蝉では、一番切ないところが、小豆島で描かれているため、個人的なノスタルジーも重なって、涙腺が緩みそうに。まあ、オイオイ泣く程ではないのですが。「方言」絡みのくだりが出てくるところも、気持ちわかるわーと。また島に行きたくなりました。

 

 もう一つは「ドラゴン・タトゥーの女(ミレニアム1)」これも、映画を気にしていたのですが、本屋で気になってしまい、そちらが先に。

 洋書は、日本の小説より、情景描写が細かい気がします。その分、真面目にしっかり読むと、想像がリアリティに富んだものになるんでしょうが、大雑把なO型の僕としては(爆)、結構、めんどくさい。推理小説じゃないんだし(ミステリーですが)、家の敷地の説明はいいから、内容を進めよ、と(^^;)勿論!ちゃんと描写も読んでますよ(ある程度・・)

 上・下巻に分かれていて(更に3部作のこれは1作目)上巻の途中くらいから、読むのが止まらなくなりました。気付いたら、4時間のバスの中もずっと読みっぱなし(高速道路だから酔わずに済んだ)下巻は、手にしたまま、ぶっ通しで読んでしまう面白さでした。

 読み終わって、「視覚で入ってくる情報量の多さ」に改めて気付かされました。僕の場合、計8時間以上かけて、読み終わったものが、(多少カットされてるとしても)2時間半の映画になっているし、逆に、もしもこの話を、全て耳からだけの情報で処理するとなると、これ以上の時間が必要とされるはず。本当にこの世界は、視覚に頼っていることが多いんだろうな。

 予期せずやってきた(まあ2ヶ月前には予期してたけども)休日も、もうすぐ終わり、ちゃんと現場復帰出来るのか!?練習はやってるので、そっちの調子はそこそこ、あとは夜型生活を戻さないと・・。

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2011年5月10日 (火)

渋い。藤沢作品

 GWも、普通に終わってしまった・・飯田に二日間行けたことは、里帰りしてない分、リフレッシュ出来ました。GPと、本番の間に地元の方が振舞ってくださった、蕎麦に感動~流石信州。「上田に実家がありますが、初めて来ました」と言うと、「こっちの人も上田行ったことない人多いと思います」と言われちょっと安心、だって高速で2時間いじょ・・以下自粛。昨日は名古屋城の麓で演奏、交響詩「名古屋城」予想外にシビアでした。

 4月末にわび助のオーナーから、藤沢周平作品(短編集)を2冊ほど拝借してきて、通勤途中に楽しみに読んでましたが、今日遂に終わってしまった(T T)藤沢作品は映画化も多くされてますが、見たことあるのは、武士の一分のみ。文字で読むとあっという間に読み終わってしまいますが、映画になるほど、中身が充実してるってことでしょうか。また、借りに行こう♪

 映画といえば、近所のゲオが安かったので「スーパーマンリターンズ」「アバター」をBlu-rayで借りてきて観ました。流石の綺麗さ、そして、何も心配することのないハッピーエンド。藤沢作品とは対照的だ・・まだ残ってる「ブルース・オールマイティ」も似たようなもんよね(--;)

 

 浜岡停止が決まったところに、この暑さ。夏がこわいなぁ(A;´・ω・)アセアセ

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2010年8月27日 (金)

MALLETS MELODY & MAYHEM

 先日購入したLP、仕事の早い先輩が早くもCDに焼きなおしてくださいました。お陰で、もうipod聴ける。ありがたや。題名はそのタイトル。mayhemって単語、初めて聞いた。

 NYフィルの前々ティンパニストのSaul(×Soul) Goodmanが録音した、打楽器ソロやアンサンブルの入っているレコード。有名なtimpianaや、worried drummer(goodman編曲)などを収録。timpiana(Goodman作曲)は、彼のティンパニ教本の最後のページに楽譜のみ載せてありますが、もう1種類の楽譜を有賀先生に見せていただいたことがあり、そちらには教本に載っていない、ドラム譜もあり、ティンパニ譜も少し高度なテクニック用に書き換えられていたんですが、その譜面を紛失・・今度やるので、ちょっと困っていたところに、著者が録音したレコードを発見したので、これはもしや・・と聴いてみると、しっかり、もう1種の譜面用で演奏されてました。耳コピするしかないなあ。

 今、「worried drummer(大忙しの太鼓奏者)」聴いてますが、勿論彼が編曲してるから、当たり前といえば当たり前ですが、彼はかなりかなり器用だったことが伺いしれます。ティンパニ、大太鼓、合わせシンバル、小太鼓、シロフォン、グロッケン、タンバリン、トライアングル、鈴、spur(棒付きジングル?)、カスタネット、無知もとい鞭などを、伴奏に合わせてひょいひょい持ち替えながら演奏する曲なんですが、音出すのは勿論、やりっぱなしじゃなく音の後処理までしっかりしてるのが聴こえてくる、流石。カスタネットのロールと、ティンパニと鈴が同時に聴こえるのはなんで?ズルしてないよね?と思ってしまう正確さ。恐れ入りました。

 え、それ以外の曲?ノーコメントで(^^;)

 今日はブラームスチクルスの本番、打楽器だったので出番は序曲のみ。明日からはハイドン・ヴァリエーション。

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2010年6月17日 (木)

名古屋の○窓から

 一昨日無事に帰ってきて、昨日はネットがつながった。。はずが

パソコンの不具合の為、繋がらず・・近くに電気街があるため、PC作成者の弟に連絡しながら、あれやこれややったが、まるでダメ、仕方なく全てリセットかけたら、ようやく動き出しました。よかったよかった。

 リセットしてる時間に、こっちで初めて自炊。やはり安上がり。これからはこまめにやりたいな・・

 一通りパソコンで遊んだ後、自転車で散歩に。ちょっと前まで走ってたんですが、

「ランニングを習慣にすると、しないと維持できない体になるよ!体の負担の少ないウォーキングの方がいいよ」とある人から言われ、そう考えながらも気付けばチャリに跨ってました(--;)

Img_1737_3 栄のテレビ塔。夜は駅前もライトアップされていて、少しおしゃれ。

初めて真下まで行ってきましたが、流石に高い。Img_1730_2 スカイツリーとは比べ物にならないだろうけど・・

Img_1740_2 愛車と。後方には、木を囲むようにベンチがあり、カップルが愛を語りあっている夜景の前で、自転車から降りて、写真をとりまくる男一名。すみませんねぇ、これくらいしか楽しみなくてImg_1745_2 。。

 

 後ろからの視線が痛かった(爆)

Img_1754_2 名物、街中観覧車を横目に帰路へ。大通りを一本入った道に、いろんなラーメン屋があることを発見、また行ってみよう。

Img_1717_3 麺類といえば、ついこないだ、金山のきしめん屋さんに連れて行っていただいたんですが、その時食べた写真がこれ!美しすぎて思わず写真に収めました。まるでレプリカみたいな完成度!味も見た目も素晴らしかったです。

Img_1723_2 最後は生後約半年のシンゴ君を。どんどん毛むくじゃらになっていきます・・

 

 さて明後日から本番。

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2009年10月21日 (水)

ねじまき鳥クロニクル

 全3巻を読み終わりました。村上春樹は、「ノルウェーの森」の時も思ったんだけど、読むと、なんだか知らなくて良かったことまで知ってしまうような、ちょっと異様な気分にしてくれます。物語に引き込まれて、読み進んでしまうんだけど、今のところ、清清しい気持ちになったことは0。IQ84はどうなんでしょうか・・?同時期に読んでた村上龍の方の「sixty nine」は、よっぽど楽しく読めたけど。

 明日もエルガー、先週に引き続き。先週のエルガーは一生忘れない思い出となるでしょう、なんというか、「相性」を痛感した本番だったなあ・・。

 篤姫を1日平均2話ずつ観てますが、流石に1年間やり続けている大河ドラマは長い。でも、面白い。どこまでが史実に基づいているかは謎ですが、日本史で勉強した話などとリンクして、楽しく見れます。やはり、オープニングはいい曲だ。

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2009年7月 2日 (木)

カフーを待ちわびて

 梅雨は続いてますね・・

 月曜は、新潟。いつも行くとお世話になる小林さんという方がいらっしゃり、とにかく顔が広いのですが、オーディオマニアでもあり、家にはずらりと並んだレコードやCDが。非接触型のレコードプレイヤーは100万越すそうです・・・レコードからCDにダビング出来る機械を持っているということで、レコードと貸しだす締太鼓を持って7時起床、長岡へ。

 中学生を朝から夕方まで教えた後、小林さんの家へ。

Img_0961クラシック好きが元で、ラジオのDJもしてらっしゃいます。

左が小林さん、前に収録につきあった時に撮りました。

レコードを精製水で洗った後、デッキに備えて、ダビング開始。レコードについてほとんど知識がなかったので、教えてもらいました。なんでレコードがパチパチいうのかという、初歩的なところから・・トラックわけは手元のリモコンで僕がして、完了。マリンバでヴィバルディの「四季」を録音しているものなのですが、多分、この時代は一発録りだったのではないかと。師、先輩方に感服。帰りは知り合いの呑み屋さんに久々お邪魔して、お腹一杯食べさせていただき、深夜割引が利く時間帯に帰宅。ETC様々です。

 次の日は、今日から練習だったオケの打ち合わせへ。本皮ティンパニのチューニングから、家を建てる際の注意点まで、先輩に色々なことを指導していただき、感謝!まだ生まれて2ヶ月の赤ちゃんの顔も見てくることが出来ました!!癒された~全然泣かず、興味深そうに顔をじーっと見られました(^^;)

 そして、今日からオケの練習。毎月1度はティンパニを演奏できる機会があることに、大変感謝です。国内ではオーディションの噂は途絶えて半年(爆)

 題名の「カフー・・」は最近読み終えた本の名前。図書館で3ヶ月以上予約待ちしましたが、3時間かからず読み終えてしまった(笑)第1回日本ラブストーリー大賞というものの大賞だったらしく、映画化もされたようです。スッキリした話、少し泣けます。

 おっと、明日からも泣かずに、頑張ります!

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2009年4月26日 (日)

サイクリング日和

 今日は、昨日とはうってかわって、晴れてていい天気でしたね。若干風が強かったですが。

 一昨日は、素晴らしき文明の叡智「アロンアルファ」を使い、

Img_0938 ぴったり元通り!割れ目が生々しいですが、これでこの子も不死鳥です。真っ二つだった時の写真は

動揺してて撮影してなかった(--;)音も元通り、一安心。

 昨日は秋葉原まで、土砂降りの中出かけて、CDを探したり、色々下準備。後輩にも相談に乗ってもらいました。秋葉原はドトールも制服がメイドでした(嘘)

 その後、弁護士の先輩とほぼ1年ぶりに食事(また焼肉)もしかしたら、お世話になる用件があったのですが、無事回避できたので、それを祝いつつ、近況報告など。裁判員制度、もう1週間後に始まってるそうですね。どうなることやら・・

 そして、今日は楽器を買いに行き、本を借りに行きと、自転車で動くことが多い一日でした。夜も外食だった為、計2時間くらいは乗ってたかな?今日の温度は最高でした。

 今週は成婚記念、録音などなど。。

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2009年1月 6日 (火)

本を読み返す。

 実家などに帰ると、以前読んだものを、ついつい寝る前などに読み返してしまいます。そして夜更ししてしまうんですが(笑)

 さっきまで読んでたのが「青の炎」(貴志祐介)最初に読んでたのは大学の低学年の頃か。その後、名作「黒い家」や「クリムゾンの迷宮」、最近は「天使の囀り」を読んでから読み返して、また最後数ページで泣きそうになってました。

 涙腺が弛む場面があったのは覚えてるけど、台詞までは覚えてなくて、「ここか~」と。。人間は忘れていく生き物ですね。この調子で、専門の方もどんどん忘れているんだろうなあ(--;)

 初心にかえることを思い出させてくれた、本に感謝。

 そういえば、さっきhttp://take-percussion.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-5bf6.htmlで撮ったドラマがやってました。ほんの一瞬だけ谷原○介に隠れて映ってました。一瞬すぎて、宣伝しすぎずよかった(笑)

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2008年12月17日 (水)

光のページェント&12人の怒れる男

 先週は予定通り、レッスン受けて、さらって~の日々。週末に同級飲みをして(同級生に2人目の子どもが!めでたい!)その後仙台入り。そこでも同級生(Hr)と行動を共に。

 家の側にある温泉にも連れてってもらって(家からすぐってのが、羨ましい。。)次の日には「光のページェント」というイルミネーションにも車で行きました。

 着くと、まだやっていない様子。。なのに人だかりが。3分後に灯火されました。周囲はフラッシュの嵐でした(笑)

Img_0649 記念に撮影。車中なんで、他車のライトが眩しい・・皆も見たいので、自然渋滞となってました。わざわざ道路交通情報でも

「『光のページェント』が先程点灯いたしましたため、多少の混雑がみられます」って言ってたくらい(笑)

その後、広島風お好み焼きを、焼きそば4玉入り!ってのを頂き、DVDを借りて部屋へ。

前から見たかった「12人の怒れる男」最近リメイクもされたようですが、借りたのはオリジナル、モノクロです。

裁判所での陪審員の話、観ながらずっと「日本での裁判員制度、大丈夫かな~」と、友人と話してました。制度が始まる前に、一回この映画、地上波でやるべき。物語としては☆4つってとこかな~、すごい起伏はなかったです。人が人を審議する恐さですな。

 と言ってたら、またそのうち、審議される側だった(--;)頑張らねば。。

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2007年12月27日 (木)

遂に明日で!

 怒涛の14公演終わり!笑いあり、涙ありとなるのか?乞うご期待ですな。

 ここ数日も色々ありましたが、年最後のブログにでもまとめて書くとして。

 雫井脩介の本にはまってます。「クローズド・ノート」を読み終えて、今は「火の粉」を読んでます。「クローズド~」は映画化もされ(沢尻エリカの騒動で有名なやつ)、題名のみ知ってましたが、原作を読んだ限り、彼女はキャスティングミスだと個人的には思っちゃいました。映画は観てないけれど。もっと合う女優いたでしょうに(僕の中では北川景子)。竹内結子はばっちり。

 内容に大きく小学校の先生という職業が関わっているのですが、たまたま読んでいる時に同級生にメールしていて(その子は小学校の同級生)、小学校の教員希望で、昨夏に試験に受かったとのこと!良かったね~!と言っていたら読み終わってしまいました。この本を読むと、小学校の先生に憧れてしまいます。でも、少しだけ僕も関わっているため、どれだけ大変かをわかってしまって、実際には尊敬の眼差しで見てるしかないんだけど。。

 人は生きている限り色々な出会いをずっとしていくのだろうけれど、「先生」との出会いというのは、とても貴重で、深い意味をもたらすことが多いんじゃないかな、少なくとも僕はそうでした。学校の先生だったり、音楽(打楽器を含めて)の先生だったり。

 「クローズド~」の中には、「こんな先生、いてくれれば本当に楽しいだろうな~」と思わせる作者の意図が詰まっています。お薦めです。

 明日は本番前に、急遽入った1仕事終えてから、銀座へ。最後の聴衆まで、満足させるよう一丸となって頑張りたいっ!

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