たまには音楽以外の話
最近は旅が多かったせいもあり、読書が進みました。
「八日目の蝉」前から気にはなっていたところ、アカデミー賞の話題もあり、映画(観るの)が先かな~と思ってましたが、読破。あっという間に読んでしまい、かつ、未だPCの前にあるため、何度も読み返しては、泣きそうになります。前の日記にも書きましたが、僕は幼少期、家庭の都合で、転勤族でした。小学校は3つ行きましたが(克明→東田辺→安田)最後の2年(と1学期)が、小豆島。それまで大阪の学校だったので、いろんなギャップに驚きました。
まず、クラスの人数。それまでは1学年3クラス(40人学級)の学校へ行ってましたが、島では1学年が40人!僕が転校して41人、もしも僕が転校しなかったら、1クラスになってたらしいですが、僕がたまたま行ったので20人学級が2クラス。ちょうど、男女が10人ずつ。先日、友人にあった時に、19人の名前まで覚えてました。うーん、惜しかった・・
そして、方言。それまで、場所は違えど大阪弁で家族とも、外でも会話してきたのが、島では言い回しが違う。標準語で「どうかした?」に対して「何(なに)もないよ」と言うのは、大阪弁→「何(なん)もないよ」、島→「なんちゃないよ(略して、なんちゃ、だけの時も)」という風に。「マジで?」は「ホンマ?」「ホンマけ?」、「やってるよ」は「やってるで」「やっりょるで」と・・
帰国子女の人が大体そうなように、僕も、1年も経たないうちに、エセ「島っ子」と化して話してました(笑)子どもは順応が早い&それまでにも転校に慣れてた為、順応癖はあったかもしれませんが。
まあ、それでも、「エセ」の身としては、毎日がカルチャーショックでした。小豆島は素麺が有名ですが(八日目の蝉でも主人公は素麺屋で働く)まあ、麺類が美味しく、「生醬油うどん」なんてのも、初めて小豆島で食べたし、給食の「肉うどん」が美味しかったのが、衝撃で、友人にその話をしても「そうやったかなあ?」の一言。慣れは恐ろしい(笑)学校で近所の畑にサツマイモを作っていて、夏にプールから大きな缶に水を入れて、水着で皆で運んでいったり、裏山に登ったり・・勿論海にも泳ぎ&釣りに行きました。残念?だったのは、修学旅行が奈良・京都・「大阪」だったことくらい(^^;)約800日、全ては覚えてなくても、かなりの記憶が、未だ焼きついています。貴重な体験でした。両親に感謝。
八日目の蝉では、一番切ないところが、小豆島で描かれているため、個人的なノスタルジーも重なって、涙腺が緩みそうに。まあ、オイオイ泣く程ではないのですが。「方言」絡みのくだりが出てくるところも、気持ちわかるわーと。また島に行きたくなりました。
もう一つは「ドラゴン・タトゥーの女(ミレニアム1)」これも、映画を気にしていたのですが、本屋で気になってしまい、そちらが先に。
洋書は、日本の小説より、情景描写が細かい気がします。その分、真面目にしっかり読むと、想像がリアリティに富んだものになるんでしょうが、大雑把なO型の僕としては(爆)、結構、めんどくさい。推理小説じゃないんだし(ミステリーですが)、家の敷地の説明はいいから、内容を進めよ、と(^^;)勿論!ちゃんと描写も読んでますよ(ある程度・・)
上・下巻に分かれていて(更に3部作のこれは1作目)上巻の途中くらいから、読むのが止まらなくなりました。気付いたら、4時間のバスの中もずっと読みっぱなし(高速道路だから酔わずに済んだ)下巻は、手にしたまま、ぶっ通しで読んでしまう面白さでした。
読み終わって、「視覚で入ってくる情報量の多さ」に改めて気付かされました。僕の場合、計8時間以上かけて、読み終わったものが、(多少カットされてるとしても)2時間半の映画になっているし、逆に、もしもこの話を、全て耳からだけの情報で処理するとなると、これ以上の時間が必要とされるはず。本当にこの世界は、視覚に頼っていることが多いんだろうな。
予期せずやってきた(まあ2ヶ月前には予期してたけども)休日も、もうすぐ終わり、ちゃんと現場復帰出来るのか!?練習はやってるので、そっちの調子はそこそこ、あとは夜型生活を戻さないと・・。
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