カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2024年12月30日 (月)

これも運命

趣味にタップダンス(こちらは名フィルに入団決まった月から始めたので2010年9月スタート)の他に「献血」と書き始めたのはいつ頃からだったのか、、でもこれも身体と気持ちに余裕が出来てからだったので(フリーの頃は我武者羅だったので・・若手奏者諸君頑張って)名古屋に来てから暫くしてだと思います。まあまあな回数行ってるので、記念品もそこそこ頂いたりしてるのですが、

 

 ある時、終えて帰ろうとすると、声をかけられて、

「よければ(骨髄バンク)ドナー登録をして頂けませんか」と。

以前から、多少の関心はあるものの、なかなか機会がなく、至っていませんでしたが、同意さえすれば、今日の血液の情報から登録し、もし適合者が現れた場合に、お知らせがくるとのこと。説明小冊子を頂いて、まあ気軽に同意、登録したわけです。

 

 それから数年後(恐らく2018-2019年)、忘れた頃に通知が来て、「適合者が現れました、候補者の一人です」とのこと。ここからもまだまだ段階を経ていくので、骨髄移植は先の話。しかし、後から聞いた話だと、この通知が一度も来ないまま、登録を終える方もかなりの数いらっしゃるとのこと。

 ただ、この時点では一抹の不安がありました。それは腰痛。この頃は特に酷く、坐骨神経痛と思われる症状に日常的に悩まされており、最初のアンケートにも、それを記入したところ、

 残念なことに、候補者から外れる運びとなりました。まあ、それも仕方ないかな、でも、一筋の希望が見えていた方(最終候補になっていないので、本人には知らされていない、とは思います)には申し訳ないなという気持ちを抱きつつ。

 

 その後、僕の腰痛は劇的に改善し(また別のところに書こうかと思いますが、原因の一つにマウスピースがあるかと思っています、歯軋り酷い方にお勧め)、でも、「骨髄バンクではまだ腰痛持ちってことで、候補から外されているかなーどうかなー」と感じて、早数年

 

Img_0097 今年、また通知が届きました。今回は(今のところ)引っかかる症状もなく、一応元気(※)、日常的に服薬していることもなく、コーディネーターとよばれる方と数度打ち合わせし、近所の大きな病院へ、最初の採血と医師の診察、説明を受けに向かいました。

 一つ、あるとすれば、(※)数年前に健康診断で発見された身体の異常でしたが、今回向かう病院で定期的に診察を受けていることもあり、何か問題があればそこで分かるので丁度いいと思い、到着してまずは1時間弱、丁寧な説明を受けます。現在の日本の骨髄バンクのドナーとしての提供は一生涯で最大2回までだそうで。「前のタイミングでも、もし話が進んでいたなら、これが2回目かー」と頭によぎりつつ。次に医師の問診、こちらが提出したアンケートを元に、「あー以前の腰痛は改善されたんですね」「こちらの病院で通院されてたのなら、カルテ確認しますね」と進んでいくと、

 以前、最初に病院にかかった時に、僕が飲んでいた薬の自己申告が出てきて、

「あれ?〇〇を飲んでいたって記載ありますけど、こちらは??」と言われ、

「あ、~の為に、〇〇を薬局で購入して飲んでいた時期はあったと思います、医師に処方されたものではない(ので、劇的なものではない認識)ですが」と問答していると、医師の顔色が暗くなり、「この成分が、もし記載通りのものだとすると、(過去に一度でも摂取していると)受け付けられないんですよ、類似の漢方薬などなら大丈夫かもしれませんが、可能性がある限り、許諾できません」と。。

 僕は、「いや、まさか・・・もしかしたら僕の勘違いで、漢方の類かもしれません・・・あ、恐らくまだ残りが家にあった気がするので、ちょっと瓶を探してもらいます」と、家族に探してもらって、その成分を写真で送ってもらったところ、

 完全にアウトの成分・・・青天の霹靂。僕としても、ほぼ忘れていたことで、茫然自失気味に「え、今回はこれで終了というより、もう資格がないってことですか?」となると、「はい、残念ながら、今の規則では・・窪田さんがボランティアの精神でこの活動に協力してくださったことは大変ありがたいのですが云々~」と言われてるのも少し上の空で、突然打ち切られたテンションのまま大学のレッスンへ(レッスンでは上の空にならぬよう努めたつもり)

 

 「もしかして、献血についても、問題があったのでは」と、その日すぐに調べましたが、そちらの禁忌にはひっかからず。ドナー登録が、こんな形で終わりがくるとは思っていなかったのですが、規則なので仕方ない(将来的に変わるかもしれませんが、55歳がリミットなので、あと十数年)そして、今回も引き受けられずに、2024年が終わろうとしています。重ね重ね、申し訳ない気持ちもありますが、これも運命かと。

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2023年12月31日 (日)

ゆく年くる年

 以前、電車通学(通勤)が長かった時は日記をつけていましたが、自転車がメインになってからはご無沙汰で。ただ、Blogを書いてると便利なもので、それを見直すと大体の事が思い出せるという・・ずっと過去の物も見返すと発見もあり面白いものですね(「過去は生ゴミ」と教えてくれた先生には怒られそうですが・・感傷に浸ってるわけではないのでまあいいか)

Fmpgrg5amai1wts 今年の名フィル定期のメインはニールセンから始まり、アーノルド、クセナキス(メインはボレロだったのか?)、先日のシュミット・・・とあまりポピュラーでない作曲家も多かった半面、チャイコフスキー、マーラー、ベートーヴェン(乗ってなかったけど)、ラフマニノフ、ドビュッシー・・と、ある意味バランスが取れていたラインナップだったかと思います(1回券の売れ行きには指揮者・ソリストの人気と共に左右しますね)

Fvvt_1caaauexyc しかし5月のクセナキス回はなんと両日完売というSNS全盛期の力を見た気もしました(さっきもレコ大みてたら、TikTok再生回数○○回、みたいなことが大きく関係するように言ってたし、知名度・集客面で気にするのはそちらの媒体なのかと)

Gchefiwagaaibgw 来年は坂田氏の曲を阪田氏(ニューイヤーにも登場)が弾く定期(メインは火の鳥)からスタート、市民名曲も残り2回とも僕がティンパニ予定、張り切って参ります(あ、2月の定期では久々にロビーコンサートにも出演予定、そちらの曲もさらっている冬休み)

Thumbnail_2022101419_original 昨年は大々的にリサイタル(遠い日に感じる)を開催した為、今年は大人しくしていましたが、久々だったサロンコンサートや、そこから付随して飯田のにこにこコンサートなども、無事行えて良かったです。曲としてはR. シュトラウスの「死と変容」やF. マルタンの「7つの管楽器〜」のティンパニを演奏できたのは、演奏家としての夢が1つずつ叶えられた幸福な体験でした。

Thumbnail_img_6751 Thumbnail_img_6753 Ongakusemina2023400400_page0001 年が明けたら、2月のくぼった公演、実はその前に安城市で講演(と少し演奏)や、くぼったの京都公演の3日後には、学生のアンサンブル演奏会にゲストで出演します。年度最後の東京公演にはローマ三部作・・ここまで一筆書きとなりそうで、頑張りたいところ。秋以降は、地元での演奏の機会も頂いており、また告知します。

 

Thumbnail_image0-1 プライベートでは激動の1年でした。今年の厄払いの時は「戌の日参り」も兼ねていて、6月末には超待望の第一子が誕生し(blogを読み返していたらこのたちが連れてきてくれたのかなと)、それに付随しての引っ越し(&楽器の大移動)、家族3人での新生活が始まりました。健やかに育ってくれるように、全力を尽くします(演奏会後の夜中2時間寝かしつけに慣れればリサイタルのスタミナ作りにも効果あるかな・・)

Thumbnail_image0_20231231123301 この子が20歳で還暦だー

Img_6868 新曲の楽譜や、僕には新種の打楽器(アサラト、あと50日でマスターできるか)に慣れつつ、新年を迎えます。世界は…また新たな戦争まで起こってしまい、ウクライナは一年以上の戦時下。身近で亡くなってしまった人もいますし、ニュースを見ていてもこの数日で幼い子どもを巻き込んだ事故も目につき心は痛みます。

Thumbnail_img_6864 ←この楽器がアサラト(パチカとも言います)皆様、良いお年を。

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2023年10月31日 (火)

幸せな○末

髪をほどいた~

と歌を口ずさめる人は40台以上かもしれませんね。ドラマは見てなかったですが、大好きな曲の一つ。

ですが、今回当てはまるのは、「結」ではなく「週」

391551125_1105521820892037_6012791693992定期は無事(で無かった人もいたようですが)終了、初日はお客様が少なく残念・・しかし熱心なホリガ―マニアの方も多くいらっしゃってくださった(某作曲家の方とは2週末連続でお逢いしてビックリ)ようで、公演を聴いて頂いた方々には喜んでいただけたようで、なにより。ホリガ―氏の自作(ドビュッシーの曲からの引用、補筆?)ではクロテイルに弓、久々に2刀流でした。

391630032_1106827354094817_5273356591031翌週からは2週連続の市内学校公演。パートによっては日によって入れ替えもあった為、リハは物凄い大所帯、こんなに大勢では珍しかったはず。。ティンパニは変わらずだったので1人で。

来週、この時以来の組曲「惑星」を演奏しますが、音教では、これまでも何度も演奏してきた、編曲版の木星(惑星の中でも大曲の1つ)を演奏します。これがなかなか神経を使います。2人分をほぼ1人で音を出すので、いろいろ、気を遣うし、集中力が必要で。

396495134_1114904666620419_5262023977001 学校からの要望があって、1日2公演(少し時間を短縮して)もありましたが、このメインの「木星」は2回とも演奏するので、毎度、気合いを入れ直し。ティンパニとトランペットの1番は、毎日2回の正念場という(ラッパはいつもお見事でした)

396361231_1114904493287103_5802068456298合唱や、指揮者体験コーナーなども復活し、コロナ以前の環境を少し取り戻せたかな、と感じる現場でした。

Img_61866301 合間の週末には、先日も福祉コンサートで向かったセンチュリーホールへ。数年ぶりの全日本吹奏楽コンクールの審査員を仰せつかっていました。朝9時から、全国津々浦々から名古屋に集まった凄い演奏ばかりする中学生に、賞をつけなければならないという難儀なお仕事(決して文句ではありませんよ(^^;))規約に則って、相対評価しなければいけない辛さ。ただ、それがコンクールというものですから。。

 ここでは例の如く、個別の団体のコメントは控えます(が恐ろしいもので、それぞれの団体を指導している知り合いからは、連絡が来たりします。変なコメント書いてなかったかな)が、ある学校は、指揮者の先生が、それはそれはシンプルに、一見軽く指揮をされていたのですが、それぞれの楽器から出てくる音は鮮やかでスッキリしていて、非常に好印象でした(ということは逆も然り)また、ある学校のティンパニスト女子は、見事なバチ捌きで、竹マレットの扱いが、音大生顔負け(少なくとも僕が大学生の時より上手い)でした。そして、僕が午前と午後(それぞれ15団体ずつ聞いて、別で審査)で、「この演奏が一番ぐっと来た!」と思った学校は、どちらも銀賞(審査員の過半数が金賞に相当しない採点)でした。。そんなこともあります、だから皆さん、審査に一喜一憂し過ぎないよう。。30団体聴いて、お尻がリアルに痛かったですが、耳福でした。

 

 この週末は大阪へ。弾丸で、僕の祖母に会いに。

近くに、僕が生まれた家(転勤族だったので、8歳まで)も、まだあるかなーと思って向かったら、建物も無くなっていて更地になっていましたorz..

Img_62446300兄弟3人がお宮参りした神社は残ってました。19年にリサイタルした豊中市民芸術センターの傍。

Img_62736302ひ孫との初対面。2人とも終始ご機嫌でした。色々語りたいことはあるけど、語ったら泣いちゃうな。いい思い出になったし、また逢いにいくよお婆ちゃん。

Img_62246303_20231031023001というわけで娘の応援をうけつつ(そろそろ顔出し写真の多さを奥さんから叱られる)、今週末は、ジョエルと並んで「惑星」です。2ndティンパニ演奏は、2009年以来、リベンジ。

 

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2023年7月 7日 (金)

誰かの願いが叶うころ

6月が無事に終わりました(梅雨は暫く残りつつも、猛暑日が増えてきましたね)

17日のACOは楽しく終演。本番を聴きに来てくれた方々(思いの外、関係者が一杯)から頂いた感想としては「マルタンも良かったが、メンデルスゾーンが良かった(凄かった)」と(^^;)先述の通り、ある意味、鼻高々でした。本番は、まあベストは尽くせたかと(まだ音源などで確認はしてませんが・・)

 翌週は、文化庁週間開始、僕は計7日間参加(予定が、結果5)で、まずは一週目、北は飯田から、蒲郡、豊明なども向かいました。蒲郡では、地元にお住まいの大学の大先輩(名古屋に来て14年、ようやくお逢いできた)の女性が、本番聴かれていると終演後まで知らず・・児童とのBelieve合唱とか、いつもの如く一緒に歌ってたけど、大丈夫だったかな(^^;)

 飯田に向かう際も、合間に更に北上して、上田に向かっていました。妻の予定日が近く(里帰り出産)・・一時は6月上旬?という兆候もあったのですが、そこから落ち着き、結果として予定日まで大きな音沙汰がなく&予定日付近のみ予定を空けていた愚かなワタクシメは、「ほらー、お腹から出てくる時間だよー」と一生懸命呼び掛けるも大した反応はなく()なくなく名古屋に戻るも、担当医の意向で、翌々日に出てくることが決定…本来は出番の予定でしたが、エキストラの方の都合もなんとかなるということで、セクションの了承を得て、また翌日に上田へ。

Thumbnail_img_5011 半日弱、紆余曲折ありましたが、なんとか産まれてくる瞬間に立ち会わせてもらうことが出来ました。赤ん坊はお腹から外に出た瞬間に泣くものだと思い込んでいた僕は、出てきて暫く泣かない瞬間に、焦ってしまい、赤ちゃんが泣いた瞬間に、こちらも泣きました。。ビデオもカバンに入ってたけど、7時間1度も出す余裕がなかったな・・

 

Thumbnail_img_5021 子どもがやってくるまで、苦労しない家庭もあれば、いつまで願ってもなかなか来てくれない事実があることを、身を以て体験していれば、手放しで誰にでもご報告とはいかない世の中で。それでも心から喜んでくれそうな方々には個別でご連絡しました(出来ていない方々ごめんなさい)、かけがえのない宝物を世に送り出してくれた、奥さんに感謝。

 

 その赤子の顔を見た2時間後には、運転して名古屋に戻り、翌日からACOの定期のリハ。曲が、(よりによって)ベルクのVn協奏曲という・・・ソリストの石上さんはお噂ばかりで初対面。指揮者の小林さんも実は大学の先輩というつながり。後半のバロックティンパニも活躍プログラム。

Thumbnail_img_5197 本番を終え、翌日に審査員を終えて、上田に戻ると、無事退院していて、5日ぶりに対面。産まれて2時間でも、「昨日からこの世にいました」みたいな顔をしてた子ですが、、更にどんどん人間らしくなるのを、2日だけ堪能し()、今週は定期のリハです。

 

 メインはラフマニノフの交響曲3番。以前、ブラビンズ氏と演奏した、冒頭の印象は今でもよく覚えています(今回もイギリス人指揮者だなあ)スペイン狂詩曲は、名フィルも僕が入団してからやっていないし、個人的にも20年弱ご無沙汰している曲。ソリストとして登場するカニサレス氏自身の曲は日本初演ですが、スパニッシュギターの良いところが散りばめられている印象。

Img_5190 この演奏会が終わっても、一週間は上田に向かえず・・便利な世の中で毎日、動画や写真が見れるのは嬉しい反面、寂しさも募りますね(まあ、実はあと1ヶ月以上続くのですが)

「この子の為ならどんな苦労も厭わない」と思える気持ちが、かつて自分に向けられていたと思うと、親への感謝の念が絶えません。父親、一年目、頑張ります。

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2023年6月 3日 (土)

インプット

気付けばもう6月。昨日と今日は、明日の「原神」コンサートの為のリハでした(なんと明日は本番2時間半弱で2回本番)

Thumbnail_img_4562 5月の定期は、予想を上回る反響のうちに終えることとなりました。色んな要因が良い方向に動いたらしく、定期初日には当日券の販売数が過去最大で、急遽完売。2日目は元から人気だったこともあり、やはり完売。曲の盛り上がりもあり、ボレロの後の拍手は凄い音圧でした。大勢のご来場、感謝です。

Thumbnail_img_4587円形配置の舞台上で、今回の打楽器エキストラの方々とマエストロと。マエストロとはこれで共演ラストかな?お疲れさまでした!

 Thumbnail_img_4610 翌週も本番はありました(10年ぶりくらいにブリテン作曲4つの海の間奏曲演奏しました)が、この週は映画鑑賞週間、まず業界で話題の「TAR」を観に。2時間40分に及ぶ映画、前半は僕はそこまで退屈では無かったけど、、クラシック(オケ?)業界にそこまで明るくない人にはどうなんでしょう。主に使用される楽曲がマーラーの5番(4月の定期でやったばかり)だったこともあり、僕は存分に楽しめる映画でした。

Thumbnail_img_4613 業界あるある&ありそう、を散りばめた作品。衝撃的な最後のシーンと、今やってる本番がシンクロしちゃって(^^;)

 別で、コチラも観にいきました。原作は読んだことがありませんが、こちらも異例のロングラン上映、観に行った映画館では「演奏シーンの後の歓声や拍手歓迎!」というところでしたが、してる人はおらず(^^;)こちらは是非、若者に観てほしいと思うシーンが多かったです(が、ドラムは気合いと根性だけで、あそこまでいけるのかは少し疑問)

  オービックスペシャルもめでたく完売!コロナが5類に変わってもウィルスの感染力は弱まらない、と頭では理解しているつもりでも、世の中はこれまでの抑圧された生活から解き放たれた感あり、お客様の来場者数の戻りはその辺りにあるのではないかとのこと。

348970592_6553887227957202_5060602610858 ソリストは急遽前日に決まった金子氏でしたが、コバケン先生との録音もあるというチャイコンを難なく演奏した後の、仔犬のワルツはギネス記録の速さで()それでも2時間強の本番。メインの「運命」もなかなかの気合いの入りようで。

Thumbnail_img_4702 前日にオケの有志で事務局山元さんの送別会(そして4月から就任している森岡くんの歓迎会)を。同じ場所で10年ぶりに漫才やったなあ・・・

Thumbnail_thumbnail_img_4696 同期でお別れメッセージも。

Fxswb4iagayzgyy レッスンを淡々と行いつつ、6月の文化庁公演の前のワークショップにも2日参加しました。現地の楽器を基本的にはお借りするのですが、時間内で、どれだけ打楽器のメンテナンスできるかも、勝手に課している使命(^^;)既に合唱、ボディパーカッションまでしっかり練習してくれている学校もあり、本公演が楽しみです。

 4月に続き、5月も楽譜を頭にインプット、うまく出来てるといいのですが・・・

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2023年2月28日 (火)

不惑…?

2月はスッ・・と終わってしまう気が。ちょうど4週間しかない事が2月生まれの人に何か不利益を被ることはないのか・・

 そんな月のちょうど半分の日に、無事に30代を卒業しました。学生のレッスンに向かったら、サプライズを最初にしてもらってしまい、

Thumbnail_img_3719 この後のレッスンで声を荒げにくくなってしまった顔です(笑)ありがたや。10代,20代の君たち、20年後もその笑顔を忘れずに・・

 

Thumbnail_image3 週の前半は浜松に通い、他オケの音楽鑑賞教室の見学(違)でした。立派なホールが駅前にあり、約7000人の市内中の小学5年生がバスでやってくると。浜松市歌(林望作詞、伊藤康英先生作曲!)を歌う際に「家康くん(ゆるキャラグランプリで優勝歴もあるらしい)」が舞台に現れた時のどよめきは凄かった・・工夫を凝らした音楽鑑賞体験、名古屋市でもいつ出来るようになるか(新市民会館構想は・・)を切実に考えてしまいました。。

 土曜日には、黒坂黒太郎先輩と、歌の矢口周美さん、大学の作曲科の同期である新倉一梓君(今回はピアノ奏者)と

しらかわホールにてコカリナコンサートで共演させて頂きました。黒坂さんとは高校の、そして吹奏楽(フルート)の先輩でもあり、今回いろいろお話を伺うと、現在コカリナ奏者として活動されているコカリナと出会われたのは45歳の時だそう。そこから、ウィーンの楽友協会大ホールや、カーネギーホールの大ホールで演奏されるまでになるとは、なんとも夢がある話・・40代が楽しみになる体験を聞かせて頂きました。

 当日は愛知コカリナアンサンブルの皆さんとの共演あり(「ほの国」という言い方を僕は初めて聞きました)、ソロでの演奏もさせて頂き(この時からほぼ2年ぶりにミズノマリンバでUTAを演奏させて頂きました)、CDも販売させて頂き(売上あり感謝!まだ、在庫あり〼)盛況な中で終了しました。写真を撮り忘れたのが痛恨ですが(1枚もない・・)なんとコンサートの模様がこちらに少し上がっていましたので、リンクを。

 

 翌日は名音大の「打・カーポ」今年も学生の数が多く、当初は2時間半と聞いていたので、覚悟していましたが、楽器の入れ替えもスムーズに行えて、結果2時間弱に収まり👏

Thumbnail_image2_20230228185601 今年のゲストはクラリネットの橋本先生、クレズマーの曲を2曲披露してくださり、共演の打楽器は学生達がのアレンジと後から聞いて😲先生は流石の演奏、打楽器のアレンジもなかなか面白かったです。その他、中高生がアンコンで演奏している定番曲から、マリンバ合奏でのロドリーゴ協奏曲、全体で「火の鳥」から抜粋など・・曲の完成度もですが、学生の自主企画(無料)であり、コンサートまでの過程もしっかり経験値として自分の中に残していってくれればと願います。

Thumbnail_image1_20230228185601 久々の打ち上げに、学生以上に先生が盛り上がっていたりして?

 

久々の名フィルはマーラーの4番(この曲も久々!)前回はtimpだったので、今回は初体験の鈴を中心に。

Thumbnail_image0_20230228185601 鈴で印象的に始まる交響曲・・なのですが、今回は歌曲からatacca(続けざまに)開始だったので、普段のインパクトは薄れたかもしれません。音色をどうしようかと、会場でのリハ日があったので、そこでも試行錯誤しての本番でした。4月の定期では5番。昨夏にも演奏しましたが、この4番を経て、の経験が活かせますよう!同じ指揮者ですしね。

40歳は不惑、だそうですが、「惑い」が「無い」のではなく「惑いしか無い」の間違いではと思ってしまいます。。誕生日を迎えて早々に凹むこともありましたが、30代を振り返っている今の感覚と、10年後に40代を振り返ってどう感じているか?楽しみです。心身ともに健康でいられますように(腹回りの成長っぷりがヤバいので・・)果たして10年後もweblogの文化は存在しているのか!?

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2023年1月20日 (金)

23年始動

2_20230120005801 明けて早2週間。例年通りニューイヤーコンサート、例年と違うのは、コロナの波で、出演者の出演不可に対応をバタバタしていたら年を越していたことくらいでしょうか・・

1_20230120010001 年明け、1本目に観た映画はコチラ。「え?これが裕次郎?石原軍団って皆、顔ソックリなんだなあ・・」と思っていたら、裕次郎ではなく、渡哲也版のリメイクでした。。

4_20230120010101 宣言通り、ニューイヤーコンサートの本番の翌日、そこそこ混んでいる中、熱田神宮までお祓いとお参りに行ってきました。厄払いは大学院修了する立春過ぎに行って以来?

とても綺麗な建物に、百人単位(会社の人たちも一緒)で入場し、奏楽と巫女さんの舞までついた豪華なものでした。ちょっと人数多すぎやしないかと思ったけど、ちゃんと住所と名前呼ばれてたし、大丈夫よね・・?

 その週末は昨年からお引き受けしている神戸でのコンクール審査。2日間に渡って、若い人たち(今年の最年少は小学3年生でした、しかも愛知在住)の演奏には希望がギッシリ。中にはちょっと閉口してしまう(レンタル楽器の音板をバキッと割るような)演奏もありましたが・・・教育・環境って大事だなあと。

6_20230120010101 1年経つのがあっという間ですね、、と先輩・先生方と(真ん中に陣取ってしまいスミマセン・・)。また来年。

 

325725628_3407853139485376_7155819259877 東海市での中学生音教&0歳児からのわくわくコンサート(軽騎兵序曲のトランペットの後の静けさの中での子どもたちの叫び声サイコーでした)の翌週(=今週)

 今月の定期です。久々にブログ間に合った・・・

コロナで色々延期になったことがありました。今回の指揮者も演目もそう。本来は日本初演を名フィルがする予定だった三味線協奏曲、ソリスト(本条さん)は今回で6度目!の演奏だそう(オケ版でないのもカウントされてるかも)リハを録音して、聴きましたが、めちゃくちゃ面白い。まず、三味線の音が、いい意味でオケと被らないので、とてもクリアに聴こえるし、音量がしっかり大きい。そしてソリストが超絶技巧にも関わらず、安定感抜群で、

よくよく思い出してみると、この時に、本条さんの演奏を聴いたから、酒井さんに委嘱作品をお願いしたんでした(そして出来上がった曲が奇しくもWavering ‘

 今回の藤倉氏(初代コンポーザーインレジデンス)協奏曲も楽器の持つ力と、ソリストの力量、作曲者の個性、全てが光る曲だと思います。

 シベリウスのタピオラ(カ、ではない)は乗ってないので、明日GPでちゃんと聴くのが楽しみ。そしてメインはニールセンの交響曲4番「不滅」

 

 前回の定期で取り上げた(その時は降ろされ番)あとに、名フィルでは3番→1番と演奏していて(どちらも2014)2015年に依頼公演で4番を演奏して以来・・・のようです。過去のブログではどれも曲については全然触れてないですね、毎回穏やかな胸中でなかったようで(^^;)

 

 この「不滅」打楽器界隈では有名です。4楽章でコチラがあるので。僕とジョエルは大体の曲を交代で演奏しているのですが、(最近では幻想交響曲を、数年前のコバケン→東京公演に持ってった小泉監督と→去年の市民名曲、とパートを入れ替え続けてます)前回の名古屋銀行で僕が1stを演奏したので、今回は2nd担当。こちらのパートは初。

7_20230120010401 この曲を初めて演奏した時(分かりにくいですね、情報非公開だった故)が、実は録音で、その時は4楽章のみの抜粋、2ndを同じTKイニシャルの(録音したホールの事も熟知されている)新日本フィルの川瀬さんに来て頂きました。今、録音を聞き返したら、2ndティンパニの絶妙なこと・・1st、頑張れよ!と言いたい。。あの時の川瀬さんの年齢は過ぎてるわけだから、しっかりしないとなあ。。

 

 数年前から都内のオケでは不滅ラッシュが続き(ちょうど、僕が上野でリサイタルやった翌日?あたりも都響がされていたはず)久々の名古屋での「不滅」のわりに、客足は伸びていないそうで・・北欧で学ばれたマエストロ(僕は好き)のもと、熱演になるよう努めますので、少しでもお客様(特に若人!)が来てくれますように。。

※HPの出演情報、3月まで更新しました。2月は9日にサロンコンサート、18日にしらかわホールでのゲスト出演などございます。

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2023年1月 2日 (月)

ゆく年くる年

ということで、2022年が過ぎ去っていきました。

振り返れば、演奏活動は充実した1年となりました。初演から携わってきたモノオペラ「ガラシャ」を国立能楽堂、名古屋の能楽堂、

Thumbnail_img_2711_20230104193701 天橋立では野外公演まで記憶に残るものでした。
Thumbnail_img_2758 立て込んでいたので詳細を載せていませんでしたが、
Thumbnail_img_2762 この写真のずっと真ん中にある青いテントが会場でした、
Thumbnail_img_2786 なかなかの海沿い(笑)Thumbnail_img_2747 夜21時を過ぎての風の中でのGPは文字通り痺れました。。


Thumbnail_img_2313 所属オケでは第500回の記念公演(そういえば400回はマーラーの3番でしたね、あちらは遠い昔に感じる)をはじめ、6月の2台ピアノとの協奏曲、マーラーの復活など・・ブラームスの3番も久々演奏できたのは嬉しかったな。コンチェルト前の佐久での公演も、実現できて感謝・・・
Thumbnail_img_2134 オケ関係では他に宮崎の音楽祭や、

Thumbnail_img_2335_20230104194201 札幌交響楽団にも客演させて頂きました。また・・いつでも招聘お待ちしております(^^;)

Thumbnail_img_2207 リサイタル、コンチェルトと、1年間ずーっと付き合ってきたBartok、作品に感謝です。明日本番でも暗譜で演奏できる位は身体にまだ残ってる。

そう、年度は去年になりますが、くぼったの青山授賞式もありました!

Er7_0043 あと、タップダンスもやりきりました

Er6_1170 23公演・・これは本番までの道のりがかなりスパルタだったので、

Er6_2058 このペースで打楽器を頑張ればまだまだ上手くなる自信があります。。必死過ぎて笑えてる写真が全然ない!

そして、12月のDistance、クリスマスコンサートも、自分の中で今後に繋がるものでした。実は昨年度に右肺に影が見つかり、経過観察していましたが(消えてはいないものの)大きさが変わらずということで、大事には至ってません。

突然の同級生の訃報や、先輩の無念の逝去(しかし、昨年来た年賀状には終活のお知らせがあり、本人も判っていらしたのかもしれません)など、やるせない出来事もありましたが、明日、万一の事が起こっても、悔いを最小限にするべく、「やるべきことはやった」人生を送り続けられればと思います。

 今年から久々の厄年3年間。ニューイヤーコンサートが終われば、厄除けに向かう予定です。

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2022年11月22日 (火)

その2の前に、Dance & 復活

Thumbnail_img_3022 リサイタル記事の方にも書いてあった通り、名フィル業務としては、文化庁(2)週間でした。今年はセクションで僕だけ皆勤賞。2週目は北陸(福井、金沢)でした。

Thumbnail_img_3035 先輩にも近況報告をして(こちらの3名で顔を合わせるのは昨年の夏以来!懐かしい)夜は北陸の幸を堪能した日も。

 前週にホテルの変なキャンセルをしたおかげで、一瞬宿無しの危機もありましたが、なんとか回避(恐ろしかった、結構寒くなってきたし)帰ってきて、講習会でもPR活動に勤しみ・・大学では休講の遅れを取り戻し、

Fgd_iakayaaqvj7 パリ管からのソリストとの演奏会で、久々の「田園」も演奏し、そして月末。

Fgjth8uauaalymi Thumbnail_img_3113 今年も、参加しました、タップダンススタジオの本番。昨年は土日の片方のみでしたが、今年はフルに3公演。休憩なしの80分一本勝負!新しい板をステージに敷いて。この日の為に、8ヶ月ほど前から月に1-2回の日曜強化特訓(13時~エンドレス)という大人の部活動の集大成・・まあ、やり切った感はありました(^^;)

 

312890829_833247021452853_63365893867044 そして、11月の一週目は今年度の定期のハイライトであろうマーラーの「復活」でした。2020年に中止になってから、丸2年以上が経ちましたが、まだ、「コロナ」の影は潜まず・・「波」に翻弄されながらも言葉通り「withコロナ」の中での大規模合唱付き交響曲でした。個人的には3回目の復活、初めての2nd timp.でしたが、小泉マエストロの熱量を感じながら、今回も思い出に残る演奏会になりました。

 終えた翌日には前日までも相方だったJoelと合わせをして、先日のリサイタルと同じ量の楽器を梱包。さあ、次こそ2、か?

 年末に向けて、HPの出演情報、更新しました。12月は師走で忙しい・・・

 

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2022年10月10日 (月)

無謀

 先ほどもTwitterで、こんな呟きをしたのですが、意味を検索するとこんな感じ。

「無謀は」実現性や計画性が無いことや人の道や道徳などを考えることなく行動をしようとしている様を表します。

対象となるものは人物で、「無謀」と言われるものは自己の能力に自信があるが故計画性や実現不可能であることを平然とやってのけようとするのですが、他者から見てその計画は実行性が低く不可能であることから、到底できないことをやり遂げようとするものを「無謀」と呼ぶのです。

なるほどね。当てはまる。平然、ではないのですがね。

 日々の業務をこなしつつ、常に頭の中はリサイタルの何かしらのことが。なんてったって3公演。そういえば2016年も3公演しましたが、あの時の名古屋以外は、完全自主ではなかったこともあり、ここまでの苦労は感じなかったのが事実。特に都内は活動の拠点を名古屋に移してから月日が経ちすぎていることを目の当たりにする日々(まあそこまでの影響力が無い実力、と言われればそこまでなのですがね)それでも開演まで一週間を切ってから、問い合わせがグッと増えているのは、色々な方のお陰様です(わざわざ名古屋から駆け付けてくださる方も片手以上の数いらっしゃって・・・その方方の為にも挫けていられませんがね)

もう10月定期も終わってしまい(久々の2曲、と初めましての金鶏と。プロコは色々シビアでしたが、ソリストの素晴らしかったこと!革命は・・・監督と同じコンクールで優勝した指揮者でしたが、、ね。)

 9月定期後のガラシャ公演で、訪れた天橋立。本番直前まで海岸で風が凄く(そんな中、奏者で僕だけ紙楽譜・・反省して?リサイタルは全てipad予定)どうなることかと思いきや、本番は驚くほどの無風。何か来てくれてたな。。

その後も豊田でジブリ公演(初めての魔女の宅急便、マンドリン、アコーディオンのゲストの音色に後ろで感動)やら、こちらに向けたタップダンスの練習(隔週日曜日に6時間・・)など。。大阪に取材を受けに行ったりもしてました。

頭も身体も常にフル活動する、には必要な気力体力、生み出す睡眠時間の確保。。逆に旅公演中(今も西舞鶴にいます)の方が、落ち着いて時間を使えることもある(常に事務作業には追われていますが)。さあ、一週間きりました。しかしここからが勝負!未だに練習してると新たな発見がちらほら(爆)

無謀とも思える3公演、老後には笑っていられるかな?まずは1公演目、無事に終えられますよう。

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