マルタン&自慢の同期
6月は演奏機会が少なめ(7、8月もそうなのですが、HP更新しました)で、色々準備する時間(プライベートでバタバタと)に充てられたのはありがたや。人生の岐路となる月の予定です。
月頭のゲーム音楽(皆さん、TARは観ましたか 笑)の次の本番は、こちらです。
この愛知室内オーケストラのコンチェルタンテシリーズ、今回取り上げるのはMartin, Mozart, Mendelssohn(全員Mですね)で、1曲目のマルタンは一応ソリストの一人に載せて頂いております(ソロは出てくるのですが、厳密にソリスト、かは微妙な立ち位置)なかなか演奏されない曲ですが(僕は実演で聴いたことがあるのは紀尾井シンフォニエッタで1度のみ)、ティンパニのフレーズが
オケスタ(オーケストラスタディ、の略)集の1ページに出てくることもあり、界隈では有名な曲。初体験です、ありがたや。
To be honest(これ試験に出ます)、まるまる1曲演奏する機会でもないと、他のところまで勉強が行き届かない曲もあり(不真面目ですみません)。オケスタの箇所のみを勉強しても、全容解明までは至らずの曲が未だ数多くあります。今回の曲は、著作権フリーでないので、パート譜自体も手に入れにくい(言い訳)。感想はというと、噛めば噛むほど味が出る曲、ってところです(ただ、初めて聴くお客さんの耳にどこまで残るかは謎)バルトークもそうですが、マルタンも12音技法は使っていなくとも、調性感の中で、様々な音を散りばめていて(2楽章の減5度の使い方が個人的には好み)、チーズが調性音楽だとすると、ブルーチーズ的な響きがあちこちから・・という感じです。全楽章通じて、リズムの一貫性も面白いと思います。
wikiによると、オランダに住んでいた時期に書かれた曲ということもあり、 コンセルトヘボウの音源(若かりしマリナスの演奏♪)を聴いたり、スイスロマンドの映像(ティンパニ、たまに間違ってるけど、音色が良い)やSKOの映像(こちらは恐らく違法アップロード・・完成度は抜群)なども参考にしましたが、小澤さんはこの曲が持ち曲だったようで、恐らく前回、名古屋で演奏したのは1978年のこの時以来かと。
モーツァルトは降り番なのですが、トリを飾るメンデルスゾーンのソリストは、2人とも大学の同期。津田君は名フィルにもソリストで来てくれたことがあるので、伴奏したことはありますが、白井大先生とは、オケの伴奏としては初めてのはず。
あれから、1年。同期で献杯(もうちょっと笑顔のつもりが・・)。こうやって年を重ねていくわけですなー依田氏、天井の辺りから聴いていてくれるかな!
最近のコメント