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2024年6月

2024年6月14日 (金)

Háry János & Der Rosenkavalier

の前に、6月前半の振り返りを。1日は豊田にて世にも珍しい「オール・(ルロイ)アンダーソン・プログラム」でした。数曲演奏するコンサートならありますが、全てというのは初体験。「トランペット吹きの休日」や「シンコペーティド・クロック」「そりすべり(季節感・・)」などのメジャーなものから、「マザーズ・ホイッスラー(←音源もほとんどない)」や、ピアノ協奏曲(3楽章に出てくる、アンダーソンらしい優しい旋律が魅力的)などマイナーなものまで。

445468713_1266719614772256_5427711008571残念だったのは、お客様の入り・・この写真ではあまり判りませんが、なかなか厳しいものがあり。。

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まあ、「はて?アンダーソンとは?」という方も名前だけだといらっしゃるかもしれませんからね。PR活動大事。

445376528_1264836128293938_5892866727301マクドナルド牧場~では若手3名が前で頑張ってくれました(約2名は上野に日帰り)本番のアドリブもさーし。ティンパニを実は多用しない作曲者の習性で、最後3曲ほど残して、誰より先に出番終了という珍しい本番でした(お陰で娘との風呂が遅くなり過ぎずに入れました・・)

 翌週は2つのグループの室内楽週間。1つ目は室内オケで、文化小劇場へ。

Thumbnail_image0_20240613234501満席の子ども達の視線を感じる中、もう一度アンダーソン「踊る子猫」ほか、70分プロを計3回。本来は電動自転車で移動予定が、調子が悪く、地下鉄移動となってしまった為(鶴舞線の日中は10分に1本しか電車がない・・)、終えたら猛ダッシュという本番を3回とも終え、終了。

Image2_20240613234901翌日からはヴァイオリン・ファゴット・打楽器という珍しいトリオでの本番。名フィルの街角コンサート出演はいつぶりか・・まるで庵野展の回し者のようになっていますが、関連曲は1つも演奏せず(笑)しかしお客様には楽しんで頂けたようで、沢山拍手を頂きました。「今週演奏するから」と、オペラ「フィガロの結婚」序曲を提案して、無理やり3人で演奏したのですが、オケの偉大さを痛感しました。。ちょっと無理があったなー(編曲次第でしょうか)

Image1_20240613235601その後はオケの文化庁公演前のワークショップへ。もともと、このトリオでワークショップに向かう予定で組んでいたので、学校公演では歌のお兄さんと共に歌ったり踊ったりしてきました。今年は全10公演、無事完走できますように(そして娘に顔を忘れられませんように・・)

 

ということで、月の真ん中の定期演奏会は、コダーイに始まりハイドン→モーツァルト→R.シュトラウスに終わるハンガリー⇔オーストリアの「ハプスブルク帝国プログラム」ハイドンの交響曲はティンパニの出番のない曲(演出がアリの曲です、お楽しみに)の為、僕は3曲。

 組曲「ハーリヤーノシュ」は前回は2011年だったそうで13年ぶり!なかなかですね(^^;)薔薇の騎士は、オペラで演奏したのが、こちらも7年前・・今のところ、オケ生活ベスト3に入る出来事でしたが、もうそんなに前ですか、あっという間。

 なかなか聴き応え(やり応え)のあるプログラムだと思います。こちらもまだチケット沢山ございますようです・・

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2024年6月10日 (月)

5月徒然

 今年はブルックナーyear(200歳!)ということで、世界中で色んなオケが色んな番号の交響曲を取り上げていますが(本場、オーストリアではこんなことに)、名フィルでは自主公演で5月に市民名曲シリーズで7番、11月に定期で9番(はジョエル)を演奏します(他、実は依頼公演で10月中旬にこの時の降り番曲を演奏予定も・・詳しくはこちらの関連を注視しておいて頂けると)。個人的にはノヴァーク版のトライアングルのみを演奏したことのあった7番(ミョンフン指揮、いつの事だったか・・今回は指揮者の指定でシンバル1発のみを採用)、他のオケでご一緒した事のあったバーメルト氏の指揮で楽しみにしていました。
445388873_1259082482202636_7333761566195 相変わらずとてもバランス感覚の良い耳で、無駄な事をせずに構築されていくのは非常に共感出来たし、オケの方も予想以上の奮闘っぷりだったと自負していたのですが、客席(オケ中も?)はどちらの意見もあったようで・・知り合いの中には「今まで聴いた中で一番感動した」という振り幅の方もいたので、僕としては記憶に残る演奏になりました。
445408795_1261860891924795_7615127685500 そして尾高作品を吹いたアウアー氏の本番に向けた流れ(まさに尻上がり)に驚愕、最後のシリンクスでノックアウト。世界一流の流儀におみそれしました・・爽やかでムキムキでスーパーマンみたいだった(語彙力)
 5月最後の週はclosedの室内楽公演を栄のど真ん中で。
新しい場所になってからは初めての演奏でしたが、若者達の力を借りて盛り上がって終了しました。UTA Ⅱの下パートは初めて演奏しましたが緊張したなあ・・
Thumbnail_img_8154そのまま6月1日のリハだったのですが、5月31日はこちらの公演が。リハが重なっていたので半ば諦めていたところ、リハの進み具合と、リハ順(アンダーソン作品はティンパニの出番が少ない事が功を奏して)を鑑みると、「これは向かえるかも?」となり、弾丸で往復してきました。数年ぶりに入る奏楽堂、客席での聴こえ方に以前とは違う感覚も。耳が変わったか、ホールも変化したか・・
暫くしたら、豊田でリハしていた後輩も続々現れ(笑)、名古屋からが一番遠いかと思っていたら札幌からの強者もいて(飛行機には負けた)門下生から先生への愛を感じました(^^)他にも指揮者、作曲者、サックス奏者(もう1人のソリストに須川さん、豪華!)に、色んな界隈から来た人で盛況な会場。
このエトヴェシュの作品「スピーキング・ドラム」は業界では有名で(10年前には日本初演され、国際コンクールの課題にもなり)、僕も、とある指揮者から(2016年頃に)紹介されていたものの、当時の僕はあまり乗り気ではなく(映像では面白さがそんなに感じられず)今回、初めての実演に接して、見方が変わりました(ソリストの違いによるところが大きいかと・・曲芸感が無かったので)師匠は相変わらず凄かったし面白かっった。曲の終わり方も先生らしくて笑っちゃいそうでした。芸大オケ(正式には芸大フィルというのですが、昔の人は愛着がありこう呼ぶ)の皆さまも流石、特にトランペットやオケ中打楽器との掛け合いは最高でした。
Thumbnail_img_8157 折角なんで、終演後にご挨拶・・が出来る程早くには終わりそうもなかった為、終曲はロビーで聴き、予定の電車にあわせて退散・・短い時間でしたが明日への活力もらって帰宅。6月徒然に続く・・

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