幸先良い開幕
東京遠征があった為、個人的には2週目から自オケに復帰、3ヶ月ぶりに芸文コンサートホールに戻ってきて、「WAVE」のコンサートを終えた翌週はシーズン最初の定期演奏会。スメタナ作曲の交響詩「我が祖国」
この曲はコロナ中にも実はラインナップ(その時は市民名曲の方でしたが)に入っていたのですが、中止になってしまい、4年を経て、ようやく。個人的にはまだ大学生の時に学生オケ(東京理○大)のエキストラで演奏して以来20年ぶり!の演奏で、楽しみにしていました。指揮はこの曲を十八番としているコバケン先生・・・
よく言われる話ですが、連作交響詩6曲中ダントツに演奏機会の多い2曲目「ブルタヴァ(モルダウ、はドイツ語圏の呼び名、日本でも歌ではモルダウと歌ってますが)」それ以外は基本的に単体で演奏されることは非常に稀(名フィルは以前、下野さんが、プラハの為の音楽1968と一緒に取り上げられましたね、なんと昔の記憶か)ですが、
モルダウの中にも1曲目の「ヴィシェフラド」が回帰してくるシーンがあり(通して演奏するとそれが判り、感動的)他にも5→6曲目の流れも、全曲通してしか味わえない醍醐味があります。
僕はチェコに連れていってもらったのが2006年。プラハ→オストラヴァと、その公演前の空き時間、ほんの数時間しかチェコの思い出はありませんが、ポーランド(ワルシャワ、訪れた時は美しい街だった)しかりハンガリー(は未踏の地)しかり、東欧諸国に根付く「演歌」のような旋律は、日本人の心に通ずるものがあるのか(はたまた、コバケン人気が凄いのか)
今回の定期は早々と2日目は完売!初日も見渡したところ、かなり大勢のお客様に足を運んで頂いて、幸先の良いシーズン開始を迎えることが出来ました。
終演後、お見送りにロビーに向かいましたが、途切れることのない列と、皆さんの満足そうな表情を見て、「これだけの人が来てくれる土壌があるのに・・毎演奏会がこうなる為には何が必要かを考えなければなー(誰が主で?)」とか
「今回はもはや編曲者として名前も表記すべきなのでは(帰りにわざわざ質問しているお客さんもいたし)」などと感じたり、
今回の演奏会から事務所の若手発案で、我が社オリジナルのマナー喚起のアナウンス用の着メロ(風)録音をしたり・・・因みにこの写真は「写真用」ではなく、実際に演奏しているところを撮ってくれたものです。何パターンも録ってあり、今後は事務所のチョイスで、変化していくらしいので、お楽しみに!
職場での会議の人員も交代があり(1つ10年ぶりくらいに降りました、後は任せた)最近は業務後に自宅でweb会議まで。舞台上で演奏する以外の事も、大切な仕事が多いことを実感する日々です。
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