« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月

2023年12月31日 (日)

ゆく年くる年

 以前、電車通学(通勤)が長かった時は日記をつけていましたが、自転車がメインになってからはご無沙汰で。ただ、Blogを書いてると便利なもので、それを見直すと大体の事が思い出せるという・・ずっと過去の物も見返すと発見もあり面白いものですね(「過去は生ゴミ」と教えてくれた先生には怒られそうですが・・感傷に浸ってるわけではないのでまあいいか)

Fmpgrg5amai1wts 今年の名フィル定期のメインはニールセンから始まり、アーノルド、クセナキス(メインはボレロだったのか?)、先日のシュミット・・・とあまりポピュラーでない作曲家も多かった半面、チャイコフスキー、マーラー、ベートーヴェン(乗ってなかったけど)、ラフマニノフ、ドビュッシー・・と、ある意味バランスが取れていたラインナップだったかと思います(1回券の売れ行きには指揮者・ソリストの人気と共に左右しますね)

Fvvt_1caaauexyc しかし5月のクセナキス回はなんと両日完売というSNS全盛期の力を見た気もしました(さっきもレコ大みてたら、TikTok再生回数○○回、みたいなことが大きく関係するように言ってたし、知名度・集客面で気にするのはそちらの媒体なのかと)

Gchefiwagaaibgw 来年は坂田氏の曲を阪田氏(ニューイヤーにも登場)が弾く定期(メインは火の鳥)からスタート、市民名曲も残り2回とも僕がティンパニ予定、張り切って参ります(あ、2月の定期では久々にロビーコンサートにも出演予定、そちらの曲もさらっている冬休み)

Thumbnail_2022101419_original 昨年は大々的にリサイタル(遠い日に感じる)を開催した為、今年は大人しくしていましたが、久々だったサロンコンサートや、そこから付随して飯田のにこにこコンサートなども、無事行えて良かったです。曲としてはR. シュトラウスの「死と変容」やF. マルタンの「7つの管楽器〜」のティンパニを演奏できたのは、演奏家としての夢が1つずつ叶えられた幸福な体験でした。

Thumbnail_img_6751 Thumbnail_img_6753 Ongakusemina2023400400_page0001 年が明けたら、2月のくぼった公演、実はその前に安城市で講演(と少し演奏)や、くぼったの京都公演の3日後には、学生のアンサンブル演奏会にゲストで出演します。年度最後の東京公演にはローマ三部作・・ここまで一筆書きとなりそうで、頑張りたいところ。秋以降は、地元での演奏の機会も頂いており、また告知します。

 

Thumbnail_image0-1 プライベートでは激動の1年でした。今年の厄払いの時は「戌の日参り」も兼ねていて、6月末には超待望の第一子が誕生し(blogを読み返していたらこのたちが連れてきてくれたのかなと)、それに付随しての引っ越し(&楽器の大移動)、家族3人での新生活が始まりました。健やかに育ってくれるように、全力を尽くします(演奏会後の夜中2時間寝かしつけに慣れればリサイタルのスタミナ作りにも効果あるかな・・)

Thumbnail_image0_20231231123301 この子が20歳で還暦だー

Img_6868 新曲の楽譜や、僕には新種の打楽器(アサラト、あと50日でマスターできるか)に慣れつつ、新年を迎えます。世界は…また新たな戦争まで起こってしまい、ウクライナは一年以上の戦時下。身近で亡くなってしまった人もいますし、ニュースを見ていてもこの数日で幼い子どもを巻き込んだ事故も目につき心は痛みます。

Thumbnail_img_6864 ←この楽器がアサラト(パチカとも言います)皆様、良いお年を。

| | | コメント (0)

2023年12月29日 (金)

歓喜の歌

世はもうクリスマスも過ぎ、今年も残すところ、あと数日・・僕はというと来年も年明け2日からの仕事に備え、演奏業務は早々とイブに終え、長野に帰省しました(道は空いてて助かった!)

408417586_1144615956982623_3987626164972 12月の定期も一応無事に終わり(楽員の一人の方がシュミットの曲を「マーラーみたいに暗くなくて良い(シュミットはマーラーの指揮の下で演奏していた元楽員)」と仰っていましたが、やはり世の中の僕のような平平凡凡な人達は、芸術の中にこそ、日常にない狂気や悲劇を感じたいのではないか、と思う集客っぷり、でした。曲目のせいだけではないかもしれませんが・・)

409112448_6928018697291304_8816219819377 翌日は昨年出たタップダンスの舞台を観に千種へ(写真は撮り忘れ拝借)。前半は大人しく聴いていた我が子、賢い。

次の週は第九演奏会。第九自体は今年、依頼公演が2公演と、自主の2日間で、計4公演。オケによっては7-8回、12月にやることもあるこの曲、日本(だけ)の年末の風物詩の一つで、オケマンになろうものなら、生涯で一番演奏する曲(あとは運命の1楽章だけ、とか?音楽鑑賞教室でよく取り上げられたりするので)かと思いますが、いわずもがなこの曲はベートーヴェンの生涯最後の交響曲で、大作、なのです。 

コロナが流行ってから、余計に毎年の惰性で演奏するなんてことは出来なくなり(人が集まって演奏することができ、聴いてもらえる、ましてや合唱と一緒に演奏できることの稀有さを噛みしめ)2020年の12月はスコア、パート譜と真っ新な気持ちで向き合い、

ベートーヴェンが既に聴こえていない感覚で、このハーモニーをどう届けたかったのかを想像して、演奏したあの年から3そういえばあの時も指揮者は川瀬氏でした。

411339942_1149518359825716_6496696108134 今年は市民会館での本番でしたが、またこれまでとは少し違ったアプローチ(楽器関係)で本番に臨みました、聴きに来てくれていた教え子達に感想を聞いたり。あとは「プロ」の合唱団とも演奏しやすい環境が名古屋にもあれば・・・

以前は都内のオケでは第九の演奏会の後にセクションの忘年会を行っていたオケも多く、まさか、オケマン志望で第九聴きに行ってない学生いないよね・・?知らんけど。

 

Thumbnail_img_6662 合間に学生の芸文でのオケのGP,本番に立ち会い。指揮は大学1年からお世話になっていた松尾先生。もうお会いして20年以上経つがお変わりなく・・東京では住んでいる最寄駅も一緒だった事があり、ご縁のある先生の一人でした。

Thumbnail_img_6665その頃、世に誕生した学生が、今年の4年生。今回の演奏会は僕がこれまで聴いてきた中で一番お客さんが入っていました。折角、良いホールでやるなら、毎回こうでないと。

今年のクリスマス・スペシャルコンサートはゲストプレイヤーが豪華で、後半は宝島など楽しい曲目。ゲストのエリックさんや中川英二郎さんはNew Sounds in Brassでもお馴染みのプレイヤーで、それならばと、5年ぶりに師匠をオケに招聘(召喚?)しました。指揮者も大井氏ということで、TKWOと縁がある本番でした。

Thumbnail_image1_20231229231501うちのオケのスタッフとの意外な接点があったり(そのスタッフが隠し撮りしてくれた本番の共演後ろ姿)、他の楽員から「Kennyを呼んでくれてありがとうーファンなんだよね」と言ってくれる人もいて、誇らしい本番でした。

Thumbnail_image2_20231229231501最初は怯えてた娘(^^;も、途中からこの笑顔。

Thumbnail_img_6754 年内最後の演奏も第九。岡崎にて。前プロもありましたが(諸事情ありそちらも僕が演奏)、無事終了。近くで3回もこの大曲を演奏出来ることに「歓喜」していました。その後は、レッスンや教え子のリサイタルの鑑賞、はたまた同僚家族との忘年会など、名古屋にいるうちにバババっと予定を詰め込んで、今は束の間の休息中です。

Thumbnail_img_6603 このまま今年を振り返るかなあ。

| | | コメント (0)

2023年12月 8日 (金)

厄払いの賞味期限

てあるのかな・・

 今年は10数年ぶりの前厄年で、年始早々に厄払いは向かったのですが。

前回のblogを更新する数日前にiphoneを落として画面にヒビが入った辺りから始まり、その後も大したことない程度のツイていない事や、当て逃げされたあげく(その時は身体は無事、しかし自転車は結果損傷で修理に結構な自腹額)、その自転車が元で軽く転んだり、、

思い返すと厄払いにいってから、もうすぐ1年、効力が切れかけているのか(それとも厄払いに行ったからこの程度で済んでいるのか)年内にもう一度、行っておくべきか年始まで恐る恐る過ごすべきか悩みどころな最近。さて、もう今月の定期ですね。

404000018_1129729415137944_1195454736647 11月の定期は、まあ色々悩みながらもなんとか頑張ったかな、という印象でした。満足かと言われれば・・死と変容は、またチャレンジしたい曲となりました、腑に落ちるところまでいくには時間がかかるかな、凡人なんで。。

Thumbnail_img_6481 翌週の本番日、まさかの訃報が入ってきて、しばし呆然。その後行われた告別式には参列できなかったのですが、その日のAndante Festivoは彼に捧げていました。同い年のステマネ、早すぎるやろ・・どうか安らかに。

F_2ehwmboaecpc2 週末には今年初にして、30年の歴史に幕を降ろす第九でした。ああ、ここでもツイてないことが1つあったのを思い出した・・この後も毎回演奏会に1回ずつくらいツイてないことが起こるとは。。演奏会自体は概ね上手くいっていたようでそれが救いでしょうか(この日も大勢のお客さんで盛況でした)

Thumbnail_img_6577 火曜には先週8番今週9番のドヴォルザーク、水曜の午前には室内楽業務で全国の幼児相手のオンラインLiveでの演奏。うちの子も観てくれてたようです(途中で寝てたらしいけど)金曜にはACOでドヴォルザークの今度はVc協奏曲と、2週間チェコに行ってた気分からの週末メサイアでした、ハレルヤ―までなかなか途切れずに頑張った・・ツイてなかったけど()

408934290_1142238993886986_1951751232438 今週は定期week、取り上げる曲はシュミットの交響曲2番。昔4番を演奏した記憶はある(トランペットが目立つ、というようなおぼろげな記憶)んですが、最近巷(プロオケ)では何度か演奏されていた曲だそうです。大編成かつ長大な曲、弦楽器の人達がヒーヒー言いながら譜読みをされていたようですが・・・シンバルは申し訳ないくらい出番ないので。。マイナーな交響曲なのに一時期取り上げられた曲といえばロットの交響曲も思い出しますが、あれも2年前の12にやっていたな。あ、くぼったの宣伝もしないと・・また詳細は後日。

合間に来客もあったので、ようやく楽器庫を人に見せれる程度に片付け終わりました。

Thumbnail_img_6041引っ越してきた最初はこの惨状が

Thumbnail_img_6567なんとかこの程度まで・・3ヶ月かかった、頑張った。。人が来てくれると、家って片付きますよね(笑)

Thumbnail_img_6554 Thumbnail_img_6579合間を見計らって、友人の演奏会にも。ブラームス素晴らしかったーー兼重君とは初対面、共通の知り合い多く世間は狭いなと。

 明日は12月定期初日。GP前に精密検査の結果を聴いてから向かうのですが、そこだけはツイてますように・・←問題なしとの結果。セーフ!

 

| | | コメント (0)

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »