« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »

2023年4月

2023年4月29日 (土)

2023年度、始動

気付けば4月が終わってしまいます。定期でも市民名曲前にも更新できず、失礼しました・・

Thumbnail_img_4325 指導に向かっている大学の入学式に予定が無かったので、新入生に会いに。昨年は熊本から、今年は山形から・・段々とボーダーレス化しているということでしょうか(いい傾向かと)ようこそ名音大へ!

 翌日から4月の定期のリハ。昨年夏に東海市で演奏したマーラー5番とハイドン。ティンパニパートは、2016年にブラビンズと演奏して以来なので、6年ぶり・・23楽章に関しては、かなり勉強しなおし。。一生勉強、できるのも有難いことです。

 340472858_1193556164654058_4224161976012 新監督の就任ということもあり、温かいお客様の拍手を受け、終演。楽員からも拍手喝采だった弦のトランペットは2日ともBravo!!でした。Hr安土さんといい、底知れぬ安定感、我がオケの宝です。

終演後のお見送りを再開しているオケもありますが、名フィルはまだ様子見だそうで。今年は8月にマーラーの1(こちらはカワケンならぬコバケン)もあるので、そちらも頑張らないと。来年も・・?

 翌週は毎年恒例のウィーンのプレイヤーとの合同オケがあったのですが、ブルックナーの4番のみとなってしまい、ミヒャエルとは逢えず・・3ヶ月前に偶然、神戸のホテルで会ったのですが(^^;)その週末はCBC国際音楽祭のオープニング、若手のソリスト2人との協演(完売!)。前半のソリストの人気が高いのは知っていましたが(その影響か)後半で、席がポツポツ空いていて、うーん・・と思いつつ、始まった金川さんの演奏が、本当に素晴らしく、前半で帰られた方々は惜しいことしたなと。

 翌週も2つの本番がありましたが、週末はジョエルに任せて、前半のみ。今月2日ぶり2回目となる()パガニーニ狂詩曲と、結構久々に演奏するイタリア奇想曲と。両方聴きに来られた方がいたなら、同じオケでも「指揮者とソリストが違えば、こう違うのか」と目の当たりにできるチャンスでした(^^;)週末は上田に帰省。姪っ子たちが懐いてくれるのはいつまでか・・

342991994_938087597336178_18649800548117 そして最終週には、市民名曲シリーズ。2月にサロンコンサートをやった時に宣伝もしたのですが、結構楽しみにしていたプログラムでした。本来は2年前の5月にボレロなどをやる際にいらっしゃるはずだったフランス人の指揮者、カサドシュさんとの初共演。予定されていた「道化師の朝の歌」が変更になってしまったのは至極残念でしたが、一番楽しみにしていたミヨーの「屋根の上の牛」が演奏できて、満足でした(いつか「世界の創造」も・・)珍しいと思っていたら、来月にはまたACOが取り上げるという(こちらも聴き比べのチャンスです!)

 長らく演奏していなかった「ラ・ヴァルス」も、丁度レッスンでワルツを取り上げていた高校生も聴きに来れたので、参考になったかなー。とにかく御年86(今年87)のカサドシュ氏がお元気で、口三味線も凄いし、僕に指揮棒でテンポ通りリズムを示してくるし(お話してみたら、昔ドラマーだったとのこと。どおりで)古き良き、窮屈でない音楽を体感できて、充実した本番でした。ラヴェルのPf協は、今季もう1回、弾き振り(バーンスタインの十八番でしたね)もあるので、楽しみ。

Thumbnail_img_4387 奥の楽器は、本番デビュー、手前の楽器はアンコールで、とどめを刺してしまったのでした・・来月使うので張り替えしないと。。

 そんな4月も明日で終了。なかなかまだ告知しにくい本番もあるのですが、今年度も前半(のはHPのスケジュールに挙げてます)と後半(2月にKubotta)にファイト一発(最近CM見ない)な演奏会が控えているので、、頑張ります。

| | | コメント (0)

2023年4月 1日 (土)

出会いと別れ

 3月の後半はしらかわエキスプレスの演奏、翌日の名古屋大谷高校のゲスト出演を以て、演奏仕事が終了し(市民名曲シリーズは降り番)、もっぱら片付けたり、予習したり、映画鑑賞(ダンサーインザダーク、アバターからのウェイ・オブ・ウォーターは映画館で、オールド・ボーイ、テスラ、バードマン)したり

バードマン~は、以前に観ていたはずなのに、半分以上ストーリーを忘れていました・・恥

1_20230401145801 2_20230401145801 3_20230401145801 4_20230401145801 5_20230401145801 6_20230401145801 7_20230401145801 8 9_20230401145801

印象に残った(身につまされる)セリフを紹介します。以前、「バードマン」というアクション映画で一世風靡したのち落ち目の俳優が、NYの劇場を借りて、NYの劇場評論家のボスからの痛烈なセリフ(しかも本公演前夜)。どこかでも言われたことありそうな文章・・気のせいか。ちょうどこれを見ていた辺りに、萱谷先輩とも「プロの演奏家とは?」という話をしていたので、タイムリー(身につまされる)

結末が気になる方は是非レンタルを、いつぞやのアカデミー作品賞だったはず。

16 受験シーズンも終了。今年も無事に2人受かり、また「落ちない小太鼓」に加えて「落ちないマレット」も生み出してしまいました・・・こちらの小太鼓、名フィルでもよく登場するのですが、先日、他で使っているのを聴いても、やっぱりいい感じ(特に吹奏楽)。しかし、もはや廃番になったためカタログには載らず。。伝説へ、、大事に使わないと。

 演奏会にも幾つか伺いました。

803d36214141cf884a467dda767b608c このスター・クラシックス事業の開始時期から案内は頂いていたのですが、第3期には遂に打楽器関係がノミネートされ、今回はそれぞれ協奏曲を演奏されるということで。映像収録まである豪華なステージで、5名ずつのソリストが、しらかわホールで演奏(僕は2日目のみ向かいました)聴き馴染みのあるJolivetと、初めましてのBennettと(しかも日本初演どころか愛知初演でもなかったとのこと、知らなんだ)打楽器2人とは別々に話せて、名古屋の打楽器界も明るい?

24 数日前には、滋賀県に向かいました。こちらは大阪でのリサイタルの時に20年ぶりにお会いした大学時代の副科ピアノの児嶋先生と、中谷さん、演奏会にもいらしてくださった稲垣さん、初めましての宮本さんのアンサンブルによる演奏会。最初に演奏された若林さんの作品から、打楽器とピアノのいいとこ取りの「アダルトな」曲目と、演奏。バルトークは勿論楽しみでしたが、「白と黒で」は、名前のみ知っていて実演は初めて聴きました。児嶋先生に同じドビュッシー作曲「アラベスク」をビクビクしながら持って行ってたのを思い出しながら、(フレッシュな演奏を聴いたあとなので余計に)演奏家として年齢を重ねていく色々なことを、考えて聴きました。演奏家はアスリート的な面もありますが、バードマンのように俳優的な面もあり、なにを以て「全盛期」とするか。やはり大事なのは「日々精進」ですかね。僕も70歳になった時に法螺貝吹きながら演奏できるかな・・・打ち上げにも終電までの間、参加させて頂き、マズアのお話や、長居公園に見えるライトアップの話(地元話)で盛り上がって、無事に名古屋まで。

 

 時を同じくして、悲しい別れがありました。実家で飼っていたシンゴ君が、空に旅立ったと。

 15 14 暫く前から、具合は良くなかったのですが、それでも少しは散歩にいったり、僕の前ではそんなに辛そうにしてない感じだったのですが・・危篤の連絡を受けて、夜には。

 2010年にうちに来てから13年、23 途中からモモちゃんも来て(残念ながら夫婦にはならず?別で寝てました)実家に帰ると賑やかで楽しかったのですが、いつかは別れが来るにしろ、予想より早くて、残念。昔の画像見てたら泣けてくるー

13_20230401175701  出会いの為の必然の別れか・・・今までありがとう、またね。

 

| | | コメント (0)

« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »