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2022年9月

2022年9月19日 (月)

3年前、9年前

「忙しい」という言葉は、出来るだけ使用したくないメンタルは持ちつつも、それを使わないとすれば、「日常に追われている」というような表現になってしまう程に、目前の仕事と、少し先の予定と、その少しだけ後の打ち合わせ等等・・

そんな日々を過ごしていると、9月の定期前にblog更新も出来ずに反省・・久々登場の原田氏と共に、

Fcbxqhwauaecd6r 前半はAdams(写真にAdamsのピッコロティンパニを入れなかったことを後悔)の打楽器活躍曲2曲と後半はDvorakの交響曲8番というエキサイティングな2日間でした。ソリストのカルテットの急遽メンバー交代で出演してくださった日本人奏者のヴィオラの方、なんとリハ前日の21時頃にお願いできたという(それであの驚異の演奏、後もカルテット単独の公演も全てまわられたとか)信じられない奇跡があっての曲目変更無しの本番でした。世界は広い・・・原田氏は次はクリスマススペシャルに来ます、こちらも楽しみに。

 そうそう、その前に8月末にはコバケンスペシャルもあったのでした、こちらもティンパニで久々の皇帝とブラームス1番。ソリストとマエストロはいい意味でお変わりなく(客席は久々の超満員)だったのですが、名フィル初登場だったゲストコンマスの西村尚也が、一部の楽員(全員とは話してないので、分からないだけで、全員かも?)とマエストロに好評で、「一度名フィルに・・」とプッシュしてた身としては、安堵を越えて鼻高々でした。昨年兵士を一緒にやって以来の共演、オケで一緒に弾いたのは2004年以来?また来年の向こうのシーズン・オフ(=夏休み)にお待ちしてます。9月頭の中津川公演も、初共演のヴァイオリンの中野さんが素晴らしく、卓越したソリスト達に、刺激を受けられる日々に感謝。

Thumbnail_img_2711 ソリストといえば、明日本番(予定、台風が超心配ですが)のガラシャ、1月以来の再演となります。田中彩子氏のオリジナル舞台、今回が能との共演はとりあえず最後ということで、名古屋での能楽堂、京都はガラシャゆかりの天橋立でなんと屋外公演とのことで、なんとか無事に終えられるようにこれこそ天に祈るしかありません。

Thumbnail_img_2691 東京に出向いたので、自分のリサイタルの合わせも良いタイミングで出来て、ホールとも打ち合わせ。色々な人の助けを借りながら、なんとか1ヶ月後に迎えられますよう・・・

Thumbnail_img_2675 この舞台(マレットって、定規代わりにもなって便利ですね?)で演奏するのは9年ぶり、ノスタルジーに浸かりたい欲望があるわけではないつもりでも?Thumbnail_img_2680 ロビー周りでの打ち合わせなどしながら、「前はこうだったなあ」とふと思い出すことも。

Thumbnail_img_2715 東京滞在最終日にN響の公演も丁度あり伺って帰ったのですが、そこで演奏してた曲目も、「昔、あのパートを(同じ舞台で)演奏しながらめっちゃ緊張してたなあ」とか、オペラで大分まで行ったなあ、とか気付けば振り返る日々・・疲れがピークなのか()、とにかく東京滞在中は朝から晩まで予定をこなし(合間に練習もして、毎日悪夢を見るクタクタ具合)、しかし、それも3年前に経験済みで、あの時も辛かったことを考えれば、今回は楽器の種類も少なければ、曲目も少ないので、負担は少し少ないか・・しかし共演楽器と、会場数の分、金銭的な負担が増え、それに伴うPRに使う労力も倍増しているので、大変なのは変わらず。協力して下さる人がいるので、頑張れるんですがね。

 

今日も、豊橋で(ほぼ)毎年恒例のセミナーを昼から夜まで(7時間!)熱心な方々に来てもらえて(そしてチケットも販売でき)感謝。予想外の応援も受け()活力は頂きました。帰宅したら、作曲家の野田先生の訃報…エクローグは、修士の修了演奏を含め、大事な場面で何度も演奏させて頂きました。

9年前、職場では首席になりたてのタイミングで、色んなストレス=お尻に持病を抱えつつ、なんとか乗り切ったあの時から、

3年前、まだ「コロナ」という響きが世に蔓延してなかった「あの時代(もう、時代が違うくらいの感覚)」から、の今回。

 

あと1ヶ月、しっかりやります。

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