B月間
5月も終わって、早6月。
中旬の数日は宮崎にいたのですが、そこでお会いしたこの方。僕は今回、直接共演はしていませんが、ピアニストのバヴゼ氏と。宮崎音楽祭で、バルトークのピアノ協奏曲2番を演奏されていました(僕は以前、ドビュッシーの作品でご一緒させて頂いた思い出が)
世間話から、「来月、バルトークの2台ピアノと打楽器の為の協奏曲を、ヴィト氏と演奏します」と伝えたら「ヴィト?彼とは何度も共演してるし、2日でプロコフィエフの協奏曲を全部やるプロジェクトもやったことあるよ、超よろしく伝えて!」という写真が、こちらです(笑)
他にも「打楽器奏者なら、この作曲家知ってる?」と、次から次に話が出てくる人でした・・・
旅から帰還した週は、芸文で2回本番。依頼演奏会に続いてほぼ満員だったCBC国際音楽祭(愛知ゆかりの男性ピアニスト2名の人気凄し)と、ラフマニノフ、シューマン、グリーグとピアノ協奏曲をハシゴ。翌週はしらかわホールで1日2回本番の日を含めて3回本番。その合間には、大阪のホールに打合せに向かい、海の向こうの作曲家にも連絡をして・・・着々と予定をこなす日々。
5月最後の舞台は、この方(と奥さん)の指揮で。彼はフェリックス・デルヴォー氏。元々、リヨン国立オペラ→コンセルトヘボウ管弦楽団で首席ホルンを吹いていて、クリーヴランドの職を辞退してからの、今はウィーン在住(奥さんはウィーンフィルの首席ファゴット奏者のゾフィーさん)
基本はゾフィー氏の吹き振りだったのですが、演奏会最後の曲は、フェリックス氏が作曲(作曲までこなすんだな、これが)した初演曲のファゴット協奏曲その名も「ナゴヤ・コンチェルト」これは、作曲者のフェリックス氏の指揮でした。
奥さんは、ベルリンフィルからウィーンフィルに移籍、ファゴット協奏曲を初演曲含め1プログラムで3曲を余裕で吹くし(しかもファゴットを始めたのも遅い模様)、旦那は世界一流のオケの職を辞して、作曲も含めた音楽活動を独自に展開(この日も自作といえど、変拍子まくる協奏曲を暗譜で指揮)と、天才夫婦でした。。
そして、遂に6月。あっというまに今週の定期。集客が伸び悩んでいるとのことで、ソリストの不人気説を挽回するために、日夜Twitterで曲のオススメポイントを更新してるのですが(どんどんイイネの数も減ってきて凹)その為に、楽譜を今一度見直したり、文献を読めば読むほど、やはり「この曲は凄い」と思い知らされる日々。バルトークは凄いです。といいつつ、未だにそこまで多くの彼の作品に接したことがなく(マイナーであろう、ハンガリーの風景は、2度もやっている割に(^^;)あとはオケコン2回、中国~の組曲3回、舞踊組曲、Pf協奏曲3番2回、Va協奏曲3回、くらいの筈)Vn協奏曲は1度もないし、なにより弦チェレ~を演奏した事がないのは、寂し過ぎる・・今世の夢の1つ。
今月はBartok, (Brucknerは降り番)Bizet, Berlioz, 月末にはBeethovenも待っていて、偉大な作曲家のイニシャル月間となりそうです。
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