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2022年4月

2022年4月20日 (水)

アルプス登頂2日間

4月の定期演奏会は第500回を数える、祈念すべき回数のものでした。400回はマーラーの3番、アツモン氏と行ったのがつい昨日のことのよう・・・

今回の演目はR.シュトラウスの「アルプス交響曲」。小泉音楽監督就任記念の時に演奏した「家庭交響曲」と2曲しかシュトラウスの書いたシンフォニーはなく、どちらも大編成の曲ですが、アルペンの方が、バンダの数も含め大掛かりです。打楽器もサンダーマシーンやカウベル(アルプス山脈の上にいる牛を表します)など、賑やか。前半には第1回の定期演奏会の演目でもあったモーツァルトの最後の交響曲「ジュピター」を。

アルプス交響曲は個人的には4回目。この時に初めて(恐らくGlockenとサンダーマシーン)、実は名フィルのオーディションの前週にエキストラで来て2回目(カウベルを客席で演奏した思い出&ウィンドマシーン)、3回目はTOMASウィーンの人達と合同で(2番ティンパニとグロッケン、今回はジョエルが担当してくれました)、そして今回は1番ティンパニ。幾つになっても初体験は痺れるな。。実際、痺れてたのはアルペンより大編成のジュピターでしたが・・そして2日連続出来る喜びと疲労感よ・・

278724279_4905408836174463_9005518244903 個人的には写真が撮れるような余裕はありませんでしたが、近年絶好調な金管をはじめ、荒井コンマス率いる弦楽器と、小泉監督と7年目に突入したオケが

ある意味、集大成としてのサウンドになっていたのではと。

2日目は完売となり、2日間に渡って色々な人に聴いてもらえて感謝。久しぶりに乾杯もして、

Thumbnail_img_2274 都内からたまたま来ていたオケ後輩とも年相応な?会話を出来て刺激をもらいました。

 

Thumbnail_img_1890 そういえば、その定期前日に弾丸都内出張もしてきたのでした。

来月(は長野の佐久ですが)と秋(は正にココ)に演奏するソナタを友人達が演奏するのを聴き()に・・・ある情報を確かめに向かったのですが、なんとそこにはイフケンの姿も。抜け目ないのう・・

Thumbnail_img_1906 そんな彼とは定期の翌日に共演。Thumbnail_img_1905 普段はオケで演奏していたステージに打楽器とピアノだけなのは不思議な感じもしましたが、小学生たちが楽しんでくれてたことを願って・・・

Thumbnail_img_1903 終演後のふぬけた2人。。Thumbnail_img_1904 は来月も佐久で演奏します。

Thumbnail_img_1881 少し公共機関では行きにくい場所ではありますが・・・来て頂ければきっと楽しんで頂ける企画を用意して待っています。

 今晩のニュースでは、池袋の交通事故から3年と。ご遺族が、「桜の散る時期が来れば、思い出す」と。

Thumbnail_img_1848 時期が来れば、人と会えば、思い出すことは、ある。誰の心にも癒しきれない傷は、ある。

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2022年4月 1日 (金)

サクラサク

3月の定期は無事終了。ニュースにも取り上げられていましたが、かなり気合いの入った本番となりました。個人的には次こそ15番や4番を演奏してみたい・・・

Thumbnail_img_1786 翌週はBeethovenの大曲Missa Solemnis。歌がコロナ禍で大打撃を受けた芸術の一つだと思いますが、なんとか開催できて良かったです。少し改修をお願いしていた楽器も無事に戻ってきて、気分は上々でした。

Thumbnail_img_1796 終えて、少し予定が空くはずだったのですが、急遽大阪へ。ピンチヒッターとして、2年ぶりのこちらへ。

Fohwretucaeptod会場は7000人のお客さんと盛り上がっていました。ポップスアーティストのLIVEあり、今回は選ばれた標語を元にしたラジオドラマあり・・・

毎回、最終リハの最後にスタッフを含めた全員がいる中で飲酒運転の事故で亡くなった方々への黙祷と、FM大阪の方が熱のこもった挨拶をされます、「何故、私たちは飲酒運転を撲滅できないのか?」と。この運動の輪がもっと多くの人に届けばいいなと。こういう社会活動に、クラシック音楽はマイノリティを感じてしまうよね・・新たな打楽器の方との出会いもあり、よき体験をさせて頂き感謝。

Thumbnail_img_1823 Thumbnail_img_1836 題名の通り、名古屋でも、いたる所で桜が咲いていますが(写真は自転車でよく通る東別院付近)、それではなく

 この春、教え子たちがめでたく第一志望校に合格しました👏1人は高校、1人は大学。ずーっと思い続けてますが、受験という人生のかかったレッスンは、かなーーーり気が重いです。。が、結果がついてきてくれて本当にホッとしています。詳細は控えますが、今年の大学は狭き門だった・・しかも気付けば4年教えてた生徒だったので、無事に巣立ってくれて、まずは一安心(人生がここから一層大変ですが、そこは腹を括って頑張ってね)

Thumbnail_img_18433月最後の本番は、そんな愛知県芸の学生さん達と一緒の演奏会でした。2年前のジョイントコンサートが中止になって以来、久々の合同演奏。曲は4年ぶりの「春の祭典」。今回は初の大太鼓パートを。前プロに演奏した「アパラチアの春」は数ヶ月前に都響で演奏させてもらった経験が、とても役に立ちました(その時の3倍のパート受け持つことになりましたが・・)

大学生、楽器の技術、音楽もですが、アンサンブル力や想像力、この社会情勢の中の日本(世界?)で生き抜いていく力、身につけて羽ばたいてくれますことを。

 

 日付が変わって今日から新年度。名古屋音楽大学は今日から始動(早い!!)年度によってかなり変動がある指導人数ですが、今年はかなり多いそうで・・

 (前にも書いたような?)僕は直接師事したことがありませんが(師匠の師匠だった)猪俣猛さんの主宰されているドラムスクールの宣伝広告に「ついでにハートを鍛えてあげよう」と記してあったのが、とても印象に残っていて・・個人的にはメチャクチャ大切なことだと思ってます。でも、僕の募集要項に載せたら、受講生激減必至(^^;)

 今年度もどんな出会いや、成長を目の当たりにできるのか、期待に胸を膨らませておきます。

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