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2022年3月

2022年3月10日 (木)

ショスタコーヴィチに始まり

ショスタコーヴィチで終わる、今年度の定期。そして、世の中はコロナでただでさえ大変だったのに、その上のウクライナ危機。クラシック業界でも波紋は色々あり(ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが)

海外のロシア関係者が要職追われる事態から、日本国内でも、ウクライナ国歌を演奏会の前に奏するオケ(知り合いがチラホラ)や、チャイコフスキーのロシア軍の勝利を祝った曲を自主的に曲目変更する等、この後もどんなことが起こるのやら。

そんな中、名フィルもTwitter決意表明をしていますが、こういう事情で、演奏します。指揮は、再来年に指揮活動引退を表明したミッキー。以前、名フィル7番を演奏した時も僕はシンバル担当、そして、遡れば0612月に都響で演奏させてもらった8もシンバル担当でした。結構な年月経っている、今から15年後は・・・なかなか想像がつきません。

これだけ「多様性を認める世界」といいながら、一方でその対極にあるような事が起こってしまうのが、世の中の常。大きな社会でも小さな会社でも。

そんな中、先月、気付けば30代最後の年齢になりまして、昨日はリハの前に胃カメラを「口から」してきました(鼻からの方が楽らしい)感想としては、「予想・・よりは早く終わったからセーフ」というものでしたが。健康に留意する年頃です。大事になっていませんよう。

とりあえず、明日から2日間、名フィル初演となる交響曲8番。戦争、断固反対。言葉を超えうる思いを、音で表す。

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バロックザール賞!!

本来は2月定期()があった翌日に、ピアニストの姫野さんからお誘い頂き、日進市民会館での演奏会でした。ホールに沢山の備え付けの打楽器(ティンパニ4台、F-Cマリンバ、ヴィブラフォン、大太鼓、ドラムセット、チューブラーベル)を数年前に導入した分を、有効活用できないか?という主旨の企画で、それならば、ソロやデュオの他に、どこかで聞いたことのあるオケの曲などをささっとやっちゃいましょうか?←でも、ピアノ一人だと難しい曲も←それなら打楽器大好きの主人も協力してくれます!

と、打楽器を紹介するコーナーではもれなく愛知県芸教授の北住先生も連弾でサポートしてくださり、木星や展覧会の絵まで少しずつ演奏に付き合ってくださりました、感謝。当日は、こんな最中ということもあり、かなり客席は寂しく・・ただ、いらしてくださった方々からの拍手は大きくて、ありがたかったです。次回は・・あるのか?

その後は、県芸の打楽器アンサンブルを聴きに行ったり、審査員をしたり、名音大の打楽器アンサンブルの演奏会に向けての指導をしたり・・と、聴く側が多かったですが、3月5日は色々重なっている日でございまして(なので、「打・カーポ」も本番聴けず、我がオケの豊田公演も乗れず)

 

5001 こちらでした。昨年12月に京都バロックザールで行った演奏会が、目出度く有難く選んで頂けまして、その授賞式でした(賞を頂くには、授賞式に参加が必須条件なのです、メンバー皆、なんとか向かえて良かった)秋田は、朝一で都内で本番を終えてからのダッシュ・・

5827 披露演奏があったので、西田作品と、ラグタイムを。

5838 GPから素敵な写真を撮って頂けたので、紹介。5855

5937 マリンバの時、皆、笑いすぎ()終わってからも笑ってるからね…5944 何故かはメンバーのみぞ知る。。

 

僕は個人で8年前にも賞を頂いて(記事に登場する早坂さんは、今回のくぼったにもいらしてくださりました!!)、その賞金でオランダにも勉強しに向かえて、バロックティンパニも購入させてもらって・・・と、その後の音楽活動に弾みをつける原動力になった賞。今回も副賞に、もう1度、このホールで演奏させてもらえる機会があるので、それが本当に嬉しい。名古屋の宗次ホールもですが、打楽器アンサンブルを演奏するホールの「響き方」で、プログラムは立てるので。また、新たなレパートリーも考えつつ、次のプログラムを考える楽しみがあります。

273666966_983496932214754_74280632359894 改めて、共演してくださった富久田さん(授賞式にもわざわざいらしてくださりました)、公募作品に応募してくださった皆様、選出を一緒に審査してくださった作曲家の酒井健治さん、そして選ばれた作品Wave Sculptureを作曲してくれた後藤成美さん、ホールスタッフ(今回の受賞も本当に歓迎してくださり、こちらが照れる程に褒めてくださいました)、裏方をサポートしてくれたチームくぼったの皆様、そして、ご来場のお客様、皆さんのお陰で受賞させて頂きました。

 

273820674_672589333989627_72299359035353 ちょっとビートルズを彷彿とする退場具合(富久田さん撮影)と共に。

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