KOBE国際コンクール→1月定期
最近、SNSを開きはするのですが、そちらへの書き込みが億劫な時期で(何か見てしまったんでしょうね)暫くはまた、こちらのblogがメインになるかもしれません。
1月2週目には、今回初めて依頼を受けたコンクールの審査員として、神戸に向かっていました。阪神淡路大震災の後に始まった歴史あるコンクール、大御所の先輩方に囲まれながら、1日目は午後から(宿泊していた新神戸の夜は早く、審査後には普通の夕飯にはありつけない事態に、、ルームサービスor白〇屋というお洒落な街とは程遠い・・)、2日目は文字通り朝から晩までの審査でしたが、
中高生のレベルの高さにビックリしました。その年齢で、そういう曲を演奏する時代かと・・・こちとら打楽器のソロ曲なんて大学に入るまで一切情報が無かった環境で育ったもので、早期教育の可能性を沢山感じました。ただ、審査員の中の話題では「その(難易度の高い)曲を演奏する前に、経た方がよい道を通ってない(であろう演奏)よね」という意見も多くみられました。Youtubeでカッコいい曲は一杯見られますから、そこに目移りしてしまう気持ちはとても判りますが、、中身が伴っていない演奏もしばしば。ピアノの世界で、バッハやモーツァルトを弾かずに、スクリャービンやカプースチンは弾かないのでは?と。。
このコンクールは事前に「どこの誰が演奏するかを通知せずに」審査に臨みます(出演番号のみ表示)ので、顔見知りでない人は、経歴はおろか、年齢も性別も?わからないので、色眼鏡で見にくい採点結果が出たかと思います。他の楽器では、音大生を差し置いて、一般大学の人たちが入賞している事例も多数。点数に関しては、ショパンコンクールみたいに公表してもいいと個人的には思いますが・・そうすると事務作業がめちゃくちゃ煩雑になりますかね・・全部門あるので、大変か。こちらは点数だけでなく、講評も書く欄があった為、なかなかハードな2日(実は前日も別の映像審査していたので計3日間・・)でした。
1月のオケ稼働日が、このコロナ禍始まって以来過去最高となっており、有休で降りているものも幾つかありますが、何かしらのリハと本番がほぼ毎日(月末には、やはり無くなってしまったものも有り)。先週は市民名曲(同級生が急遽ソリスト)&豊田市(オペラ紅白歌合戦、楽しめるいい企画でした)今週は定期からの東京公演。年末から騒がれていたオミクロン株は、想定通りの波を辿っていて、、そんな中での都内移動はリスクもありつつ、気は引き締めて滞在してきたいと思います。曲目はラフマニノフのパガニーニ・ラプソディとチャイコフスキーの交響曲1番(と降り番のモーツァルトの交響曲)どの曲もかなり久々の演奏な筈。個人的には久々のシンバルで20インチの重さを楽しみながらも、疲れますね(笑)東京公演も若干席があるようです。今日、初日終え(その前に大学の実技試験もありました、全員聴けなかった・・)明日2日目。
昨日はとある説明会で、あまりにも頭にくる発言があり、よなよな書類作成・・志が低い人間は個人(やその友達付近)で存在してくれる分にはご自由に、なのですが、無垢な人達に伝播する発言は今後の環境に影響するので・・若い人が変に染まらないように、中堅は必至です。
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