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2021年7月

2021年7月19日 (月)

今夏のイベント

 7月の定期に続き、その次の週には市民名曲(今月は5年ぶりのリクエストコンサート、でした。数年前にも取り上げたシェヘラザードほか)シリーズも終了。多くのお客様に足を運んで頂いて感謝です。昨日は、豊田のファミリーコンサートで久しぶりに「トトロ」や「ポニョ」も演奏して、楽しかったねー(梅雨も明けて、暑かったけど・・・)合間には色々指導や、打ち合わせ等・・・感染したら全てが止まる為、一層の注意を。

 昨年には止まってしまっていたイベントが復活したものや、久々に声をかけてもらったもの、そして、念願叶ったものなど、色々ありますが、そちらの準備にてんてこ舞いの為、丁寧に全てを説明しきれませんが、ざーっとお伝えしておきます。

 まずは23日、宗次ホールにて、「兵士の物語」を上演!します。僕は数年前に、非公開で初めて演奏して以来、2回目。今回も指揮者はおかず、コンサートマスターに来てくれるのは、PMFで一緒だった西村氏。初回のリハも終わり、非常に楽しみ。

 月末31日は、愛知室内オーケストラと2度目の共演。サン=サーンスの没後100年記念・・ではありますが、彼ではなく、没後47年のジョリヴェ!を芸文コンサートホールにて。オケとの演奏は念願叶って初!です、張り切って参ります。

 8月は名古屋以外へ・・・8,9日は長野市にて、encemble NOVAの打楽器メンバー&長野のアマチュア打楽器老舗グループ「タム・ア・ムラ」の方々に、中村功さんをお迎えして、パーカッションフェスティバルに参加します。イサオさんが、カールスルーエで毎年行っている「街を練り歩くサンバ」も行う予定。

 翌週はこちらの音楽祭へ。僕の参加演目は前回と同じく「トゥーランドット」10月には名古屋でのプッチーニのオペラもあるので、しっかり勉強させて頂きます!

帰ってきたら、「名フィルの平日午後のコンサート」の演目を持って東京へ。この辺りまでは一筆書きの予感。頑張るで。

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2021年7月 9日 (金)

55周年!

 振り返れば色々あった1ヶ月で、そしてこれからの1ヶ月も更に色々あるので、なかなかノンビリ振り返っている心の余裕が無くなってきていますが・・・

 

Thumbnail_img_2009-1 先月の定期は、出番の曲の最終楽章に突如木琴大暴れ!の曲で、お茶を濁しつつ終了(後半のフォーレも好評だったようで安心)優人さんとの再会に期待して・・・

 収録演奏や、室内オケの内職(久しぶりに使った単語)を経て、16日にはDistance Percussion Duo !!京都公演でございました。

Img_2002 生憎の天候にも関わらず(中山は雨男だそうで、僕は晴れ男から最近では「雨、降らせない男」と化しているので、公演の少し前からは雨は降っていなかった模様)多くのお客様にご来場頂き、遠路遥々いらして頂いた方もちらほら・・・そんな中、前半には僕らの中では前代未聞の事件も勃発しましたが(後から、来て下さった方に感想を窺ったところ、「ああいう事も含めて、『生演奏ならでは!と思って感動した』という意見を頂きましたが、なんとポジティブシンキング!穴が有ったら入りたいとは、まさにこの事(T T)と思ってました)全ての出来事を糧に、これからも精進していきたいと思います・・・動画を残してますので、いつでも反省できます、はい。

 翌週は久々都内へ。事前のPCR,リハ初日もPCR,公演日も勿論・・という厳戒態勢の中、行われた演奏会でした。本番は指揮者が「周囲2メートル間隔保持」という理由からオケの中を通らず、客席に降りて歩く・・という「特別ルール」もあり。

Thumbnail_img_0656 僕は初めての指揮者(なんとミドルネームがタケシ!)、初めての曲(演奏した事のあったのは前プロのこちらの曲のみE4kg5qqucaa_k1g →ドが抜けているけド)、この時以来の芸劇での演奏で、大いに刺激を受けました。

「オケは、なんといっても『弦楽器』。」と常々、頭を過る事象をまた目の当たりに。個人的には赤字出張でしたが(いわゆる地方からの交通&宿泊代は普通は出ない、と聞いた時には有給届提出済みだったしね・・・)人生、色んな経験が糧になる・・・。久しぶりに逢う方ともお話できて、感謝。

E5ytpb1vuawiprf 戻ってきて、昨年の振替公演の石丸幹二30周年オケ公演。前回も数年前にご一緒しましたが、今回も楽しく終了(流石に2時間40分とは思ってなかったけど)ドラムには萱さん。

E5wyjjdvkaibsp2 そして、今週は定期。メインのシェーンベルク編のブラームスピアノ四重奏曲は、昨年3月の定期で演奏する予定が、出来ていなかったのでいわば1年4か月待っていた曲。音源で聴くだけでは気付かなかった、低音の動きや、各楽器の使われ方、ブレンド感が面白く、比較的よく取り上げられるのも納得の曲です(個人的にはオケコンのような感想)

Thumbnail_img_0698 土曜日の7月10日には名古屋フィル創立55周年を迎えるということで。写真は明日から来場者にお配りする、チケットフォルダー。こんなご時世なので、有り難さもひとしお、です。盛大な事は大々的に出来ませんが(関西の某オーケストラは、55周年の時に海外での大きなツアーを行っていて、うちも一つの目標でしたが・・・なかなか計画通りに進まないのが世の常)せめて演奏は。出番、半分(前半は弦楽のみ)ですが、張り切ってきます!

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2021年7月 4日 (日)

打楽器四重奏曲を募集します。

既に、京都で行った演奏会にはお知らせを挟ませて頂きましたが、(若干、文面を修正しました)

僕の主宰している、打楽器四重奏団で、以下のように曲を募集したいと思います。

ダウンロード - e3818fe381bce381a3e3819fe585ace58b9fe69bb8e9a19e.pdf

 

その上で、考えられるQ&Aを記載しておこうと思います。

 

Q.今回の主な意図は何か?

A.主宰している僕の独断と偏見ですが(メンバーに賛同は頂いてます!)

ソロで作曲者に曲を委嘱したこともあれば、オーケストラの一員として、初演に携わってきた経験は学生時代からそこそこありますが、「新曲初演」というのは、作曲者、演奏者、共に「(再演曲とは比べにくい)エネルギーが必要」だということです。

僕は奏者ですので、何かの機会に演奏を頼まれること(=受け身)があります。作曲者は机上で書いた譜面を持ってきて、こちらに演奏をお願いするわけですが、「ここは(手が4本無いと)無理かな」とか「これを演奏可能状態にするには暗譜するくらいまで練習して、身体にいれないと不可能じゃないかな。でも譜面を渡されたの一昨日だし、明後日には本番よね」など、色々あります。恐らく、打楽器はセッティングも含めて、他の楽器より労力が多い、と思われます。半分被害妄想?

また、逆にこちらからお願いして曲を書いて頂く場合は、どういうきっかけか?僕の場合は、その人の他の作品や経歴を知ってる上で、「この人の書いた曲を演奏してみたい」と思ったことしか無く、そうなると必然的に「既にある程度、業績を残している」前提になってきます。

 はたまた作曲家(特に若手、新人)視点からを想像する(なり、聞いた話をまとめる)と、例えば、「自作の個展を開きたい」となると、奏者の確保、場所の確保、宣伝、謝礼・・・など、余程の色んな力を持っている人でないと、サッとは出来ないようです。なので、よく見かけるのは数名の作曲家で集まり、それぞれの曲を、少しずつ持ち寄って(色んな苦労も分担して)行っている演奏会、でしょうか。聴きに来られる人は勿論、そういう方面に興味がある方、もしくは知り合い(の知り合い)。

 そこで。こちらも若い作曲家の方々に出会ってみたい×奏者も場所も既に決まっているところに作品を提供し、実際に音になった作品をオーディエンスに発表したい=12月の演奏会、という風に考えました。

 こちらの奏者は僕の他に、現代音楽室内楽団体(アンサンブル・○マド)に多数出演している奏者や、吹奏楽の現場や、スタジオワーク含め、日頃から柔軟な対応をしてくれるメンバーに恵まれているので、「この曲、面白そう!是非演奏したい!」と思われる曲が送られてくることを心待ちにしています。

 

Q.委嘱料は発生しないのか?

A.今回、そちらは考えていません。「それじゃあ、若い力の搾取では」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、対価というのは金銭だけでは無いとも思いますし、コンクールのようなことをしたい意図では無い(ので、参加料も頂きません)、僕も参加したPMFにもコンポーザー・フェローの制度が過去にはありましたが(僕の年は一柳さんがいらしてました。パガニーニ・パーソナルを演奏する機会はDavidに譲った遠い思い出・・・)あの音楽祭もアカデミー生には金銭の謝礼は発生しない代わりに、往復の交通費、そして滞在費は免除されます。ただ!今回は自主演奏会でこちらにも余裕があるとは言えず、捻出できるのは、「国内移動にかかる諸経費」とさせて頂きます。リハーサルは都内・名古屋で行う予定です。

選ばれた作品は、京都・名古屋どちらの演奏会でも取り上げる予定です。

今回の選出にあたり、演奏メンバーの4人以外に、2019年に僕も曲を委嘱した他、名古屋フィルの第2代コンポーザー・イン・レジデンスでもあった京都市立芸術大学講師の酒井健治さんにも、協力をお願いしており、快諾してくださっています(演奏会にも同席して頂ける予定です)。奏者目線だけではないアドバイスも演奏会を成立させる上で、大事な事かと思っています。

 

Q.送付先、明記事項は問い合わせとあるが・・?

A.こちらは「応募が全くなかったらどうしよう」と、「(冷やかし含め)多く来過ぎたらどうしよう」の両方の不安があります。出来るだけ真摯に対応したいので、事前に参加したい意図をメールやSNS等で連絡を頂き、どのような形で楽譜を送付頂けるか連絡をとりあえればと思います。譜面の現物送付の場合は送付先の住所をその都度お伝えします。

 

その他、問い合わせから、参考になる質問が届いた場合、追記します。

そこそこな数の、応募がありますように・・・

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