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2021年6月

2021年6月10日 (木)

刺激

 物凄い予定が立て込んでいる訳ではないのですが、先の事務作業などを進めていると、日々やらなきゃいけないことは終わらず(まだ今も心残りの作業が2つほど・・早く終えてスッキリしたい)毎日のこなす業務(と多少の息抜き)と並行作業で、気付けば今月も、もう定期の週に!!

E1a0oyovoaujbt9 先月の定期もなんとか終わって、無事に帰路につくことができ(定期演奏会には必ずプロのカメラマンを雇い、沢山の写真を撮ってもらっている筈なのに、あまり広報に役立っていないように感じるのは、僕だけ・・・?勿体無い)2日間ある本番には魔物がいることを再確認・・・初日に調子に乗ってたつもりじゃないけど、精進が足りなかった模様。。

Image0_20210610194601 Image1_20210610194601先月末まで、関西の緊急事態宣言地域では、ホールも閉鎖で、デュオの相方、中山のいる京都市響も無観客配信(しかもその時の指揮者は今回の優人くん)をしたり、ニュースの通り中止の公演も相次ぐ中、僕らの演奏会も出来るのか謎のまま、どうやら緊急事態宣言が6月まで伸びるらしいぞ・・との噂が流れ始めた時期にも合わせはしてまして、

28日に延長が明らかになり、「これは延期をせざるをえないか」と思っていた夜に、中山から連絡、京都府のホールは平日夜間は50%集客までで公演可ということ・・・喜びつつ、そこからプログラム冊子の最終校正や、演奏会の案内郵送なども、やりつつ、当然練習も。

翌29日(5人のニク🍖の日だったとのこと)名フィル豊田公演は、50%以上売れていて打ち止め。新しい毛色のコンサートで、楽員も楽しんでいた人が多かった模様。

 中止の公演も勿論あり、無観客収録公演などを経て、今週。幾つか間に演奏会にも足を運び、奏者とも話して(乾杯が出来ないのが毎回残念)そこからも刺激をうけつつ・・今週。

 

 本来は大植さん(この時にいらして以来、こちらも刺激になりそうで、楽しみでしたが)登場のプログラム、しかしドイツの大学の試験と日本の二週間待機の折り合いがつかず日本に来れないそうで、代わりにいらっしゃったのが、今や引く手あまたのこの方

Img_20140624_214933これは、2014年の写真。ブログでは触れてなかったようですが、福岡に文化庁公演に向かった際に、九州大学のオケを振っていたのを聴きに、確か北九州から?向かいました(メインはラフ2だったような)この時には、その後のB→Cの話を詰めていて、しかもその演奏会のソリストが

Img_20140624_215114  今はもっと「お髭」が濃くなったこの人だったんですよね、確かシベリウス弾いてたような・・・こないだのN響バックのサンサーンスも聴きに行きたかったけど。

 ちょうど今、webぶらあぼでは、この2人がスポット浴びまくってます。圭君がN響楽員にインタビューしている記事はどれも秀逸(至極まっとうな対談で、ある意味、普通なんだけど、この普通が不通なことがある現実)なので、是非とも業界の人も、一般の人も読んでほしい。

 時代が追い付いてきて(というより皆が若手から社会の中心になる年齢になったということか)凄い勢いで全国区になった2人(勿論、学生時代から並外れてたからですが)に手伝ってもらった5年前のコンサートは、一生の財産だな。

 優人くんは、実は去年うちのオケに初登場する話はありつつも、コロナ禍でなくなり(そちらならティンパニだった!)今回のご縁となりました。プログラムが多少変わったんですが、代わりに出てきたヴィラ=ロボス。この方、名前は有名、曲も聴いたことは数回ありましたが、演奏は初体験のブラジル風バッハ、今回は8番(パッと調べた限り、没後50年の2009年に東フィルが全曲演奏して以来、演奏されてないんじゃないかなあ、楽譜の書き込みをみる限りでも)

ということで下手したら日本で実演は2回目になるかもしれない(笑)という曲で始まり(私は今月も打楽器担当、出番はこの曲のみ、ただ結構大変)残り2曲は、余りにも有名なアランフェス協奏曲とフォーレのレクイエム。

 優人君の指揮は初体験ですが、話し口調といい、棒といい、「人柄」が出る感じ。秀美さんもたまに仰るけど、「和音を汚す」という言い回しとか、発想がNoble。平家の落ち武者出身、俗世に浸っている身としては(笑)大いに刺激を受けます。

 先ほどtwitterを覗いたら、両日ともに売り切れてしまったそうです!あ、こちらは、売り切れてませんので、今からでもお待ちしています(^^;

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