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2021年4月 1日 (木)

青春の輝き

年度末の3月。今年は、色々ありました(3月中に振り返れず、エイプリルフールも終わってしまう)

 3月定期(大曲2曲)は、今期最高人数のお客様と共に。東京公演に向けた気合いも充分で、臨みました。2日目終演後に、都内へ移動。1年以上ぶりの北上。

Img_18033209 サントリーホール、本当に久々。名古屋の芸文コンサートホールが好きな方は内外に大勢いらっしゃいますが(ぼく個人的には、奏者としても聴衆としても、「そつなく綺麗に聴こえてしまう」印象)、やはり、入れ替わり立ち替わり世界のオーケストラが毎日演奏していた(今は外国勢が来れないけど)、シビアさを併せ持った、このホールで演奏できるのは格別。課題が沢山でしたよ、ええ。

Img_18043216 バックステージに、改修後からこの大きなパネルがあり、今回は作成者のそっくりさんに写真に入ってもらいました(笑)

 

Img_18173188 その後、名古屋に戻り高校の定期演奏会にゲスト出演した後(Mahlerの交響曲2番「復活」より抜粋演奏。コロナ禍以降では世界初ではなかろうか。後日、新聞にも掲載されるそうです)今度は、都内に5泊。小澤塾記念演奏会にOBとして声をかけてもらいました。

Img_18133217 本当に不出来な塾生(中国公演が有った為、そちらのパンフレットより)でしたが、僕の行かせてもらった年(2005)に参加していたOBもチラホラ、そして指揮は宮本文昭さん。本当に凄い気迫だった、という陳腐な感想しかいえない位、生き様を表した指揮でした。現役の塾生も勿論ですが、コーチ・OBOGも、一期一会の瞬間に、「命を懸けた」演奏会となったかと(あんなに長いカーテンコール、人生初だったかも)こちらのインタビューが、身に沁みます。いいとか、悪いとかではなくて、既存のオケが既存の路線に向かっていってしまう空気というのは確かに存在する、というのが分かった、この10年。もがく人も多いし、だから飛び立つ人がいるのも理解できます(僕?はまだまだ達観できそうにない)

Img_18633210思い返せば2005年、深町さんにお声がけ頂き、今回の会場だった東京文化会館にて、「エレクトラ」の練習トラ(GPからは左に映っている故E. Firth氏が来るまでのローテーションで)をさせてもらったところが、今回のご縁の始まりで。

Img_18823218_20210402013201 その時にサインしてもらったマレット(大事に使わないでおこうとしたら、「使って!」と言われて使ってます)で、エグモントの最初の音は演奏。彼のSKOでの演奏はコチラ

 滞在5泊中4泊は緊急事態宣言下だったので、ご飯を食べるところが20時には閉店、リハーサルが毎日16-20時だったので(フルに行わない日もありましたが)3日間はお弁当を持ち帰り、ホテルで食べる日々。。毎朝、朝食に豊洲市場から新鮮マグロが届くプランだったので、朝をしっかり!の健康生活(^^; 

Img_18323195 こんな状況だったので、大勢で面会というわけには行きませんでしたが、大学も外面だけ見てImg_18243190_20210402012101

Img_18763203 先輩(今月の「アホ」、楽しみです)後輩、何人かとご飯やお話ができ、刺激をもらいました。

Img_18513198 上野駅前(判りますか?ワイドで撮った為、怖い写真になっちゃってる)もすっかり綺麗になっちゃって・・

 

Img_18913204 帰ってきたら、また今度は別の学校の定期演奏会にソリストとして呼んで頂き、一昨年も演奏させて頂いたこちらの曲を、演奏させて頂きました。去年はコロナの為に、中止になってしまったという学校だったので、数曲は、その時に出られなかった3年生も加わっての、感動的なステージ。アンコールまで図々しく参加させてもらっちゃって、10代の若さをお裾分けしてもらえた・・かな。もうそろそろ、下手すれば親世代ですからね・・

 

月末は無事に開催されたコンテストの審査。これまでずっと録画審査だった今年度、最後の大会だけは、通常開催となりました。やはり、飛沫を懸念した影響なのか、打楽器アンサンブルの団体数が異様に多い!中高合わせて、99団体中36組!恐らく歴代最多でしょう。嬉しい反面、苦笑いの審査員も()しかし、総じてレベルは高かったと思いました。特に高校の打楽器(北陸勢)は、かなり完成された演奏が多くビックリ。「魅せ方」まで研究している、というか(好みは分かれるでしょうけど)

他の審査員の先生方より、僕は疲労感が少なかったようです(^^;色んな学校があり、最後はなんとも言えない感情になってましたが、総じて充実感あり感謝。

 

 

・・・という、3月は塾もあり、若人に感化された月間でした。「青春の輝き」と訳された曲もありますが、、この曲も、この曲も、実際に僕が生きていた世代よりは前の曲なのに、何故か「青春の1ページ」の感覚を引きずり出されてしまい、ホテルで洋楽三昧だった春の夜長。

そういえば、四半世紀ぶりにラストを迎えたエヴァも観に行きました。中学時代はハマってなかったけど、今、再放送も観てるという・・・

 

ニュースを見てたら、甲子園も決勝でしたか。明豊、惜しかった!4月以降の話は、また改めて。

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