年月
今日11日は3月の定期演奏会のリハ3日目でした。リハーサルが始まる前に、事務局からの呼びかけで、黙祷。あれから10年。色々なところから聞こえてきますが、この日を境になにかが変わることはなく、ちゃんと思い出し、それぞれの生活に教訓を生かせるように。
今月の定期で演奏するBrahmsの交響曲1番と4番。どちらもメインの交響曲になり得る曲ですが、今回は前半に4、後半に1。古参の弦楽器の楽員とお話していると、「毎日8楽章、リハ3日で24楽章!1楽章終わるごとにカウントしてる」とボヤかれているほど、かなりヘビーです(ティンパニは1番の3楽章だけ休み。他の楽章でも、後半にしか登場しない楽章も多いので、管弦の人は、より大変かと)
勿論、毎演奏会に向けて準備はしていますが、Brahms先生はこれまでなかなか、「すとん」とくるところまで自分の中では消化しきれずにリハ→本番となっていた事が多いように記憶しています。今回は、年度の頭から、それを解消すべく、色々読んだり聴いたり・・・春の緊急事態宣言下での行動が、少なくともリハでは役にたっている感触。本番はどうなるか。シャイなブラームスが20年、練りに練って世に出した1番と、彼の最後の交響曲となった4番と。ミニマルミュージックにも共通項があるよなーと思いながら勉強してました。
そして、このプログラムは5年目になる定期東京公演(サントリーホール)に持っていきます。ということで、本番も3日連続なので、24楽章(笑)名フィルとしてサントリーホールに向かうのはこの時以来3年ぶり。50周年から小泉音楽監督を迎えた名古屋フィルの「5年の『集大成』」とまで、監督も意気込んでいるので、9月に演奏した2番を越える演奏を目指して。
そういえば、小泉監督の都響での3番の演奏(それもサントリーホール、ハイドンヴァリエーションほか)を聴いて感動したのは、
この写真の中央、打楽器・山崎さんの引退コンサートの時でした(2007年)
今日は、指導しに行き始めて丸4年が経とうとしている、名古屋音大の卒業式でもありました。僕はレッスンの後、ユニオンの交渉事があった為、会が始まる前に大学を離れる矢先、卒業生と会えたので、写真だけ。
彼・彼女らと一緒に入学してきたようなものなので、無事に卒業していってくれて何より(何人か、そうでない人たちもいますが・・まぁ長い人生、少しの寄り道は大丈夫)無事に社会に羽ばたいてくれますよう!
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