マリンバ3台!
先週の定期は、新たに出た緊急事態宣言を受け、決して多いお客様とは言えませんでしたが、マエストロの自家薬籠プログラムにオケも全霊で応えて終了。いらして頂いた方々に感謝。今週はオケを相方に任せて、週末のソロに向けて。
Twitterでも何度かお知らせしてきましたが、週末は3台のマリンバを使用してのコンサート(運搬が大変だあ)にしました。2台は僕の所有楽器ですが、もう1台は、コチラにある、珍しい楽器です。簡単に説明しますと、音板に使用されている木材が、マリンバ用に伐採されているものではなく、「現在は」ウッドデッキなどで主に使用されるイペ材というもの。
詳細は上記リンク(丸美産業さま)のページにありますが、100周年事業の一環で作成されたものをお借りしています。
マリンバで現在使用されている「ローズウッド」はワシントン条約で輸入の対象になるほど、減少している木で、一昔前までは、マリンバの音板用の材質を、樹齢100年以上のものを伐採して、そこから(適している物を)選別され製作されていたようですが、その時点で植樹していたとしても、現在で数十年、しかし需要があるが故に、もう伐採となってしまったら、たかだか数十年の幹からの選別となるので、楽器としてのクオリティもいいとは言えず、、専門メーカーによっては、その樹の生えている「山ごと」保有しているそうです。
そんな中、ある方のアイディアから始まったこのプロジェクトですが、長い目でみると、ローズウッドに代わる素材も視野に入れる必要もある中(SDGsも話題にされて久しいですね)個人的にも興味津々です。Youtubeに僕も含め数名の演奏も上がっていますが、これからの進化にも期待して(調律は、僕が打楽器関係でリンクも貼らして頂いている吉村さん曰く、「材をもっと緻密に選べば、調律や音質の質も上がる」だそう)、とりあえず週末はしっかり頑張ってきたいと思います。
曲目は、サロン・コンサートと言いつつも、普通に重量級なものも入れました。実はコロナさえなければ夏場に音楽プラザでコンチェルティーノ2曲+コンチェルト1曲のガチガチ60分プロをやろうかと計画していたのですが(^^;)無くなってしまい、そこからのコンチェルティーノ(小協奏曲)2曲を持ってきています。どちらも学部時代に試験で弾いてはいるのですが、15年以上前だと、もはや初見と一緒・・・とまではいかないにしろ、色々思い出しつつ、楽しくやってます。そこそこヘビーな曲から、聴きやすい曲まで、いろいろご用意してお待ちしております!!晴れてはくれるらしいので、道中(色んな意味で)お気をつけてお越しください。
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