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2020年11月

2020年11月26日 (木)

ガラシャ

 勤労感謝の日(勤労できることに感謝しました)も過ぎて、また段々曜日感覚が薄れていますが・・

2_20201126230701 11月の定期も無事終えて(2日目は完売だったそうです、色んな要因がありますが、お客様に足を運んでいただけるのは感謝)翌週は、同じ芸文でNHKの収録でした。他の日本各地のオケも収録していた中、うちのオケが収録→放映が超短いスパン過ぎて、こちらで宣伝する間もなかったですが・・・噂によると、来年3月14日にBSで再放送するそうです(その日はサントリーホールでブラ4ブラ1を演奏している予定)もしお見逃しの方あれば、是非・・

 6 そして、先週は紅葉が満開?とは言わないか、しかし、見頃の季節に一週間京都に滞在していました。こちらの公演にて。

 このプロジェクトが僕のところに来たのは6月中旬。業界はコロナ禍で身動きもとれず、という最中でしたが、主催兼主演の田中さんから(以前から別の件で打ち合わせはしていましたが)話があり、標題の「細川ガラシャ」を題材にしたモノオペラの書き下ろしで、当初から、「世界(公演)」を意識した規模や編成であることなどを説明頂き、打楽器の担当という任を頂きました。作曲段階からお話できるということで、数ある打楽器の中から、用意しやすいものと、そうでないもの等の確認もして・・・器楽担当は加藤昌則さん(ピアノ担当)を中心にチェロとフルートと、打楽器というカルテットになり、初めましての方もいる中で、16日の初合わせ。そこそこ打楽器の量があり、組み立て⇔バラシが大変でしたが・・

 事前に色々調べてました、というのも、ちょうどその週に京都にいられれば、12月3日の合わせが出来るので!地図を見て、ホテルとリハ会場2つを見て、どう移動すればいいのか・・なんとレンタサイクルがあるではないか!しかも滞在中でちょうど借りられるプランがある・・

10 ということで、名古屋のみならず、京都でもずっとチャリ移動でした。お尻付近に負担はかけるのだけどねー便利なのよねー

滞在させて頂いたホテルは、こちらの記事にあるところ。京都の繁華街にあるとは思えない空間で、辿り着いた時には驚愕でした。

7 田中さんの優雅な写真とは打って変わって、こちらはというと、部屋でせっせと中山との合わせの為の道具作りほか・・それでも空き時間を有意義に使わせてもらえたのと、京風のおもてなしには感謝・・

 4_20201126230601 毎日、相方に無理を言って、午前はデュオ合わせ、午後はオペラ合わせという日々でした。

 9 そうそう、合間に、大先輩にもご挨拶に伺ってきました。来年喜寿を迎えるとは思えない若々しさ・・

 リハ終盤で升さんや能楽師の林さんも合流され、前日から上賀茂神社で合わせ。世界初演の曲、というだけでなく、舞台なので、演出から何から全てが初。モノオペラと言えば、以前、プーランクのこの公演に携わったことを思い出したけど、この時は指揮者いたからなあ・・指揮者がいないということは、簡単に言うと「キュー(合図)出し」をしてくれる人がおらず、歌ってる人、演じてる人、奏してる人が、それぞれの音や間合いをキャッチして役割を果たさないといけないということで。。なかなかに痺れました。器楽側は作曲家であられます加藤さんがいらして下さったお陰で、かなーり助かってましたが。

5_20201126230801   初日、一週間のうちになんとこの日のみ「雨」の予報でしたが、段々と雲が動いてくれて、当日の昼過ぎまでは降ったものの(一時期はかなり激しく)公演の間は降らず、楽器側には天井がありましたが、お客さんには無かったので、晴れてくれて本当に良かった。。演出の都合で、かなり暗く、乱視矯正の入ってないコンタクトだと、こんなに見え辛いとは・・色々勉強になりました。。

 翌日には京丹後へ移動。全く足を踏み入れたことのない土地でしたが、たまたまヒストリアで放送していたガラシャの回も見て色々予備知識があったこともあり、楽しみに向かいました。会場で音合わせをして、夜は主役(はイタリアの演出家とzoomで打ち合わせをしており)が不在でしたが、用意して頂いたお弁当を頂きながら、「広い会場(本当ーに)」でメンバーと最後の打ち合わせ。

 11 翌朝、時間があったので、なかなか来れないであろう、天橋立を電車で観に行くも、全景を見るロープウェイは人だかり・・・チケットを買ったものの、泣く泣く断念して帰ってきました。雰囲気は感じられたので、良し。

 Thumbnail_image 京丹後公演も盛況の内に終了。全体写真も撮った筈がまだ頂いてなく、とりあえずカルテットのメンバーで。次はウルグアイ公演でお会いしましょう!?

 次回は(実はもうチケットが僅少という噂の)Distance Percussion Duo!!について、記す予定・・・

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2020年11月 6日 (金)

サボり気味でしたが・・・

123694968_428895831830571_37476660590888 気付けば、デスクのカレンダーもめくり忘れてました。。もう今年も2ヶ月切れましたね、アメリカ大統領選挙も大詰めみたい(外野から見ていると、明らかだと思っていた結果が、まさかの拮抗しているという、、人の世は不思議だ)どうなることやら。

 

123403865_969052326935886_77885532821841 実は101日で、名フィル入団丸10年でした。写真は金沢にて。こちらのオーケストラにも名古屋に決まる直前から、ちょくちょくお世話になり始めて、気付けば丸10年。宿や、ご飯屋さんもほぼ完全にローテーション化しており(笑)たまに一人で来る寿司屋で祝杯。隣のオジサンが某大学の元教授で、今はOEKの定期会員、しかも愛知出身(笑)色んな話題で盛り上がれるほど、オジサンになっているのを実感(^^;)ちゃんとディスタンスは取ってましたよ!あ、ディスタンスと言えば、コチラ(またどこかでちゃんと宣伝します故・・)

 

遡って10月の定期は曲目&指揮者が変更、市民会館シリーズも指揮者&曲目変更(我が祖国、全曲のティンパニは演奏したことがなく、残念無念でした・・12月の『映像』も楽しみにしていたのですが、次の機会を信じて・・)しかし、どちらのプログラムも刺激的な場面が多く(初体験だったショスタコーヴィチのVn協2番は、1番に負けず劣らず面白い曲でした。秀美さんのDvorak8番も、秀美節が至る所に)手応えを感じる拍手を頂けて感謝。

 

123308878_279485440064225_77621780873538 月末のレクチャーコンサートに向けて、タイムスケジュールを組んでいると、やはり、実質の演奏時間が1時間ちょいでも、その前に5分話して実演してしまうと7曲=35分、もう1曲入れる予定+休憩15分を入れると、もう2時間ギリギリ(というより少しオーバー)になってしまい、ノリで話さずに、言いたいことを全部詰めるために、金沢でよなよな原稿を作成し・・これ(といつもの早口)が功を奏しました!

 

上田のコンサートの日は訳あって「当日乗り打ち(日帰り)」となってしまい、朝、いつもお願いしている光進さんの車とこちらの車に楽器を分けて積み、日中に結構工事している中央道(片側規制が多くて、予想外!)を通って、上田へ。昼食を食べ終わった位に東京組も集まって楽器降ろしGP開始。事前に打ち合わせを大体していたお陰で、色々スムーズ、なんとGP終わっても開場まで1時間弱あるという、僕の演奏会では奇跡のスムーズさ!僕のリサイタルから「くぼった」まで大体の公演に関わってくれている運転手さんが、「こんなに余裕あるなんて、どうしちゃったの!?」と言われるくらいに(笑)いつもが、詰め込み過ぎなんやね・・・

123028070_394477761930805_68574587496611 色々、予防対策を取って頂きつつ・・・

 

123423377_399595124751743_75851005923752 開場し、演奏開始。ディスタンスを取って、ちょうど良い程度のお客様のご来場率、平日夜にも関わらず沢山のお客様に感謝。

 

123767179_692139548345597_74222338248066   最初は面食らっていたお客様もいらっしゃったかもしれませんが、恐らく、後半開始する頃には、レクチャーと演奏を通じて、免疫がついた方も多かった?ことを願っていますが・・・

 

123646998_458300448485865_21000142337752 急遽、催したCD即売サイン会にも、思いの外、多くの方が立ち寄ってくださって感謝・・・まあ、あれだけレクチャー内で「CDが、CDが・・」って言えば、不憫に思ってくださる心優しい方が多かったということで(しかしまだまだ家には在庫があるんだなあこれが)

 

最後は、ステマネ兼、1曲乗ってくれた、現役の芸大生(上田出身)小林くんに入ってもらい、朧月夜を演奏して終了。しかし、5人で衣装で撮影した写真が1枚もないということに、片付け終わってから気付き・・・

 

123421534_451041645866370_53792364359286 22時に退館し終わったあとの1枚のみ。。沓名がちゃんと目を開けている写真もあります(笑)「野郎だらけの」打楽器アンサンブルも、たまには楽しかったです。そこからの4時間弱の運転で、無事に名古屋に帰ってきて、翌朝に楽器を下ろして、とりあえず終了。関係者の皆様に感謝感謝です!

 

 

しかし、どうやら・・・名古屋公演もありそうな予感。。乞うご期待!?

 

そして気付けば11月。明日(もとい今日)は、もう定期です。僕は序曲1曲の出番ですが、久々ワーグナーの大編成、これぞシンフォニックな響き!気合い入れていきたいと思います。世界の裏側では、まだまだ大変(というより、春より大変)なようですが、インフルエンザの予防接種も既に打ったし、毎日マスクはしているし?気を抜かずに過ごさないと、ですね!芸術の秋、出来ることを一つずつ、噛みしめていくことにします。

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