« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »

2020年3月

2020年3月18日 (水)

Rotation

という、(大学3年生から弾いている)マリンバの曲もありますが、置いといて。

 還暦を越えた先輩も「働き出してから、こんなに本番が無かった期間はない」と言うほどの非日常の、日本どころか世界中(のSNS)から聞こえてくる声。先日、blogを書いた時点では、「コロナ騒動(2週間ほどで)早く収束に向かいますように…」程度の祈りでしたが、予想されていたとはいえ、感染拡大が世界を順々に巡っており(アジアは数字的に収まりつつあるけど、日本は?)パンデミックが宣言されて、イタリアはじめヨーロッパ・そしてアメリカでの勢いは収まらず。

 東日本大震災の時にも感じた(今回は世界規模なので、その比ではないですが)文化・芸術の非常時の無力さを、痛感。

 本来ならば3月に入っていた演奏機会(計10回)は全てなくなりました。4月もどうなるか。なかなか、堪えるものがあります。ローテーションになっていた生活サイクルが乱れていく感じ。練習する時間は増えた(ある意味、学生時代以上に!)し、先の為に手を動かしつつ、

僕のように時間を持て余した人たち(子ども達もね、、)がよく発言している「この機会に、普段やらないことをやろう!」ということで、僕もweb周りの音源・動画の整理や、CD関係の事務作業などをセッセとこなしていると、意外と1日は早く過ぎていき、もう3月も折り返していますが、

 なにより充足感に乏しい・・・抜け殻に近い感覚すら覚えることも。当たり前でしたが、演奏家としての日々を過ごしていたんだなと。

 そんな中でも、3月の恒例行事が幾つかあり、受験生レッスン(さあ、サクラサク・・か?)や、

Img_7139 卒業式(は正式には無くなってしまった中での、証書授与式)など・・・

 今日は職場で久々に会議、なかなかに明るい話題は無い&重たい議題が多く、頭も身体も(運動不足)重い中、個人的には無くし物まで発覚し、泣きっ面に蜂とは、かくの如き。。

 せっせと網を縫い続けるしかない!先の見えない日々でも日々精進。

| | | コメント (2)

2020年3月 1日 (日)

参ったね・・・

 今、を見る前に少し過去から振り返ることに。

 Img_01201 「城ホール」と、地元民は言うらしいですが。

Img_01119 入ったことの無かった場所で、初めましての方々のバックを2日間演奏させて頂きました。

Img_01118 初日の客席からはこんな感じだったようで。「小っちゃな頃から悪ガキで~」とソファの上で飛び跳ねて歌ってた3歳児が、フミヤと共演するまで34年かかりました(笑)

Img_01131 2日目は後ろに邦楽器(間にプラスティックの盾アリ(^^;))なかなかの爆音(リハ日は天井の低いホールだったので結構凄かった)とご一緒に。

Img_01125 お隣は、この時もお手伝いくださり、本番は4年振り?にご一緒した葛西さん。初めてまともに(=飲みながら)お話もできたし、別日には、小学校(小豆島)の同級生とも逢えて、充実した誕生日週間を過ごした翌週、

 

 2月定期は、予定通り終了(この頃からCOVIDの足音は聞こえてましたが)午前中には音大のアンサンブルの練習、夜には、愛知県芸の打楽器アンサンブルに足を運んだりしながら、精力的に動けた一週間。R.シュトラウス作品の中で、今、自分の中で一番熱い「死と変容」が「英雄の生涯」で現れる瞬間が、2日とも満ち足りた時でした・・

 1週間の締めは名音大の打楽器アンサンブル。

 Dsc_031922926 指導しに向かう前の年からのプログラム冊子を並べてみました。判りやす過ぎる程の(笑)変化。

 今年も、学生なりに試行錯誤した結果は、お客様方の耳に届いたのではないかと思います。まさかの贈呈花束置忘れハプニングもありましたが(笑)

87275063_1344883509053121_26088726873212 初めて集合写真に間に合った!

 

 そして、1日空けてからは、自身初となるソロ・レコーディングでした。

 Img_01665 場所は、サラマンカホール。ここで初めてオケで演奏した日から、響きの良さ(や空調などの充実具合)に感動し、ミズノマリンバと出会った縁もあり、「録音するならば、ここで」と思っており、今まで委嘱した作品を広く発信する機会を作ろうと、昨年決意。恒例となった自主企画でございます。。そう、先日、頂いた報奨金などは、全て投資されるのであります(勿論、全然足りていない)、、いつかは戻ってくると~信じながら~

 当日、朝から2t車に楽器を積み込み、渋滞の中、隣県に向かい、教え子たちと共に搬入、組み立て。しているうちに秋田が到着、入れ違いでトラックを返しに行ってもらっている間に、こちらはヴィブラフォンから収録開始、秋田が帰ってくる頃には、残りのクボッタ2人が到着してくれて、マリスピ・・終えたら、今回の委嘱作品のUTA Ⅺ・・と、一応の組んでいた予定通りにスケジュールは進むものの

 Image0_20200301193101 予定していなかった、風邪ウィルスが体内に侵入してくれていまして(熱は毎日36度台でしたよ、念のため)・・段々意識が朦朧(その場ではハッキリしてたつもりですが、今や、あまり思い出せない)2日目は沓名にお手伝いしてもらって、マリンバを録り終えてから(あをいさんは2日とも立ち会ってくださいましたが、写真を撮り忘れるという失念ぶり)ティンパニの録音には

Img_01734 酒井さんも立ち会ってくださり、オクタヴィア・レコード&ホールのスタッフの皆さまの献身的な作業のお陰もあって、なんとか終了、撤収。

 46715367e1f3e98f40d64fe865a2ffa8b30e921d 予想していた難しさと、録音慣れしていない(最初の試しテイクが全力ベストっぽくなってしまう)悲しさが多少残りますが、素晴らしい編集作業、に期待して・・・続報は、また後日。

翌日は、県芸×名フィルの合同オケを客席に聴きに向かうつもりが、体調が優れず、キャンセルしようと思っていた矢先、演奏会自体がキャンセル→現在まで既に僕の予定も5本飛ぶほどの事態ですが、卒業式や、修了演奏会が行えないのは、残念の極みですね、かわいそうに・・・

 

 ということで、今に至ります。お陰様で、予期せぬ休暇のお陰で、体調は7割回復(それでも今回はひき始めに無理したのがたたり、なかなか疲れが抜けず)さあ、来週の3月定期は開催できるのであろうか・・なんとかなってほしい、これぞ神頼み。

 SNSは、気が滅入るような情報ばかりで、僕もなにか発信しようかと思いつつも、ヘロヘロだったので、ようやく平常心に戻ったところです。9年前の同じような状況を振り返っていたら、そこに写っていた元同僚(現在はヨーロッパ公演中)が呟いていたことを胸に、色々準備しておきます。

| | | コメント (2)

« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »