5月徒然
北陸から連れ帰った風邪も、10日ほどたって、ようやく完治か・・というところですが。
GWのMozart三昧は、記憶に残る出来事でした。音楽祭のオープニングのコンサートから、完売公演2公演(両方、アシュケナージ指揮、辻井君のピアノ)など、響きのいいホールで万雷の拍手を受けるという、ありがたい経験の他、
ザルツブルグからやってきたMozartエウム管弦楽団の方々(Fgに先輩がいらした関係もあり)とも親しくなり、最終的にはティンパニストと、サシでお好み焼きを食べに行くという・・
もう何十年と来日していて、「Mr.オカダの勤めている大学に行って、模擬オーディションに立ち会ったこともあるよ!」と言ってました。どっちの大学?そんな彼も今年で定年予定。親しくなるティンパニストはそういう年代の方ばかり(笑)交響曲36番「リンツ」を客席で聴かせてもらい、パンチのあるサウンドを堪能しました。魔笛抜粋(一昨年の公演に乗っていなかったので、勉強になった・・)や、レクイエム、未完成なども、1日2公演で、最終日などはあまり記憶がないですが(@_@)貴重な日々でした。
Star Warsの日(May the 4th)も今年はホテルで迎えました。13種のおもちゃが当たるチョコエッグ、8個もらって、開けたら7種違うやつだった話、フォースの加護があったとしか思えないんですが・・
野外のステージも含め、音楽祭の盛り上がりを体感し(時期が爽やかで、もってこいの季節)これと同じような事を名古屋で実現する可能性は・・?などと考えてしまいました。
翌日、午前中のみ少しだけ観光して(それが風邪のもとか)、帰宅。
その週は、4月に稼動した褒美?により、出番でなかったので、週末の四日市とフェスティバルの準備に。
加藤さんには、曲を委嘱させて頂いたことと、一緒に食事(祝勝会)をしたことはありましたが、共演は初めてで、吉田さんとは初対面でした。何故、この組み合わせを加藤さんが希望したかが、判るプログラミングで、
前日夜からホールでリハーサルをさせて頂き、四日市名物?のハマグリのしゃぶしゃぶを初体験し、翌日本番。土曜の昼間だったこともあり、最前列の小学生のお客さん含め、多くの方にご来場いただきました。加藤さんは既にこのホールでレクチャーをされていたこともあり、お客さんも含め、慣れた雰囲気の中、
「一発屋(手にしているおもちゃ等使って、そんなことばっかりやってました)」としての職責を果たしてから、その足で、名古屋音大に向かい、翌日のリハーサルやら仕込みやら・・
楽器の出し入れの際には降っていなかった雨も、翌日は土砂降り。こんなに降るかねってくらい・・
午前中は課題曲クリニック、午後は生徒の演奏を聴いたり、楽器屋さんのブースを覗いたり、自分の演奏をしたり・・と。終わって懇親会で、発表された来場者数、過去最高だったとのこと!良かったですね~、定着させていくこと、大事ですね。
そして、今週は定期。アンドレアスと話してる際、
「東京でポストを持っていた指揮者の『ウベール・スドゥーン』って知らない?彼は昔、僕のオケのシェフだったんだよ」と、フランス風の発音で言われた時は一瞬「だれ?」と思った中、気付いて
「名古屋戻ったら、彼が定期に来るよ!」と、話題になった、日本の発音だと「スダーン」氏。僕は初共演です。
モーツァルテウム管弦楽団に在籍している先輩が
「このオケは、皆が自由に伸び伸びと音楽を表現する。それが本当に素晴らしいところだと思う」と、誇らしげに伝えてくれ、その演奏を、(たった数回ですが)目の当たりにしてから、今回のリハに臨むと、その歌心溢れる表現をオーケストラという枠の中で行うことが、如何にハイセンスかを感じる、今日この頃。
曲目はモーツァルト3曲(先日やっていない序曲をまた演奏できる楽しみ&ホルンの凄腕ソリスト)と、チャイコフスキーのマンフレッド交響曲(ロミジュリの序曲のような、悲愴のような、なんともいえない旋律が色々出てくる情熱的な曲です)
突然、飛び込んできた友人のお兄さんの急逝の知らせ、持病がないような人でも、身体に負担がかかっていると突然死もありうるようで。。かと思えば、先日フェスティバルでお逢いしたのは御年83歳でもスイスまでスキーに行く高校&大学の先輩の打楽器奏者もいたり・・
どうなるかわからずとも、その時まで、明日(明後日)も悔いないよう頑張ります。
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