アツモンさんとの定期演奏会が終わりました。個人的には前週にシューマン(ワーグナーとディティユー付)からのベートーヴェン&ブラームスということで、二週に渡ってドイツ古典音楽に触れて、充実した時間でした。定期の1日目は、初日のいい緊張感の元、2日目はたくさんのお客様と、アツモン氏との音楽を共有できて、思い出となるコンサートになりました。
彼の生涯最後の指揮するコンサートは、ベートーヴェンの第九(写真はブラ2)。こちらはジョエルがティンパニ、僕はシンバル。市民会館で会場が大きいですが、こちらも売れ行きが良いようで、数回しか彼の指揮で演奏していない僕でさえ嬉しくなってしまいます(寂しさも少しありますが)。
間にあったユニオンの定期大会。詳しくは控えますが、顧問弁護士の方々も(例年通り)同席して下さり、打ち上げでは幾つか話を。
労⇔使の関係と、指揮者⇔楽員の関係は違うことも多いけど(指揮者=経営陣ではないので、そういう意味では事務局)似てることも多いなと。
昔、ストライキなどが日本でもちょくちょくあった時代(今でも海外では、ルフトハンザ航空[過去にエラい目に遭わされた]、オケではフィラデルフィア管等はやってますが)は、
指揮者(音楽監督)は「こっちの振るとおりに演奏しろ、出来ない奴は降ろす」
楽員側は「あいつらはわかったように振ってるけど、実際、音出すのはこっち。勝手に棒振ってろよ」
というような話をよく伺いましたが(今でも無くはない)現在はどちらかというと
「お互い、尊重して、よりよい音楽を作りましょう」という、労使協調型の方が圧倒的に多い、と感じます。これは良し悪し、圧倒的な音楽性(力)があれば、そこに委ねるだけで、いい音楽が出てくる場合もあると、個人的には思うんですが・・無いものねだりで、また数十年後には変わってるだろうし。
アツモンさんと、オケの関係は、いい意味で敬老型というか。年の功、彼の世界に寄り添うように、皆が演奏で貢献すると、そこに形作られるような気がしてます。明日、明後日、悔いが残らないよう。
そんな、演奏会の合間。東海市で音楽鑑賞教室のリハ&本番があったのですが。JR遅延で、乗り換え案内に従い急いでた僕は、鞄とスマホを手に持ちつつ、エスカレーターで転倒、角に右膝のみでダイブ。
「いたたた・・」と足を引きずりながら、名鉄のホームに向かうと、名鉄も遅れており、結果、電車を待つ始末・・その間にジーンズが少しずつ血で滲む(も濃いジーンズなので、見た目は変わらず(^^;))
脱ぐわけにもいかないので、とりあえず、コンビニでもらった濡れティッシュを内側にあてて、ホールまで。楽屋で恐るおそる見ると、ぱっかーんと、思い(痛み以上に)のほか、膝が割れている・・・
が、あと数十分でとりあえず本番なので、大きめの傷パ○ーパッドを貼って、午前のステージ終了(アンコールだけジョエルにシンバルお任せ)して、駅裏の病院へ・・
思いのほか深かったので(しつこい)、麻酔後、計10針を縫って頂き・・午後のステージへ。。
すぐにティンパニの出番は無いし、業務をキャンセルすることは無く済みそうですが、実は今週末に行う予定だった、リサイタルの追加公演(※)は、延期に・・万全の体制の時にちゃんと行いますので。。申し訳ない。
ということで、現在ギプスはしておらず、痛みもあまりないですが、右膝が曲がり辛い状態です。自転車も頑張れば左足で漕げることも学んだし?また色々ありがたみを感じてる最中ですが。季節柄、皆様もお気をつけください。
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