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2016年8月

2016年8月26日 (金)

Rhythm from Ancient and Uta

20160812_omote_ol名古屋のチラシも完成!あとは印刷の仕上がりを待つのみ。←ミスプリント、ありました。正しくはWolkenstudie ですね。。失礼しました、プログラム訂正します。









 今年のリサイタルシリーズ(9/8,9/10,11/14)のタイトル。演奏する曲目は、東京、京都、名古屋と、少しずつ違っています。全ての曲の頭文字を繋げ…ても何もありませんが。


 東京では、ありがたいことにムジカーザでの主催公演に呼んで頂けることになり、京都は、原則、受賞から三年以内にしなければならない(結構、皆さんルーズらしいが(^^;))受賞披露公演を、そして、名古屋は安定の自主開催です(爆)が、助成をつけて頂き、少し負担は軽減、ほっ。


Nec_1200どの演奏会もオープニングは同じ曲。都内のチラシには18th century...と載せてしまった、timpaniのソロ曲は先日のワルシャワ訪問により、17世紀だということが判明…当日、訂正&お詫びします。恐らく、楽譜が残っている打楽器のソロ曲としては、最古の部類かと思います。バッハの時代より更に~年前。オランダにて購入した西ドイツ製の、バロックティンパニ(レプリカ)を使用。

Nec_1491東京と京都では、バッハをミズノマリンバで演奏します。3月にはチェロ組曲の三番を弾きましたが、今回は四番。名フィルのとある先輩に言われましたが、音の進行が少し変則的なところがあり、覚えるのに一苦労。。この曲のbourréeをARDコンクールの一次でフィッシャー氏(優勝者)が見事に弾いていたのを思い出すなあ。

Nec_1494そのフィッシャー作曲のWolken studie、京都と名古屋ではB→Cに続き再演。
わずか半年前に一度(二回)弾いた筈なのに、頭に鮮明なのはセッティングのみ…さらっていくうちに段々思い出してきたけど…やはり大変な曲。そのうち10代の若人でも演奏する時代が来るのかな。。

 もう一曲、川島さんの「タンブレラ王。」も。一年に四回演奏することになるとは!
初めて聴かれる(観る?)方は、過去のblogを検索頂かないことをお勧めします(ネタバレあり)

 あとは東京公演のみ、

Nec_1596クセナキスのルボンより「b」(2007年以来9年ぶり・・)や、即興を。

Nec_1492全公演、通してパリ管弦楽団のマーティンショウさんの作ったインプレッションを演奏します。品数が多い…

 今回のリサイタルシリーズで、委嘱作品を、加藤昌則氏(川島さんと大学で同期だったそうです)にお願いしました。加藤さんとは、昨年、名フィルの仕事を通じて「初めまして」だったのですが、現在、様々なジャンルで引く手あまたの作曲家です。
昨年、オーケストラで演奏した「金の雨」という曲が忘れられず、今回のリサイタルのテーマを決めた時に、加藤さんに是非お願いしたい、と…

 ご相談したところ、快諾して頂き、過密スケジュールの中、つい最近(笑)曲を頂きました。打ち合わせも終わり、後はvibraphoneの特性を活かした、ウタを響かせられるように、ベストを。


 これまでリサイタルでは同級生や、その周辺の方々に助けてもらっていて、今回も、我が学年の管打首席卒業(卒演で同じくシュトックハウゼン演奏した奴とは大違い)のクラリネット奏者、千花子先生に東京と京都をお願いをして、名古屋公演は学年は一つ上、寮では一つ隣のブロックに住んでらっしゃった(笑)、我がオケの首席トランペット奏者、圭さん(この間は圭くん、今回は圭さん…)にお願いをしました。


 クラリネットとは昨年度、訳あって演奏が叶わなかった、山川あをいさん作曲の

UTA Ⅶ for marimba and clarinet
を、東京、京都限定で。恐らく、関西では初、関東では2008年の横浜赤レンガ以来でしょうか。

 初の7番。これでUTAシリーズ、演奏したことがないのは、Ⅲ、Ⅴ、Ⅵ、Ⅸ…ですが、Ⅸは10月に別でやります、詳細は後日。名古屋公演ではⅧを演奏します。

20160812ura_ol圭さんと演奏するのは、ジョリヴェ作曲、トランペットと打楽器の為の「エプタード」
伝説のトランペット奏者、モーリス・アンドレの為に書かれた、トランペット奏者は震える(ほど難しい)曲だそうで…僕は2005年(ジョリヴェ生誕100周年)に大学院の修士リサイタルで、当時、藝大フィルハーモニアで演奏してらした(現在は大阪教育大学の准教授の)神代修さんに、頼み込んで、共演して頂いて以来。先日、吹奏楽の審査員で神代さんとご一緒して、11年前の懐かしさをしみじみと(^^;)

 今度は同世代の圭さん(オケに入団して、丁度10年の節目の年だそう)と、楽しみです。



どの演奏会もラストは、ジブコヴィッチ作曲
「Generally spoken it is nothing but rhythm」

Nec_14902014年にリサイタル・ノヴァ(&小牧市)でも弾きましたが、より、密度の高いものになるように、日々さらってますが、なかなか…うーん本当に二年前に弾いてたっけ…?

 忘れたくないものは忘れて、忘れたいものは忘れない、、どないやねん。あ、「忘」と「志」って似てるなあ(笑)

 チケットはどの公演も絶賛発売中です。

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2016年8月 9日 (火)

若者からの刺激

 前回の更新から、あっという間に月日は過ぎて、気付けば今日でムジカーザの1ヶ月前・・恐ろしい時の早さです。

 7月の定期の出番は大太鼓、プロコフィエフ(Vn協奏曲2)の大太鼓は数年前にやった「ロミオとジュリエット」以来かな、彼の大太鼓の使い方は独特なので、やり甲斐がありました。また、ソリストが素晴らしかった。週末からコンクール(審査員)シーズン、初めましての方と、お久しぶりの方と、どちらも先輩とお話して、感覚を共有出来て有難かった。

 毎年恒例となっているクロネコファミリーは今年は豊田で。

Nec_1600最近の合唱との共演曲、詩もメロディーも素晴らしい。

その週には、田村君と「皇帝」を終えた足で、東京へ。



 翌日から、楽器会社主催のキャンプに参加。10年前は賑やかし役として1泊2日のみ参加したことがあったのですが、今回は講師として呼んで頂き・・・

Nec_1605気付けばあれから10年ですか。。

 今年は参加可能な最年少の15歳から、上は21歳(講師も含むと69歳?)までと、かなり若い受講生ばかり、愛知からの参加者も多く来てくれて、名古屋から呼ばれた身としては有難い限り。僕は「初めまして~」の人が多い中、朝から晩まで、みっちりレッスン三昧。奥志賀高原の山の上、夜は寒いくらいでした。

Coq0m1euiaexgcj「若いのに、こんな難しい曲を!」という人から、「そうそう、受験生の頃はここに躓いてた」という子まで、2日目の終わりくらいから声を枯らしつつも(スタッフの方々にはお世話になりました)、合間に講師のスペシャルアンサンブル(今年のユニット名は「マンボー’s」でした
笑)の練習をしたり、

Nec_1609夜な夜な大先生方による、歴史を教えて頂く会など、まさに一期一会な時間でした。最後の夜の発表会では、各々の成果をソロや、アンサンブルで発表。講師陣5人で演奏した「道化師のギャロップ」「ウエストサイドストーリーより『マンボ』」は、年の功を感じさせる?演奏になったのではないかと(^^;)


Nec_1608ああいう風に、同年代の人たちと、普段とは違う環境で切磋琢磨しながら、しかも経験のある(というより、僕以外皆さん大御所)先生方から個人レッスンを受けたり聴講できるというのは、かなりいい刺激になったのではないかと思います。うん、キャンプいいなあ。

 特急しなので、長野を縦断して、帰ってきてからは「子ども巡回公演」初日の会場の舞台が、とてつもなく暑く(空気が動かず)、数日、奥志賀にいた身としては死にそうでした。。その辺りから全国的に気温もぐんぐん上がって、夏真っ盛り。

 今年のコンクールの審査は3日。個人的には、ちょうどいい位(連続で5日間やって、1日空いて6日間とかやってる方もお見かけしますが、アンビリーバボーです、尻が悲鳴あげそう・・)

 久しぶりの中学生の審査。こちらも、思わず「本当に中学生!?」と耳を疑うくらいの堂々としたサウンドを出す学校もあれば、微笑ましく聴ける、もしくは苦笑いしてしまう学校まで(^^;)個々の言及は控えますが、多分、僕は他の人より「波風を立てない」ことに拘りがなく、しっかり低い点数もつける評価をすることが多いみたい。理由としては「コンクールだから」と「頑張ってるところにはちゃんと評価してあげたい」から。

 「コンクールだから」というのは、その字の如く。諸注意で今年も先生が「尚、今日の演奏は、発表会などとは違い、審査があり、次の大会に進む学校を決めるのが目的ですので、ご配慮を・・」的なアナウンスをしてましたが、そうらしい。文化祭や、演奏会でも、充分に音楽は楽しめると思うけど、どうやら、コンクールという「順位を競う」ものが音楽にもあって、そこにエントリーしたからには、その評価を受けなきゃいけない。

 「頑張ってるところ~」たまに、「上の大会に進む学校以外は、そこそこ皆良い点つけてあげちゃってる方がいいのよ、皆頑張ってるんだから!」という方針で、点数をつけてる審査員の方もいらっしゃるみたい。勿論、それはその人の価値観なので(最近は自分の学校の点数しか見られない事もあるようで、そちらの方が、ある意味とても平和)全然問題ないし、色んな人がいるから複数の審査員がいるわけだけど、

 僕は、そうはしたくないし、されたくもない。やっぱり、同じ基準(色んな条件は違うことは百も承知)の中で、どれだけ磨いてきたかを、見定める(聴き定める?)責任感を、感じてしまうわけで。
 「さっきの学校、上手かったですねえ」とかと、楽屋で話をすると、その学校の先生や生徒の、音楽にかけてる情熱だとか、背景が聞こえてくることもある。

 出来るだけ、良かったことを評価してあげたい!と思う気持ちはあるんだけど、「こういう事を知っておくと、きっと今後の演奏人生に役に立ちまっせ」と思って、思わず、「後の祭り」的なことも指摘してしまったりもして・・

 輩も、色々語ってくれているのに感化されて、長文になってしまった!コンクールは一つの通過点で、是非、燃え尽きずに、音楽への情熱を持ってくれる人がいてくれますように。

 明日からは、大作、ヴェルディ「レクイエム」の合唱リハ。

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