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2015年10月14日 (水)

打楽器アンサンブル徒然。

 まだ、こちらでは正式にお知らせしてない来年(今年度)の本番が、何かのきっかけで、今日ネットでバーっと皆さんがお知らせしてくださり(ありがたいお話ではありますが)ちょっとビックリ。しかし、特に今日何かがあったわけではないので、演奏会のお知らせは改めてまた今度(^^;)

 今日は、朝、個人練習、昼から明日の本番のオケのリハーサル、終わってから、Jolivetの合わせをフルートの富久田さんに付き合って頂いて、2人きり(本当は5人ですが)での、濃密なリハーサル。5人で合わせられる日が限られている為、2人や3人や4人で、少しずつ、アンサンブルの決め所の確認。これを週末に打楽器隊で確認して、、一番出番の少ないであろう僕が(^^;)全体を把握出来るよう、もう少し理解を深めたい・・からの、会議、事務連絡&コピー&その他諸々、「くぼった」で使う楽器の受け取り、自転車移動(明日は新聞社での打ち合わせからスタート)からの帰宅。疲。乾杯!とか、出来ないですよね、家での事務作業がタンマリありますから(爆)

 先週の定期は、盛り上がって終了。終演後、ロビーでお客様から

「なんだか、皆『ブラームス好きだ』っていう空気が、会場に感じて、盛り上がれました」という感想を直接くださる方も。

 ブラームスの曲をやる度に思う(まだドイツ・レクイエムは演奏したことありません)ことが、「他の楽器には、交響曲や序曲以外にも、色々曲があっていいなあ」という羨望。クラリネット5重奏を生で聴いた時は(奏者も良かったのですが)感動しました。まあ、出番がない曲でも、勉強すればいいって話なんでしょうけど、そこまでの「ずく」は出ず・・

 「打楽器」という楽器で西洋音楽史を覗くと、「バロック」と呼ばれる時代には、ティンパニのソロ曲やら弦楽合奏との協奏曲やら、「もの珍しい」観点からは曲が遺されているものの、その歴史は持続せず、「古典派」や「ロマン派」の時代に書かれたとされる曲は皆無、次に打楽器の世界に焦点が当たり出すのが、バルトーク(2台ピアノと打楽器の為のソナタ)、ストラヴィンスキー(兵士の物語)以降。

 そもそも、打楽器の専門教育というもの自体が、あまり無かった様子で、当時のオーケストラの打楽器奏者は、他の楽器の専門教育を受けた人や、作曲を勉強していた人が受け持つ楽器だったらしく、日本のオケに至っては、僕の2世代前(お爺さん世代)の人にも、そういう方が普通にいらっしゃったそう。だって、打てば、誰でも音が出るし、それこそ、他の楽器のセンスある人の方が、音が良かったりする。僕が、学生時代、室内楽(バルトーク)の授業を受けていた教授が、

「なんかさ、(木琴は)もっと、こう、跳ねるような感じでさ・・ちょっと、やらせてみて」とか何とか呟きながら、出された音が、物凄くマッチしていた現象は、忘れられない一種のトラウマのようになっているし。他の楽器だと、ほぼ有り得ないよね・・

 と、同時期(正確には、その数年前)に、大学では、弦楽合奏の曲(アイネ・クライネ~や、芥川也寸志のトリプティークなど)をマリンバで演奏する授業もあり、有賀先生に、文字通りコテンパンの日比。じゃなくて、日々。当時は内容を咀嚼する読解力が欠けてたけど、今は、伝えようとしていたことが、昔より理解できると思う(戻りたいとは、思いませんが(笑))

 誰かも言ってたと思いますが、僕らは「音楽」を伝える手段が、ただ打楽器なだけで、でもその楽器は、(他の楽器に比べて)結構誰でも音が出せる=イージーに捉えられやすい、ときた。そこで、どうするのか?

 「打楽器アンサンブル」は、「弦楽4重奏」や「ピアノ3重奏」などの室内楽に比べて、歴史が浅く、特別視を未だされてしまう存在。これは、上記の理由(古典~ロマン派時代に欠如)から、今後も暫く(日本では僕が生きてる間は多分)続くでしょう。でも、長く見ればそうだけど、Jolivetも武満も打楽器アンサンブルを書いているし、他の楽器の為の古典作品を演奏することで、バロックから、現代に至るまでの音楽の根幹を、感じとることは出来る。と同時に、打楽器特有の強みを感じる事も。オーケストラの中で演奏することで、異種の楽器とのアンサンブルの方法を掴めるし、それは、同属のアンサンブルにも、ソロにも活かすことが出来る。。ことがあると思う。もしかしたら、時代が進むにつれて弊害はある?かも?

 今回で、個人的にはJolivetの書いた曲は演奏が4曲目。Concerto(オケとやってみたいなぁ), Heptade(YouTubeにあげるかなぁ), Ceremonial(こっちに比べれば今回の曲は簡単?), そしてSuite(指揮者、欲しくなる箇所も)。いつか、(兵士~と一緒に)Septetも挑戦したい。けれど先日のtambucoの公開講座を見て、経験だけでなく、見識を深めないととも・・とりあえず、1日、27時間くらい欲しい。明日も、ローマの松ほか、今日の合わせは、明日の「レッド・ヴァイオリン」にも活かせてるはず!?

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