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2014年7月

2014年7月24日 (木)

レパートリー

 学生の皆さんは「夏季休暇-NATSUYASUMI-」いいなあ、この響き。ぱっと手帳を見たけど、「BON」と呼ばれる時期まで、空白の日はないし、そこにも、人生初体験(できればしたくない)の予定もあるし、、身体のメンテナンスも大事ですねーしかし仕事をキャンセルして入れる勇気も無く。

 少し遡りますが、小牧でさせてもらった演奏会の写真を、製作の方から頂いたので、(ツッコミと共に)あげときます。

Img_4886こんなに、背景に色がついている事を、演奏者は知らず。ちゃんと曲毎に変わっていてビックリ。マレットの色に合わせてくれたんかな(違)

Img_4889今回の演奏会の監督の山田さん。大学の先輩であり、名フィルの曲目解説なども執筆してくださってます。

Img_4913さっきの写真と間違い探しみたいになってます。

Img_4941一応、「音楽鑑賞『講座』」という名がついてますので、少しだけ、体験コーナーを・・舞台に上がってくださったお客さんのうち、多数が「経験者」という予想外の状況でしたが、出てきて頂けて助かりました。目を開けて話しましょう。

Img_4964この写真を見ただけで、どの曲か分かる人は、そこそこいらっしゃるかと思います(笑)

Img_4976_2後半はマルチセットを中央に。響きが、客席だと予想以上にあり、演奏しやすい会館でした。

Img_4997ラジオの宣伝もしつつ。口がタコですねん・・









Img_5012実は、前半と色違いの衣装・・

Img_5027暗譜が間に合わず、譜面台がデカデカとなってしまったのは申し訳なかったです・・そして、アンコールを演奏する間もなくタイムアップ。。

 今回の演奏会でも、新たにとりあげた曲は3曲。レパートリーを増やすというのは、なかなか大変。というより、「レパートリー」にちゃんとなったのか・・?反芻して、体に覚えこませる他ないですな。講座にいらして頂いた方&このような機会を与えて頂き、感謝。


Nec_0538 今週は定期週間。メインのルトスワフスキーの「オーケストラの為の協奏曲」 バルトークの同名の曲に比べると、知名度に差がありますが、

 僕は、バルトークのオケコンをやらずして、こちらは三度目(爆)単純に、打楽器奏者の人数の多さですね、こちらは6人必要、バルトークは3人で済んでしまうので、エキストラ奏者を必要としない場合が多く、やる機会がないまま・・それぞれのパートの勉強(練習)ばっかりしてて、本番を迎えてない曲、まだまだありますが。1度やればレパートリーになるかといえば、そうでもない曲、多数。

 今回は初パートなので、新たな気持ちで。前プロでやる、プロコのSym.1は、大好きな曲なので、張り切ってます。室内楽みたいに、いきたいなあ・・

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2014年7月18日 (金)

丑三つ時の作業

 元から(演奏家を目指す前から)夜型人間でしたが、大学時代から、昼間は授業、夜に、他の人と合わせをやった後に、個人練習したり、演奏会を聴きに行った後に練習したり、という生活をしてるうちに、完全な夜型に。

 睡眠時間を確保しないと力が出辛い性分なので、出来るだけ寝るようにはしてるのですが、たまには早起きします。

Nec_0514 先日、名古屋場所が始まる前に、ある方の紹介で、朝稽古を見学させて頂きました。

Photoうちのオケにも在籍している、ブルガリア人(もう引退してしまい、この秋に断髪式があるそうです)の方と。大きくて、ビックリ。彼が、幕下の力士にまさしく「胸を貸す」練習から、現役幕内力士の練習まで。噂には聞いてましたが、すごい音。

Nec_0513しっかり、ちゃんこも「おかわり」頂き・・Nec_0517

力士見習いの方とパチリ・・あ、違った!でもしっかり親方に突っ込まれてました、流石の先輩です(笑)


 オーケストラは、「復活」後、間をおかず、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、「田園」と、過密スケジュール。「復活」で、燃え尽きそうなくらいの演奏でしたが(合唱団の素晴らしさに、GPで感極まりそうでした)翌日(田園などのRH日)、自分の倍以上生きている大先輩に、

「こうやって演奏できることを普通のことと思ってはいけないよ」と助言頂いたこともあり、気は緩まずに向かえたか・・

Img_20140711_214039「復活」の前日には、リヨンのオーケストラが名古屋に来ており(そちらも完売だったそうで)そちらのティンパニストの作曲した曲を練習していたので、実際に会うのは初めて、のご挨拶。at 世界の山ちゃん・・興味深い話を色々伺いました。僕より10歳早くポストを持って、60歳越えても未だ現役・・でも悩みはあるそうです。自分の悩みの浅ましさよ。。

Img_20140712_215821そして、「復活」を終えた日には!2004年のPMF以来に会ったであろう、今回の公演に乗ってくれてたトランペットのユンと、今やフィンランド放送響の奏者で時の人の森田(2人とも大学が違えど同級生)も聴きに来てくれて、打ち上げは至福の時でした。このメンツが次に集まることはあるのだろうか、、という感じで。楽しかったなあ。次に会う場所はどこだろうか(笑)

 昨日は、一路、九州最南端へ。飛行機だと、すぐ。気付けばアナウンスが「室戸岬があちらに・・」と言っててビックリ。

Nec_0522今朝が8時の飛行機だったため、まともに食べられる食事は2食のみ。1食目は「こむらさき」黒豚チャーシューが美味でした(見本写真より少なかったけど!!)


Nec_0521某、名古屋の繁華街にもある観覧車より、一回り以上大きい観覧車、乗れば景色が一望できるらしいし、時間が少しあるし、(1人だけど)どうするかなーと、少し迷いつつも、人生で初めて、1人で乗りました(爆)スケルトンていう、下が透けるタイプね、しかも1人だから、席移動すると、思いの外、揺れるんすよ。誰にも聴こえないと思って、1人で騒ぎながら乗ってたけど、マイクついてなかったよね・・・?

Nec_0531_2乗った、価値あり。いい天気で、噴火もしてませんでした。その後、電車で移動して、学生向けの公開レッスン&ミニコンサート。夜は、美味しい魚介類(と芋焼酎)を頂き、3時間睡眠で、帰名。のち、レッスン、会議、合わせ、練習、帰宅←今、ココ。まぶたがくっつきそうですが、少しまだ作業で、音源の整理。これくらいしか、恩返しできないこともあるので・・

 明日はクローズド(完売だそうです)の本番。睡眠時間を確保せねば・・





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2014年7月10日 (木)

NHK-FM

 リサイタル・ノヴァ

に、今週末、取り上げて頂きます。直前に立った白羽の矢、という感じで、万全とは言い難いものがありますが。まぁ、万全の準備をしたからといって、何事も上手くいくんだったら、そんなラクなことは無いんですがね・・映像を伴わない、音だけでどう聴こえてくるやら、期待1割、不安9割。。

 明日からはマーラーの交響曲第2番「復活」。うーん、このタイミングでか(--;)

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2014年7月 3日 (木)

 今日、雨の中、駅で派手に転んだ。肺と肋骨が痛い。折れてはなさそう。

 昨日、お昼前から、小学校での本番。向かう途中にメールが入った。口頭で伝えたい内容のようで、良くない予感がしていたが、本番前に電話を受ける。

 急逝の知らせ。「まさか」という思いと、ほんの少し、頭をよぎった最悪の展開に、言葉が無い。少しの時間だったが、現在の状況を端的に教えて頂く。本人の希望で、大々的な事は一切しないこと、それぞれ関係のある方には、いずれ、連絡が来ること等。なにより、本人が一番望まれたことは、

「限られた貴重な時間を、(もう居ない私の為でなく)それぞれの与えられたやるべき事に使いなさい」

ということなのだと、解釈し、涙を拭き、笑顔でティンパニを持ち上げ、小学生に見せてから演奏した。

 帰宅したら、一通の封筒が届いており、伺った内容とほぼ同じことが、本人からの文面、そして、作成されたご家族の思いが記されてあった。

 つい、この間、先輩と、笑顔でお別れしたところだったのに。

 実は、少し前から、吐露されていた体の不調を、僕も聞いていたけれど、もしかしたら、強い彼女は、もっと前から我慢していたのかもしれない。限界が来てしまったから、ほんの少しだけ、弱音が出たのかも。それくらい、あっと言う間だった。

 ただ、生前から、自分の最期を予測し、明確な「終わり」を意識して、生きていたんだなと。

 人の事ばかり思いやり(僕だけでなく、家族のことまで)、頑固で(医者嫌い)、音への拘りは強く、でも人に強要をせず、楽器は勿論、お菓子作りも上手くて、いつも笑顔で・・・

音楽を、ただただ愛してた人。

 これ以上書くと、泣けてくるので、省略。思い出は、心の内に。顔向け出来るよう、前を向きます。それが恩返し。

 先生のように、精一杯、生きるしかない。

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