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2013年1月

2013年1月24日 (木)

PMFでの思い出、その1

 今週末の定期、頭に演奏する「シンフォニック・ダンス」これはバーンスタイン作曲のミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」から抜粋して、メドレーにしてあります。

 ブログの左下に写真のアルバムとして載っけてますが、PMFという音楽祭に、2004年に参加しました。大学三年から四年に上がる3月、アメリカへ10日間レッスン受けたり、友達に会ったりしに行く前日のオーディション。高円寺にあるPPの大部屋で。今でもよく覚えています。

 世界中でオーディションが行われ、倍率も高いので有名・・勿論、受かるつもりで受けますが、その数年、打楽器で日本人の合格者は出ていなかったので、まあダメ元で。次の日からアメリカで会った友人はアメリカで既にオーディション受け終わっており、「まあー無理っしょー」とナイアガラの滝に連れていってもらい、カジノやらで遊び呆けて(嘘、ちゃんとレッスンも受けたりしてました、ほんとに)帰国して、数週間、忘れた頃に電話が。

「窪田さんですか?おめでとうございます」という知らせ。大学の皆も喜んでくれたけど(しかも先輩も同時合格)、アメリカの友人に連絡すべきか・・と思ってたら、

「あ、俺も受かった」とあっさり言われ(その年は打楽器7人中、日本人3人、アメリカ人3人、アメリカ系台湾人1人)幸い、皆で7月から1ヶ月北海道へ・・・

 この話、語り出すと、まあ止まらないんですが(ということで、次回に備えて「その1」としておきます)今回は、バーンスタインと、シンフォニック・ダンスについて。

 バーンスタインが創設した音楽祭、この最初のスピーチを聴くだけでも、胸にこみあげるものがあります(この数ヵ月後に他界)。

 ほぼ、毎年、バーンスタインの作曲した曲を演奏していますが、今回演奏する「シンフォニック・ダンス」は2004年のPMFオーケストラでは演奏せず(その年はハリルとディベルティメントを演奏)ホスト・オーケストラである、札幌交響楽団が、演奏するのを、芝生に寝っころがりながら聴きました。その後も他のオケ(読響2回?、京響)で聴いたり、エキストラ奏者として、演奏させてもらったこと(神奈川フィル・N響)もしばしば。ただ、エキストラ奏者では、なかなか演奏する機会がないパートがDrum Set(万一トラで呼ばれる人は、大抵ドラム屋さんと呼ばれる専門職の方)、

Nec_0196思い返してみると、クラリネットオーケストラで、それっぽいことはやったことがありましたが、フルオーケストラでは初。緊張と楽しみと。

 それまで、オーケストラに対しての「なんとなく」の思いが、PMFに参加出来たお陰で、「絶対・・」に変わった、僕の中で一つのターニングポイントでした。特別な思いのある曲を、所属しているオケで演奏出来る幸せを感じつつ、本番に臨みます。

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2013年1月21日 (月)

一週間おき

 で、書くのが常になってます、2013年の1月。

 アンサンブルコンテストの時期&ワークショップやらで、レッスン系が続いていましたが(そういえば今週も一つ小学生にワークショップあり)本番はスローペース。

 週末は、もはや定例と化しつつあるわびコン の来月(23日、Saxの堀江氏と演奏予定)の宣伝を兼ねて、名フィルの同僚の演奏に飛び入り参加。持って行った小物打楽器でちょこちょこ演奏。

 日曜は、事前に指導した豊川市の中学生との合同演奏を兼ねた演奏会。ほぼ、満席のお客さま。タンホイザーや、アイーダの行進曲を中学生のバンダと共に。当団、首席trb奏者の田中氏のコンチェルティーノもbravo(本番に最高の出来を持ってくるのは流石)でした。

 今日は初めて向かう中学校へ指導、17時~20時。昨年録音、今年発売した、グラステイル氏のCDを聴いてからの問い合わせでした。まあ・・

指導曲の録音には、参加してなかったけどね・・

 ええ、ちゃんと嘘つかずに、お話してます。とても、基礎がしっかりしている学校だったおかげで、言いたいことが短時間に言えたので、ノンストレス。後は、目標まで、頑張っておくれ!

Nec_0215
写真は、先日乗り合わせた受験生、応援車両。これをしっかと掴んだからには、僕も春には・・

 明日からは、定期の練習。お陰様で2日目は既に完売だとか!ある意味、今シーズン一番楽しみにしてた定期なので(メインがあの曲)、張り切っていきましょ~

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2013年1月14日 (月)

予習復習

 今日は少し暖かかったかな?帰り道は手袋なし、上着の前を開けて自転車漕いでても、清々しい夜でした。このくらいの気温なら、野菜も育って、値段が高騰せずに済むでしょうに・・

 今日はオフでしたが、洗濯をして、練習場へ。個人練習やら、次回定期の準備やら・・すると、事務局の方が、前から約束してた音源をくださいました。ウェストサイドの「シンフォニック・ダンス」ばかり、9種類(笑)今、流してます。どれも個性溢れる演奏で・・抱腹絶倒寸前のもあったな、バルトークの自作自演を聴いて以来の衝撃!なぜ、そのバランス(Xylo,Bongoがやたら張り切り)&そして、ずれる!なんでこのテイクでディレクターOKしたのやら・・これのようです。

 今は情報溢れる時代、ちょっと珍しい曲でも、某サイトで検索すれば、音だけじゃなく、映像まで出てくる場合がほとんど。一昔前はオーケストラの予習も、

「耳(音)から入るなんて、けしからん!スコアを買って、自分で音を出して勉強しろ!」と言われたそうですが、それも然り。でも、たまにスコアが間違っていたり、作曲者が演奏してる演奏聴いたら、スコアと違っていたり、何がなんだかって場合もありますが・・

 正解は、知りませんが、「出来るだけ、作曲者の意向に沿う演奏をしたい」というのが僕の中ではベスト。とある指揮者に、作曲者が何も書き込んでないところに、「そこには、大太鼓とシンバルを足してください!」等言われると、「は?・・」と言いたくなります。あなた、チャイコフスキーの先生かなにか?と。敢えて、そこには大太鼓とシンバル入れてない(かも知れない)でしょ?何に基づいて、その発言してるの??何様?王様?

 

 と、心の中では思いつつ、「は?はぁー」と言いながら、大体の場合、やりますが(--;)ほんの一奏者&小心者ですから(笑)人は変わりませんからね…裸の王様にはならないようにしたい。。

 んで、今回のウェスト~などは、まだ作曲者が亡くなって数年、音源やら、映像やら、たくさんあります。その中で、楽譜とは違っていても、毎回「その形」で演奏してる場所があると、

 

「バーンスタインは本来こうやりたかったのかも?もしくは奏者に任せてた?」と思うわけです。まぁ勝手にはやらず、指揮者と話してから。小心者ですから!

 昨年の秋以降、ふと思い立って、小さな「反省手帳」を作りました。年に100回以上は、なんやかんやで(昨年は118回前後)人前で演奏しているので、毎回必ずある、反省を書く為の小さいやつを。昔は日記とごっちゃにしてましたが、分離。

 本番前のリハーサルは録音して聴いたりするのは、いつの間にやら、大勢の人が行っていますが、どんなに気をつけても、本番は別ですしね・・ソロならましてや、オケは一人じゃなく、「生き物」ですから。

 予習復習、学生終わっても、人生ずっとです(/ω\)

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2013年1月 7日 (月)

年末年始

 明けまして、大分経っていますが、おめでとうございます。2013年、無事迎えられて良かった・・

 本年も、宜しくお願いします!年末年始はblogを更新出来ず終いでしたので、今頃。

 第九は二日間ともほぼ満員のお客様にお越し頂きました。川瀬くんの指揮による、若さ溢れる第九でした。

 その後、29日には銀座のヤマハホールにて、菅原先生のリサイタルに「パーカッション・ギャラリー」のメンバーとして、賛助出演させて頂いてきました。

 菅原先生といえば、長年「パーカッション・ミュージアム」という打楽器アンサンブルを主宰・牽引されてきており、CDも多く出されていましたが(オーケストラ曲を、先生編曲の打楽器アンサンブルで演奏するのが定番)2007年頃、卒業され(その後もミュージアムは活動継続中)もう少し若い世代とアンサンブルを‥と、新たに立ち上げたアンサンブルが、「パーカッション・ギャラリー」

 五年前に先生が読売日響を卒業される際のリサイタルには、ミュージアムの方々とアンサンブルをされてたのを、客席から見てました。それから五年後、ステージ側に立たせて頂き、嬉しさと緊張と。

Nec_0206 会場は銀座のヤマハホール。初めて入りましたが、流石にヤマハが最近作ったホール、まさに「楽器」という感じがしました。臨場感ある響きに感動。GPで聴かせてもらった、マリンバソロの響きは格別でした。チケットは早々と売り切れ、久々もらった大入り袋と共に。

Nec_0207 演奏会終了後、銀座だけに「銀座ライオン」で打ち上げ。先生と、委嘱曲を書かれた池辺さん、をこぞって撮影するメンバー(俺もか)と。5年前には生まれたてで、まだ1人だったお孫さんも、3人に増員されており、月日の経過を感じました。池辺さんが最後の挨拶で「総ては菅原君の人柄が為せる業」と仰ってましたが・・まさに。いつまでも謙虚でありたいものです。。

 終わって、次の日には長野に帰り、母校に向かい(お世話になった、長谷川和生先生の退官記念コンサートが5日にあったのですが、聴けず&出れず)に行き、弟と共にご挨拶だけ・・1日まで滞在、2日から名古屋でリハ、名古屋ニューイヤーと、ニューイヤーらしいプログラムのコンサートと2回終了し、今日は移動8時間の指導へ。隣の国ではなく、隣の県ですが(笑)日本も広い!

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 演奏会の帰り道、名古屋駅周辺にて。今年も、謙虚に、しかし

アクティブに!

生きていければと、イチローのドキュメンタリーを見て、思いました。頑張るぞ!!

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