« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »

2012年10月

2012年10月24日 (水)

名古屋市公会堂

 今日は名古屋市公会堂でのコンサートでした。主催の意向で、木や、森にちなんだ曲が多いコンサート。

 この名古屋市公会堂、名フィルも主催で年に数回、本番をやることがありますが、名前が「公会堂」と、歴史ある名の通り、設計にも歴史あり、いわゆる「音楽ホール」の音響設計ではなく。

というより、「まるで吸音素材で作ってるんじゃない・・?」と言いたくなる程の響きの無さ。

 しかし、昔はカラヤン指揮ベルリン・フィルや、ウィーン・フィルが来て演奏したというから驚き・・

 とはいえ、演奏者からしてみると、とても悲しい。出番じゃない時を見計らって、客席でも聴いてみるんですが、たまに他のホールであるのが

「なんだ、舞台より、客席では響いて聴こえてるんだ」

という安堵感。しかしこの公会堂は逆。天井の反響板(舞台の音を客席に向かって飛ばす為の板)はおろか、横のも無く、舞台で出している音が舞台の上でだけ鳴っている感じ。。主催者さんが挨拶で「今日の演奏会は、オーケストラを初めて聴く方もいらっしゃると思いますので、そういう人達にもオーケストラの良さを分かって頂けたら・・」というような事を言われてたけど、その最初の印象がこの響き・・

 うちのオケの事務局や、スタッフともちらほら話しましたが、所有物ではないし、ただの愚痴で終わるので、、本番前に思い切って、舞台スタッフさんに

「あのー、このホールって、サイドの反響板は作ろうっていう意見とか、出たことありませんか?」

と聞くと、衝撃の回答が。

「あー、昔はあったんですよ。腐っちゃってね、撤去しました。

もう、ローラみたいに

「ワーオ♪ビックリ(笑)」と言っちゃった。外は、さっきまで、雨。隙間風はしっかり。舞台上も湿気たっぷり。そりゃそういうこともあろうかと。

 諦めるのは簡単なんだけどね。今ある環境で、最大限頑張るってのは、勿論のことです。

 が、しかし。

と思ってしまうわけです。これが青島刑事の言っていた「現場の声が上に届かない」ってことなんでしょうか?あ、でも、僕は名古屋市に住んでないから、納税してない?言う資格なし?(´・ω・`)ショボーン

 環境(も)、大事。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月21日 (日)

お国もの

 金曜日はRH後、 「チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ」 というオーケストラを聴きに豊田市へ。チラシ見た時には 「名前の割に、メインはショスタコーヴィチ‥?」 と突っ込んでたんだけど(旧モスクワ放送響だそうで)、訳あって聴きに向かうことに。

 もう何回もコンサートホールで演奏してますが、お客として聴くのは初めて。見ても聴いても、すっきりとした感じ(演奏する時は結構響いてる気がしてます)のイメージでした。フルオーケストラが乗るには、ちょっと奥行きがないのですが、コントラバスがステージ後方にずらーっと並び、所狭しとオーケストラが乗ってる様子は、ちょっと窮屈そう?でも音は、一丸となって聞こえてきて良かったです。

 指揮はフェドセーエフ。打楽器セクションはご高齢(に見える人)が半数以上。 本プログラム(チャイコフスキー、ショスタコーヴィチ)は、意外とあっさりとした演奏、アンコールに「白鳥の湖」の中の「スペインの踊り」を演奏したのですが、高齢部隊(失礼?)がカスタネット&タンバリンでハッスルしてました(笑)数年前にはガイーヌのレズギンカでハッスルしてたらしいので、今回も期待していたら、やっぱり!来た甲斐がありました(^-^)

 前にマリインスキーのオケ(これもロシアのオケ)が来たときも、アンコールのトレパックしか印象に残っていない(^_^;)

 海外のオーケストラが日本に来て演奏するように、日本のオーケストラもたまに海外に出向きます。ヨーロッパのオケには、それぞれ「お国もの」(や、あとは指揮者が得意としているレパートリー)があるので、アンコールにそれを演奏すると、大体(僕のように)拍手喝采で大団円‥ですが、日本のオーケストラにはそういう曲が少ない!かの有名な、外山雄三作曲「管弦楽の為のラプソディー」(N響の世界一周旅行用に作曲)が一番演奏されているでしょうか。

「日本人が作ったアンコールだけ、外国の客にウケて、本プログラムでやったシンフォニーが評価されないのは心外だ」と憤る人もいるようですが‥やはり、「お国もの」がウケるのは、僕が奏者だったら素直に嬉しいけどな~?と(ステージ上で称えあってるセクションを見て)思った一夜でした。

 明日からは6連勤。頑張ろ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月15日 (月)

ドレスデンの思い出

 定期演奏会も、無事終了。その練習の最中、楽員室に、いろんなチラシやら置いてある中に、一枚のチラシを発見。この背景、どこかで見覚えが・・

P5250045_2左のリンクにも数枚、載せていますが、2006年に日本フィル50周年のヨーロッパツアーで連れて行って頂いた時のドレスデンの聖十字架教会。写真はその時のマーラーの「復活」RH風景。

この教会は、色々凄かった。まず、歴史が凄い。戦争で、瓦礫と化した中から、その破片を使って、一から修復したそうな・・

P5260012_2祭壇前に陣取る打楽器。→は、教会の真上の天井!P5240009_2

分かりますか?真上に十字架がデザインされています。

これを見たときは鳥肌が。真後ろにはオルガン。

バルコニーに合唱が入り、出だしのコントラバスの音が鳴った瞬間、泣きそうになったのを覚えています。曲の意味、クラシック音楽の起源、楽器の作られた環境、などなど・・色々考えさせられました。

P5260016_2当時首席奏者だった、森さんとの1枚。ってブレまくり・・

 ドレスデンには3日滞在、そんなに大きくない街の為、充分に散策できました(それに対してプラハでの自由時間がGP後の数時間しかなかったのが悲しかったけど・・)

P5250006_2もうすぐ、ティーレマンの指揮で来日するドレスデン国立歌劇場管弦楽団もしっかり聴け・・ませんでしたが(--;)前は歩いた・・

P5260034_2もう一つの会場では別のプログラム。小林研一郎指揮で「春の祭典」ほか・・

 また、そのうち行けますように…

 そして!今日は、このツアーに共に行っていた(けど終始別行動だったようで、一緒の写真は少ない・・↑の1stにいらっしゃいます(笑))ホルン奏者の福川さんのリサイタルを聴きに行ってきました。

 ベートーヴェンのホルンソナタから、今回の演奏会の為の無伴奏の新曲まで、まずは「これぞリサイタル」という感じのプログラムを前半に演奏した後、後半はアレンジ物の数々。ホルンアンサンブルもあり、ラプソディ・イン・ブルー、ウェスト・サイド・ストーリーでは、おいしいとこ取り(=激ムズ)オリジナルアレンジ版を、アクセル全開で吹きっぱなしの二時間。脱帽でした、お客さんもさぞかし大満足だったことでしょう(スタンディング・オベーションの方もいらっしゃいました)ピアノの江口さんも凄かった・・あのプログラムには最高の布陣ですな。

 終演後、サイン会の列に混じり(笑)名古屋お土産を渡して、退散。勇気をもらいました、僕ももっと頑張らなきゃなと。年はほとんど変わりませんから!(少し上で助かった)

 秋の夜長です・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年10月 9日 (火)

二週間ぶりでやんす

 ばたばたーっと過ぎていきました。危ない!限りある日々を噛み締めて、生きていきたいのですが。

 今年の名フィル福祉コンサートは、名古屋、豊橋、刈谷で開催。団員編曲の「木星」は演奏人数を正規より減らしている為、ティンパニ2人→1人。意地で大体の音を足を白鳥のようにしながら、出してましたが、果たして「音楽」になってたかどうか。I don't know, but..

 台風が最接近している最中、航空自衛隊との「ジョイントコンサート」は開催!しました。が、僕もとても楽しみにしていた(お客さまも多かったかもしれません)スミス作曲「華麗なる舞曲」は、演奏時間短縮の為、カット(それでも2時間超の演奏会)でした・・外囿さんの超絶協奏曲あり、中学生とのジョイントあり、最後は、総勢百○名?での「ローマの祭り」でした。

 打ち上げも盛り上がり、帰る頃には台風も過ぎ去っていました(行きの呑み屋までの百mは、映画のセット並みの嵐でしたが・・)

 翌週はバルトークの本番。こちらは小ホール、大ホールでは東京都交響楽団が、マーラーの合唱&バンダ付きの大曲を演奏。「どうして?乗ってたっけ?」と行き交う人に事情を話しながら、搬出&GP。挙句に、食事に向かった先で、都響の打楽器セクションとばったり。N川さんから教わったお店なので、そりゃそうです(^^;)「葱せいろ」を食べて、本番。綿密なリハのおかげで、事故はなく無事終わったのですが、個人的には新たな修正点が・・ピアニストのお二人は、前半にメシアンの大曲(1時間程)を弾いてからの演奏、ものすごい集中力が必要だったとお察しします。アンコールにも出させて頂き、聴きに来てくれた知人に手伝ってもらいながら、搬出、解散。お誘い頂いた、方々に感謝感謝です。

 翌日、名古屋でのリハの後、元九州交響楽団ティンパニ奏者の永野さんのリサイタルに伺いました。「山のホール」という、まさに「山の」中にあるホール。後から聞けば近道もあったようなのですが、練習場からHPを見て向かったのでタクシーしかなく・・少し遅刻しながらも到着。永野さんとの出会いは、まだ学生の頃。とあるオケの飲み会で大学の大先輩が

「俺は今、日本で一番ティンパニが上手い人は、九響の永野哲だと思う!!」

と、突如言い出し(lll゚Д゚)その後しばらくして、東京で永野さんが出張レッスンをなさると言うので、「百聞は・・・」

と思い、レッスンして頂いたのが最初、その後も数回お会いして、先日は名フィルにも客演してくださいました。長年の経験に基づく、理論&音色を持っていらっしゃる方です。

曲の解説をされながら、休憩無しで(!)アンコールまで含めてノンストップでした。以前と「変わらない」凄さを再発見、お見事でした。福岡ナンバーのハイエースに、ティンパニを戻すのをお手伝いして、帰宅。

 その後、少しお休み、今日からは定期の練習。9ヶ月ぶりのショスタコーヴィチ10番。こだわりの楽器とバチで臨みます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年9月 | トップページ | 2012年11月 »