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2012年2月

2012年2月26日 (日)

ドタバタ2月

 やっと一息。

 誕生日から練習が始まった(遂に20代ラスト!)定期演奏会も無事終了、年が明けてから、定期のご来場率が高く、客席が賑わっているのは、有難いことです。一昨年、コンセルトヘボウが名古屋で演奏した「タラス・ブーリバ」がメイン。初めて演奏しましたが、聴くとやるではかなり違う感じの曲でした。ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」も盛り上がった気が。

 受験生がラストスパート、こっちから東京に出向くこともありますが、最近はスケジュールに余裕がなく、こちらまで来てもらうことも。折角交通費出して、来て貰っているので、出来る限りのことはして(男の泊まりはウチで。寝床は別ね)喝を入れて送り出しました。私立は無事突破!もう一息だ~努力は報われることを信じて。

 この辺りで、残念なニュースが海外から舞い込んで来て、心と、スケジュールにぽっかり穴が空いたのでございます・・予想外のニュースだった為、予約していた航空券やら、事前演奏会の振り替えやら、てんてこ舞いに。ショックで寝不足、頭から煙出しつつ、南下。

 この時以来、足を踏み入れることは無いかもと思っていましたが、声をかけて頂き(本番が名古屋でしたので)RH,本番とさせて頂いてきました。久々の関西、一年ぶりに祖母の元気な顔も見れて(ボケる暇もないくらい忙しいようで)、オケでは頑張っている同級生のK峰、後輩のN山と共に演奏も出来て、とても充実した日々でした。ご縁に感謝。打楽器セクションの方々と本番前に食べた「ひつまぶし」は、K響で永遠に語り継がれることになるでしょう!?

 合間に、愛知県芸の打楽器アンサンブル演奏会を聴きに伺い、刺激を受けました。あれだけのクオリティでも1,000円だからね、演奏でお金頂いている人には(勿論自分もですが)大いに見習って欲しい。って感じの演奏会でした。記録用の機材(&人員)もすごかったなぁ・・

 その後、名フィルRH,夜は数ヶ月ぶりの「わび助」(今年から場所も新たに新装開店)で演奏させて頂きました。マリンバ→ヴィブラフォンと来て、今回はまたマリンバ。前回は自分の楽器がまだ東京だったのですが、今回は自分の5.5octのを持ち込んだので、場所をとって仕方がない・・有難いことにお客さんは満席ぎゅうぎゅう、マリンバの黒鍵の15cm先には、冗談じゃなく、お客さんの顔があるような、いつもより大分「密」な空間で演奏させてもらいました。今回はvnとduoにも挑戦、ついにmarimolinの曲にも手を出してしまい、少しずつ、心の空いた隙間を埋めることになればいいなあと。今回、お客さまの中に誕生日の方がいらっしゃるとのことで、サプライズハッピーバースデーを演奏したのですが、その方、なんと還暦で、僕なんぞの演奏でお祝いするのが、少し気が引けましたが、その分トークでカバーして(爆)なんとか終了。

 そして今日は尾張旭での名フィルコンサート、事前に子どもたちとのワークショップを開催して、共演企画が盛りだくさんのコンサートでした。共演してなかった曲の方が少なかったくらいの印象・・一緒に演奏は勿論、ボディパーカッションあり、歌あり、指揮者コーナーありと、大盤振る舞い(の割りに客席が寂しかったのが残念)でした。去年 作ったのが、役にたっていて、満足。

 明日からは文化庁公演、のちタップ(久々過ぎて不安)の予定・・

 

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2012年2月25日 (土)

傷心小旅行終了

 長らく、更新が滞っていますが、無事です。今日も一つ本番が終わり、しかし、明日はソロ、明後日はボディパーカッション付き名フィル公演と続きます・・また明後日以降、追記します。

 とりあえず、本番前の「ひつまぶし」は思わぬパワーをもたらすことがある。ということだけ記しておきます・・

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2012年2月 9日 (木)

lesson

 先日、とある学校主催の講習会で中学生相手にレッスン。昨年は多くの学生を3分割し(講師は3人)、2時間弱で、「小太鼓」→「鍵盤」→「大物楽器」と各部屋に移動させて・・とやっていたら、講師が1グループに持つ時間、僅か40分弱!僕は小太鼓担当でしたが、わぁ~っと言いたいこと話して、だぁーっと皆で練習台打って、しゃーっとプリント配ったら終了・・という、個人あたりで言うと、まるで院長先生の回診か!という時間の短さでしたが、昨年の反省を活かし、今年は基から受けたいクラスを決めてきてもらって、昨年よりは、個人個人に割ける時間が多かったかな。

 まあ、それでも、大体は授業みたく、不特定多数相手に話したり、実演したりするわけです。

 その中で、熱心に聴いてる生徒もいれば、わざわざ講習会に来てる(来させられてる?)のに、気付けば窓の外を見てる子もいるわけです。

 話をやめ、その子の方を向き、

「どこ向いとんじゃ、ワレ、コラ、やる気ないんならとっとと出てかんかい!」

 と、心の中で言いながらも、

 「ん?窓の外に何かあるの?」と優しく問いかけると

 「・・・(沢尻の「別に・・」レベルの沈黙)」無言の返答。そのまま滞りなく講習は終了。

 2タイプに分けるとしたら、言い方は別にしても、「押すレッスン(スパルタ式)」と「引くレッスン(声を荒げずに、諭すような)」に分類するとして。スポーツでは、基本「押す」方が多いでしょうか?「出来ないんならやめちまえ」が根底にあるように思います(勿論、「度」ってものがあるにしろ)結果が、点数などで目に見えますもんね。でも、文化系はねえ・・

 次の日に、タップのレッスンに行ってきました。ここの先生は、一見スパルタ。「芸事」の世界を分かってる先生。今回、僕よりも初心者の子が涙してました(そんなにキツくは言われてなかったんだけど)まさに「押すレッスン」、小学生相手にも、言わなきゃならないことは、しっかり言う。行儀、作法から。

 初対面の人にはなかなかそうはいきませんが、「その先生に習って、何かを習得したい」となると、やはりこういうところから、大事になるんだろうなと、再確認。ちなみに、まだ先生は僕には声を荒げてくれません(M?(笑))

 音楽で、ご飯を食べていきたいと、志している子も面倒みていますが、そちらには「押しまくり」僕なんかで音をあげてるようじゃ、話にならないので。でも、たまに、予想外に良くなってたり、何か察してたりする時には、「引く」時があります。僕自身がレッスンを受けてる時がそうだったなあ。「押されまくる」覚悟で、レッスンに行くと、ふと違うところから「引き出して」くれる時があるような。気を抜いていくと、文字通り「ぶっ飛ばされ」てましたけど。

 彼にも声を荒げずとも、「指導」しとくべきだったかな?でも「lesson」と「educate」は別か・・

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2012年2月 2日 (木)

一発屋ならぬ二発屋

 という出番が多い、今日この頃・・

 先週末は、無事、マーラー終了しました。初、ハンマー。昔っから、打楽器奏者の人がプロフィール写真にハンマー持って写ってるのをよく見ましたが、撮りたくなる気持ちは分かりました(笑)

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こちらが今回使用したハンマーと、打ち込む台(ステマネのSさんが今回の為に作成)。音が抜ける穴があいてあり、カホンみたいな形してます(^^;)上の板も、練習中に割れること数回、色んな材料で試しながらの本番。

Cimg0528

奏者から見ると、←な感じで

0093
客席から見ると、→な感じだったようです。
1日目の評判を聞いてなのか!?2日目のお客さんは300人増だったそうで、舞台から見てても、空席がほとんどなかったような・・感謝です。

 「もう死んでもいい!」という程の完全燃焼にはならなかったので、人生でもう一回くらいはやってみたいかな・・

 この時も二発でしたが、今週末も二発。今度はシンバルですが。ワーグナーの楽劇「ローエングリン」第一幕への前奏曲。これも、音楽の盛り上がった頂点で、シンバルがfで二発、そして降りてきたところで今度はppで二発・・少し前に定期でやってるんだけどな・・コンマスなどの風景は覚えているのに、指揮者はマジで思い出せない(爆)

 二発屋の使命を背負って、頑張ってこよう・・

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2012年2月 1日 (水)

ハーモニーって?

 僕が所属している団体は「名古屋フィル『ハーモニー』交響楽団」と言いますが。

 2月号から、それぞれの楽器に向かうスペースは限られたものになってしまいました。言いたいことが少ないのではなく、もう残された時間(=誌面)が少ないということ・・

 書いてあることは、今読み返しても思いは変わらないし、むしろその思いは一層強いくらい(左手大事!!)+最近、感じることは題名の「ハーモニー」についての感覚について。

 ソロではなく、合奏の場合、誰かと一緒に音を出す。他の楽器(例えば吹奏楽ならクラやトランペットなど)なら、同属楽器の場合もあるでしょうが、打楽器は大体、トライアングルも1人だし、ドラも1人ずつ。

 その音のブレンド具合(音量だったり、音圧だったり、音色)で、ハーモニーの色合いがガラッと変わります。大太鼓とシンバルのブレンド感を一つとってもそう。ましてや、吹奏楽となった場合、大量の管楽器がそれぞれの音色を持っているわけで。その中での自分の役割って、どんな位置かな?と少し頭で理解するだけで、バンド全体の音色が文字通り「がらっと」変わることを、片手ではきかないくらい見てきました。

 けれど、打楽器の指導者がいない場合、なかなか全体合奏ではそこまで気が配れないのも現実。某、日本人の世界的な指揮者でさえ、打楽器の指示は「一番後回し」にされた体験があります(が、その時点で指揮者からしたら『初日からこっちは思ってたんだよ!』とかなりキレたテンションで)、でもそれ以外のハーモニーを優先したくなる全体指導者の気持ちもわからなくはない・・

 なので、何が言いたいかというと、打楽器を演奏するうえでは、他の奏者以上に、色んな「バランス」に気をつける感覚を持っていられると、存在感がある上に、やかましくない、丁度いい存在になれるのではないか、と常々思うのです、はい。

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