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2012年1月

2012年1月27日 (金)

運命の一撃に死す

…というのが、今回の名フィルの定期演奏会のタイトルだそうです。

 曲目はマーラー作曲、交響曲第6番、通称「悲劇的」。僕が高校生の頃、長野でテレビを見ていたら、どこかの会社のCMに1楽章が使われており、「えらいシンフォニックな、会社のテーマ音楽作ったんだな~」と、聴いてました。とても印象的で、その4年後に演奏する時に予習してて、初めて気付いたという(--:)

 前回、札幌で演奏してから8年ぶり!8年という歳月か、2回目という回数から来るのか定かではないですが、自分に聴こえてくる音、興味を持つ音型が以前とは違って、RHが毎回新鮮で楽しかったです。明日の本番、とても楽しみ。

 運命の一撃、どこで出てくるやら。僕が聴く立場だったら、予習しないで行く方がおもしろいかな~?と思います。ただ、舞台の後方が見えない席(オルガンの前の席)の人は、ちょっと悲しいかも・・楽譜も2年ほど前に改訂されて出た譜面らしく、忠さんもそれで振るのは初めてらしく・・以前演奏した譜面とは、打楽器は結構違っていて、マニアもとい、研究熱心な人にはそれも聴き所でしょうか(^^;)

 木槌役は、初めてなんで、自分が「死」なないように(本番2日あるし 笑)渾身の二撃を目指します。

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2012年1月23日 (月)

東方見聞録

 バタバタとしていて、更新遅れました。

 

 そう、先週末は島田→岡崎→上田と移動して、隣町の東部町で演奏してきました。先輩の荻原松美さんとのDuoは、昨年辺りに高校の記念式典でして以来の二度目。そこに今回は奥様のフルートも加わって、今回の為に編曲された「コパカバーナ」などを演奏。何度か演奏をしたり聴いたことのあるホールだったのですが、今回初の試みで、舞台をせり出すということに(写真撮り忘れた)、それでも充分余韻があるホールでマリンバには良かったかな。4組のジョイントコンサートだったのですが、最初に演奏したピアノの女性が、本番後に楽屋に来て

「私、窪田先生の教育実習うけました!」

ですって。あっらー、それは失礼しました・・もう何年前でしょう・・立派になられて、先生感激でした(^^;)

 

 終わって、実家で晩御飯を食べ、最近うちを占拠している「なな丸」に挨拶。

Nec_0092楽器部屋は、いつの間にか、彼の部屋となり、俺が行くと、「君は、誰?僕の家になんか用?」という顔をされ

Nec_0090_2ちょっと前までは、もてはやされていた、シンゴは、今や家に閉じ込められ、上には、我が物顔の彼の姿が・・(冗談、たまたまだけどね)両方オスだから、これからが大変だと思うけど・・

その日のうちに東京へ。

 次の日は板橋の小学校に顔を出して、夜はサントリーホールへ。ソウルフィルの演奏会に友人が出ているので、本番前に話を。

Nec_0100 彼と前回、会ったのはいつだったか、、まだ学生だった気もするし、、気付けば7年来の付き合い。同い年、仏放送響の首席ティンパニスト。ソウルフィルの客演首席も兼ねてます、年に4ヶ月くらいはソウルにいるとのこと・・

本番も聴かせてもらいましたが、指揮者が絶大な信頼を寄せていて、まるで彼の演奏に指揮がくっつくかのよう。「ティンパニ奏者は第二の指揮者」と言われることがありますが、第二というか・・という感じでした。終わってから、同じような待遇の22歳天才ホルン君や、トロント出身韓国人首席打楽器奏者の人たちと打ちあがって帰宅。

 水曜からは自分の出番。久々の登場だったので、シビれることも多々ありました・・終わった後、聴いていらした先輩に「窪田、木琴も出来るんだね」って言われました。ははは・・

 週末は、逗子にある、M子先生宅にお邪魔して、教え子のレッスンを聴講。最近、先生とは、色々な縁があって、お話させて頂く機会が多い・・人との縁は色々あるが(有賀?)直接、師事したことの無い先生に助けてもらう割合が、非常に多い気がする。大事にしたい次第。夜は母校の新年会へ。今年度の新入生歓迎会が、震災の影響でなかった為、正式に顔を合わすのは初めて!噂だったドラム少年とも話せて(謙虚そうなところが、より憎たらしい(笑))、講師の方々ともちょこちょこっとお話して帰宅。次の日に岡崎に帰ってきて、一週間弱の東方見聞録(居酒屋じゃないよ)は終了。

 そして、東京でもらってきた風邪が未だ尾を引いています。会う人会う人、「今年の風邪は長引くぞ~」と言っており、現に僕にくださったであろう方(笑)も、病院で「一ヶ月ほどは覚悟を」と言われたとのことを思い出す・・いや、そろそろ退散してほしい(--;)明日からは普段より少し重たい棒を持つので。。

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2012年1月12日 (木)

1ヶ月ぶりに島田に

来てます。文化庁公演です。ワークショップの甲斐あって!おもちゃの交響曲&さんぽも元気よくやってくれました。明日も一校回ってから、その足で上田へ。日曜は地元で本番です。先輩の松美さんとのDuo、フルートを、加えての三重奏もやりますし、なんといっても他に三つの団体が演奏するので、とても、お得なコンサート(なはず)お近くの方、サンテラスホールです。是非いらしてください!

 ホテルは乾燥との戦いだ‥

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2012年1月 5日 (木)

心機一転

 明けました。が、今年は特に昨年から変わった様子がありません。

 昨年から「引き続いてるもの」「抱えてるもの」(特にネガティブなもの)も、世の中含め一杯あります。

 が、しかし。

 昨日、名フィルのニューイヤーコンサートが終わりましたが、RH中に、HrのA土さんが、おみくじ付きのお菓子をくれました。開いてみるとそこには

「小吉 心機一転頑張りましょう」

と、ありました。小吉は置いといて(笑)webによると「あることをきっかけにして、いい方向にがらりと変わること」まあこの場合は、新年になったからってこと?

 なので、心機一転!頑張ろう~と今日も

Cimg0520去年から練習してた曲(爆)を小部屋でさらってました・・そんなもんだ。

初タップにも行ってきて、すっかり日常生活。明日からは初めて行く仕事場なので、気を引き締めて行かなければ!1月から飛ばしていこ~

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2012年1月 1日 (日)

定音鼓、硬撥考。

 明けましておめでとうございます(違)

 本編(2012年1月号)では、「ティンパニ補足とテクニック応用編」と題して、ミュートや、装飾音符のことに触れていますが、現実の時間は、201○年の夏、コンクール真っ盛り。今年もそこそこな数の団体の演奏を聴かせて頂きました。

 結果に悲喜交交、それはさておき、ティンパニ(中国では、題名のように書きます)のハードマレットの使用について。

 ハード(またはベリーハード、エキストラハード)と呼ばれる、芯に布地をダイレクトに巻いてあるマレット(←大体、市販のものは、先が赤い。あれは「使い方間違うと危険」だから?(笑))を使用している団体(特に中高)、たくさん。

 使うこと自体、問題ないですし、上手に使えている場合も、たまにあります(少数)でも大体が、叩いてる打音(音程聴音不能)しか聴こえない。残念。多分、指導者なり指揮者が「そこ、聴こえないから、硬いバチで」とかなんとか指示が出て、それを選んだのかと。もし聴こえないんだとしたら、考えられる問題点は2つ。

・周りが聴く気がない

 これは、なかなか奏者側からは言い辛い意見ですが(笑)でも、よくある話で、合奏してて、その中で、音が浮かびあがってこないときは、奏者が耳を使わずに音を出している場合が多数。中学生の合奏で、周りがやかましい時に、ソロで演奏させ、「あの音、聴きながら(聴こえるように)演奏して。」と指示すれば、それだけで解決すること、多いです。

・発音が悪い

 これが、結局のところ、ハードマレットに変えたところで、遠くだと打音しか聴こえてこない原因。BJ本編でも書いてますが、僕らの演奏してる楽器の膜(プラスチック、本皮)の厚さは、0.08-0.3mm程度、それに対して、和太鼓は、1.5mmでも「薄い」そうです。

なのに、未だ、カッコ良さ重視?なのか、バンバン擦りつけるように演奏する人達をよく見ます。あのねえ・・テレビなどでも見ることが出来ますが、プロのティンパニ奏者が、常にハードマレット使ってますか?(曲にもよるか)発音がクリアになっていれば、ソフトのマレットでも音は通ってくるはずです。方法?本編7月号、試してガッテン。

 とは言いつつ、僕もハードマレット、結構使います。古典もの(3番trpのように動く曲など)中心に。

 誰かにこないだも、「お勧めのマレットありますか?」と聞かれて、最近は「発音をハッキリしたいなら、フランネルタイプもお勧めです」と答えるようにしてます。ちゃんと振って、重さを感じられないと難しいですが、(木のマレットの場合)バチの頭が重たいので、フランネル生地でアタックがハッキリでつつ、重さでドンと鳴ってくれるかと。国内でも2社(プレイウッド、ヤマハ)から出てます。本場、ウィーン製の物も、JPCで購入出来ます。お試しあれ。

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