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2011年9月

2011年9月20日 (火)

土砂降りの名古屋

 明日は福祉コンサートの予定でしたが、台風を懸念してなくなってしまいました。。

 先週は文化庁。隣県の岐阜、高山に初めて行きました、終電で3時間・・標高500mにしても、当日は暑かった!次の日も結構な暑さ、どうしても学校演奏だと、体育館になるので、暑さ(or寒さ)で弦、管、打の楽器のコンディションが様々な変化を来すので、気をつかいつつの75分。生徒がいい声で歌ってくれて活力が出ました。

 昨日はガラッと変わって、PA入りのPRESS STARTというゲーム音楽の本番。小さい頃からゲームはそこそこやってきたつもりですが、今回はほとんど知らないゲームばっかり・・ゼノギアスは中学生の頃やってたけど、当時は音楽まで頭に入ってこなかったのか。シビアな曲も多い中、なんとか終了。客席は大いに盛り上がってくれてて良かったです。

で、昨夜の帰りも雨がひどく、乗ってった自転車(明日も同じ会場で本番予定だったので)を、置いて帰ってきましたが、今日も取りにいけず。練習場から外を見ると、本当にすごい雨、まさに土砂降り。いつ取りにいけるやら・・

 数名からご心配メール頂き、感謝。電車も一時期止まってましたが、動き出して、無事帰宅できました。今年は天災が多い年、ちょっとした思いやりに、ほっとします。

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2011年9月14日 (水)

秋の夜長

 先週の定期も無事終了し、その足で東京へ。レッスン三昧、しかし途中で友人とご飯を食べ、NHKホールでドヴォルザークを聴いてきました。ブロムシュテット、何歳か疑うような元気さでビックリ。。

 帰ってきて、コンクールで使った楽器を下ろし、空になった車を内側も外側も掃除。訳あって、我が車になったグランディス、10万kmは走行していても、めちゃ綺麗!そして、後部座席がパタリと収納できるので、楽器がしっかり載る。これがなきゃ今回の結果はなかったですね・・ということで、綺麗に洗車させて頂きました。ところで、洗い終わったあとって、ワックスとか絶対しなきゃいかんもの・・?乾拭き後、放置してあるんですけど・・

 秋の夜長、録り溜めしてたドラマ&映画を観てたらあっという間に時間が・・いかんなと思いつつも、気付けば丑三つ時。ということで(どういうこと?)久々背景も変えてみました。

 明後日からは文化庁、以前ワークショップで行った学校に行くので、楽しみです。

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2011年9月 6日 (火)

ぐるりよざ-オーケストラ版-

 今日から定期の練習。吹奏楽を好きな人なら大体知っている伊藤康英先生(大学で習ってました、カスタネットを一緒に演奏させてもらったりしたなあ)が作った吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」が、オーケストラ編曲されて取り上げられます。ブラスではTKWOやN響ブラスなど、何度か演奏させてもらったけど、オケ版は初。打楽器セクションとしては、出番がブラスより若干減ってるようです(最後のtriangleで腕が攣りそうになった思い出があるけど、オケでは無し)その分、弦楽器の厚みが加わって、吹奏楽とは違った響きになっています。ご興味のある方是非。

 その前に明日はアンサンブルペガサスという団体に賛助で出演しています。シュトラウスのウィーン市祝典曲、どこかで聴いたことあるなぁと思っていたら、数年前に、サントリーホールで先輩の演奏を聴いてたことが判明。一瞬timpaniの音が5個出てきますが、パッと聴いたところ分からないくらい。あの時の様にさりげなく、音変えが出来ますように・・19時開演です。

 昨日は久々のタップへ行ってきました。新しいステップはやらなかったので、より自分の動きを観察出来て良かった(前方が一面鏡張り)が疲れた。僕の姿勢は少し人とは違い(大学時代に先生に矯正くらったおかげで)背骨が反りすぎのようで、足を伸ばした時に仰け反ってしまう・・矯正しなおし中です(^^;)

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2011年9月 5日 (月)

コンクール雑感

 今年の夏はなかなか充実した夏でした。コンクールの審査する側、される側、両方経験することに。

 まずは「する側」とある県の吹奏楽コンクールの審査員で声をかけて頂いて、中学生、高校生の演奏を一日中聴きました。これまでアンサンブルコンテストの審査員はしたことがありましたが、50人編成のバンド審査員は初めて。こちらは一番年少者。打楽器科の先輩(今は作曲家)ともお会いできて、実りある2日間。

 県大会だったので、次の大会に進む団体を選ぶわけですが、審査していて感じたのは、安定感のある演奏は大事だなあということ。どの学校が上手いかというような事前の情報を知らず&調べずにいきましたが、抜けていった学校が持っていたのは安定感だったと思います。全員暗譜で(課題曲も自由曲も)、譜面台が無い学校も!初めて見ました(^^;)

 僕がどうしても違和感を覚えてしまったのは、「譜面に書かれていない表現をする」演奏。一番多いのは、cresc.の前にsubito pにしてから始めること。何故?作曲者も、そうして欲しかったら、そう楽譜に書くはずでしょう。あとは、必要以上に(僕の価値観ですが)表現しようとする演奏。コラールの中に<>がいっぱいあったり。何か、真っ向勝負出来ないから「ごまかしてる」感じがしちゃうんですよね。残念・・勉強になりました。

 そして、今度は「される側」日本管打楽器コンクール。大学院時代に一度受けた以来の参加。二次の自由曲の為に、車が悲鳴あげそうな程の楽器を持って出陣。一次審査はカーテン審査、会場(音を出したことの無い場所)での音の聴こえ方にビックリしてしまい、不本意な演奏をして帰宅。参加者100人の中で、日本のオケに在籍しているのは僕だけ・・こりゃ大恥か・・と思いながら、恐る恐る結果を見に会場へ。懐かしい面々に会うも挨拶もろくにせず、通過を確認して、セッティングの打ち合わせへ(皆さんごめんなさい)。二次は朝一の演奏になった為、当日6時起き。会場でギリギリ時間までセッティングして本番。ドラは蹴れば(楽譜の指示です)枠に当たるわ、止め忘れた木のチャイムは床に落ちるわとハプニングはあったものの、本選へ。こっちでは一番年長者、最年少とは11歳も違う・・俺は高3の夏なにやってたかいな・・と思ってるうちに、運命の本選のくじ引きが。3番をひいて、ほっと一安心(前回は初っ端だったので)

 さて本選当日。本選前にはフェスティバルもあるとのことで、名古屋や大阪から来てくれている人もいる中、本選のみの会場で、拍手したりして音響チェックした後、楽器のセッティング、ピアノ合わせ。そして本番。

 演奏中、今までで一番落ち着いているつもり(散々やってきた曲だし、ピアノもよく聴こえていたので)、大きなミスもなく、やりきった~~、これで無理なら仕方ない~~と、気持ちよく楽器を片付け、結果発表を待っていたわけですが、結果は2位。。あれ??

 6年前は呆然としたあと、帰りの電車は悔し涙で大変でした。今回は、呆然ともせず、悔し涙も全く出ませんでしたが、気分は「あれ??なぜ??」というまま。

 帰ってから、本選を全部聴いていた大先輩から「1位の人との演奏の質の違いは、自己主張の問題。彼は楽譜に書いていない部分でしっかり歌ったのに対し、窪田君は生真面目或いは生真面目過ぎる程に正確さを追い求めた様に聴こえましたetc..」というメッセージを頂いたり、数日後に本選の自分の演奏を聴きなおして(全然落ち着いて演奏してませんでした(笑))納得しました。自分が演奏中に「いいんじゃない?」と思う演奏ほど、「あかん」結果でした。早く自分も人も納得する演奏がしたい・・

 数日後に表彰式があり(賞金はほぼ経費でチャラ)、大賞演奏会を聴き、審査員数人にも講評を頂いて(前回、ぶっちぎりの最低点を頂いたY女史に最高点をもらえたのが、参加した価値ありかなと思える事柄。まあ代わりに今回も最低点頂いた審査員いますが)そのまま夜行バスで傷心北陸の旅を終えて、昨日自宅に帰ってきました。

 「する側」「される側」両方で共通するのは、「楽譜に正確云々」ということですね、まあこれが今の僕の価値観なので・・ただ、とある先輩から「価値観はどんどん変わるから。それだけは覚えとけ。」と言われたのが忘れられません。それが成長かどうかはさておいて。

 あと、「オーケストラの演奏しながら、(コンクール出て)偉いね」と言ってくださる方、とても多く、非常に有難いことなんですが・・・残念ながら全く偉くない(と自分では思ってます)。これがコンクールの課題が

リサイタル2時間プログラム、3つ分

とかなら、「いやー、ぶっちゃけなかなか大変でしたぁ」と胸張って言えるんですが。オケに在籍しながらリサイタルやCDを出す人も多いご時世、1次から本選まで合わせても正味2時間切るプログラムなんで・・

 打楽器はピアノや弦楽器と違い、音楽大学に入ってからが、本当のスタートだ、と。なので、僕なんかまだ楽器やりだして、10年ちょい、5歳からヴァイオリンやってる子が中学3年になったレベルです、ので、コンクールにも出られる限り挑戦します~

 と、思ってました。つい最近まで。しかしどんどん低年齢化が進み、今回は最年長(笑)ちょっと考えました。若くはない、しかしそこまでキャリアもない。どこで勝負するのか。

 ただ、いつも思っているのは、人生は続いていき、終着点ではないということ。コンクールなり、演奏なり、人生なり?今日がダメでも明日がある!「過去は生ゴミだ」と師匠が言ってました(^^;)

 えらい、長文の雑感になったなあ・・寝よ。

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2011年9月 3日 (土)

明日ようやく

 名古屋方面に帰還します(予定)。台風・・・直撃しないといいなあ。。

 今日の練習で指揮者が言ってたこと。「リスキーな演奏じゃなきゃつまらない」

 同意!ただ、指揮はリスキーじゃない方がいいんですが(^^;)シビアな曲がところどころにある本番、楽しんで帰れますように。

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2011年9月 1日 (木)

楽器の質はかなり大事&表と裏って?

 現実の時間としては、かなり放置してましたが、折角なんで、ちゃんと最後まで書ききるぞっと・・

 この号では、シンバル、そして、前号の大太鼓と合わせたものについて書いてます。

 最近のシンバル、とても考えられて製造されてます。ちょっと「考えられ過ぎ」なほど。「綺麗な音」というのを、いかに、容易く出せるか?というのに比重が置かれてるように思えるくらい。小・中学生にはいいかもしれませんが。体にそぐわない程の重さのシンバル持たされてもねぇ・・

 

 記事に書いてる「持つ」為のポイントというのは、そのままコントロールに直結すると思っています。シンバルだったら「手の平」、スティックやマレットは「指先」と同じようにコントロール出来れば、自分のイメージしたタッチ(インパクト)が楽器に反映できるのではないかな?と思っていますが、タッチが上手くいったとしても、後は、楽器自体がどれだけ反応してくれるかというのは、個体差がかなりあります。

 この個体差、現在では僕が学生時代より、選べる種類が増えている他、音を「選定できる」チャンスも増えていると思います。管楽器のように、プロが選定したもの!を売っている店も見たことがあります。

 これは、すごく大事なことだと声を大にして言いたいです(じゃあ、もっと大々的に書けって?)。もう、楽器が「鉄板か!(いや、鉄板である事実は置いといて)」と言いたくなるほど、どんなタッチで当てようが「がちゃーん」としかならないものもあり、それも数週間、数ヶ月、鳴らし続けていれば鳴るようになるかもしれませんが、ならないものもあるわけで。そんなものでも、「プロの手にかかれば、さぞ素晴らしい音が鳴ってくれるに違いない!」というまなざしで見られても、厳しいものがあります・・

 なので、管楽器と同じように、楽器選定は慎重にしてほしいものです。

 最後に大太鼓とシンバルのリズムパターンを載せていますが、こちらでは少し発展して、表拍と裏拍の話。マーチでは大太鼓とシンバルは同時に表を刻み、裏に小太鼓・・というパターンが多く見られますが、その時の感じ方について。

 コンクールの審査員などで、演奏を聴き&見ていると、小太鼓奏者が、表拍を「必要以上に」感じて、裏拍の「点」に一所懸命に(管楽器の邪魔にならないように)はめている姿をよく見ます。

 先日、ウィーン少年合唱団の演奏を聴く機会があり、その中で彼らが「上を向いて歩こう」を歌いました。「ウエヲムーイテー アールコーーオ」と、天使の歌声が響く中、気付いたら会場から手拍子が起こっていました。僕は「静かに聴きたいなぁ・・」と思いつつ、手拍子も一緒に聞いていた所、その手拍子は、あろうことか、表拍に入れてきてました。ものすごいミスマッチ、さすがおばさん連中…しかし、「表拍」に「手拍子」入れることは、誰でも出来るんです。

 

 何が言いたいのか・・続きはまた来月。

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