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2007年1月

2007年1月24日 (水)

直前だけど!

 忙しい=心を亡くしてる訳じゃないですが、やること多くて、全然更新できずでしたが、明日は東京都交響楽団の定期演奏会に出ています!今回のプログラムは珍しいものがいっぱいです!まずは、間宮芳生作曲、児童合唱とオーケストラの為の作品「子供の領分」

 これはまだ5~6歳くらいの子供から中学生くらいの子供達が日本のわらべ歌を歌っているのを作曲者が、オーケストラと児童合唱用にアレンジした作品で、始まりの歌が

「でーぶーでーぶー百貫でーぶー、電車に轢かれてぺっちゃんこ~」

というとてもユーモア溢れる作品、でもその歌に作曲者がつけている和声がとてもお洒落なものがあったりと、聴いていて飽きさせない作品です(僕は聴かずに鍵盤打楽器ヒーヒー言いながら演奏してますが。。)5楽章からなってますが、個人的には2楽章が好き。

 もう1曲注目したいのはバルトーク作曲「2台のピアノと打楽器と管弦楽の為の協奏曲」

これは元々「2台のピアノと打楽器の為のソナタ」としてピアノ2人と打楽器2人で演奏できるように書かれていた作品にオーケストラをバック演奏に書き足した作品です(ピアノパートはそれによって少し変化があるそうですが、打楽器はなかったはず。)これは元々のソナタが僕は大好きで、昨年度1年間の室内楽の授業で、ほぼ1年かけて仲間と作り上げた作品でした。書ききれない思い出がたくさんあります。そんな作品が(僕は今回出番がないので、本番は裏で聴くことになりそうですが)今回は豪勢にオーケストラver.で演奏されます、バルトークが各地の民謡のリズムから取り出した独特のリズムに乗って、オケがうねる演奏を乞うご期待♪打楽器は都響の首席奏者安藤さん(Timp)と、打楽器奏者小林さん(Perc)です。

 ここ数日は連日レッスンと練習、元気の源、睡眠時間を削るのは痛いですが、乗り切ります!今日のレッスンも為になりました。自分の中で見えていないことが多すぎ…「客観視」というか、言葉でなく、いろんな角度から自分の演奏を見えるようにしなきゃなあとつくづく感じました(--;)そして、修演に向けて体力つけないと…夢の中でジョギングでもするかな(笑)

 直前ですが、明日の詳細です。

東京都交響楽団 第639回定期演奏会 Bシリーズ 1/24(水)

2007年1月24日(水)19:00(開場18:20)サントリーホール

指揮:高関健
ピアノ:田部京子
ピアノ:小川典子
打楽器:安藤芳広
打楽器:小林巨明
児童合唱:TOKYO FM少年合唱団/世田谷ジュニア合唱団

曲目

《別宮貞雄プロデュース 日本管弦楽の名曲とその源流4》

間宮芳生:合唱のためのコンポジションNo.4 「子供の領分」
小倉朗:管弦楽のための舞踊組曲
バルトーク:2台のピアノと打楽器と管弦楽のための協奏曲
バルトーク:舞踊組曲

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2007年1月16日 (火)

耳がキンキン

 先週の本番も、何とか皆様の応援あって、無事に終了し、今週は本番がないので必死でさらって(練習して)ますが、なかなか効率があがらない…

 たったの9ページ、通せれば10数分の曲なのに体に入ってこない~~、今練習している曲は鍵盤楽器がないので、打楽器のみ、的が大きかったり小さかったりで全部で17個をトカチカ鳴らしています、その中には硬い木を削って高い音が出るようにしてある木鉦と呼ばれるものや、金属のパイプも含まれていて、これを硬いバチでカンカンやってると、音を出していない時にも耳の奥で「キーン」という音が…どうりで頭も痛いわけだ。でも音で頭に入ってくる場合もあるので、違う的でやるわけにも行かず(-)_(-)耐える日々。

 今日は4年生の卒業演奏会でした。僕は非常に残念ながら、他の用事があってどうしても聴きに行けなかったのですが、3人とも自分の持ち味を生かして頑張っていたようで、良かった良かった!夜は楽しく打ちあがっていたことでしょう。お疲れ様でした♪

 …こちらも練習できるうちにしっかりしとかねば。修士が終わってしまう!

 早いですが、一応宣伝しておきます。公開審査なので。

 平成18年度 芸大修士修了認定試験 07年2月2日 13時~ 芸大内第6ホール

Iannis Xenakis               Psappha for percussion solo

野田 暉行                フルートと打楽器の為のエクローグ Flute 多久潤一朗

Nebojsa Jovan Zivkovic To The Gods of Rhythm

30分の試験時間で、ちゃんと終わらせることが出来るのか!?乞うご期待。

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2007年1月11日 (木)

ゲルマニウムの夜。

 何日か前、古本屋の一角に置いてあった花村萬月作「ゲルマニウムの夜」を読み終わりました。というのもこれを実写化した映画が芸大の隣に一角座という映画館を作って上映していて、観に行こうと思っていたのに時間がなく、終わってしまって残念だったところを原作を運よく発見。かなりきわどい内容だと聞いていたけれど、さすがに芥川賞をとった作品とだけあって、最終的にはなかなか読み応えのあるおもしろい本でした。万人にはお薦め出来ませんが。。

 今日はNHK交響楽団さんのリハーサルが終了後、大学にてレッスン。年明け1発目のレッスンではジャンベをはたきながら叫びまくり…あの瞬間を学校見学に来た高校生とかが見たら、ドン引きされるんだろうか(笑)こっちは引かれるくらい見入ってくれれば本望ですが。イメージはアフリカの夜、火が燃え盛るなかで太鼓で神と会話してる長ってところか…

 イメージ、ニュアンス、大事だとはわかっていても難しい。以前習っていた先生が何かに書いていたっけ。

「イメージこそ人間の最後の砦」

 その一つで全てが変わる。集中力、表現力。「演」じて「奏」する。プロはお金もらって演奏するんですからね、当たり前だ。

 さて、今週末は渋谷で本番です。

NHK交響楽団 第1586回定期公演 1月12日(金)19時開演

                           13日(土)15時開演 NHKホール

[指揮] シャルル・デュトワ
[ピアノ] ユジャ・ワン
[メゾ・ソプラノ] イリーナ・チスチャコヴァ
[合唱] 東京混声合唱団
[曲目] プロコフィエフ/古典交響曲 作品25
プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16
プロコフィエフ/カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」作品78

初めて一緒に演奏させてもらいます、実家に帰る度に、高校の古典の先生が

「おい、お前N響アワーにはいつ出るんだ?」

と聞いてきていて、「いや~まだまだ勉強が足らなくて…」

とずっと言ってましたが、今回正月にたーまたま飲み屋でお見かけしたので、

「先生!ついに出るかもしれないです!」と言ったら、わざわざ聴きに来てくださるそうな(笑)これで、少なくとも上田から新幹線往復してくる人を満足させるような演奏をしなければ…うーん、頑張ろう!!

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2007年1月 7日 (日)

甘かった。

 昨日から大学が開いて、必死に練習しに行った2日目、今日は明後日に練馬で本番の金管アンサンブル+打楽器のコンサートのリハがあったため、夕方に大学を出て墨田区へ。打楽器は先輩方に囲まれながらリハーサル開始。ほぼ、予想時刻にリハが終わり、

「さあ、大学へ戻って続きをさらわねば~」と思っていたら、アクシデント発生!別に何かが壊れた~無くなった~っていうようなマイナスな事態ではなかったものの、そこから拘束+3時間…別に誰が悪かったわけでもなく、何やら色々アンラッキーな方向に結びついたことが原因だったし、先輩方が一緒だったので、その3時間は全然苦でもなかったんだけれど、また大学戻ってきて楽器なおして組み立ててたら12時過ぎ!おっつ、ギリギリ終電。。しかし!明日は早起きせねば。最近練習しなきゃヤバいと思いつつ、朝どうしても布団に甘えてしまう傾向があるので…自己管理、しっかりします!(とここに宣言することで、自分に縛りを…)

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2007年1月 3日 (水)

久々の同窓会。

 元旦はほとんど練習せずにボケーっとしてたんで、今日はちょこっと練習してから高校の時のクラス会へ。幹事の子から実家に葉書が来てたのに親がご丁寧にそのままにしてくれていたおかげで、ギリギリに出席にしたのですが、クラスの半数くらい集まるってことで、楽しみに行きました。確か、大学1年のときに1度出席したっきりだったので、結構会ってなかったんだけど、皆変わらず(^^;)担任の先生も来て下さり、暗めのバーだったんだけど(予想してた同窓会っぽい場所じゃなくて吃驚でしたが)盛り上がりました。

 普通高校だったので、当然皆進路バラバラ、だけど、クラスはすごい一致団結!だったら、良く出来た話なんですが、ものすごい連帯感てのは無かったような。でも盛り上げるやつがいて、なんだかんだ言って皆そこについていく…みたいな、担任の先生も結構ほったらかしにしてくれてたので、それぞれ楽しんでたんじゃないかな。僕は少なくとも楽しかったけど(--;)

 半分くらいが2次会に行って、色々話してたんだけど、そこで出たのが昨年話題になった「未履修問題」。僕らの出身高校も未履修問題にひっかかっていたらしい…そして一部の子は先生から、それとな~く

「この教科書は時間なくて出来ない(=使わない)のよ~」

と聞いてたとか。でもそのカリキュラムの元で僕たちは学生生活を送り、今、楽しかった学生生活を胸に、それぞれの進路へ向かっている。

 この間、吹奏楽を教えに行ってる公立高校の先生がぼやいていたのを思い出す。

「うちも未履修問題が明るみに出ちゃって、全ての科目をしなければいけないので、来年からは毎日7時間授業なんです、また部活をする時間が減って、生徒も授業でクタクタ…」

 これが本当に教育をいい方向に向かわせているのかは?マークが10個くらいつきますな。色々な締め付けが厳しくなって、下の世代に同情します、まあ彼らからしてみれば「前」を知らないわけで、それが普通になっちゃうんだろうけど、なんだかなあ。

 大学も一緒、無法地帯も良くないと思うけど、もう18歳以上のいい年した学生相手に制約がいっぱいあるのはどうかと思う。詳しく語ると怖いので、これくらいにしときますが。。

 また、何年後かに皆に会っても変わってないのかな?誰か一人くらいご結婚でもなさってるかしら??

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2007年1月 1日 (月)

明けました!!

 2007年、おめでとうございます!

 年末何日かネットが繫がらなかったため、挨拶が遅れましたが、皆様本年も宜しくお願いしますm(_ _)m今は実家から繋げて安心。

 年末から年始にかけては、横浜みなとみらいホールにて横浜みなとみらいジルヴェスターコンサートに参加させていただいてました。

 指揮は飯森範親さん、オーケストラはその日の為に神奈川全県から集まってきた日本のトッププレイヤー達です、打楽器陣はTimpaniに菅原先生、Percussionは神奈フィル平尾さん、藤本先生、山口恭範、吉原すみれさんという豪華布陣に僕と後輩の中山。。年明けの演目はコダーイ作曲(コダーイは今年没後40年だそうな)「ハーリ・ヤーノシュ」で、打楽器が足らないということで、呼んでいただけることになりました、おかげで、年末最後に演奏した楽器=年明け最初に演奏した楽器=トライアングルとなりました。今年はトライアングルイヤーとなるか?アンコールにはイノシシの帽子をかぶって、会場を練り歩き、ラデツキー行進曲を演奏してきました。

Photo ←一緒に歩いたのは平尾さんと中山だったのですが、この3人(僕、菅原先生、平尾さん)は今年年男なんです!ので、記念撮影しました。

年男なれど、今年僕は厄年なんで、早く厄払いに行って、エンジン全開で日々精進していきたいと思います!しかし実家ではだらけてしまうなあ。。

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