今日は 谷村新司 NATURE LIVE-夢人 ユメジン-in 東大寺 の本番でした。
昨日奈良に入り、東大寺で夜遅くまで念入りにリハーサル。というのも一般参拝者を17時まで普通に入れた後に、リハを始めるため、その後にステージセッティングをするという大変な作業があるためです。スタッフも常に大忙しって感じでした。
昨日のリハではビックリなことが。共演者にすみよし少年少女合唱団と中国の少年少女合唱団がいたんですが、すみよしの子達をふと見てると、見覚えのある制服姿の少女が。
いや、その少女に見覚えがあるのではなく、制服に。そして名札の上の校章に。
「ねえ、君中中(中野中学の略)の生徒?」と聞くと、
「はい。」と。
「マジで?俺もやで~!!」ということで、大後輩に(何人かいたけど)会っちゃってビックリでした。はるばる大阪から来てたとは。谷村さんも出身地隣町(北田辺)だったんですが。
リハ終了後、23時過ぎから晩御飯兼飲み会へ。1次会終了が2時、2次会は5時…寝たのは6時前。。おかげで奈良観光は夢に終わってしまいました。
起きて楽譜見てご飯は食べずに(その前に食べてたものがカロリー高すぎて自制)東大寺へ。今日ももちろん参拝者が引き上げたあとに、18時半開演に向け急いでセッティング。
前半は少年少女の合唱から始まり、谷村さんの歌、トークを交えながら東大寺でやることに至った経緯を説明していた模様。というのも、僕らの出番は後半の最初だったので、裏にて待機。昨夜のリハでは考えられなかったほど気温が下がってて、皆カイロ持って凍えそうでした。10月とは思えない寒さ(吹きっさらしのせいもあるだろうけれど)恐るべし奈良県!
谷村さんと作曲家の千住さんの紹介で、バンブーシンフォニア+二胡+中国笛の演奏開始。一曲やった後に千住さんの「still blue(めっちゃいい曲だった!vibraphoneとかあいそう!)」を演奏後、谷村さんの歌に合わせて一緒に演奏。今回のための新曲「夢人」や、愛知万博テーマ曲「ココロツタエ」を演奏後、二胡とピアノ伴奏のみの「昴」を聞いて、ラストは全員で「サライ」を演奏。お客さんは8000人強。圧巻でした。
時間はおしていたものの、無事終了。そしてお決まりの打ち上げ、しかし朝早い僕は早めに退散。
谷村さんは今上海音楽学院の教授もされていて、自分の音楽を日本だけでなく、アジアにも盛んに伝えています。初めて、生でお会いしましたが、「声」には勿論、優しい「目」にも力がある人だなと感じました。普段クラシックだけの世界を見ていると、日本人にはなかなかいない「芯」がある人で、パワーを少しもらえた気が(いや、確実にもらった!)します。
8000人のお客を前にした演奏会…クラシック界だと海外の野外コンサートくらいでしょうか?しかもやはり生音では無理があるし、少しベクトルが違うと思うけれども、今日は8000人+ステージ上のミュージシャンが東大寺の元で一つになって、音楽を共有してました。これはすごいエネルギー!僕も自然に笑顔になって歌ってました(サビ以外あんまり歌詞わからんかったけどね(笑))貴重な体験をさせてくださった、皆様に感謝。
明日からまた東京で頑張ります!
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