2023年11月17日 (金)

定期前更新に間に合っ

た、かな。一応、前日の夜です。出演予定も年内は更新済み。

 

398964247_1120092046101681_2052561564701 市民名曲の惑星は、無事終了。前、常任指揮者のブラビンズと定期演奏会で演奏した時ぶりの演奏。下野さんとの惑星は某放送響で昔演奏させてもらって以来(たまに若い子からも先生映像で見ましたと言われビックリ)

 シンセサイザーでの女性合唱は初めてでしたが、かなり精緻な印象で、今はこんな風にできてしまうのかとこれまたビックリ。逆に正確過ぎる?という点が難点か。。客席も盛り上がっていたように感じました。個人的には以前のリベンジ(本番で大事な箇所で1音抜けた)は出来ました、14年ぶりの供養・・・

 

400978245_845777787552040_66913894231144 その後、一週間お休みを頂いて、北陸の地へ。某オーケストラの音楽鑑賞教室へ出演していました

1_20231117021001 (かの地には以前、別のオーケストラと来ていたので、ホールからどれくらい歩けばコンビニに行けるかなどが把握できていて良かった())プログラムはスターウォーズやジュラシックパークの抜粋などを含む60分詰め詰めプロを朝昼2回となかなかでしたが、響きのいいホールで楽しく終え(楽器紹介曲は、パート毎そのオケの特色が出るので興味津々)

2_20231117021001 空き時間には少し観光にも行けて、多少のリフレッシュ(惑星の辺りからひいていた風邪は治りきってませんでしたが)

 

名古屋に戻ってからは2日連続豊橋通いでした。初日は、毎年恒例となっているシライミュージックでのスティックコントロールレッスン。今年は何故か個人レッスン枠がバババっと埋まってしまい、グループ2時間×2,個人1時間×4という怒涛の一日を過ごしました。しかし個人レッスンも個々の反応が良く、声は枯れながらも充実した1日。翌日も昼から向かい、今度はオケのセクション練習と全体練習にお付き合い・・行く前と帰ってきてからも個人レッスンで、気付けば週末が終わり、今週が始まっています。。月曜から大学、火曜から定期のリハ・・

3_20231117021101 昨日はリハ後に、学生吹奏楽の演奏を聴きに。2階席以下は正面にお客さんが多かったようですが、上がガラガラで寂しかった・・折角の公演、若い人に宣伝することは難しいものなのか・・僕も人のこと言ってるまに宣伝しなければいけないチラシが、出来上がってきてますが、、

定期の曲目に初めて演奏する曲はなく(参加しない笙の細川作品は初めて聴きます。)一番最近演奏したのはBerg、流石にまだ頭と身体に残っている感じ。ローエングリン前奏曲はいつぶりだか記憶にないですが、、そこまで遠くないかと。しかし「死と変容」は2012年なのでそこそこ昔!いつかティンパニを演奏したいと思っていたので、今年の定期の曲目の中では個人的に一番楽しみにしていました。

4_20231117021101 R. シュトラウスが25歳で書き上げたこの曲には、心臓の鼓動としてのリズムや、ティンパニがオケで使用されてきたころからずっと演奏しているトニック(主音)とドミナント(属音)を、しかもハ長調で演奏するところに、ティンパニ奏者としてはグッときます。対してワーグナーやベルクは、また違った使用をしていて、管弦楽法という観点からも非常に面白いプログラム(だけど、判りやすいか、と言われればそうではないのかもしれない)なんで、玄人好みかもしれません。いい曲なんだけどなあ・・こちらも客席があまり寂しくなりませんように願って。。

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2023年10月31日 (火)

幸せな○末

髪をほどいた~

と歌を口ずさめる人は40台以上かもしれませんね。ドラマは見てなかったですが、大好きな曲の一つ。

ですが、今回当てはまるのは、「結」ではなく「週」

391551125_1105521820892037_6012791693992定期は無事(で無かった人もいたようですが)終了、初日はお客様が少なく残念・・しかし熱心なホリガ―マニアの方も多くいらっしゃってくださった(某作曲家の方とは2週末連続でお逢いしてビックリ)ようで、公演を聴いて頂いた方々には喜んでいただけたようで、なにより。ホリガ―氏の自作(ドビュッシーの曲からの引用、補筆?)ではクロテイルに弓、久々に2刀流でした。

391630032_1106827354094817_5273356591031翌週からは2週連続の市内学校公演。パートによっては日によって入れ替えもあった為、リハは物凄い大所帯、こんなに大勢では珍しかったはず。。ティンパニは変わらずだったので1人で。

来週、この時以来の組曲「惑星」を演奏しますが、音教では、これまでも何度も演奏してきた、編曲版の木星(惑星の中でも大曲の1つ)を演奏します。これがなかなか神経を使います。2人分をほぼ1人で音を出すので、いろいろ、気を遣うし、集中力が必要で。

396495134_1114904666620419_5262023977001 学校からの要望があって、1日2公演(少し時間を短縮して)もありましたが、このメインの「木星」は2回とも演奏するので、毎度、気合いを入れ直し。ティンパニとトランペットの1番は、毎日2回の正念場という(ラッパはいつもお見事でした)

396361231_1114904493287103_5802068456298合唱や、指揮者体験コーナーなども復活し、コロナ以前の環境を少し取り戻せたかな、と感じる現場でした。

Img_61866301 合間の週末には、先日も福祉コンサートで向かったセンチュリーホールへ。数年ぶりの全日本吹奏楽コンクールの審査員を仰せつかっていました。朝9時から、全国津々浦々から名古屋に集まった凄い演奏ばかりする中学生に、賞をつけなければならないという難儀なお仕事(決して文句ではありませんよ(^^;))規約に則って、相対評価しなければいけない辛さ。ただ、それがコンクールというものですから。。

 ここでは例の如く、個別の団体のコメントは控えます(が恐ろしいもので、それぞれの団体を指導している知り合いからは、連絡が来たりします。変なコメント書いてなかったかな)が、ある学校は、指揮者の先生が、それはそれはシンプルに、一見軽く指揮をされていたのですが、それぞれの楽器から出てくる音は鮮やかでスッキリしていて、非常に好印象でした(ということは逆も然り)また、ある学校のティンパニスト女子は、見事なバチ捌きで、竹マレットの扱いが、音大生顔負け(少なくとも僕が大学生の時より上手い)でした。そして、僕が午前と午後(それぞれ15団体ずつ聞いて、別で審査)で、「この演奏が一番ぐっと来た!」と思った学校は、どちらも銀賞(審査員の過半数が金賞に相当しない採点)でした。。そんなこともあります、だから皆さん、審査に一喜一憂し過ぎないよう。。30団体聴いて、お尻がリアルに痛かったですが、耳福でした。

 

 この週末は大阪へ。弾丸で、僕の祖母に会いに。

近くに、僕が生まれた家(転勤族だったので、8歳まで)も、まだあるかなーと思って向かったら、建物も無くなっていて更地になっていましたorz..

Img_62446300兄弟3人がお宮参りした神社は残ってました。19年にリサイタルした豊中市民芸術センターの傍。

Img_62736302ひ孫との初対面。2人とも終始ご機嫌でした。色々語りたいことはあるけど、語ったら泣いちゃうな。いい思い出になったし、また逢いにいくよお婆ちゃん。

Img_62246303_20231031023001というわけで娘の応援をうけつつ(そろそろ顔出し写真の多さを奥さんから叱られる)、今週末は、ジョエルと並んで「惑星」です。2ndティンパニ演奏は、2009年以来、リベンジ。

 

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2023年10月14日 (土)

落ちついて・・な

いんですね、これが。

実は長年お借りしていた楽器庫をお返しすることになり、念願の()全ての楽器と一緒に住むことになりました。

その為には名古屋市からは離れないと住めないかなあと思っていたのですが)奇跡的に全部楽器が納まる家と出会うことができ、自身の引っ越しだけではなく、楽器たちの事も考えていた数ヶ月でした(現在、進行形、まだ全ての片付け、移動は終わりきっていないのですが)教え子たちに手伝ってもらい、丸2日かけて、移動と、とりあえずの整理を。

D_20231014022201 こちら、まだ移動しただけの状態・・いつか、すっきりした写真が撮れたらまた載せようかなと思います、未だカオスなので。。

 

前回の更新後、バッハのロ短調ミサ(なんと名フィルでは初演だったそうです、個人的には2回目)、子ども名曲コンサートと、充実した本番が続いてました。

F6ogmqsbaaalcbs バッハではシン首席(先日、ついにシン・ウルトラマン視聴、シン・ゴジラ並みに面白かったです。but仮面ライダーは微妙で、途中でフェードアウト)のトランペット奏者、井葉野氏の超絶ハイトーンの安定感に惚れました。今後も楽しみ。セクションでのアンサンブルもBravi

子ども名曲~では、久々のシェヘラザードの小太鼓やマ・メール・ロアの鍵盤(どちらも定番のオーケストラスタディ)が待ってた為、準備していたのですが、それに加えて、小出稚子さんの新曲が、まさかの「フロント・パーカッション(指揮者の隣)」で楽譜が出来上がってきており、目が点(確かに曲を作る以前から、楽器の相談は受けており、僕も調子にのってカエルギロを購入し、「ギロなら、手作りのやら、カエルのやら、こんな(スティック)のもありますよー」とか動画を送ったりしていたのですが)まさか、ここまでとは思っておらず。。

F6ord4kbiaan70c バッハの空き時間にもカエルと過ごすように・・

381567611_1090945985682954_8197089631897  過去2回に予定が重なってしまっていた僕は子ども名曲デビュー公演となり、周りにも宣伝したのですが、他のオケ公演なども多く、満席のお客さん、とまではならず・・それでも

F6rq75aacaazicm 381584806_1090946012349618_5268563246777 体験コーナーを急遽設置してもらったり、そこそこ賑わった中で終えることが出来て、感謝です。

381507058_1090945949016291_5155691535091 その昔、菅原先生が、東京文化会館で武満「カシオペア」を演奏された際、「客席からタンバリンを振りながら登場した」逸話を伺ってましたが、僕は興味深そうに上の階からも覗き込む子ども達相手に、ギロを「ギーーッロギ――ロ!(船を漕ぐようなイメージで、と作曲者からリクエストが笑)としながら登場する人生でした(^^;)再演の際には全暗譜だな。

 アンコールにもまさかのオケスタ定番のワルツが待っていて、予定より疲れた(^^;)

Ddd その後は夢いっぱいの特等席コンサート、こちらは未就学児も入場可、ということで、約3ヶ月の我が子は早速デビューしました(この不安げな表情!最初の前奏曲以外はスヤスヤしていたとのこと)次は何年後に子ども巡回→子ども名曲コンサートかな・・・

 

 いなべ公演はお休みを頂いており、連合愛知主催の演奏会(結果、closedに近い形だったようで、お知らせできず失礼しました)では久々のSW組曲を演奏してからの、10月定期(本当は本番前に更新したかったのですが、間に合わず、初日終了・・)です。

 

このプログラムもコロナ以前から候補に挙がっていたもので、乗り番が打楽器側に決定済、メインの「海」

Dds 僕はグロッケンと銅鑼のつもり(HPにもそう掲載して)リハーサルに向かったら、グロッケンの他に鍵盤打楽器が2台並んでいるではありませんか・・1台はチェレスタ、もう1台は「ジュ・ドゥ・タンブレ」と呼ばれる、いわゆる「鍵盤グロッケン」もしや、と思いステマネに確認したところ、今回の指揮者は通常のグロッケンではなく、ジュ~を希望とのこと・・・え、先に言ってよ、企画担当・・ということで、グロッケンと銅鑼を演奏するつもりでリハに向かったら担当楽器が減ったという(まだ、エキストラの方にお願いしていなかっただけ幸いか)しかもリハの途中でジュ~からチェレスタに変わったとのこと。はあ。

 指揮&オーボエは19年に登場以来のホリガ―氏。GPで彼の吹き振りを聴いてましたが、84歳とは思えぬ演奏に(とあるオーボエ奏者は30年前に聴いてた彼のCDそのものだと言ってました)超越した人、という感じでした。俗世の感覚とは違う、藤井君のようなものでしょうか、、出番は減ってしまいましたが、一生懸命銅鑼(と前の曲ではクロテイル&鉄板)を演奏してきました。音の単価が高い日だったな。明日も頑張った後は、2週間、市内音楽鑑賞教室が続きます(月末には名古屋豊橋で講習会も行います、何卒。)

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2023年9月13日 (水)

元気に過ごしていますが

 毎日があっという間に過ぎてしまい、なかなか色々が整理整頓でききれないまま、気づけば9月も半ば。高校に続き大学も始まってしまいました・・

 

357719370_1034462871331266_8790254279673 7月の定期は、無事終了(かなり、昔に感じる)カニサレス氏のテクニックを伴った抒情的な演奏に、舞台上で感動していました。「滅多に(2曲も)アンコールをやらない」と奥さんが述べてたそうですが、名古屋のお客さんの拍手が情熱的だったせいでしょうか。 

 あと7月はOKAYAチャリティのみ業務(中原さんの成長著しい)、合間にアマチュアの方と合同で協奏曲のみを演奏するという珍しい本番(こちらも若いソリスト2人)で持ち込み楽器で演奏。 

 その後は、子育て&久々に吹奏楽の夏、コンクールの夏って感じでした(まだ秋まで続きます)

 有観客に戻り、賑わっている会場で良いんですが、いわゆるコロナ前までは浸透していた「マナー」も飛んでしまっている感もあり。。演奏中に入場してくる人や、開演前には「無断の録音、録画はやめてね」のアナウンスは勿論していても、大体のお客さんは自分の知り合いの演奏が終わったら出てしまうので、最初のアナウンスを聞いているのは、最初にいた関係者のみ・・かといって毎回は言えないですしね・・表彰式には参加していませんでしたが、ネットで結果発表ではなく、会場でその場での結果発表は大いに盛り上がったようです。 

 

F2mubfsbmaean9k その後も同僚のリサイタルに向かったり(その後の「名フィルの日」には出られず、チラシでのみ参加) 先日は、5年ぶりに神戸に向かってました。 

F3uyl85bkaa6o0t 神戸の松方音楽賞を決める審査員に呼んで頂いて2回目、今回も若者のソロを1日聴き(参加者が以前より少なめ、だったのが残念)予選が前回より早く終わったので、中谷、吉原両先生方と例年なら親睦を深めに出かけるところだったのですが、SNSをチェックしていたら、ビート・ジャックの公演日ではありませんか。以前から気になっていながら、なかなか拝聴する機会が無かったので、これは!と思い、ご両人にご挨拶してから伊丹へ。。 

 F3uyl9naiaawemg 伊丹空港(現大阪国際空港)で飛行機を見ていたのは6,7歳までだから、かなり久々にこの地に(その頃は豊中側から来ていたので、地理的には逆でしたが)立派なホールでした。 

F3uyl8kauaaxfdr 会場に着いたら、宝塚歌劇場に就職したドラマーに遭遇、一緒に着席して舞台を見てビックリ。譜面台がない・・。全曲オリジナルの曲で新曲も多いようですが、え、2時間全部・・?演奏会が始まり、「バンリマン・ラムガ」からスタート(タイトルは逆から読めば)凝ったパフォーマンスだろうなという予想はしていましたが、全曲通して、一筋縄ではいかない凝りようが予想以上で、流石の関西人の集まり!でした。サービス精神満載で、「来て下さった人達を絶対満足させる、そして自分達も誰よりも楽しむ」を地でいっている人達。ただ、同じように活動している身からしては勇気と感動をもらうと共に、「一体、どれだけの人生の時間をこの活動に各々が費やしているんだろう・・・」という驚異を感じ、終演後ロビーに出たら、まだ音が聞こえる・・なんとお見送りでまだ演奏していて(誰よりも元気)、そのつもりは全くなかったのですが、気付けばメンバーの安永早絵子さん(なにわOW3年間ご一緒しました)とハグして泣いていました(笑) 

 僕(ら)は職業演奏家ですから、「プロ」としての矜持が必要だと思うし、そのクオリティを向上、保つ為の準備を怠ってはいけないですが、そこの感覚とは別で、純粋な喜び、楽しみの為に、追求していく感覚を、常に持ち続けていたいと、改めて感じられた、稀有な体験でした、感謝。冬に開催予定の「くぼった~」も頑張らないと。 

Thumbnail_img_1686 翌日に本選。今回は審査員と本選出場者全員で写真も撮れました。若者(ハザマの人もいる?)達の今後の活躍に期待して!

Thumbnail_img_2741 本来は「お宮参り」なるものが生まれて1ヶ月過ぎたら行く予定だったのですが、本人とその周辺にコロナが出てしまい(幸い大事には至りませんでした)予定は秋に延期・・その期間は僕も帰省を控えて引っ越しの準備をして、お盆明けの業務も始まり・・と慌ただしく過ごしていました。373510962_1073729697404583_5166252413475 8月末には1年ぶりのコバケンスペシャルで、名古屋出身の西村ゲストコンマスにも久々再会。今年は都内のオケにもゲストで出演だそうで、益々精力的に(兵士~が懐かしい)本番は盛り上がって終了。個人的には朝に引っ越しを終えてきた(8年弱住んだマンションとお別れ、少ーし南下した場所へ)ので、滋養強壮剤でドーピングして臨みました・・

本当はこの演奏会前にティンパニの皮を張り替える予定だったのですが、先輩からの緊急連絡を受け、松本に赴いていたこともあり、1週間ずらしました(コロナの状況によっては、代奏の可能性ありだったんですが、結論として出動要請なし(しばはらセーフ!良かったね)。

372002097_2070225823321533_8409307334431 折角なので、いらっしゃった打楽器セクションの方と近況報告をして、上田→名古屋→松本→名古屋を1日で720km持って駆けつけた燕尾を着ての撮影。

 

 9月最初の演奏会も、毎年恒例となっている「ふれあいファンファン」今年も前半にチャイ5全楽章、後半はヴェルディのレクイエムやナブッコからの合唱付き抜粋など、盛り沢山の内容(の上にスペシャルゲストにピアノの清塚氏も来るという)を終えてから、長野まで2人を迎えに行って、ようやくわが子と一緒に住める生活へ。

 そんな中でやってきた9月定期は「名誉」音楽監督となって初めての小泉さんの指揮でラフマニノフとプロコフィエフ。ラフマニノフは数年前の市民名曲でも彼と演奏した協奏曲の2番、プロコフィエフは以前は交響曲の7番を演奏しましたが、今回は5番(僕は曲として初体験でした)

376763232_1080236840087202_6074194671716 肩書きが変われど、勿論いつものスタイルで(リハから)、いい意味で「相変わらず」で、こちらの演奏会もお客さんが沢山。程良い緊張感の中で終えることができました。8月から続いた全乗りもこれにてひとまず終了、1つ休んで次は久々のBachから出番です。

F4od1w_bmaac56k 1人で住んでいるうちに、映画も観に行ったり(SLAM DUNK、やはり青春の1つだったなあと)、演奏会も幾つも行きました。が、今後はそういうインプットではなく、

Thumbnail_img_5890 この子からのインプットが増えそうだな・・毎日、お風呂に入れることが、こんなに満ち足りた気分にしてくれるとは。新たな人生のページを開いてくれました。継続と変化、しっかりしていけますように。まずはこの生活ペースに慣れるところから、ですね。

 バッハより、ポイズンを流す方が寝てくれる子ですが・・

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2023年7月 7日 (金)

誰かの願いが叶うころ

6月が無事に終わりました(梅雨は暫く残りつつも、猛暑日が増えてきましたね)

17日のACOは楽しく終演。本番を聴きに来てくれた方々(思いの外、関係者が一杯)から頂いた感想としては「マルタンも良かったが、メンデルスゾーンが良かった(凄かった)」と(^^;)先述の通り、ある意味、鼻高々でした。本番は、まあベストは尽くせたかと(まだ音源などで確認はしてませんが・・)

 翌週は、文化庁週間開始、僕は計7日間参加(予定が、結果5)で、まずは一週目、北は飯田から、蒲郡、豊明なども向かいました。蒲郡では、地元にお住まいの大学の大先輩(名古屋に来て14年、ようやくお逢いできた)の女性が、本番聴かれていると終演後まで知らず・・児童とのBelieve合唱とか、いつもの如く一緒に歌ってたけど、大丈夫だったかな(^^;)

 飯田に向かう際も、合間に更に北上して、上田に向かっていました。妻の予定日が近く(里帰り出産)・・一時は6月上旬?という兆候もあったのですが、そこから落ち着き、結果として予定日まで大きな音沙汰がなく&予定日付近のみ予定を空けていた愚かなワタクシメは、「ほらー、お腹から出てくる時間だよー」と一生懸命呼び掛けるも大した反応はなく()なくなく名古屋に戻るも、担当医の意向で、翌々日に出てくることが決定…本来は出番の予定でしたが、エキストラの方の都合もなんとかなるということで、セクションの了承を得て、また翌日に上田へ。

Thumbnail_img_5011 半日弱、紆余曲折ありましたが、なんとか産まれてくる瞬間に立ち会わせてもらうことが出来ました。赤ん坊はお腹から外に出た瞬間に泣くものだと思い込んでいた僕は、出てきて暫く泣かない瞬間に、焦ってしまい、赤ちゃんが泣いた瞬間に、こちらも泣きました。。ビデオもカバンに入ってたけど、7時間1度も出す余裕がなかったな・・

 

Thumbnail_img_5021 子どもがやってくるまで、苦労しない家庭もあれば、いつまで願ってもなかなか来てくれない事実があることを、身を以て体験していれば、手放しで誰にでもご報告とはいかない世の中で。それでも心から喜んでくれそうな方々には個別でご連絡しました(出来ていない方々ごめんなさい)、かけがえのない宝物を世に送り出してくれた、奥さんに感謝。

 

 その赤子の顔を見た2時間後には、運転して名古屋に戻り、翌日からACOの定期のリハ。曲が、(よりによって)ベルクのVn協奏曲という・・・ソリストの石上さんはお噂ばかりで初対面。指揮者の小林さんも実は大学の先輩というつながり。後半のバロックティンパニも活躍プログラム。

Thumbnail_img_5197 本番を終え、翌日に審査員を終えて、上田に戻ると、無事退院していて、5日ぶりに対面。産まれて2時間でも、「昨日からこの世にいました」みたいな顔をしてた子ですが、、更にどんどん人間らしくなるのを、2日だけ堪能し()、今週は定期のリハです。

 

 メインはラフマニノフの交響曲3番。以前、ブラビンズ氏と演奏した、冒頭の印象は今でもよく覚えています(今回もイギリス人指揮者だなあ)スペイン狂詩曲は、名フィルも僕が入団してからやっていないし、個人的にも20年弱ご無沙汰している曲。ソリストとして登場するカニサレス氏自身の曲は日本初演ですが、スパニッシュギターの良いところが散りばめられている印象。

Img_5190 この演奏会が終わっても、一週間は上田に向かえず・・便利な世の中で毎日、動画や写真が見れるのは嬉しい反面、寂しさも募りますね(まあ、実はあと1ヶ月以上続くのですが)

「この子の為ならどんな苦労も厭わない」と思える気持ちが、かつて自分に向けられていたと思うと、親への感謝の念が絶えません。父親、一年目、頑張ります。

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2023年6月16日 (金)

マルタン&自慢の同期

6月は演奏機会が少なめ(7、8月もそうなのですが、HP更新しました)で、色々準備する時間(プライベートでバタバタと)に充てられたのはありがたや。人生の岐路となる月の予定です。

月頭のゲーム音楽(皆さん、TARは観ましたか 笑)の次の本番は、こちらです。

Aco58_page0001 この愛知室内オーケストラのコンチェルタンテシリーズ、今回取り上げるのはMartin, Mozart, Mendelssohn(全員Mですね)で、1曲目のマルタンは一応ソリストの一人に載せて頂いております(ソロは出てくるのですが、厳密にソリスト、かは微妙な立ち位置)なかなか演奏されない曲ですが(僕は実演で聴いたことがあるのは紀尾井シンフォニエッタで1度のみ)、ティンパニのフレーズが

Pg1 Pg オケスタ(オーケストラスタディ、の略)集の1ページに出てくることもあり、界隈では有名な曲。初体験です、ありがたや。

To be honest(これ試験に出ます)、まるまる1曲演奏する機会でもないと、他のところまで勉強が行き届かない曲もあり(不真面目ですみません)。オケスタの箇所のみを勉強しても、全容解明までは至らずの曲が未だ数多くあります。今回の曲は、著作権フリーでないので、パート譜自体も手に入れにくい(言い訳)。感想はというと、噛めば噛むほど味が出る曲、ってところです(ただ、初めて聴くお客さんの耳にどこまで残るかは謎)バルトークもそうですが、マルタンも12音技法は使っていなくとも、調性感の中で、様々な音を散りばめていて(2楽章の減5度の使い方が個人的には好み)、チーズが調性音楽だとすると、ブルーチーズ的な響きがあちこちから・・という感じです。全楽章通じて、リズムの一貫性も面白いと思います。

 wikiによると、オランダに住んでいた時期に書かれた曲ということもあり、41v8tcntf1l_ac_ コンセルトヘボウの音源(若かりしマリナスの演奏♪)を聴いたり、スイスロマンドの映像(ティンパニ、たまに間違ってるけど、音色が良い)やSKOの映像(こちらは恐らく違法アップロード・・完成度は抜群)なども参考にしましたが、小澤さんはこの曲が持ち曲だったようで、恐らく前回、名古屋で演奏したのは1978年のこの時以来かと。

Afモーツァルトは降り番なのですが、トリを飾るメンデルスゾーンのソリストは、2人とも大学の同期。津田君は名フィルにもソリストで来てくれたことがあるので、伴奏したことはありますが、白井大先生とは、オケの伴奏としては初めてのはず。

Se あれから、1年。同期で献杯(もうちょっと笑顔のつもりが・・)。こうやって年を重ねていくわけですなー依田氏、天井の辺りから聴いていてくれるかな!

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2023年6月 3日 (土)

インプット

気付けばもう6月。昨日と今日は、明日の「原神」コンサートの為のリハでした(なんと明日は本番2時間半弱で2回本番)

Thumbnail_img_4562 5月の定期は、予想を上回る反響のうちに終えることとなりました。色んな要因が良い方向に動いたらしく、定期初日には当日券の販売数が過去最大で、急遽完売。2日目は元から人気だったこともあり、やはり完売。曲の盛り上がりもあり、ボレロの後の拍手は凄い音圧でした。大勢のご来場、感謝です。

Thumbnail_img_4587円形配置の舞台上で、今回の打楽器エキストラの方々とマエストロと。マエストロとはこれで共演ラストかな?お疲れさまでした!

 Thumbnail_img_4610 翌週も本番はありました(10年ぶりくらいにブリテン作曲4つの海の間奏曲演奏しました)が、この週は映画鑑賞週間、まず業界で話題の「TAR」を観に。2時間40分に及ぶ映画、前半は僕はそこまで退屈では無かったけど、、クラシック(オケ?)業界にそこまで明るくない人にはどうなんでしょう。主に使用される楽曲がマーラーの5番(4月の定期でやったばかり)だったこともあり、僕は存分に楽しめる映画でした。

Thumbnail_img_4613 業界あるある&ありそう、を散りばめた作品。衝撃的な最後のシーンと、今やってる本番がシンクロしちゃって(^^;)

 別で、コチラも観にいきました。原作は読んだことがありませんが、こちらも異例のロングラン上映、観に行った映画館では「演奏シーンの後の歓声や拍手歓迎!」というところでしたが、してる人はおらず(^^;)こちらは是非、若者に観てほしいと思うシーンが多かったです(が、ドラムは気合いと根性だけで、あそこまでいけるのかは少し疑問)

  オービックスペシャルもめでたく完売!コロナが5類に変わってもウィルスの感染力は弱まらない、と頭では理解しているつもりでも、世の中はこれまでの抑圧された生活から解き放たれた感あり、お客様の来場者数の戻りはその辺りにあるのではないかとのこと。

348970592_6553887227957202_5060602610858 ソリストは急遽前日に決まった金子氏でしたが、コバケン先生との録音もあるというチャイコンを難なく演奏した後の、仔犬のワルツはギネス記録の速さで()それでも2時間強の本番。メインの「運命」もなかなかの気合いの入りようで。

Thumbnail_img_4702 前日にオケの有志で事務局山元さんの送別会(そして4月から就任している森岡くんの歓迎会)を。同じ場所で10年ぶりに漫才やったなあ・・・

Thumbnail_thumbnail_img_4696 同期でお別れメッセージも。

Fxswb4iagayzgyy レッスンを淡々と行いつつ、6月の文化庁公演の前のワークショップにも2日参加しました。現地の楽器を基本的にはお借りするのですが、時間内で、どれだけ打楽器のメンテナンスできるかも、勝手に課している使命(^^;)既に合唱、ボディパーカッションまでしっかり練習してくれている学校もあり、本公演が楽しみです。

 4月に続き、5月も楽譜を頭にインプット、うまく出来てるといいのですが・・・

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2023年5月12日 (金)

5月前半戦

 5月は定期の前に振り返ることができました(ちなみに6月定期は降り番なのです、どこで更新しようかな)

 ちょうど月曜日から始まった5月、飯田のオケ友音楽祭のリハーサルもあったのですが、その日は午前中に、先に「にこにこコンサート」の合わせ。2月にサロンコンサートを行った際、ミヨーを「飯田の『にこにこ』にも行けそうな曲だねー」と事務局サイドから言って頂いたので、それならばと

18278794_1308553122526737_30562739258363 サックスの堀江さんにもお声がけして(過去2回、にこにこには一緒に出てもらっています、画像は7年前!そんな堀江さんは飯田の音楽祭、コロナオンラインを除いて皆勤賞だそう・・)ピアノの江川さんと今年はトリオで出演させて頂くことに。お2人ともオケ側のリハにも乗っていたので、そのまま午後まで。

 Thumbnail_img_4454 翌火曜日には、午後まで大学でレッスンをした後、my carにて飯田まで移動。早速初日に焼肉で気合いを入れて(飯田は市民1人辺りの肉の消費量が多いことで有名な町、なんとこんな自販機まで)水曜からの吹奏楽クリニックに備えました。

 何年かぶりの事前クリニック参加、いつも最初に会う時は「僕はー飯田じゃなくてー上田に高校生の頃は住んでいてー」から始めますが、大体は薄い反応、、何故なら上田と飯田は同じ長野県ですが、片道2時間弱かかる(なんなら名古屋の方が少し近いのではないか)ので、何か縁がないと行かないのですよね・・まあ話はほどほどに、午前は中学生、午後は高校生のパートと合奏を見て、

Thumbnail_img_4439 終えたら、こちらの作業を!

そう、前回書いたように、先月末に破いてしまった皮の張り替え作業。空き時間にできるよう、道具一式をトラックに積んできてもらいました。

Thumbnail_img_4438 破けた皮を枠から剥がし(今回はロープで固定している太鼓だったので、まず枠を取り外すのに一苦労・・勉強になりました)、以前ティンパニに張っていた皮(ティンパニは皮の端しか使用しないので、大きい径のティンパニ程、全く使っていない場所の面積が広くなり、それを径の小さな太鼓、タンバリンや小太鼓などに再利用することが多いです)を少し大きめに見積もりカットし(巻き代の予想、これが重要、大きすぎてもダメだけど、小さすぎるともっとダメ)、水に浸し、皮が伸びたところで、クリップで固定しながら、木の枠に巻き付けていきます。巻けたら、今度は外枠に嵌めて、太鼓に戻し・・何事も経験値がものを言いますが、この作業はまさにそう。今回は、初めてのロープで固定している太鼓だったので、上手く張れているか、かなりドキドキだったのですが(破けていない側の皮の張りや、当日の湿度なども影響するので)運も味方してくれたようで、今回は成功!!次に音を出すときが楽しみです。

翌日は吹奏楽の本番。管楽器は、講師も入っていわゆる倍管で演奏することが基本ですが、打楽器はそれぞれ楽器が違い、大体の担当の楽器は1つずつなので、本番は見てることも多いのですが、今回は参加。演奏会後の講評でも川瀬氏が「本番の若いエネルギーは凄かった」というだけのことあり、練習の成果が出せていたと思います。高校生のマードック~は少し目頭が熱くなりました(歳とるとねー)なかなかコロナ前と同じ懇親会というわけにはいきませんが、終わって飲食無しの労う会も。

342556120_6050678575019386_4584793957402 5日は「にこにこコンサート」の本番、前回までは会館隣の人形劇場という、小さめのステージで行っていたのが、今回は普通にオケがやる方の会場で!既に応募が締め切られ、抽選に漏れた方もいらっしゃるという中での本番でした。ミヨーから吉松隆まで、45分という時間でしたが、楽しんでもらえたかな?アンコールは前回と同じ皆大好きアンパンマンの歌をゴージャスに(ピアノが入ると助かる・・)

Thumbnail_img_4457 この日は午前中で本番が終わった為、一度上田へ帰郷。の前に気になっていたラーメン屋さんによったところ、まさかの1時間待ちでした(が、待った価値のある素朴で美味しいお店でした、お近くに来られる際は是非)帰って、姪っ子たちの誕生日会へ・・

344949165_220675584015670_48697169347369 翌朝、渋滞などもなく飯田に戻り、オケ本体の公演へ。メインは展覧会の絵ですが、なんといってもソリストの中学生トランペット奏者、児玉君のアルチュニアン作曲トランペット協奏曲です!世の中には「天才少年ドラマー」とか「天才ヴァイオリン少女」はこれまでも数多いましたが、トランペットは、あまり聞いたことがなく・・訳あって(うちのメンバーの甥っ子くんでもある)噂は以前から聞いてましたが、目の前で聞いてビックリ。年齢などと関係なく、音楽性が豊か。将来が非常に楽しみです。

アンコールとしての「トランペット吹きの子守歌(MCの中で、休日、と言い間違えたところが唯一、中学生らしかった())」を含めた2曲に満席の客席から惜しみない拍手が。展覧会の絵も、久々、燃えながら大太鼓演奏してきました。飯田と名フィルの関係は特別なので、全体も熱演だったかと。

 

帰って翌日は中部打楽器フェスティバル。こちらも数年ぶりの課題曲講習会を担当。当日は大雨(ほぼ1日中)だったのですが、お客さんは程良くいらしてくださり、クリニックはじめ、演奏会まで盛況でした。ただ・・僕個人としてはポカをやらかし反省(最後の大合奏の時間を勘違いしていて、不在のままに演奏が終わるという・・他の人と重なっているパートだったので、演奏に穴はあいてませんが、関係者の皆さんに大変ご心配をかけました・・打ち上げでも幹事どころか学生にまで弄られる始末。。ちゃんとスケジュールは確認しないとね)

Thumbnail_img_4525 その数年ぶりの打ち上げでは、以前は恒例となっていた各大学による出し物にも気合いが入っており、3大学の個性が感じられました。コロナが日常の平和を再確認させてくれましたね・・無事に生きているから言えることですが。。画像には2人しかいない(笑)来年も盛況にできますよう。

 

というわけで、今週は定期週間。今年度の定期で取り上げる曲としては最大の話題曲「ノモス・ガンマ」を含む、演奏会のタイトルは「継承されざる個性」

346320790_1297834301116459_3971799016988 散々SNS盛り上がってますので、説明は割愛しますが、打楽器奏者としては馴染み深い作曲家、クセナキスが書いたオケ曲。舞台の使い方が特殊なのを利用して、そのままの配置でラヴェルの「ボレロ」までやってしまうということも今回の演奏会の特徴なのですが、

敢えて言うと、前半のプログラムもとんでもない。バルトークの2曲ですが、1曲目の「ルーマニア舞曲」も、吹奏楽やアンサンブルでも馴染みがある「ルーマニア民族舞曲」とは別物の作品で、ハープも2台、打楽器も8人の大編成の曲。

「ヴァイオリン協奏曲第2(初体験で感無量、しかし色々難しい)」も、なかなか普通の演奏会で取り上げない難曲です。後半も大変ですが、個人的には前半の方が大変で、、さっきまで録音聴きながら反省大会でした。

こんな特殊な演奏会(照明を入れる関係もあり、裏方まで含めてまるで音楽祭のような雰囲気)今年度で引退を表明している指揮者ミッキーの置き土産(全国各地で繰り広げているらしい)ですが、今後も語り継がれる2日になるかも?与えられた役回りを全力で。

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2023年4月29日 (土)

2023年度、始動

気付けば4月が終わってしまいます。定期でも市民名曲前にも更新できず、失礼しました・・

Thumbnail_img_4325 指導に向かっている大学の入学式に予定が無かったので、新入生に会いに。昨年は熊本から、今年は山形から・・段々とボーダーレス化しているということでしょうか(いい傾向かと)ようこそ名音大へ!

 翌日から4月の定期のリハ。昨年夏に東海市で演奏したマーラー5番とハイドン。ティンパニパートは、2016年にブラビンズと演奏して以来なので、6年ぶり・・23楽章に関しては、かなり勉強しなおし。。一生勉強、できるのも有難いことです。

 340472858_1193556164654058_4224161976012 新監督の就任ということもあり、温かいお客様の拍手を受け、終演。楽員からも拍手喝采だった弦のトランペットは2日ともBravo!!でした。Hr安土さんといい、底知れぬ安定感、我がオケの宝です。

終演後のお見送りを再開しているオケもありますが、名フィルはまだ様子見だそうで。今年は8月にマーラーの1(こちらはカワケンならぬコバケン)もあるので、そちらも頑張らないと。来年も・・?

 翌週は毎年恒例のウィーンのプレイヤーとの合同オケがあったのですが、ブルックナーの4番のみとなってしまい、ミヒャエルとは逢えず・・3ヶ月前に偶然、神戸のホテルで会ったのですが(^^;)その週末はCBC国際音楽祭のオープニング、若手のソリスト2人との協演(完売!)。前半のソリストの人気が高いのは知っていましたが(その影響か)後半で、席がポツポツ空いていて、うーん・・と思いつつ、始まった金川さんの演奏が、本当に素晴らしく、前半で帰られた方々は惜しいことしたなと。

 翌週も2つの本番がありましたが、週末はジョエルに任せて、前半のみ。今月2日ぶり2回目となる()パガニーニ狂詩曲と、結構久々に演奏するイタリア奇想曲と。両方聴きに来られた方がいたなら、同じオケでも「指揮者とソリストが違えば、こう違うのか」と目の当たりにできるチャンスでした(^^;)週末は上田に帰省。姪っ子たちが懐いてくれるのはいつまでか・・

342991994_938087597336178_18649800548117 そして最終週には、市民名曲シリーズ。2月にサロンコンサートをやった時に宣伝もしたのですが、結構楽しみにしていたプログラムでした。本来は2年前の5月にボレロなどをやる際にいらっしゃるはずだったフランス人の指揮者、カサドシュさんとの初共演。予定されていた「道化師の朝の歌」が変更になってしまったのは至極残念でしたが、一番楽しみにしていたミヨーの「屋根の上の牛」が演奏できて、満足でした(いつか「世界の創造」も・・)珍しいと思っていたら、来月にはまたACOが取り上げるという(こちらも聴き比べのチャンスです!)

 長らく演奏していなかった「ラ・ヴァルス」も、丁度レッスンでワルツを取り上げていた高校生も聴きに来れたので、参考になったかなー。とにかく御年86(今年87)のカサドシュ氏がお元気で、口三味線も凄いし、僕に指揮棒でテンポ通りリズムを示してくるし(お話してみたら、昔ドラマーだったとのこと。どおりで)古き良き、窮屈でない音楽を体感できて、充実した本番でした。ラヴェルのPf協は、今季もう1回、弾き振り(バーンスタインの十八番でしたね)もあるので、楽しみ。

Thumbnail_img_4387 奥の楽器は、本番デビュー、手前の楽器はアンコールで、とどめを刺してしまったのでした・・来月使うので張り替えしないと。。

 そんな4月も明日で終了。なかなかまだ告知しにくい本番もあるのですが、今年度も前半(のはHPのスケジュールに挙げてます)と後半(2月にKubotta)にファイト一発(最近CM見ない)な演奏会が控えているので、、頑張ります。

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2023年4月 1日 (土)

出会いと別れ

 3月の後半はしらかわエキスプレスの演奏、翌日の名古屋大谷高校のゲスト出演を以て、演奏仕事が終了し(市民名曲シリーズは降り番)、もっぱら片付けたり、予習したり、映画鑑賞(ダンサーインザダーク、アバターからのウェイ・オブ・ウォーターは映画館で、オールド・ボーイ、テスラ、バードマン)したり

バードマン~は、以前に観ていたはずなのに、半分以上ストーリーを忘れていました・・恥

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印象に残った(身につまされる)セリフを紹介します。以前、「バードマン」というアクション映画で一世風靡したのち落ち目の俳優が、NYの劇場を借りて、NYの劇場評論家のボスからの痛烈なセリフ(しかも本公演前夜)。どこかでも言われたことありそうな文章・・気のせいか。ちょうどこれを見ていた辺りに、萱谷先輩とも「プロの演奏家とは?」という話をしていたので、タイムリー(身につまされる)

結末が気になる方は是非レンタルを、いつぞやのアカデミー作品賞だったはず。

16 受験シーズンも終了。今年も無事に2人受かり、また「落ちない小太鼓」に加えて「落ちないマレット」も生み出してしまいました・・・こちらの小太鼓、名フィルでもよく登場するのですが、先日、他で使っているのを聴いても、やっぱりいい感じ(特に吹奏楽)。しかし、もはや廃番になったためカタログには載らず。。伝説へ、、大事に使わないと。

 演奏会にも幾つか伺いました。

803d36214141cf884a467dda767b608c このスター・クラシックス事業の開始時期から案内は頂いていたのですが、第3期には遂に打楽器関係がノミネートされ、今回はそれぞれ協奏曲を演奏されるということで。映像収録まである豪華なステージで、5名ずつのソリストが、しらかわホールで演奏(僕は2日目のみ向かいました)聴き馴染みのあるJolivetと、初めましてのBennettと(しかも日本初演どころか愛知初演でもなかったとのこと、知らなんだ)打楽器2人とは別々に話せて、名古屋の打楽器界も明るい?

24 数日前には、滋賀県に向かいました。こちらは大阪でのリサイタルの時に20年ぶりにお会いした大学時代の副科ピアノの児嶋先生と、中谷さん、演奏会にもいらしてくださった稲垣さん、初めましての宮本さんのアンサンブルによる演奏会。最初に演奏された若林さんの作品から、打楽器とピアノのいいとこ取りの「アダルトな」曲目と、演奏。バルトークは勿論楽しみでしたが、「白と黒で」は、名前のみ知っていて実演は初めて聴きました。児嶋先生に同じドビュッシー作曲「アラベスク」をビクビクしながら持って行ってたのを思い出しながら、(フレッシュな演奏を聴いたあとなので余計に)演奏家として年齢を重ねていく色々なことを、考えて聴きました。演奏家はアスリート的な面もありますが、バードマンのように俳優的な面もあり、なにを以て「全盛期」とするか。やはり大事なのは「日々精進」ですかね。僕も70歳になった時に法螺貝吹きながら演奏できるかな・・・打ち上げにも終電までの間、参加させて頂き、マズアのお話や、長居公園に見えるライトアップの話(地元話)で盛り上がって、無事に名古屋まで。

 

 時を同じくして、悲しい別れがありました。実家で飼っていたシンゴ君が、空に旅立ったと。

 15 14 暫く前から、具合は良くなかったのですが、それでも少しは散歩にいったり、僕の前ではそんなに辛そうにしてない感じだったのですが・・危篤の連絡を受けて、夜には。

 2010年にうちに来てから13年、23 途中からモモちゃんも来て(残念ながら夫婦にはならず?別で寝てました)実家に帰ると賑やかで楽しかったのですが、いつかは別れが来るにしろ、予想より早くて、残念。昔の画像見てたら泣けてくるー

13_20230401175701  出会いの為の必然の別れか・・・今までありがとう、またね。

 

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