2024年12月 6日 (金)

事後報告サロンコンサート

になってしまいました。。

 11月4週目はこちらのコンサートから。数年に一度共演していますが、今年も林光作品や、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」から抜粋もあるなど、凝っていました。終演は2時間20分強と長丁場でしたが・・

Img_9961 週の真ん中には、今年度最後の文化庁公演(名古屋市内)ワークショップに引き続き、元気な歌声とボディパを披露してくれました。

Img_9964 週の最後には、お初の企画「ドーナツコンサート」昨年度の定期で異様な盛り上がりを見せた、奏者が指揮者をぐるっと囲む円形配置でのコンサートを、室内競技場でやってみようというもの。SNSでの宣伝も功を奏して、当日は1,000名弱のお客様が、オケをぐるっと囲む形で、床(座布団やパイプ椅子あり)やアリーナから自由に見れる(途中で移動して聴くのも可)という演奏会。指揮者兼MCの松井氏が「どうぞ、途中で席を変わってもらっても構いません!」とアナウンスしていたものの、見てる限りでは殆どの人が座ってそのまま聴かれてたような?

Img_9962 しかし、ボディパーカッションとラジオ体操は大盛り上がりでした!お客さんのほぼ全員が参加していたようで、数分のレクチャーしかしなかったボディパも、あんなにやってもらえるとはビックリ!

Img_9963 ボレロの前にはプロヴァンス太鼓と練り歩く役も引き受けましたが、ハーメルンの笛吹きのような列にはならずに残念(^^;)ボレロも一応無事に終わった感。

実は次の仕事もボレロを含む依頼演奏会でしたが、こちらは小太鼓はジョエルが担当。指揮者からの突然の配置転換(しかもGP含めて2回も。。)にもなんなく対応していて流石。あとは、ソリストが素晴らしかった・・・再登場の際にはベートーヴェンの3番とかスクリャービンとか弾いてほしいなあと。

 

ここで、2ヶ月の連続稼働に終止符を打ち、月末は身内の結婚式へ。

Img_9870 おめかしして、あら可愛い。

Img_9915 こちらは、式の最中も結構抱っこ(結構泣かれた)に付き合い、帰りのバスで疲れて寝ている40代・・まあそれでも晴天に恵まれ、皆に祝福され無事に終えられて、良い式でした。

 

Img_9965 そして、帰名後、間もなくして迎えたこちらの本番。全然宣伝している余裕もなく・・

Image_20241206022901 事の発端は、こちらのコンサート。初めての大曲に消化不良だった僕は、「リベンジしたい」と思っていたので、今回の機会にピアノ伴奏版で(ただでさえ弦楽合奏で何人もで弾くのも難しいのを、1人で担当してくれた福井さんに感謝を)もう一度、と臨みました。

一緒に何を演奏するか迷った結果、同じ三善先生の作品を先日のパーカッションフェスティバルで手に入れたので、そちらと、もう1曲と思った時に、最近チェロ組曲のレパートリー拡大を行っていないことに気付き(4番を全曲弾いたのは2016)この機会に嫌厭していた5番にチャレンジしてみるかーと思い立ったのが10月・・・  

まず、三善先生の2本マレットの曲が、これまたとても弾きにくい(←賛辞です)今後、この本を世の中にどんどん勧めていく予定(この曲を若いうちにレパートリーにしておくと、必ず良いことがあると思う)

そしてバッハ。ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、5番は色々特殊なのです。なんてったって、元の楽譜を見てそのままでは音が違っている、こういう理由で。なので、普通に見て読める楽譜を探し、その上でアーティキュレーションや、楽譜のミスがないかなどをチェックしなければならず、しかも一般的にはチェロ組曲は番号が進むにつれ難易度が上がると言われているので、まだ6番に手を出していない僕には5番が一番難しい。。

Thumbnail_img_2976 Thumbnail_img_2982 以前からお世話になっている鈴木秀美さんの解説付き楽譜を夜な夜な眺め、憂鬱になりながら、こんな感じで娘の積み木を立てて現実逃避する毎日を過ごし(--;)

 一度やったはずの協奏曲も、やはり詰めが甘く、身体にそこまで残っておらず、ピアノとの合わせでは、聴こえてくる音に四苦八苦。

そして本番当日。午前が空いた為、最後のあがきをプラザで目論んでいたら、妻の体調不良に伴い、娘の予防接種を担当することに。いつもなら、予約時間に向かって20分以内には帰宅できるはずが、今日に限って、まさかの1時間待ち!その後も定期のリハがあったわけですが、予想よりかなりみっちりリハがあり(普段なかなか演奏しない曲を含むプログラムなのもあって)、身体が空いたのは開演の1時間前・・なかなかの本厄年感。。楽器の準備をして、共演者と音を重ねず打合せをして、セッティングして、着替えて・・たらもう本番。前回出たサロンコンサートはこんな状況だった頃からすると、今回は物凄い盛況でした。

三善→バッハ→三善、とすることで、お客さんたちは三善の「響き」になれて下さってた筈なので、恐らくコンチェルトにもそんなに面は喰らわなかったと思いたいですが、アンコールには、(三善先生の)慈しむ音楽を。

 

Img_9966 ということで、今年最後の定期!今年度の中で、一番メロディアスなプログラムじゃないでしょうか。Xにも投稿しましたが、「ロミオとジュリエット」は古今東西色んな作曲家も作っていますが(N.ロータの作品も大好きですが)やはりこのチャイコフスキーの幻想序曲は最高。その前に演奏する「フランチェスカ~」は(少々長いですが)マエストロの肝入り、ド派手なところが多い音楽。前プロのシューマン2作品も(マイナー感は否めないが)特にVn協奏曲は2楽章の美しさが聴きどころです。

Fu5bk36uuaaqiw6 前回のヴィト氏の時もある意味マイナーな選曲ではあった(^^;)あれから2年半ですか、早いな。

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2024年11月17日 (日)

Requiem

465006783_1382664189844464_5991852692917 10月末は名フィルの初企画「りらくら~」コンサートに1000名を越える沢山の方々がいらして頂き(ベビーカー置く行列が出来てたそう)盛況のうちに終了。鶴舞公園もこの時期にしては暖かく(次の日から寒い日が)終わって散歩もしていけたくらいの陽気(こちらは次のレッスンの為そそくさと退散)

Thumbnail_img_9766 週末の3連休は中部国際空港で東海市ジュニアオケ公演にエキストラとして参加させて頂き演奏(大太鼓とトライアングルを一人二役で)したり、月曜には浜松公演に向かっていた(久々に浜松餃子を頂いた)ら、終わっていました…

 2週目の週末は年に一度の名古屋市民コーラスと共に。これまで、フォーレやモーツァルト、ヴェルディなどクラシックの王道の他、現代の作曲家ではラターやウェッバー(オペラ座の怪人の人)、邦人では三枝さんのものまで、色々なレクイエムを演奏する機会がありましたが、今回は初めましてのドヴォルザークのレクイエム。

「スターバト・マーテル」の方が恐らく演奏機会が多く、そちらの印象はありましたが、「へードヴォルザークも書いてるんだなあ」という程度の前情報から勉強始めたら、なんと大曲。。そしてティンパニがかなりの出番(交響曲並み)でビックリ。指揮は、ほぼ20年前から「ドヴォルザークのマイナーな曲まで全部演奏している」印象のある下野さん。今回も合唱団に対する事前熱血指導がSNSで見受けられていたので、心してリハに向かいました。何度も演奏されているようで(名フィルは20何年ぶり)、今の名フィルに対して、的確に、整然と、「色々な」情報を伝えてくれる手腕はお見事でした。今後、また演奏する機会はあるのか・・・下野さんとこの曲を演奏できて財産になりました。

そして今週の定期も引き続き下野さんだったのですが、僕は乗り番の都合で前半の新曲のみ。後半のブルックナー9番は、2016年の1月に演奏して以来、ですかね、そんなに前だったとは。

467152031_1396359485141601_6402712703091 新曲(スプリングドラム・グラスチャイム持込)があったこともあり、初日の演奏会に、現在、絶賛愛知に滞在中の功さん(イサオ・ナカムラ)が聴きに来て下さり、数言を客席で交わして…昔、こちらで触れていた功さん。現在は愛知県芸の客員教授として3ヶ月赴任されています。来月もいらっしゃられるとか?

先月、記載したように、この秋の多忙な中、全ての本番に乗っているので、来週はなんと3回の本番(そのうち1つはボレロ小太鼓)ですが、体調に気をつけて頑張ります。。あと、月が明けたら、最初の本番はコチラ。また、改めて告知が出来ればと思っていますが・・・

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2024年10月29日 (火)

Bruckner Year

462873754_1367925524651664_6951798283308 10月の定期は前半のみで失礼しましたが(実は11月も・・すみません)

462689895_1367925761318307_3303521530543 お客様は上々の入りだったようで、やはり名曲とのバランス故か・・(実力派)ソリストが名古屋出身だったこともあったかもしれません。来年度の市民名曲プログラムの中にも「運命」はありますが、これを指揮するのが、なんと元ティンパニストのアドレアン(標記はアドリアンになっていますね)こちらも楽しみ。

翌週は福祉コンサート(昨年に続いて娘も鑑賞)と今年「2」回しか演奏機会のない第九公演でした。立て続けに機会が減ってしまって、悲しい(というよりは日本のオケとしては危機的状況なのではとも思ってしまう・・)

 

さて毎年、何かしら・誰かしらの記念年には出来る筈(生誕・没後・作曲~など)ですが今年はA. ブルックナー氏の生誕200年という、なかなかな記念の年であります。

Gajowzyagaazk_h 僕自身、オーケストラに所属するまでにブルックナーを演奏する機会に恵まれず(そもそもティンパニ以外の打楽器をほぼ使用していないし、版によっては出てこない)名前を知っているわりに馴染みのない作曲者でしたが、ティンパニを演奏する機会が増えたことで、彼の交響曲も少しずつ演奏することになってきました。今年は名フィルの主催公演で7番と9番を、そして先日の依頼演奏会で6番を演奏することに。

 以前、名フィルで6番を取り上げた時はちょうどこの時で、僕はバルトークのみ乗り番だった為、「今後、6番はなかなか取り上げる機会がないかもなー」と思っていたところ、この記念イヤーと重なり、思いのほか早く演奏機会に恵まれました。春に7番、その前は小泉さんと5番を演奏していたので、その間の交響曲ということで、取っつきやすさもあり。7番はティンパニの演奏箇所がかなり少なく、逆に5番は結構あり、、6番はそういう意味でもちょうど間(よりは若干少ない?)という印象。いわゆるハース版とノヴァーク版で、ほぼ変わらないというのも特徴だったようです。

Gakurfsbmae7qiy 名古屋銀行チャリティコンサートは完売が続いている公演で、今年ももれなく。なかなか満場のお客様の中でブルックナーを演奏する機会も少ないですが(来月の定期はどうなるか?)3楽章終わりでフライングブラボーが来るほどに(?)客席は盛り上がっていた模様(その男性と思われる人から、4楽章終わりでも早すぎるブラボーが聞こえてきて、やはりこういう人は世の中に一定数存在することを再認識・・名フィル主催公演では注意アナウンスをしていますが)次は来年の定期で取り上げる8番か・・また精進してその時を待ちます。

 ホームページのスケジュールには載せましたが、10月最初の本番をお休みした後は、12月最初の本番まで、全ての名フィル公演が出番にした為(全員のお試し演奏を聴き逃すまいと)翌日からの大野町の本番も出演してから

Ga3kltrbwaacbgl 週末は静岡県の菊川市へ向かいました(前日に投票済)今年度2回目の鐘!初めましてのアナウンサーの方と共に。

ラスト3回目は来年2月に三重県へ・・です。最後はどんなポーズにするか、、思案中。

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2024年10月10日 (木)

地元3連荘(長文)

459419041_1344096153701268_2053230458100 9月の定期は2日間とも盛況の内に終了。確かに定期でチャイ4は久しく演奏していなかったようで(取り上げることの多い曲だったので、久しぶりの感はあまり無かったのですが)新鮮な感想も頂けて良かったです。

定期2日目の土曜日は同じ館内でやっていたS. ライヒの作品展を鑑賞(というとまるで美術作品のようですが、そんな趣もある演奏会でした)前半は主宰加藤訓子さんのソロ(と作られた音源)、後半は加藤さんと若手演奏家集団inc.の演奏を初めて生で観ました(シンクロナイズドパーカッションって印象)以前に同じ会場で加藤さんが一人でドラミングされていたのを思い出したり、この若手集団の演奏は海外の方が高く評価されそうだなーなどと思いつつ、公演後(150分強)は楽屋にダッシュ、後半からのみ出番で助かりました・・終えて家で荷物を入れ換えて、6日ぶりの上田へ・・

翌日は10月の合わせと、16日の演奏会のリハーサル。サントミューゼの大ホールのステージはいつぶりか。

コカリナで共演したアマチュアの方々、下は8歳から上は80代まで・・ダンスも加わったり、最後は手話まで、満場のお客様から大きな拍手を頂きました。僕はソロでジェンベ叩いて、歌までソロで歌うことに・・いい思い出になりました。

 

いい思い出と言えば!その週は実は小田原でclosedの本番があり、名古屋からマリンバを積み、箱根の山を越えて、

460569540_18036709085140775_356309218433 江の浦測候所へ。僕は今回、依頼があるまでコチラの場所を知りませんでしたが、2017年オープンの知る人ぞ知る観光地の「ガラスの舞台」の上(通常は立ち入り不可)での本番でした。コロラトゥーラと、伴奏はマリンバ(デュオ)のみ。セッティングして、音出しをしなければならなかった時間が、13時半という一番強い日差しの中、数分音を出したら、楽譜として使用していたiPad3台が

460803093_18452712223059110_417367509676 「高温の為、動作を停止します」と画面に表示されてしまうほどの暑さ・・・が当日は夕方には多少やわらいだ中での本番でした。マリンバがその舞台にあがるのは初めてだったとのこと。貴重な場所で演奏させて頂けて、感謝です。Thumbnail_img_9248 当日は十五夜、いつまで経っても太陽が水平線に沈まないと思って見ていたのは月だったという。。

460843871_1350322563078627_6227719795620 その週末は「子ども名曲コンサート」指揮に久々の鈴木優人さんがいらしてくださり、昨年度のくぼったのプログラムをようやく渡せました(^^;)久々のブラームスの序曲2曲やデュカス魔法使いの弟子(語り付)、そして最後には小出稚子による名古屋をテーマにした行進曲「しゃちほこゴールデンマーチ」が世界初演されるプログラム。お客さんはちょっと寂しい感じの客入りに見えましたが、公募の若いソリスト2名も含め盛り上がってはいた、かな?

461791100_1358390378938512_6582074404897 翌週は1週間、名古屋市内音楽鑑賞教室で各地の小学校へ。まだまだ暑い体育館…でしたが、なんとか終えて、今度は11日ぶりの上田へ・・

上田高校のOB演奏会、出演はこの時以来。なかなか向かえなかった演奏会ですが、10周年記念となる今年は、なんとか都合がつき、

455247787_3742510856077708_3872090472512 リハも3日中2日出て(リハでは先輩の代棒もすることになり)本番。OBOGだけで100名強、現役との合同演奏は130名を越える人数で「ローマの松」を。バンダもちゃんとセッティングされていて、大迫力。

461586808_3784434955218631_5295454659923 また特別ゲストにはジャズトランペッターの奥村晶さんが出て下さり、「スペイン」や「マイ・ウェイ」で共演!当日まで来れない後輩のエキストラなどもこなしつつ、世代を越えた打楽器セクションの皆様(の中にはシエナの松美さんも)と楽しくやりつつ、本番。

つい最近の課題曲だった「ジェネシス」から往年の名曲「春の猟犬」「たなばた」など、決して物凄く簡単ではない曲を、皆でリハビリを兼ねつつ()演奏したのは、なかなか感慨深いものがあります。晶さんとの共演曲は超絶凄くて、出来れば客席で聴きたかったほど。バスツアーで都内からいらしてくださったOBOGもいらっしゃったそうです。

461737877_3784433915218735_8954086191512 そういえば、実弟と、人生で恐らく初めて?一緒に演奏しました。3つ違うので、学校では重なったことが無く、僕が卒業した後に打楽器パートに入っていたので・・そういう意味でも貴重な機会に感謝(写真では直線に並んでます)。この日も本番の合間を縫って、来週の合わせも終えてから、またまたその日の内に名古屋へ。

戻って、先週の音教の続きと、毎年恒例のコンサートを1(フレンチ・プログラム。渋い曲もありましたが、MCが上手くつないで、客席も盛り上がっていた模様。そして何よりアンコール含めて綺麗に2時間以内に終わったのが良かった・・)こなして、ちょうど1週間ぶりの上田へ。

U演奏家協会のイベントに参加するのもご無沙汰で・・今回はピアノ・オーボエ・そして打楽器と、一風変わった編成に思えますが

この3人の為の編成の曲を特にやるではなく、メインはフォーレ(没後100)のピアノトリオをオーボエとマリンバで、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」もトリオで演奏し、残りはオリジナル曲も。僕は邦人ソロ3曲と、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、あをいさんのオーボエとの「UTA for marimba and oboe」を久しぶりに・・・この本番まで控えていた為、三善晃の本番からここまで、なかなか眠れない日々が続きました。。とりあえずひと段落。

 

本番の公式写真はまだ受け取っていないのですが、ホールリハも含めて、弟が付き合ってくれたので、その写真を幾つか。

462355697_737634261853793_57980089716393 久々のLand

461638447_4021437684741890_4836518720197 初めてのClock Speed(何故にやけている?)

462180734_8495295367227257_4348544110973 8ヶ月ぶりの花街ギミックと・・・

 

462299767_1691897981603475_2935431606396 VocaliseUTA461742183_1751019252373637_2965102317650 は、実はそれぞれ上田での演奏機会が過去にありましたが、サントミューゼで演奏するのは初めて。

そしてフォーレの曲とティンパニ以外で触れ合うのは稀(そういえば学生時代にドリー組曲をやったことを思い出す)、前日にもシシリエンヌだけオケで演奏してきましたが、今回ピアノトリオ(チェロパート)ということで、とても勉強になりました。まず、チェロ奏者はハ音記号を、しっかり読めるんですね・・普段見慣れない記号と格闘するところから始まる譜読みでした。

461614884_446460665116144_28240547826996 アンコールには、突然出現したカホンで、米津を。客席も大盛況の内に終えることができ、CDも売れて、段々少なくなってきています(が、まだまだ在庫ございます)少しだけ打ち上がって、勿論その日のうちに名古屋へ(帰って寝てる娘に挨拶したら起こしてしまい、荷解きを1時間弱できないオマケつき)

 

462459937_1366137991497084_6600409804850 そして、ようやく、今週へ。もう10月定期です。僕の出番はチェロ協奏曲のみですが、これがちょっと普通の協奏曲ではなく。まず弦はベース1人しかいない(後はギター)残りは小編成の吹奏楽とドラム。作曲者のグルダはピアニストでもあった上にジャズに傾倒していたこともあり、この曲はビックリするほどクラシカルでは無い場所が多々(かといってビッグバンドというほどでもないですが)いらっしゃる方、お楽しみに。

名フィルは来年度のラインナップが発表になりました。今年よりもある意味楽しみな(大変な?)曲目も沢山。

Thumbnail_img_9111 体調管理しながら頑張らないと(加齢によると思われる痛みを痛感する41歳・・)

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2024年9月12日 (木)

過ぎ去った夏(休み)

気付けば1ヶ月が経過。小学校の時の8月ってこんな感じでした。気付けばあと5日で夏休みが明けるというところから、自由研究の工作をやっていたことを思い出す・・・

 約1週間のお盆休みを終えた後は普段と違う知多からスタート。その後、豊田の音楽鑑賞教室や、ドラクエコンサート(いつも通り完売)まで業務を終えた後は、自オケを離脱(有休消化)し、

830日は愛知室内オーケストラに客演していました(15日にラジオで一部放送されるそうです)。権代氏の新作(僕は降り番)ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲のマリンバ版、メインはシューマンの交響曲3番「ライン」

 ハチャトゥリアンはヴァイオリンでも、フルート版でも演奏したことがありますが(僕は断然ヴァイオリン派)今回は、なんとマリンバ。演奏はACOの客演首席奏者の安江さん。この曲は10()の頃から取り組んでいた思い出の曲の上、今回の協演の前に都内でのリサイタルでも演奏されてから来る準備の入れ様(そういえば僕もBartókでは似たようなこともしました・・)リハの最初の音から、確固たる意志に満ちたエネルギッシュかつカラフルなサウンドで、この曲を彼女が選んだ理由に納得がいきました。同じ打楽器奏者として、「そこは地味に手がややこしくて難しいだろうな」という箇所も、とても丁寧に音楽を紡いでいらっしゃり、驚嘆の演奏。

457873751_3262914767176411_7830632620576 本番の週は、そうです、あの訳判らない進路で日本中をパニックに陥れた台風の通過最中で、新幹線の計画運休と合いまみえる事になってしまい(降りている自オケの人員手配も大変だった)東京方面から泣く泣く来られない方も数多くいらっしゃる中でしたが、素晴らしく、そして手に汗握る瞬間があるまさにLive!な公演でした、終演後のソリスト&セクションのこの笑顔を見れば。ラジオで是非!シューマン、、名曲ですが、よほどブラームスより難しく感じました。この「ライン」はマーラー版(ティンパニの音は大分カットされている)もあり、僕はそちらを最初に演奏する機会があったのですが、マーラーの気持ちも今回初めて判りました(ちょっとティンパニらしからぬ音数の多さ。苦戦したなあ、どう聴こえてたか、、ラジオ聴くか)奇しくもこの日は21時からのテレビでも7月末の公演が放送予定です。

 

Guw1rfqb0aepufh そう、放送と言えば、鐘演奏の放送は、予想以上の反響頂き(思わぬところから沢山連絡頂きました)番組のリアルな視聴率にただただ驚いています。実は今年度はまだあと2回出番がある予定ですので、近くなったらお知らせします。

 ACOの翌日、朝7時には中部国際空港におり(前日夜まで欠航だった飛行機が飛んでくれることになり) 長崎へ。今年度(恐らく)最後の吹奏楽審査員でした(初九州)。長崎にはこの時以来に向かうことに!2日間の熱演を聴いて、夜にはまた空港から名古屋へ・・

Thumbnail_img_9053 この方も一緒でした(今年、何回審査員一緒だったかな)。お土産はケータリングで出た「よりより」

458380539_1338312667612950_4634128991065 9月の最初の週は市民名曲でマーラー「巨人」でした。あまり久しぶりの感じがしないと思ったらそれもそのはず、約1年前に演奏したばかり・・前回は1stだったので、今回はジョエルの隣で2ndを。途中で思い出しましたが、前回の2ndの時には、こんな事件が・・今回は全然問題なく。Thumbnail_img_9070 日本初演の細川作品も、打楽器で担当。458286937_1337018897742327_5699892720347 ソリストの大石さんは細川さんが音楽監督している武生の音楽祭からこの為に名古屋入りし、終えたらまた武生に戻っていかれました(細川さんは忙しくて来られなかったとのこと)

 先週は権代、今週は細川、ときて実は翌日は「三善晃」の本番でした。Saxの堀江さんにお誘い頂き、こちらの演奏会。まさかゲストとして協奏曲のソリストに抜擢されるとは思いもせず(ペルトでは鐘も演奏しましたが)

 毎晩、子どもが寝静まった深夜に目から血を流す勢いで譜読みを続け(世にも便利な消音マレットと呼ばれるものも駆使しながらマリンバの音を確認し)恐る恐る迎えた合わせ初日から、本番まで、毎日MIYOSHIさんの音と音型を考える日々でした。

Thumbnail_img_9096 マレットも試行錯誤しつつも(新調したものもあったのに)やはり従来のもので本番は臨み、不甲斐なさを感じる部分はありましたが(三善先生、どうしたらあのテンポで手が回るのでしょう、功夫?)主宰とお客さんは喜んでくださっていたので、まあなんとか。。ただ、違う形で冬にリベンジしようかと画策中。翌日は今週末の合わせがあったので、日帰りで上田へ。なかなかハードな週でした。

 

 そこからの定期週間(そして大学も後期開始)今月はチャイコフスキーの交響曲4番。定期で取り上げるのは久々ですが、少し前に東京にもっていった本番で演奏したり、50周年関連で四日市で演奏したのはよく覚えています。指揮はその四日市公演でも振っていた小泉名誉監督。いつも通りの集中力で無駄のないリハーサル、流石です。前半はモーツァルトのディヴェルティメント(打楽器ありませんが40分の大曲とのこと)ですっきりとした演奏会となりそうです。

 

241006a 458739461_2974787479328523_3727050243696 2024091650in 実はこの後、地元での演奏会が続くため、(先週から)ほぼ毎週、上田へ。黒坂先輩のお祝いコンサートの後は月末に吹奏楽OB演奏会(今回は10周年記念で大ホールでの演奏)、その翌週にはジョイントリサイタルの形式でピアノ・オーボエと共に演奏します。実は12月にもあり、、楽器が全部2セットずつあれば良いのですが()

 

 全然、暑さがやわらぎませんが(7月の電気代は目を剝くものでした・・)、もう少しすれば夏から秋になるんでしょうか!?

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2024年8月 6日 (火)

Orchestra Study

もう、「真夏日」とか「猛暑日」などと呼ばれる日が何日も続くのが当たり前な今年、あるオケのステマネ氏が

「冷房なくて部屋にいたら亡くなってしまうということは、もう人間が普通に住めない世界になってるんですよ。通常の動物なら絶滅ですよ」と言ってましたが、まさに・・こんな日本の気候になってしまい(アスファルトからの熱の照り返しがひどく、それでも樹が沢山植えてある日陰に行くと、体感温度は確かに少しだけ低く感じる)これから先どうなっていくのか・・

そんな中、今年の夏は例年以上にバタバタと動き続けていて、振り返る間がほとんどありませんが、備忘録として・・

文化庁公演から帰った翌日から豊田公演のリハと本番。演奏は何年ぶりか?の「熊ん蜂の飛行 (Tuba vs Xylophone名フィルver.)」を含めたプログラム(他の曲は普通にシンバルを)前回は、いなべ公演で行って以来。

Thumbnail_img_2917 僕は「くぼった~」でやっている時の4人分の羽と触覚は持ってるんですが、相方の林は、前回の衣装がどこかいったので、2着目を購入したという()

Thumbnail_img_2921 なんてったって、林氏が衣装で出オチかっさらった上にTubaで超絶技巧を披露してしまうので、あとから出るXylophoneがどうしたら少しでも注目してもらえるかに試行錯誤して、臨みましたが、どうだったかなー?まあまあ盛り上がっていたと思いたい!

そして翌週、7月定期メインは「ムツェンスク郡のマクベス夫人」

僕は不勉強で今回取りあげるまで、全く知らなかった曲でしたが、Joelから「6月も7月もXylophoneは重要です!」と言われ、ではお互いどちらかが演奏しましょうとなり、彼が選んだのはコダーイで、僕がショスタコーヴィチに。

オーケストラに入団する試験や、音楽祭のオーディションに使用されるオーケストラスタディ(通称オケスタ)というものがあります。実際にオーケストラで演奏される曲の中から、重要だとされるレパートリーから選ばれるので、打楽器の場合、「小太鼓」や「シンバル」など、打楽器毎に曲が異なるので、オーディションで出される曲が20曲以上、なんてことはザラです(当然、トライアングルやタンバリン等もありますから)その中でも木琴のハーリ=ヤーノシュはメジャー。マクベス夫人は恐らくマイナー(僕が受けた日本の試験では出たことがない)ですが、Joelいわく「MET(メトロポリタン歌劇場)のオーディションで出てたから練習した」と。なるほど、オペラをレパートリーとする職場なら出るんですよね、このややこしい譜面が・・ただ、大体のオケスタって、「その楽器(だけ)がオケ中で目立つ」から出されているのですが、この曲はシロフォン以外も全員基本忙しくやかましいので、シロフォンだけが目立つわけではない()

451444406_1298845498226334_5453694131834 今回はコンロン氏によるオペラからの組曲版で、この定期を指揮するイオリオ氏は昨年スイスでオペラ全曲を指揮しているとのこと。リハでもずっと歌の部分を歌いながら指揮していて、頼もしい限り。

本番初日、GP後に長らく行けていなかった献血に向かい、少し血の気を抜いてから、本番。結果的に丁度良かった気がしています。

Thumbnail_img_8844 一番大変だったのは40P!中半分くらいにあるパッサカリア譜づらは難しくないのですが、ずーっとfffでロールしていなければならず、管楽器のハイノートの如く、どんどん血圧が上がっていくも、事前に血を抜いてるので・・プッツンいかずにすみました(^^;)

452128743_1301926544584896_3029150770751 先述のように皆大変な曲でしたが、MBP(Most Busy Player)Es Clarinetの浅井さんですかね、ソロは出てくるわ、とんでもない高い音で伸ばしはあるわ、木琴とユニゾンでも動くわ・・前で演奏されてましたが、素晴らしかったです、Brava。2日とも大盛り上がりで終了、自分史上には残る(名フィル史上初だったので、そちらにも残る。次は何年後?)作品に出会えて感謝。

この後は暫く名フィルにはお休みを頂き、少し旅へ。レッスンや補講をした後、かなり久しぶりに渋谷(NHKホール)にて本番でした。

Thumbnail_img_8773 NHK交響楽団の夏休み企画「N響ホッとコンサート」に大太鼓にてエキストラ出演。こちらで取り上げた曲もブリテンの「青少年の為の管弦学入門」という、Xylophoneのオケスタ定番曲(同じくエキストラの竹泉さんが軽やかに演奏されてました)ほか。放送は9月15日だそうです。ご興味ある方は是非。あ、その時に合わせをした上田での本番もHPスケジュールに記載しておきます。

Thumbnail_img_8770 都内では1公演だったのですが(合間に丁度帰国されてたイサオさんに3年ぶり?にお会いしたり、同級生の伊波っちとも)

Img_8802 closed公演として福山で、引越公演として鳥取でも公演があったので、中国地方にも向かってきました(意外と名古屋から近い?と思える距離感でした)3公演、初めてのホールと初めて使用する楽器と。勉強の連続。

Thumbnail_img_8814 帰宅後は、夏休みならではのレッスン(練習場所が変更となり、リヤカーで運ぶティンパニ初めて見た())やら、

Thumbnail_img_8828 教え子の発表会を見に行ったり(自分の演奏より手に汗握る)、

Thumbnail_img_8835 審査をしたり・・・帰りの空を見ながら「Va' pensiero~」と歌いたくなるような空(リンク先は9月に会えるかも知れなかったムーティ氏・・次こそは?)

Img_8837 そして、来週は公共電波にて真昼間から鐘のおじさんと化します。幾つになっても初体験は緊張するなあ・・お時間のある方は是非!

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2024年7月11日 (木)

夏、既に真っ盛り

目まぐるしい速さで、日々が通り過ぎていっており、毎日のやらなければならない事と、明日やる事、間違えてはいけないタイミング(悠長に移動できない時間など)を確認する毎日。。ただその中でも出張に出ると、少し時間の幅に余裕ができるので、移動時間にメールで意見を返したり、こうやって振り返る事で、頭を整理しています。さて、6月定期から。

Img_2906 久しぶりの曲目&予想外の当日券の売れ行き(なんと海外から来日した旅行客の団体さん達もアポ無しで聴きに来てくれたらしい)で、好調な中で終了。個人的にも予想外な元教え子達が来てくれたりと充実した本番でした。ハーリヤーノシュで使用してたツィンバロンは、もし弦が切れたら「名古屋ピアノ調律センター」に毎回発注されてるとのことでした😅

Img_2907 翌週からは文化庁の学校本公演、まずは長野。本番が飯山市や長野市で4公演、合間に午前で終わる日があったので少し南下(東下?)して上田へ。

Img_2908 ちょうど母校の定期演奏会の前の週で、お邪魔かなと思いつつ、現役生達の演奏を聴いたり(少し混ざって演奏したり)秋以降の演奏会(今年は上田で2週間おきに本番が3回)の宣伝をして、実家にも立ち寄り。

Img_2909 長野市での夜も楽しみました😊しかし旅に出ると、通常業務に穴が空くので、その埋め合わせを帰ってきてからしつつ、指導も声がかかってくる時期なので向かいつつ・・1日で4カ所は無理がある等。。

Img_2911 1つしかない身体をどこに向けるのか、で、内心迷いながら向かった演奏会(元教え子と約束していた手前、向かいはしたものの)に感動し、自分の新たな価値観も発見しました。やはり「元気に」生きてこそ次があるなと。

翌週も岐阜での文化庁公演を終えて、今度は娘を連れて上田へ。無事に1歳の誕生日を、産まれた地域で迎える事ができました。

Img_2902 どんどんアグレッシブになっていきますが、いつまで構ってくれることやら(時々、聴いてないふりしていると感じることも)毎月の顔を見比べるとより成長を感じます。

7月1週目は知多から。ここからワークショップに訪れた学校公演が始まり、児童に声をかけられることも。

Img_2905 週の後半は市民名曲シリーズ。「Sir」スティーブン・ハフ氏のピアノは素晴らしく、一緒に演奏出来て幸運でしたし、一連の文化庁公演から、ほぼ1ヶ月まるまる一緒にコンマスをしてくれているオガキョこと小川響子氏のコンマスとしての仕事っぷりは、益々良くなり、あのテンポのBeethovenでも高弦との時差を本番中に感じなかった瞬間が何度かありました。これは凄いことで、絶妙なさじ加減の中でしか体現できない音楽かと。

ともあれ、めちゃくちゃ疲れた本番でした・・「言いたい事は多少は理解できるが、それ以前に色々伴ってない」とは都知事候補の話だけではないと実感・・

Img_2904 そして今期の最終週、岐阜→横浜。岐阜の聾学校での本番では、実は以前、他の出来事で僕は訪れていた事が判明(その時は自分のマリンバを積んできた記憶が)その時ぶりの来校でした。もう既に今回10公演以上を共にしてきた「それいけ!クラシック」の面々はこの日の為に様々な手話を覚えて臨み、共演の手話でのBelieveでは感動の落涙(僕が)。ボディパーカッションや、指揮体験コーナーも大盛り上がりで、

「普段、コンサートホールには足を運ぶ事が難しい」という意味においては、物理的な距離以上に「遠い」存在にあるかもしれないオーケストラを学校に出向き、間近に(楽しく)体験してもらうというこの公演の意義こそ、文化庁の主催する、また名古屋フィルとして考えられたプログラムで演奏する「価値のあるもの」として、誇りをもって演奏出来ました。この学校の校歌は、吹奏楽界で有名な兼田敏さんが作曲されていて、とても美しく(そして僕には少し切なく聴こえる)アンコールで演奏した光景を、忘れたくないと思います。

2日間、岐阜の学校には「体育館に冷房完備」が徹底されており、猛暑をしのいでいたのですが、残りの横浜、そんな事はなく。なんとか「完全な体調不良」者は聴く側にも弾く側にも出ずに終わり、安心もしていますが、本来は演奏にお互い集中できるコンディションの中で過ごしたい・・今後の課題です。

Img_2903 ちょっと年相応の(未来に向けた)話をしたくて、同期のにっしーに声をかけたところ、去年の夏以来に柴っちも来てくれて、楽しい会(2時間足らず)の図。真面目な話も多少しつつ、お互いの健康を確認😅

B'zの大好きな‘brotherhood’の歌詞「たまにはしょうもない話で盛りあがろう」を地でいく、安心できる時間でした。20年だもんなー、またね。今日、このクールの最後の文化庁公演を終えて(全公演無事駆け抜けた!皆勤賞のスタッフ、小川さん、さーし!)帰ったらレッスンの補講が待っています、各所に皺寄せ申し訳無し・・

Img_2913 実はこの後7月はシロフォン月間なのでした。豊田と定期と・・2週に渡って頑張ります。

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2024年6月14日 (金)

Háry János & Der Rosenkavalier

の前に、6月前半の振り返りを。1日は豊田にて世にも珍しい「オール・(ルロイ)アンダーソン・プログラム」でした。数曲演奏するコンサートならありますが、全てというのは初体験。「トランペット吹きの休日」や「シンコペーティド・クロック」「そりすべり(季節感・・)」などのメジャーなものから、「マザーズ・ホイッスラー(←音源もほとんどない)」や、ピアノ協奏曲(3楽章に出てくる、アンダーソンらしい優しい旋律が魅力的)などマイナーなものまで。

445468713_1266719614772256_5427711008571残念だったのは、お客様の入り・・この写真ではあまり判りませんが、なかなか厳しいものがあり。。

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まあ、「はて?アンダーソンとは?」という方も名前だけだといらっしゃるかもしれませんからね。PR活動大事。

445376528_1264836128293938_5892866727301マクドナルド牧場~では若手3名が前で頑張ってくれました(約2名は上野に日帰り)本番のアドリブもさーし。ティンパニを実は多用しない作曲者の習性で、最後3曲ほど残して、誰より先に出番終了という珍しい本番でした(お陰で娘との風呂が遅くなり過ぎずに入れました・・)

 翌週は2つのグループの室内楽週間。1つ目は室内オケで、文化小劇場へ。

Thumbnail_image0_20240613234501満席の子ども達の視線を感じる中、もう一度アンダーソン「踊る子猫」ほか、70分プロを計3回。本来は電動自転車で移動予定が、調子が悪く、地下鉄移動となってしまった為(鶴舞線の日中は10分に1本しか電車がない・・)、終えたら猛ダッシュという本番を3回とも終え、終了。

Image2_20240613234901翌日からはヴァイオリン・ファゴット・打楽器という珍しいトリオでの本番。名フィルの街角コンサート出演はいつぶりか・・まるで庵野展の回し者のようになっていますが、関連曲は1つも演奏せず(笑)しかしお客様には楽しんで頂けたようで、沢山拍手を頂きました。「今週演奏するから」と、オペラ「フィガロの結婚」序曲を提案して、無理やり3人で演奏したのですが、オケの偉大さを痛感しました。。ちょっと無理があったなー(編曲次第でしょうか)

Image1_20240613235601その後はオケの文化庁公演前のワークショップへ。もともと、このトリオでワークショップに向かう予定で組んでいたので、学校公演では歌のお兄さんと共に歌ったり踊ったりしてきました。今年は全10公演、無事完走できますように(そして娘に顔を忘れられませんように・・)

 

ということで、月の真ん中の定期演奏会は、コダーイに始まりハイドン→モーツァルト→R.シュトラウスに終わるハンガリー⇔オーストリアの「ハプスブルク帝国プログラム」ハイドンの交響曲はティンパニの出番のない曲(演出がアリの曲です、お楽しみに)の為、僕は3曲。

 組曲「ハーリヤーノシュ」は前回は2011年だったそうで13年ぶり!なかなかですね(^^;)薔薇の騎士は、オペラで演奏したのが、こちらも7年前・・今のところ、オケ生活ベスト3に入る出来事でしたが、もうそんなに前ですか、あっという間。

 なかなか聴き応え(やり応え)のあるプログラムだと思います。こちらもまだチケット沢山ございますようです・・

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2024年6月10日 (月)

5月徒然

 今年はブルックナーyear(200歳!)ということで、世界中で色んなオケが色んな番号の交響曲を取り上げていますが(本場、オーストリアではこんなことに)、名フィルでは自主公演で5月に市民名曲シリーズで7番、11月に定期で9番(はジョエル)を演奏します(他、実は依頼公演で10月中旬にこの時の降り番曲を演奏予定も・・詳しくはこちらの関連を注視しておいて頂けると)。個人的にはノヴァーク版のトライアングルのみを演奏したことのあった7番(ミョンフン指揮、いつの事だったか・・今回は指揮者の指定でシンバル1発のみを採用)、他のオケでご一緒した事のあったバーメルト氏の指揮で楽しみにしていました。
445388873_1259082482202636_7333761566195 相変わらずとてもバランス感覚の良い耳で、無駄な事をせずに構築されていくのは非常に共感出来たし、オケの方も予想以上の奮闘っぷりだったと自負していたのですが、客席(オケ中も?)はどちらの意見もあったようで・・知り合いの中には「今まで聴いた中で一番感動した」という振り幅の方もいたので、僕としては記憶に残る演奏になりました。
445408795_1261860891924795_7615127685500 そして尾高作品を吹いたアウアー氏の本番に向けた流れ(まさに尻上がり)に驚愕、最後のシリンクスでノックアウト。世界一流の流儀におみそれしました・・爽やかでムキムキでスーパーマンみたいだった(語彙力)
 5月最後の週はclosedの室内楽公演を栄のど真ん中で。
新しい場所になってからは初めての演奏でしたが、若者達の力を借りて盛り上がって終了しました。UTA Ⅱの下パートは初めて演奏しましたが緊張したなあ・・
Thumbnail_img_8154そのまま6月1日のリハだったのですが、5月31日はこちらの公演が。リハが重なっていたので半ば諦めていたところ、リハの進み具合と、リハ順(アンダーソン作品はティンパニの出番が少ない事が功を奏して)を鑑みると、「これは向かえるかも?」となり、弾丸で往復してきました。数年ぶりに入る奏楽堂、客席での聴こえ方に以前とは違う感覚も。耳が変わったか、ホールも変化したか・・
暫くしたら、豊田でリハしていた後輩も続々現れ(笑)、名古屋からが一番遠いかと思っていたら札幌からの強者もいて(飛行機には負けた)門下生から先生への愛を感じました(^^)他にも指揮者、作曲者、サックス奏者(もう1人のソリストに須川さん、豪華!)に、色んな界隈から来た人で盛況な会場。
このエトヴェシュの作品「スピーキング・ドラム」は業界では有名で(10年前には日本初演され、国際コンクールの課題にもなり)、僕も、とある指揮者から(2016年頃に)紹介されていたものの、当時の僕はあまり乗り気ではなく(映像では面白さがそんなに感じられず)今回、初めての実演に接して、見方が変わりました(ソリストの違いによるところが大きいかと・・曲芸感が無かったので)師匠は相変わらず凄かったし面白かっった。曲の終わり方も先生らしくて笑っちゃいそうでした。芸大オケ(正式には芸大フィルというのですが、昔の人は愛着がありこう呼ぶ)の皆さまも流石、特にトランペットやオケ中打楽器との掛け合いは最高でした。
Thumbnail_img_8157 折角なんで、終演後にご挨拶・・が出来る程早くには終わりそうもなかった為、終曲はロビーで聴き、予定の電車にあわせて退散・・短い時間でしたが明日への活力もらって帰宅。6月徒然に続く・・

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2024年5月17日 (金)

一応定期前ですが

最近はXにて、事前の出番発表があり、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、今月の定期はティンパニ1人出番の為、お休みを頂いております(が、何かしらの会議があり、毎日練習場には通っていました・・他の人に「お先に失礼します!」と言いながら)毎回、同僚のJoelと話し合って乗り番を決めていますが、今回は彼が初体験というDvorak7(僕は近年2回ほど演奏)を、なので僕は来週、市民名曲のBruckner7番を演奏することになり(ホームページは少し更新しました)連絡が遅くなり失礼しました・・ウェブスター氏が前回来た時も降り番だったので、実はまだ未体験、ですが、前回もとても好評だったので再招聘ということなので、ご期待の程を。 

Thumbnail_img_7985 4月定期の後も、そこまで業務は詰まっておらず、学校の指導の合間に、飯田にクリニックで向かったり、東京国際フォーラムで行われていた、とある医療学会のゲストで2ヶ月ぶりに「くぼった」で演奏させて頂いたり(コロナ禍を経て、3度目の正直でした。ポルトガルからいらした医師に盛大な拍手を頂いてホッと)していたらGW、今年は最終日に飯田に行ったものの(トランペットの児玉君は昨年より進化していて、超絶技巧を感じさせないテクニックに天晴れでした)、

Thumbnail_img_8041 それ以外は激混み水族館に姪っ子家族と向かったり(↑この子はそこまで魚を見てなかった気が)、5日の子どもの日にはちゃんと「しょうぶ湯」に浸かったり・・例年にない余裕のあるスケジュールでした。

先週は一つ本番と、中部打楽器協会主催のパーカッションフェスティバルの仕込み&クリニック講師(からのジュニアオケ指導)と、過ごしていたら早5月中旬。

Thumbnail_img_7999 Thumbnail_img_8002 パーカッションフェスティバルは今年から会場が変わり、国府宮駅から徒歩10(かなり早歩きでひたすら歩いた場合ですが)の、稲沢市民会館へ。楽器店ブースも広くとれることになり、部屋数も多くなったので、クリニックも3部門。予想以上に盛況で、来年は2日開催になるかも?とのこと・・・

 ということで、来週のブルックナーに向けて、英気を養っておきます。月末イベントなどもあったのですが、告知が遅れたので、事後報告になってしまいます、すみません。。来月の連絡としては、

6月6日に(雨ザーザー降りませんように)久々の「まちかどコンサート」に出演します。金山駅の南ビル(旧ボストン美術館付近)で11時半からと13時半から、今回はファゴットの田作氏とヴァイオリンの田中光氏とのトリオです!もしお時間ある方いらっしゃいましたら、フラッとお立ち寄り頂ければ。

Thumbnail_img_7918うちには蜜柑の樹があり、先日はこちらの蝶(某apple社の携帯は今では撮った画像に写っている生き物まで何か教えてくれます、こちらはツマグロヒョウモンという種類だそう)が来てました。これから青虫が一杯になっていくのかも(蛾の幼虫の毛虫は勘弁ですがね・・)最近は、(若い)人と(応援してくれる)人を「繋げる」ことを幾つか。いいチャンスになり(更に羽ばたいて)くれることを願って。

 思い返してみると、現在のプロフィールに載せているような事柄で、自分一人で成し遂げた事など、ほぼ皆無で、色んな人に縁を繋いでもらったなあと。少しずつ、返せる時期が来ているのかもしれない40代。まだまだ新しいご縁もお待ちしつつ(^^;)

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