事後報告サロンコンサート
になってしまいました。。
11月4週目はこちらのコンサートから。数年に一度共演していますが、今年も林光作品や、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」から抜粋もあるなど、凝っていました。終演は2時間20分強と長丁場でしたが・・
週の真ん中には、今年度最後の文化庁公演(名古屋市内)ワークショップに引き続き、元気な歌声とボディパを披露してくれました。
週の最後には、お初の企画「ドーナツコンサート」昨年度の定期で異様な盛り上がりを見せた、奏者が指揮者をぐるっと囲む円形配置でのコンサートを、室内競技場でやってみようというもの。SNSでの宣伝も功を奏して、当日は1,000名弱のお客様が、オケをぐるっと囲む形で、床(座布団やパイプ椅子あり)やアリーナから自由に見れる(途中で移動して聴くのも可)という演奏会。指揮者兼MCの松井氏が「どうぞ、途中で席を変わってもらっても構いません!」とアナウンスしていたものの、見てる限りでは殆どの人が座ってそのまま聴かれてたような?
しかし、ボディパーカッションとラジオ体操は大盛り上がりでした!お客さんのほぼ全員が参加していたようで、数分のレクチャーしかしなかったボディパも、あんなにやってもらえるとはビックリ!
ボレロの前にはプロヴァンス太鼓と練り歩く役も引き受けましたが、ハーメルンの笛吹きのような列にはならずに残念(^^;)ボレロも一応無事に終わった感。
実は次の仕事もボレロを含む依頼演奏会でしたが、こちらは小太鼓はジョエルが担当。指揮者からの突然の配置転換(しかもGP含めて2回も。。)にもなんなく対応していて流石。あとは、ソリストが素晴らしかった・・・再登場の際にはベートーヴェンの3番とかスクリャービンとか弾いてほしいなあと。
ここで、2ヶ月の連続稼働に終止符を打ち、月末は身内の結婚式へ。
こちらは、式の最中も結構抱っこ(結構泣かれた)に付き合い、帰りのバスで疲れて寝ている40代・・まあそれでも晴天に恵まれ、皆に祝福され無事に終えられて、良い式でした。
そして、帰名後、間もなくして迎えたこちらの本番。全然宣伝している余裕もなく・・
事の発端は、こちらのコンサート。初めての大曲に消化不良だった僕は、「リベンジしたい」と思っていたので、今回の機会にピアノ伴奏版で(ただでさえ弦楽合奏で何人もで弾くのも難しいのを、1人で担当してくれた福井さんに感謝を)もう一度、と臨みました。
一緒に何を演奏するか迷った結果、同じ三善先生の作品を先日のパーカッションフェスティバルで手に入れたので、そちらと、もう1曲と思った時に、最近チェロ組曲のレパートリー拡大を行っていないことに気付き(4番を全曲弾いたのは2016年)この機会に嫌厭していた5番にチャレンジしてみるかーと思い立ったのが10月・・・
まず、三善先生の2本マレットの曲が、これまたとても弾きにくい(←賛辞です)今後、この本を世の中にどんどん勧めていく予定(この曲を若いうちにレパートリーにしておくと、必ず良いことがあると思う)
そしてバッハ。ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、5番は色々特殊なのです。なんてったって、元の楽譜を見てそのままでは音が違っている、こういう理由で。なので、普通に見て読める楽譜を探し、その上でアーティキュレーションや、楽譜のミスがないかなどをチェックしなければならず、しかも一般的にはチェロ組曲は番号が進むにつれ難易度が上がると言われているので、まだ6番に手を出していない僕には5番が一番難しい。。
以前からお世話になっている鈴木秀美さんの解説付き楽譜を夜な夜な眺め、憂鬱になりながら、こんな感じで娘の積み木を立てて現実逃避する毎日を過ごし(--;)
一度やったはずの協奏曲も、やはり詰めが甘く、身体にそこまで残っておらず、ピアノとの合わせでは、聴こえてくる音に四苦八苦。
そして本番当日。午前が空いた為、最後のあがきをプラザで目論んでいたら、妻の体調不良に伴い、娘の予防接種を担当することに。いつもなら、予約時間に向かって20分以内には帰宅できるはずが、今日に限って、まさかの1時間待ち!その後も定期のリハがあったわけですが、予想よりかなりみっちりリハがあり(普段なかなか演奏しない曲を含むプログラムなのもあって)、身体が空いたのは開演の1時間前・・なかなかの本厄年感。。楽器の準備をして、共演者と音を重ねず打合せをして、セッティングして、着替えて・・たらもう本番。前回出たサロンコンサートはこんな状況だった頃からすると、今回は物凄い盛況でした。
三善→バッハ→三善、とすることで、お客さんたちは三善の「響き」になれて下さってた筈なので、恐らくコンチェルトにもそんなに面は喰らわなかったと思いたいですが、アンコールには、(三善先生の)慈しむ音楽を。
ということで、今年最後の定期!今年度の中で、一番メロディアスなプログラムじゃないでしょうか。Xにも投稿しましたが、「ロミオとジュリエット」は古今東西色んな作曲家も作っていますが(N.ロータの作品も大好きですが)やはりこのチャイコフスキーの幻想序曲は最高。その前に演奏する「フランチェスカ~」は(少々長いですが)マエストロの肝入り、ド派手なところが多い音楽。前プロのシューマン2作品も(マイナー感は否めないが)特にVn協奏曲は2楽章の美しさが聴きどころです。
前回のヴィト氏の時もある意味マイナーな選曲ではあった(^^;)あれから2年半ですか、早いな。
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